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性病予防のためにあらかじめ抗生物質を飲んでおくのはアリ?答えはナシ!

性病に関しての情報をインターネットなどでチェックしていると、ときおりこんな発言をしている男性を見かけます。

 

「自分は風俗に遊びに行く前に、あらかじめ抗生物質を飲んでいるから、性病なんて怖くない!」

 

たしかにあらかじめ抗生物質を服用してから風俗店に遊びに行けば、もし遊んだ相手が性病に感染していても、自分は発症せずに済むように思えますね。

 

しかしこの「予防のためにあらかじめ抗生物質を飲んでいく」のは、本当に有効な性病の対策法と言えるのでしょうか?

 

多くの男性が気になるであろう、そのあたりの情報について、ご紹介していきます。

 

あらかじめ抗生物質を飲んでおいても性病対策とはならない

結論から言ってしまえば、残念ながらあらかじめ抗生物質を飲んでおいても、それは性病対策として有効とは言えません。

 

性病対策となるどころか、むしろ性病に感染した際により厄介な状態を引き起こしてしまう原因ともなりかねないのです。

 

なぜあらかじめ抗生物質を飲んでおくのが有効な性病対策とは言えないのか、また抗生物質を服用しておくとどのような厄介な状態になる可能性があるのか、ご紹介していきましょう。

 

あらかじめ抗生物質を飲んでいても有効な性病対策とはならない理由

なぜあらかじめ抗生物質を飲んでいても、有効な性病対策とは言えないのでしょうか。

 

たしかに抗生物質を服用しておけば、体内に病原菌が侵入してきた際に、その効果で病原菌をすべて退治してくれそうな気がします。

 

しかし残念ながら、抗生物質は「病原菌ならばすべてに対して効果がある」なんて、万能薬ではありません。

 

病原菌によって、効果があったりなかったりするのが現実です。

 

そのため飲んでおいた抗生物質が効果を発揮してくれない病原菌が入ってきた場合、当然ながらなんの効果も得られないことになってしまうわけです。

 

中途半端な抗生物質の服薬によって性病の症状が抑えられてしまうケースもある

性病の厄介な点として、基本的には自然治癒しない点が挙げられます。

 

つまり性病の治療をする際には、有効な抗生物質を飲んで、体内の原因菌を全滅させなければならないわけですね。

 

しかし中途半端な抗生物質を服用していると、体内の原因菌を全滅させられなくても、活動の勢いを阻害して、それほど強い性病の症状が出なくなる、といったケースが考えられます。

 

そうなると結果的に性病の発覚が遅れてしまい、治療に入るのが遅くなってしまうわけですね。

 

性病はできるだけ早く治療するのが肝心ですので、治療の遅れはできるだけ避けたいものです。

 

抗生物質に対する耐性菌が誕生してしまう可能性がある

抗生物質をあらかじめ飲んでおくと、体内に侵入してきた病原菌を退治しきれないときに、病原菌がその抗生物質に対して耐性を持ってしまうケースが考えられます。

 

こういった菌は、いわゆる「耐性菌」と呼ばれており、さまざまな抗生物質に対して耐性を得てしまった病原菌、とくに淋病の原因となる「スーパー淋菌」が、世界的に大きな問題となっているのです。

 

こういった危険な病原菌を生み出す原因となりかねないので、そもそも基本的に抗生物質を予防のために服用することは禁止されています。

 

予防のために抗生物質を飲む場合の入手法は「個人輸入」に頼るケースが多いのも危険なポイント!

さきほど軽く触れましたが、基本的に抗生物質の予防のための服用は、禁止されています。

 

つまり抗生物質は、実際に性病などの病気になった患者さんが医師の診察を受けて処方され、ようやく手に入る薬なわけですね。

 

そのため、事前に服用する抗生物質を入手している男性は、多くの場合「個人輸入」に頼っている、と言えます。

 

そしてこの「個人輸入」も、多くの危険を秘めていると言えるのです。

 

個人輸入で手に入れた薬はニセモノであるケースも多い

薬品の個人輸入は、はっきり言ってそれほど難しいことではありません。

 

ホームページで検索すれば、いくらでも個人輸入の代行業者が見つかるため、英語などができなくても簡単に個人輸入は可能です。

 

しかし個人輸入した医薬品の問題点は、ニセモノの薬であるケースもゼロではない点にあります。

 

ニセモノの薬を飲んだ場合、効果がないならまだマシなほうで、身体に悪影響が出てしまうケースもあるのです。

 

個人輸入した薬を飲んで体調を崩しても保証はされない

薬を飲んだときには、副作用が出る可能性はけっしてゼロではありません。

 

もちろん副作用があまり出ないような薬として世の中には出回っていますが、薬の効果を高めるためにはそれなりに強烈な副作用を覚悟する必要もあります。

 

とくに個人輸入した薬は、ニセモノであった場合に健康被害を引き起こす可能性もあるため、より危険度がアップする、と言えるでしょう。

 

しかし個人輸入した薬で健康被害が出ても、何の保証もされない、との事実は意外と知られていません。

 

これらの点を考えると、あまりにも抗生物質を性病予防のために個人輸入するのは、リスクが高すぎると言えるでしょう。

 

性病予防のために事前に飲める抗生物質は存在しないの?

性病を予防するため、事前に抗生物質を飲んでおくのは、けっしてオススメできない方法です。

 

しかしもし抗生物質を飲んで性病を予防できるなら、非常にありがたいのは事実ですよね。

 

そこで「Doxy PEP(ドキシペップ)」と呼ばれる性病予防法が登場してきています。

 

ドキシペップとは「ドキシサイクリン(ビブラマイシン)」と呼ばれる抗生物質を、セックスの72時間以内に服用することで、性病の予防ができる、という方法。

 

セックスの前に飲むのか、後に飲むのか、の差はありますが、性病の発症を抑えられる点では、非常にありがたいと感じられるのではないでしょうか。

 

しかしドキシペップは、万能の性病予防法ではありません。

 

まず予防できるとされているのは「梅毒」「淋病」「クラミジア」の3種類のみです。

 

そしてさらに悩ましいところは、けっして予防できる確率は高くない点にあります。

 

研究結果によると、梅毒の予防確率は87%、クラミジアは88%。

 

淋病にいたっては55%であり、あまり「頼りになる」とは言えない数字ですね。

 

性病の予防はコンドームがオススメ!異常が出たら専門クリニックで診察と治療を受けよう!

結局のところ、性病の予防をするのであれば現在のところ、結局コンドームがもっとも信頼性が高い、と言えます。

 

コンドームは性病予防のためには、セックスの最初から最後まで着用し続けなければならない点など、使い勝手がイマイチな部分も多いので嫌われがち。

 

しかし性病予防に関する信頼度は高いため、性病に感染したくなければコンドームは必須、と言えるでしょう。

 

もちろんコンドームも、すべての性病を100%予防できるわけではありません。

 

もし性病らしき症状や異常が出たら、早めに専門クリニックを受診して、治療を受けるようにしてください。

 

※性病に関する治療はコチラのページをチェック!

