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梅毒
syphilis
梅毒トレポネーマの感染によって起こる性感染症で、世界中で多くの感染者がみられます。日本では2022年の症例報告数が半世紀ぶりの高水準となり、男性は20~50代、女性は20代に多くみられます。全身にさまざまな症状が現れ、有効な治療法がありますが、適切な治療を受けなければ段階的に進行し、最終的には中枢神経まで侵される深刻な状態に陥ります。
原因となる微生物は梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)で、細長いらせん状の形をした菌です。皮膚や粘膜の小さな傷から梅毒トレポネーマの侵入によって感染し(後天梅毒)、血流により全身に運ばれ、さまざまな症状が現れます。また、さまざまな症状がみられる顕症梅毒と症状はみられないが血液検査で陽性反応がある無症候梅毒があります。感染経路の多くは、排菌している感染者との粘膜の接触がある性行為や疑似性行為です。母子感染もあり(先天梅毒)、流産や死産、先天梅毒などが起こります。
潜伏期間は約1週間~13週間です。どのような時期にあるのかによって症状が異なり、無症状になることもありますが、典型例としては次のような症状がみられます。
投与期間は病期によって異なりますが、ペニシリン系抗菌薬の投与が有効です。合成ペニシリンよりも効果的である、天然ペニシリン ベンジルペニシリンベンザチンが基本になります。ペニシリンアレルギーの場合は、塩酸ミノサイクリンまたはドキシサイクリンが用いられます。治療開始から数時間で梅毒トレポネーマが破壊され、高熱、悪寒、全身倦怠感、筋肉痛、頭痛、発疹などがみられます。妊婦の場合は、この反応で早産や流産になることがあります。
※本文は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長 鈴木秀明 医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています
梅毒は発症までに時間がかかり、比較的長期の治療をします。日本国内で梅毒感染者数が激増していて、2024年時点1.5万人程度の感染者が存在しています。最近は若者の感染も増加傾向にあります。
梅毒の症状は2週間程度から初期(Ⅰ期)の硬結、潰瘍、リンパ節腫脹から始まり、Ⅱ期の筋肉や骨格、皮膚、粘膜などに発疹などさまざまな症状をきたし、晩期には心臓、脊髄まで進展し命を脅かすほどになりますが近年、ペニシリン系の薬が第一選択薬で使われ、いまでは致死性の病気ではなくなりましたが、特に風俗を頻繁に利用する人やパートナーとの性交が頻繁にある人は梅毒の検査をしてみましょう。
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