※本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています

ペニスがかゆい!その原因を症状別にご紹介します

男性にとって「ペニスのかゆみ」は、非常に気になる症状のひとつです。

 

ペニスがかゆいと、日常生活を送るうえで意識をそちらに奪われてしまい、毎日の「生活の質」が低下してしまいます。

 

なによりも「もしかしたら、性病に感染したんじゃ……」など、精神的にも大きなストレスになりかねません。

 

あまりにもかゆみが激しい場合や、長期間続いている場合は、当然専門のクリニックに行って医師に診察してもらうべきですが、かゆみという症状は、つい我慢してしまいがち。

 

そのまま放置しておいて改善すれば良いですが、もしかしたら放置することでよけいに悪化してしまう可能性もあります。

 

今回は、ペニスのかゆみの原因となるのはどのような病気が考えられるのか、その症状別にご紹介していきます。

 

「亀頭包皮炎」はペニスのかゆみの原因として代表的な存在!

ペニスのかゆみの代表的な原因として知られているものに「亀頭包皮炎」があります。

 

亀頭包皮炎は、男性であれば誰もが発症する可能性を持った病気であるため、ペニスにかゆみがある場合はまず原因として疑われるものです。

 

具体的に亀頭包皮炎はどういった症状が出るのか、そして発症する原因について、ご紹介します。

 

 

亀頭包皮炎は包皮や亀頭に赤みやかゆみが出るのが特徴!

亀頭包皮炎は、その名のとおり亀頭や、亀頭周辺の包皮を中心に症状が出る病気です。

 

具体的には「亀頭や包皮の赤み」または「腫れ・かゆみ」といった症状が起こりますが、悪化すると尿道から膿が出たり、包皮がひび割れて痛みを感じたり、といった状況になります。

 

かなり不快感がある症状が続きますが、決定的な病院に行くような症状が出ないと、多くの男性が我慢してしまうのが厄介な点、と言えるでしょう。

 

「亀頭包皮炎」の原因は「細菌」と「真菌」の2種類がある

亀頭包皮炎の原因となるのは「細菌」と「真菌」の2種類があります。

 

細菌は、俗にいう「雑菌」のことで、包皮と亀頭の間の蒸れた部分や、恥垢などで繁殖し、亀頭包皮炎の原因となります。

 

そのため湿気が多く、恥垢が溜まりやすい包茎の男性が、細菌性亀頭包皮炎を発症しやすい、と言われていますね。

 

一方の真菌は、簡単に言えば俗にいう「カビ」の原因となる菌であり、代表的なものに「カンジダ」が存在しています。

 

そのため真菌性の亀頭包皮炎は、一般的に「カンジダ性亀頭包皮炎」などとも呼ばれています。

 

こちらはカンジダに感染している相手との性交渉で感染する可能性がありますが、カンジダは人間の身体に普通に存在している常在菌でもあるため、抵抗力が低下することで自然に発症するケースも考えられます。

 

亀頭包皮炎は性病とは言えないため誰にでも発症する可能性がある

亀頭包皮炎は、誰にでも発症の可能性がある病気です。

 

カンジダ性包皮炎の場合、性交渉の結果感染する可能性がありますが、細菌性の場合や自然発症の真菌性亀頭包皮炎の場合もあるため、性病とは言い難い面もあります。

 

そのため亀頭包皮炎は、誰にでも発症する可能性がある病気だ、と考えておきましょう。

 

ペニスに水膨れのようなブツブツがあってかゆみがあるなら「性器ヘルペス」の可能性がある

ペニスに水膨れのようなブツブツが見られ、さらに痛かゆい、といった症状がある場合は「性器ヘルペス」が考えられます。

 

性器ヘルペスは、性病のなかでもかなり厄介なものとして知られていますので、疑わしい症状があったらすぐに病院に駆け込みたいところですね。

 

性器ヘルペスは感染者との性交渉が原因で発症する性病のひとつ

性器ヘルペスの発症原因は、感染した人間との性交渉であるケースがほとんどです。

 

つまり性器ヘルペスは、性病のひとつと言える存在なのですが、性交渉以外の肉体的接触でも感染する可能性があるため、気を付けなければなりません。

 

また性器ヘルペスの厄介な点として、一度感染してしまうと完治しない、という部分があります。

 

実際のところ、症状が出てもしばらくすれば改善するのですが、身体の中からヘルペスウイルスが消えることはないのです。

 

そのため抵抗力が弱った際など、性器ヘルペスは再発してしまいます。

 

ずっとヘルペスウイルスと付き合い続けなければならないわけですから、かなり厄介と言えますね。

 

性器にブツブツができてもかゆみがない場合は別の性病が疑われる

性器にブツブツができても、かゆみが出ない場合は性器ヘルペス以外の病気を疑うべきです。

 

具体的に可能性があるのは「尖圭コンジローマ」や「梅毒」などの性病が挙げられるでしょう。

 

もちろん「かゆみがなければ問題ない」わけではありません。

 

どちらの性病も、早めに治療するべき存在ですので、とにかく「性器にブツブツができたら、念のため診察を受けるべき」と考えておいたほうが安心ですね。

 

陰毛の根本あたりがかゆい場合は「ケジラミ」の可能性が高い

性病のひとつとして「ケジラミ」が存在しています。

 

男性器本体よりも、陰毛の根本あたりにかゆみがある場合は、ケジラミの可能性を考えるべきでしょう。

 

「ケジラミ」はとにかくかゆいのが症状!

ケジラミの症状は、とにかくかゆみがあるのが特徴です。

 

逆に言えば、痛みや腫れなどの症状はまったくなく、強いかゆみだけがあるのがケジラミ、と言えるでしょう。

 

ケジラミの厄介なところは、陰毛の根本に小さな褐色の虫が見えたり、灰色の小さな卵が見えたりなど、かゆみの症状だけでなく精神的にも大きなストレスになる点です。

 

さらにケジラミは、陰毛だけでなく毛の生えている部分ならどこにでも感染する可能性があります。

 

そのため陰毛にケジラミが感染すると、身体のほかの部分の毛にも広がっていく可能性が考えられるのです。

 

ケジラミは性交渉以外でも感染するので家族にも被害が及ぶ可能性がある

ケジラミは、基本的には感染している相手との性交渉をおこなうことで、ケジラミ本体や卵が自分の陰毛に移ってきて発症します。

 

厄介なのが、ケジラミは陰毛から陰毛へと移ってくるため、多くの性病に対しての有効な防衛手段である「コンドーム」の効果が得られない点です。

 

また感染原因としては、性交渉だけでなくタオルや下着などを媒介として広がっていくケースもあるため、自分だけでなく家族にケジラミが広がってしまう可能性がある点も、ケジラミの持つ厄介な特徴と言えるでしょう。

 

ケジラミは自然治癒しないため異常を感じたらすぐに受診と治療を!

ケジラミは、放置しているとどんどん卵を産み、増え続ける存在です。

 

そのため、ケジラミは自然治癒することはありません。

 

もしケジラミの感染が疑われたら、すぐに専門のクリニックを受診して、治療を受けるようにしましょう。

 

男性器にかゆみを感じたらすぐに専門のクリニックで診察を受けよう!

男性器にかゆみを感じる原因には、さまざまなものがあります。

 

それぞれの症状を観察すれば、どういった理由で男性器のかゆみが発生しているのか、ある程度の判断は可能でしょう。

 

しかし大切なのは、それら男性器のかゆみを発生させる症状の多くが、放置しておいて改善はしない、という点。

 

もしかゆみが長期にわたって続いたり、我慢できないほどかゆみがあったりする場合は、すぐに専門のクリニックで治療を受けるようにしましょう。

 

※性病に関する治療はコチラのページをチェック!

※本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています

最強の性病と呼ばれる「スーパー淋病」とは?今後世界的に流行する可能性も……?

性病に感染した場合、最初は焦り、悩み、ショックを受ける男性がほとんどです。

 

しかし何度も性病への感染を繰り返すうちに、だんだんと慣れてきてしまって「またか。治療しなきゃ」程度にしか思えなくなる場合も多くなっていきます。

 

これが人間の「慣れ」の恐ろしい点、と言えるでしょう。

 

幸いなことに、性病に感染してもほとんどの場合、抗生物質を服用すれば治療は可能です。

 

そういった部分も、何度も性病への感染を繰り返すと「慣れ」が出てきてしまう理由と言えるでしょう。

 

しかしそんなことを言っていられるのは、あくまでも「性病は抗生物質を使えば治療できる」との条件が、前提として存在しているため。

 

もし「抗生物質を服用しても、治療できない性病」に感染してしまったら……、そう考えると、ゾッとしますよね。

 

しかしそんな状況が、もしかしたらもう目の前にまで迫っているかもしれません。

 

それが今回のテーマとなる「スーパー淋病」の存在です。

 

「スーパー淋病」とは?どういった点が従来の淋病と異なっている?

まず「スーパー淋病」とはなにか、を説明しましょう。

 

「スーパー淋病」とは、さまざまな抗生物質に対して耐性を手に入れた淋菌によって引き起こされる、淋病です。

 

簡単に言えば、淋病治療の王道である「抗生物質を使っての治療」が、スーパー淋病には通用しないわけですね。

 

そのため「治療をしても治らない!」など、淋病の症状に苦しむ男性が増加してしまう可能性があるのです。

 

「スーパー淋病」はどのような原因で誕生した?

抗生物質の効果がなかなか得られない「スーパー淋病」は、どのような原因で誕生してきたのでしょうか。

 

細菌が抗生物質に対して耐性を得るのは、その細菌自体が「進化」したため、と考えられます。

 

たとえば淋病に感染した人が、クリニックで診察を受け、抗生物質を処方された、としましょう。

 

抗生物質を服用すれば身体の中の淋菌は数を減らすため、症状は治まります。

 

しかしその時点で「治ったから」と言って抗生物質の服用を止めてしまうと、まだ体内で生き残っていた淋菌がその抗生物質に対して耐性を獲得し、そのまま増加してしまう可能性があるわけですね。

 

そのような状況を繰り返し、複数の抗生物質に対して耐性を持つ淋菌による「スーパー淋菌」が誕生した、と考えられます。

 

「スーパー淋病」は今後ますます進化していく可能性もある

実際に「スーパー淋病」の原因となる淋菌は、今後ますます進化していき、さらに多様な抗生物質に対して耐性を身に着けていく可能性があります。

 

そもそも淋病の治療に使われる抗生物質は、これまで何種類も登場してきました。

 

それは淋病を引き起こす淋菌の学習能力が高く、それまで使用されてきた抗生物質の効果が得られなくなってしまい、新しい抗生物質が使用されるようになる、との歴史を繰り返してきたのが原因です。

 

耐性を得た細菌を研究し、新しい抗生物質を生み出して治療に使用するわけですね。

 

まさに「イタチごっこ」とも言えますし、いつ「どんな抗生物質も効果がない淋菌」が誕生してきてもおかしくない状況、とも言えるでしょう。

 

一生「淋病」と付き合っていく未来もありうる

どんな抗生物質も効果がない淋菌が誕生し、もし感染したとしたら、当然治療はできません。

 

つまり感染したら、一生「淋病」と付き合っていかなければならない、なんて未来も考えられるわけですね。

 

淋病の症状には個人差はありますが、男性の場合「排尿時の激痛」や「尿道から膿が出る」などが代表的です。

 

そんな病気と一生付き合っていくのは苦痛ですし、なによりセックスもできなくなってしまうのが、大問題と言えますね。

 

世界における「スーパー淋病」の代表的な感染例

「スーパー淋病」の存在は、けっして「自分には関係ない」ものではありません。

 

もうすでに、実際に「スーパー淋病」に感染した患者が、世界には登場してきています。

 

つまり自分も感染者とセックスをして「スーパー淋病」に感染する可能性は、けっしてゼロではないわけですね。

 

具体的に「スーパー淋病」には、どのような感染例があるのか、ご紹介しましょう。

 

○「スーパー淋菌」世界初の発見例?2009年日本

「スーパー淋菌」が世界で初めて発見されたのは、なんと「日本」です。

 

2009年、日本の風俗店で働く女性の喉から、当時淋病の治療に使われていた抗生物質「セフトリアキソン」に対して耐性を持つ淋菌が発見されました。

 

女性はその後、ほかの抗生物質の投与を受け、喉の「スーパー淋菌」はなくなった、とのこと。

 

○海外風俗で遊んだ旅行者が感染するケースも

「スーパー淋菌」に感染した男性のケースでは、2018年のイギリス人男性、2022年のオーストリア男性の例があります。

 

この男性たちは、どちらも海外旅行へ出掛け、現地の風俗で遊んだ結果「スーパー淋病」に感染しました。

 

彼らも最初に投与された抗生物質には効果があまりなく、違う抗生物質を投与されて回復したとのことですので、最悪の事態は避けられた、と言えるでしょう。

 

○2023年・日本の人気芸人も「スーパー淋病」に感染?

テレビのバラエティ番組で披露されたトークで、日本の人気芸人も「スーパー淋病」に感染した、との事実が明かされています。

 

その芸人さんは、後輩の女性芸人から紹介された美女とセックスをしてしまい、その美女から「スーパー淋病」を感染させられた、とのこと。

 

性器の激痛と、パンツがビショビショになるくらい大量の膿の分泌に襲われたそうです。

 

こちらも最初に処方された抗生物質では効果がなく、再検査の結果「スーパー淋病」に感染していることが発覚。

 

半年以上さまざまな抗生物質を服用し続けて、ようやく完治した、とのことです。

 

「スーパー淋病」に感染しないためにはコンドームの使用を忘れずに!

「スーパー淋病」は、現在のところ感染した患者は全員「違う抗生物質が効果を発揮した」とのことで、回復はしています。

 

しかしこのまま淋菌が進化を続ければ、いつの日かどの抗生物質も効かない、究極の「スーパー淋病」が登場してきても不思議ではありません。

 

もしそんな「スーパー淋病」に感染してしまったら、効果がある抗生物質が開発されるまでの長期間、憂鬱な人生になってしまうかもしれないでしょう。

 

そのような状況にならないために、常日頃から淋病はもちろん、各種性病へ感染しないように注意することが必要です。

 

そのためには、パートナー以外との性交渉の際には、コンドームの着用を確実におこなうと良いでしょう。

 

コンドームを着用すれば、性病に感染する可能性を極力下げられます。

 

性病は挿入時だけでなく、オーラルセックスや粘膜同士の接触でも感染しますので、コンドームは最初から最後まで、着用し続けるようにしてくださいね。

 

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※本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています

パートナーが相手だと勃起できなくなってしまうケースがあるのはなぜ?

男性にとって、大きな悩みのひとつであるED。

 

このEDは、発症する原因は大きく2つに分けられます。

 

まずは、加齢によって血管が硬化してしまって血の巡りが悪くなるなどの肉体的な理由。

 

そして性行為に対するトラウマや、ストレスなどが影響して勃起するのが難しくなる、精神的な理由によるEDです。

 

肉体的な理由の場合は、どんな場合でも勃起しなくなるのですが、精神的な理由によるEDの場合は、相手によって勃起したりしなかったりするのは、知られているようで意外と知られていません。

 

たとえば「奥さんでは勃起しないのに、風俗では勃起する」「浮気相手だったら大丈夫」なんて場合ですね。

 

それではなぜこのように、相手によって勃起したりしなかったりする精神的なEDが起こってしまうのでしょうか?

 

今回はその理由と、奥さんだけで勃起できない精神的EDになってしまった場合にできる対策をご紹介します。

 

奥さんなどの決まった相手だと勃起できなくなるEDが発症する理由とは?

奥さん、または恋人など、決まった相手だけに発症してしまうEDは、発症に気付くとなかなか気まずいものです。

 

全体的なEDであれば素直に奥さんにも相談できるでしょうが、奥さんでは勃起できないのにオナニーや風俗では勃起できる、という状況は、なかなか奥さんには話しにくいでしょう。

 

もし奥さんに話した場合、まるで「君にはもう性的な魅力を感じていないよ」と宣言しているような形になってしまうためです。

 

しかし残酷なようですが、奥さんだけに勃起できなくなるケースは、確かに「奥さんにはもう性的な魅力を感じていない」部分があるのも事実、と言えます。

 

○奥さんのことを「性的な対象」として見られなくなってしまう男性も多い

これはとくに結婚してからもう長い夫婦に多いのですが、奥さんのことを「性的な対象」として見られなくなってしまう男性も多くいます。

 

しかしこれはけっして「奥さんのことが嫌いになった」わけではありません(一部ではその可能性もゼロではありませんが)。

 

「恋人」「夫婦」というよりも、関係性が「家族」となってしまうことで、奥さんに対して性的な興奮を感じにくくなってしまうのです。

 

とくに子どもができると、夫婦の関係性は「夫と妻」から「子どものお父さんとお母さん」へと変化します。

 

子どもができて、成長していく年代は、男性にとって精力が減退していく年代でもあります。

 

この「夫婦の関係性の変化」と「精力が減退していく年代」が重なって、奥さん相手では性欲が湧かなくなってしまうわけですね。

 

○奥さんとのセックスにマンネリを感じてしまう

奥さんと長年セックスを続けている間に、マンネリを感じてしまう、つまり飽きてしまってEDになってしまうケースも、少なくはありません。

 

このように書くと「ヒドイこと」のように考えられがちですが、どんなに強い刺激でも、長年経験していくうちにだんだん刺激が弱くなってしまう、慣れてしまうのは、人間の精神活動として仕方がありません。

 

だからこそ「風俗」や「浮気」といった新しい刺激を受けると、問題なく勃起ができるわけですね。

 

ちなみに「なぜそれならオナニーには飽きないのか?」と感じるかもしれませんが、オナニーはオカズ、つまり自分の興奮できるネタを使ってできるものです。

 

そのためオナニーにはマンネリ感がなく、常に新しい刺激となって勃起ができる、と考えられるでしょう。

 

○子どもを作ることに関するプレッシャーが強い

夫婦のなかでも「子どもがほしい、けどなかなか授からない」と悩んでいるケースもあるでしょう。

 

子どもを授かるのは運やタイミングもありますし、男女ともに不妊の問題がある場合も考えられるので、なかなか思うようにはいかないものです。

 

そうは言っても、なかなか子どもができない場合や、両親などから「早く孫が見たい」などの言葉をかけられた場合など、どうしてもだんだん精神的なプレッシャーとなってしまいます。

 

そういった「子ども作りに対するプレッシャー」が「奥さんとのセックスに対するプレッシャー」になってしまい、奥さんとのセックスでのみEDになってしまうわけですね。

 

そのため、子どもを作るプレッシャーがない風俗やオナニー、浮気相手とのセックスでは、しっかり勃起できるわけです。

 

また「子どもができたことによって、奥さんに対するEDとなってしまう」ケースも考えられます。

 

先にご紹介した「夫婦の関係性が家族となってしまう」のも理由のひとつですが、別の理由も存在しているのです。

 

それが近年多い「分娩に夫が同席する」場合。

 

これは実際に子どもを産む母親だけでなく、父親にとっても「子どもを授かった」との実感を与え、自覚を持たせるために有効と言われています。

 

しかし妻が苦しんで子どもを産む姿を見た結果、妻に「もうあんな思いをさせたくない」と考えてしまったり、子どもが産まれる光景にショックを感じたりして、セックスに対するトラウマを感じてしまうケースがあるのです。

 

なかなか難しい部分がある、と言えますね。

 

奥さんだけEDになってしまうケースの対策法とは?

一度、奥さんだけEDになってしまうと、その解決はなかなか難しい部分があります。

 

しかし諦めてしまっては、もうどうしようもありませんし、奥さんだけEDになったことが原因で破局、なんてケースも起こり得るでしょう。

 

そういった事態を避けるため、奥さんだけEDになってしまった際にできる対策を把握しておくべき、と言えます。

 

○奥さんにしっかり話して精神的な負担をなくす

奥さんだけEDの件は、なかなか奥さん本人には伝えにくいものです。

 

しかし話さないようにしていると精神的なストレスが大きくなりますし、バレたときに奥さんのショックも大きくなります。

 

またメンズクリニックなど、専門医に相談したいと考えても、奥さんに内緒で治療を受けに行くのは、なかなか大変です。

 

無理に隠そうとせず、正直に「EDになった」と伝えて、ふたりで解決を目指すのが、家庭内に波風を立てない方法でしょう。

 

このとき、あえて「風俗では勃起する」「浮気なら勃つ」などは伝えなくても良いですよ。

 

○奥さんと新鮮味のあるセックスをする

単純に奥さんとのセックスがマンネリなのが奥さんだけEDになる原因であるなら、新鮮味のあるセックスにチャレンジしてみるのもひとつの方法です。

 

ルーチンワークのようにセックスをこなしていては、治るEDも治らない、と言えるでしょう。

 

どういったセックスが具体的に「新鮮味がある」のかは、人によって違うので難しいですが、好きなジャンルのAVがあるならその真似をしてみるのが手軽かもしれません。

 

ただし奥さんが嫌がっているのに無理強いしようとすると、そのこと自体がDVとなって、破局の原因となり得るので注意してくださいね。

 

奥さんだけEDの場合はメンズクリニックで診察を受けてED治療薬を処方してもらうのが有効

奥さんとのセックスでだけEDになってしまうのは、肉体的には問題はないため、ほぼ100%精神的な問題、と考えられます。

 

そのためED治療薬を服用すれば、単純に勃起しやすくなるため、奥さんだけEDも解消しやすくなるでしょう。

 

一度勃起できればかなりストレスやプレッシャーも軽減できるため、その後ED治療薬の補助なく奥さんとのセックスが可能になるケースも多くなります。

 

もちろんED治療薬は個人輸入などせずに、メンズクリニックで専門医の診断を受けて、処方してもらってください。

 

また「奥さん相手だと勃起しないから……」なんて、安易に風俗や浮気に流れるのは、それ自体が家庭を壊す原因となりかねませんので、おすすめしませんよ!

 

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性病の治療に「漢方薬」は有効なの?

メンズクリニックを運営している医師のなかには、西洋医学だけでなく、東洋医学に含まれる「漢方薬」に関する知識を持っている医師もいます。

 

漢方薬は、市販薬として販売されている場合もありますし、病院でも薬として処方される場合もあります。

 

意外と意識していないところで、漢方薬は身近な存在として利用されているわけですね。

 

そんな漢方薬を扱うメンズクリニックが存在する、ということは、ひょっとしたら漢方薬で性病の治療ができるのかも……?なんて疑問を抱いている男性も多いのではないでしょうか。

 

今回は漢方薬で性病が治療できるのか、そしてそもそも漢方薬とはどういった目的で利用されるものなのか、といった情報をご紹介します。

 

性病は漢方薬での治療は難しい

いきなり結論から述べてしまいますが、実際のところ性病は漢方薬を利用しての治療は難しい、と言わざるを得ません。

 

その理由はなぜなのか、ご紹介していきましょう。

 

○漢方薬には抗菌作用があるものもあるが性病の原因菌を殺すのは難しい

漢方薬は、自然に存在する素材を加工したり組み合わせたりすることで、薬としての効果を発揮するものです。

 

知識のない人間には想像ができないくらい、さまざまな効果が漢方薬には存在しているわけですね。

 

また組み合わせによって、同じ漢方薬でもまた違った効果を発揮する場合もあるなど、さまざまな症状の患者さんに対して、漢方医が有効だと考える組み合わせで処方できるのも特徴と言えるでしょう。

 

そんな漢方薬には、抗菌作用があるものも存在しています。

 

ほとんどの性病は、細菌などの原因菌が存在しており、そういった菌に感染することで発症します。

 

そのため抗菌作用のある漢方を利用すれば、性病の治療もできるように感じるかもしれません。

 

しかし実際には、漢方薬の抗菌作用では「体内の原因菌をすべて殺す」までの効果は期待できないのです。

 

西洋医学で利用される性病の薬は、効果を高めるために加工されているため、しっかりと性病の原因菌を殺せるわけですね。

 

こういった理由から、漢方薬では性病を完全に治療するのは難しい、と言えるわけですね。

 

○性病の原因菌は自然に消滅しない

性病のやっかいな部分として、放置していても原因菌は自然に消滅することがない、という点があります。

 

つまり薬を用いて体内の原因菌を退治しなければ、一生性病が治ることはない、というわけですね。

 

漢方薬を使用しても原因菌を完全に殺せないわけですから「漢方薬を飲んでいたら、いつのまにか性病が治っちゃった」なんてケースも存在しないのです。

 

○身体の抵抗力を高める可能性はあるが性病の完全な治療は漢方薬では不可能

漢方薬は、使い方によっては人間の身体が持つ抵抗力を高める可能性はあるでしょう。

 

そのため漢方薬で身体の抵抗力を高めておけば、万が一体内に性病の原因菌が侵入してきた場合、性病が発症する前に退治できるかもしれません。

 

また性病が発症してしまっても、身体の抵抗力が高まっていたら体内での原因菌の働きが弱まり、症状自体も軽くなるケースは考えられます。

 

しかし何度も言いますが、漢方薬では原因菌自体は殺せないため、性病の完全な治療は不可能です。

 

最初は症状を抑えられていたとしても、時間が経過するにしたがってだんだん症状が悪化していく可能性もあるでしょう。

 

そもそも漢方薬とはどのような場合に利用される薬なのか?

漢方薬と聞くと、なんだか「不思議な力があって、よくわからないけれども体調不良を癒してくれるもの」なんてイメージを持っている患者さんも多くいます。

 

しかし実際に「漢方薬とはなにか?」を聞かれて、はっきりと答えられるような知識を持った患者さんはなかなかいないでしょう。

 

漢方薬とはどういった薬なのか、簡単にご紹介していきます。

 

○漢方薬とは2種類以上の生薬を組み合わせたもの

漢方薬は、基本的に2種類以上の生薬(しょうやく)を決められた分量で組み合わせて作られた薬です。

 

生薬とは、植物や鉱物、動物など自然界に存在するものの全部、または一部を加工して作られた薬品のこと。

 

生薬の組み合わせや量によって漢方薬の効果は変わってくるため、科学的に合成されており特定の強い効果を発揮する西洋医学の薬とは、その点が最大の違いと言えるでしょう。

 

簡単に言えば、西洋医学の薬が病気をピンポイントに攻撃して患者さんを治療するのに対し、漢方薬は直接的に病気を治すものではない、というわけですね。

 

それではどんな場合に漢方薬が利用されるのか、と言えば「風邪をひきやすい」「疲れやすい」「ストレスを感じやすい」など、身体の全体的な不調を緩和させるために利用されるのです。

 

病気の症状だけを治療するのではなく、心と身体のバランスを取り、トータルで身体の不調を癒すのが、漢方薬の考え方と言えますね。

 

○「漢方薬には副作用がない」とは大きな誤解

よく漢方薬を利用する患者さんが口にするのが「漢方薬には副作用がないから安心」との言葉です。

 

自然由来の素材を使った薬であるため、身体に負担をかけることがない、との考え方がされています。

 

しかしこれは大きな誤解で、漢方薬も薬効を持つ薬である以上、身体に負担をかける場合は少なくありません。

 

胃もたれや皮膚の湿疹、重いものだと肝機能障害なども起こる可能性があります。

 

そういった副作用が起こる可能性を考えると、漢方薬を自己診断で入手して飲んだり、他人からもらった漢方薬を利用したりするのは危険ですので、やめておきましょう。

 

○西洋医学の薬と漢方薬を組み合わせて利用するのもアリ

「西洋医学で用いられる薬と漢方薬、この両方を組み合わせて利用するのは良くないのでは?」と考えている患者さんも少なくないでしょう。

 

薬としての効果や、作り方がかなり違うため、相性が悪くないかな?と考えてしまうわけですね。

 

しかし実際には、西洋医学の薬と漢方薬を組み合わせて利用するのは珍しいことではありません。

 

お互いに得意な治療、たとえば西洋医学の薬は病気をピンポイントで治療し、漢方薬は身体全体の調子を整えるなど、組み合わせて利用することで相乗効果が発揮できるケースも少なくないのです。

 

実際に、病院で処方された薬を調べてみると、西洋医学の薬と漢方薬が同時に処方されているケースも少なくありません。

 

現在ではむしろ「西洋医学だけに頼る」「漢方薬だけに頼る」なんて医師は少数派、と言えるでしょう。

 

もちろんこちらも素人が勝手に組み合わせて利用すると良くありませんので、しっかり医師に相談するようにしてください。

 

漢方薬だけに頼っての性病治療は不可能なので正しい治療を受けよう

漢方薬には漢方薬の良さがあり、その良さはピンポイントで病気を治す部分にはありません。

 

そのため「漢方薬だけで性病を治療したい」と考えても、それは不可能だと考えておきましょう。

 

性病を治療したいのであれば、しっかりと病院へ行って原因菌を調べ、その原因菌を退治できる薬を利用しての治療が必要です。

 

もし漢方薬を使って性病を予防したいのであれば、身体の抵抗力を上げるような漢方薬を服用する、との考え方はアリでしょう。

 

しかしその際もしっかり漢方薬の知識のある医師に相談して利用すること、そして漢方薬だけでは性病への感染を完全に防げないことは知っておくべきです。

 

性病の感染を予防するには、ちゃんとコンドームと着用すること、そして定期的にメンズクリニックで性病検査を受けること、このふたつを大切にするべきですね。

「カフェインが勃起力を向上させる」って本当?ED改善にも有効なの?

勃起力の減退は、多くの男性にとって大きなお悩みとなるものです。

 

「ちょっと勃起力が弱くなってきたな~」なんて油断しているうちに、いつのまにやら本格的なEDになってしまった!というケースも考えられます。

 

そういった理由から、勃起力の減退を感じたらできるだけ早めに対処したほうが良いのは確かです。

 

しかし、だからと言って実際にメンズクリニックに診察に行くにはハードルが高い、と考えている男性も多いでしょう。

 

そういった男性にとっては「医者に診察してもらうのではなく日常生活で勃起力が向上したら良いのに……」との思いが、ムクムクと湧き出てきてもおかしくありません。

 

しかしそんな都合の良い話があるのでしょうか?

 

そう考えているところに、なんと「カフェインが勃起力を向上させる」との情報が飛び込んできました。

 

実際にカフェインは勃起力を向上させてくれるのか、そしてEDを改善するほどの効果があるのか、調査結果をご紹介します。

 

カフェインが勃起力を向上させる理由とは?

まずは「なぜカフェインが勃起力を向上させるのか」について、その理由をご紹介していきます。

 

なんと言ってもカフェインは、コーヒーやお茶など多くの人間が日常的に摂取している飲み物に含まれている成分です。

 

そんな身近な存在であるカフェインが、勃起力を向上させると言っても、すぐには信じられない人も多いでしょう。

 

どういった理屈で、カフェインが勃起力を向上させるのでしょうか?

 

○カフェインの持つ血管拡張作用によって血流が良くなるため

カフェインが勃起力を向上させると言われているのは、カフェインが「血管拡張作用」を持っており、その作用によって血流を良くするためです。

 

とくに末梢血管、手足の先などの細かい血管を拡張させる力を、カフェインは持っていると言われています。

 

もちろん男性器も、ある意味「身体の先端」であるため、末梢血管がたくさん存在しているわけですね。

 

そのため「男性器の末梢血管が拡張して、海綿体に血液が流れ込む量が多くなる=勃起力が向上する」と考えられるわけです。

 

とくに加齢によって、血管はどんどん硬くなっていくため、勃起力はそれに合わせてどんどん低下していきます。

 

そこで定期的にカフェインを摂取して末梢血管を拡張することで、血管の柔軟性を保って勃起力を維持できる、とも言われていますね。

 

○カフェインには興奮作用・ストレス緩和作用がある

カフェインには興奮作用があります。

 

人間の神経を落ち着かせる働きを持つ「アデノシン」と呼ばれる物質が人間の体内に存在しているのですが、カフェインはこのアデノシンと似た構造を持っています。

 

その結果、カフェインを摂取するとアデノシンの働きが抑えられ、人間を興奮させるわけですね。

 

この興奮が性的な興奮と結びつき、男性を勃起に導くのです。

 

またカフェインは、人間を興奮させる一方でストレスを緩和させ、リラックスさせる効果も持っています。

 

精神的にリラックスした状態になると、セックスでの興奮を得やすくなるため、勃起しやすい精神状態になるわけですね。

 

○テキサス大学健康科学センターでカフェインの有効性が調査されている

カフェインが勃起力向上に効果があるかどうか、テキサス大学健康科学センターでおこなわれた調査があります。

 

3,700人の男性を対象としておこなわれた実験で、EDとカフェインの関連性について調査した際に「1日に2杯から3杯のコーヒーを飲んでいた男性は、EDになる可能性が減少した」との結果が得られています。

 

ただしこれはあくまでも「EDになる可能性が減少した」との結果であって、カフェインが勃起力を高めるかどうかを証明したものではありません。

 

とは言っても、コーヒーを毎日飲んでいる男性はEDになりにくいのは確かなようですので、EDになりたくない男性はカフェインを継続的に摂取しておくべき、と言えるのではないでしょうか。

 

勃起力向上のために摂取するカフェインの適量とは?

勃起力の向上にカフェインが有効、と聞くと、つい「たくさん摂取すれば、より効果があるんじゃ?」なんて考えてしまうかもしれません。

 

しかし当然の話ですが、たくさん摂取すれば効果がより出る、なんてものではないのは、どういった成分でも同じこと。

 

どの程度のカフェイン摂取が勃起力の向上には適量なのか、ご紹介しましょう。

 

○摂取するカフェインの適量は1日170㎎~375㎎程度

先ほどご紹介した、テキサス大学健康科学センターの調査結果から、1日2杯から3杯のコーヒーを飲むとEDになる可能性が減少する、と判明しています。

 

この「2杯から3杯のコーヒー」に含まれているカフェインの量は、170㎎~375㎎程度。

 

つまりEDにならないために摂取するカフェインの適量は、1日170㎎~375㎎程度、と言えるわけですね。

 

○カフェインを含む飲み物はコーヒー以外にもさまざまなものがある

「カフェインを摂取したいけれども、どうにもコーヒーは苦手で……」なんて男性もいるでしょうが、別にカフェインを含む飲み物はコーヒーに限ってはいません。

 

コーヒー以外に、紅茶やウーロン茶などのお茶類、またコンビニなどで販売されているエナジードリンク系にも、カフェインは含まれています。

 

自分の好みに合わせた飲み物を選ぶと、カフェインの摂取もしやすくなるでしょう。

 

ただし飲み物の種類によって、カフェインが含まれている量は変わってきますので、1日の適量である170㎎~375㎎を摂取するには、簡単な計算をしなければなりません。

 

ちなみに「煎茶」や「ほうじ茶」など、一般的に飲まれる機会が多いお茶は100ml中に含まれているカフェイン量は20㎎程度。

 

紅茶は30㎎程度と、若干多めになっています。

 

またカフェイン飲料の代表格と言えるコーヒーは、100ml中60㎎と、さすがにかなり多めにカフェインを含んでいますね。

 

しかしコーヒー以上にカフェインを多量に含んでいる飲み物が「玉露」です。

 

なんと100ml中160㎎程度と、圧倒的に多い含有カフェイン量と誇っています。

 

これらの数値はあくまでも平均であって、実際には商品のパッケージに含有カフェイン量が書かれていますので、そちらを参考にしてくださいね。

 

○カフェインの摂取しすぎはNG!エナジードリンクは糖分の取りすぎになる可能性も

カフェインを摂取しすぎると、神経や消化器官が刺激されすぎてしまって、めまいや動悸、下痢や吐き気といった症状を引き起こしてしまうケースがあります。

 

またカフェインは、人間の身体が「亜鉛」を摂取するのを妨げてしまう効果も持っている点に注意しましょう。

 

亜鉛もEDの改善に必要な成分であり、現代人にとっては不足しやすい栄養素ですので、カフェインを多めに摂取するなら亜鉛もできる限り摂取するように心がけたほうが良いですね。

 

さらに注意点として、エナジードリンクでカフェインを摂取しようとする場合、カフェイン以外に糖分の摂取しすぎになる可能性が考えられます。

 

糖分の過剰摂取は身体に悪いので、その点は注意しましょう。

 

EDを本格的に治療したいならED治療薬を使用するべき

カフェインの摂取は、勃起力の向上に確かに効果はある、との結論が出ています。

 

しかし当然、カフェインで勃起力がどの程度向上するのかは個人差も大きいですし、なによりもED自体を改善する、とまでは言えません。

 

ED予防のためにカフェインを摂取するのは良いですが、もし本格的にEDの治療をしたいのであれば、やっぱりメンズクリニックで診察を受け、ED治療薬を処方してもらうべきでしょう。

 

※ED治療について知りたい方はコチラをチェック!

将来的に子どもがほしいならブライダルチェックで精子の検査も受けておくべき!

結婚する前の男性にオススメしたい検査として「ブライダルチェック」があります。

 

このブライダルチェック、一般的には「性病の総合的な検査」とのイメージを持たれていることが多いでしょう。

 

たしかにブライダルチェックには「結婚前に性病に感染していないかを確認して、しっかり治療しておく」という意味もあります。

 

現代日本で「結婚するまでにお互いに童貞&処女」なんてケースも少ないでしょうし、性別や体質によっては性病に感染していても、あまり症状が出ない場合もあります。

 

そうなると結婚後にお互いを性病に感染させることにもなりかねませんので、一度しっかり性病検査を受けて、万が一感染していたら治療しておくのが安心なわけですね。

 

その際、男性と女性が同時にブライダルチェックを受けて、同時に性病の治療をおこなうのが大切、ということは、性病のピンポン感染を防ぐために非常に大切と言えます。

 

このように、ブライダルチェック=性病検査のイメージがあるのは間違いないのですが、男性のブライダルチェックにはほかにも大切な検査が含まれています。

 

それが「精子のチェック」です。

 

自分の精子の質を知ることで、その後の「妊活」において非常に有効となるわけですね。

 

そこで今回は、ブライダルチェックでおこなわれる「精子のチェック」の詳細と、どういった精子の異常が存在するのか、ご紹介します。

 

精子のチェックを受けておけば男性側が原因の不妊に早めに対処ができる!

「不妊」と聞くと、なぜか「女性側に原因がある」と考えてしまう男性が多くいるようです。

 

奥さんが不妊治療を受けてもなかなか赤ちゃんを授かれず、医師から「旦那さんも検査を受けてみては?」と勧められても断ってしまう、なんてケースも。

 

どうやら排卵など、妊娠に関する活動がすべて体内でおこなわれる女性に比べると、男性は「射精できる」との実感がある場合、不妊の原因が自分にある、と想像しにくいようですね。

 

しかし不妊には、男性が「射精できるかできないか」ではなく「精液に含まれている精子が正常かそうでないか」がポイントとなります。

 

そのため、ブライダルチェックでの「精子のチェック」が大切なわけですね。

 

○ブライダルチェックの精子のチェックではなにがわかる?

ブライダルチェックにおける精子のチェックでは、次に紹介する3つの点を主にチェックできます。

 

まずは「精子の数」です。

 

精液のなかに含まれる精子の量が少ないと、当然腟内で射精しても精子が卵子まで届きにくくなってしまいます。

 

そもそも精液内に含まれる精子の量が正常であったとしても、確実に妊娠できるわけではありませんから、精子の量が少なければよけいに妊娠しにくくなってしまうのは当然、と言えるでしょう。

 

続いて「精子の運動率」です。

 

腟内で射精された精子は、自分の力で卵管内を泳いでいき、卵子に辿り着きます。

 

精子の運動率が低いと、しっかりと腟内を自分の力で泳げる精子が少ないことになりますから、妊娠率が低下してしまいます。

 

最後に「精子の正常形態率」です。

 

精子のなかには、そもそも形がおかしいなど、正常な形をしていないものがある程度含まれている可能性があります。

 

これは仕方がない部分ですが、男性によってはこの正常な形をしていない精子の量が多めな場合があるのです。

 

そうするとやっぱり、精子がちゃんと活動できずに不妊につながります。

 

これらは目に見えるものではありませんので、自分の精子の状態をしっかり調べるには、ブライダルチェックの際の精子のチェックが大切になるわけですね。

 

○子どもがほしいと考えている男性は早めにブライダルチェックで精子のチェックを受けておくべき

WHO(世界保健機関)の調べによると、不妊の原因の半分は男性側にある、とされています。

 

そのため子どもがほしいのであれば、精子チェックを受けて自分の精液が女性を妊娠させるために問題ないか、確認するべきです。

 

その理由は、早めに不妊の原因が自分の精子にある、とわかれば、それだけ早めに不妊治療を受けて対策が可能になるため。

 

「なかなか妊娠しない……」とそのままにしておいても、精子の量や精子の質が劇的に改善される可能性は、あまり高くありません。

 

年齢を重ねるにつれて、男女ともに身体機能はどうしても落ちていくものですので、妊娠しやすさも低下していく、と考えられますので、不妊対策をするのであればまだ若いうちにおこなうほうが、その後の妊娠確率もアップします。

 

とくに近年では男女ともに、結婚する年齢が遅めとなってきている、とのデータがあります。

 

そうなると精子に異常がある場合、子どもを授かりたければ結婚してすぐに対策しておいたほうが良いので、ブライダルチェックで結婚前に精子のチェックをしておくべき、と言えるわけですね。

 

精子を作る機能に問題がある「造精機能障害」の種類

男性が原因となる不妊のうち、90%以上を「造精機能障害」が占める、と言われています。

 

造精機能障害とは、その文字からもわかるように、精子を造る機能に難がある障害のことです。

 

ただしこの造精機能障害にも、複数の種類が存在していますので、どういった症状があるのかを知識として覚えておくほうが良いでしょう。

 

また造精機能障害は、なぜなってしまうのかの原因がはっきりしていません。

 

生まれつきの先天性である場合もありますが、ほとんどはある日突然発症する突発性である場合が多い、と言われています。

 

○造精機能障害の種類にはどんなものがある?

造精機能障害の種類は、精子の数が少なくなる「乏精子症」、精子の活動が通常よりも鈍くなる「精子無力症」といったものが挙げられます。

 

先に紹介したように、精子の数が少なくなったり精子の活動が通常よりも鈍くなったりすると、単純に妊娠の可能性は低くなってしまいます。

 

ただし「どういった原因で乏精子症になるか」「なぜ精子無力症になるか」といったはっきりとした原因は判明していません。

 

そのため、どういった造精機能障害が発症しているかは、精子のチェックを受けなければわからない点が、厄介と言えます。

 

○造精機能障害には治療法はある?

造精機能障害は、発症する原因がはっきりしないだけでなく、治療法も確立されていません。

 

そのため残念ながら根本的な治療は存在しておらず、サプリメントや漢方などを利用した補助的な治療法は存在しています。

 

ただあくまでも補助的な治療法なので、確実に効果があるとは言えないのが難しいところです。

 

ただし自然妊娠はなかなかできなくても、人工授精をおこなうなどさまざまな方法で妊娠を目指すことはできるでしょう。

 

そういった選択の幅を広げるためにも、早めに精子のチェックをして自分の精子に問題はないか、知っておくのは非常に大切なことと言えるわけです。

 

精子の異常は早めに知って対処すれば妊娠の可能性を上げられる

子どもがほしい夫婦にとって、なかなか妊娠できないのは大きな悩みとなってしまいます。

 

もし精子のチェックをしておらず、あとから「自分の精子に問題があった」と判明した場合、ショックも大きくなってしまうでしょう。

 

そういった後悔をしないためにも、子どもがほしいのであれば念のため、ブライダルチェックで精子のチェックをおこなっておくべきなのです。

 

単純に精子のチェックが受けられるだけでなく、ブライダルチェックでは性病のチェックもできます。

 

性病に長期間感染したままだと、それ自体が不妊の原因となることも考えられるため、性病の検査と精子のチェックが同時にできるブライダルチェックは、子どもがほしいならしっかり受けておきましょう。

 

「EDかもしれない……」と考えたときセルフチェックはできる?

男性にとって、自分のペニスが勃起しなくなる「ED」は、かなり気になる症状のひとつでしょう。

 

「EDかな?」と考えたとき、体調不良やストレスなどによって勃起しにくい、といったケースもありますが、病気や加齢などによる本格的なEDである可能性も考えられます。

 

一時的なものなのか、本格的なEDの兆しなのか、調べるためには当然、専門のメンズクリニックで診察を受けるのがオススメです。

 

しかしなかなか、EDに関する相談のために専門のメンズクリニックに出かけるのも、勇気が出ないものでしょう。

 

そこでまず多くの男性が考えるのが「自分がEDなのかを、自分自身で調べる」ことです。

 

とは言っても、実際にEDなのかどうかを自分自身で調べることは可能なのでしょうか?

 

今回は「EDのセルフチェックの方法」と、セルフチェックの後はどういった行動を取れば良いのか、についてご紹介します。

 

自分がEDかどうかはセルフチェックできるもの?

まず一番気になる点としては、EDがセルフチェック可能なのかどうか、という点でしょう。

 

たとえばこれが「性病の疑い」であったら、市販されている「性病検査キット」を使って、ある程度調べることも不可能ではありません。

 

もちろんお金や時間がかかりますし、検査キットで得られた結果が正しいとも言い切れませんが。

 

それに対してEDは、残念ながら「ED検査キット」のような便利なグッズは存在していません。

 

「それではEDは、セルフチェックできないの?」と考えるかもしれませんが、一応EDにも自分でおこなえるチェック方法が存在していますので、ご紹介しましょう。

 

○EDのセルフチェックとして利用されるものとして「IIEF」が存在する

EDのセルフチェック方法として知られるものに「IIEF」があります。

 

「IIEF」とは「International Index of Erectile Function」の略語であり、日本語にすると「国際勃起機能スコア」となります。

 

簡単に言えば、自分のペニスの勃起状況についての質問が並んだ問診票であり、この問診表のスコアによって、どの程度「EDの疑いがあるか」を判断できるわけですね。

 

ちなみに設問としては「勃起して、それを維持する自信はどの程度ありましたか」「性交の際、挿入後にどれくらいの頻度で勃起を維持できましたか」などが挙げられます。

 

これらの設問に対する返答にはそれぞれ点数が決められていて、その点数の合計点でEDが疑われるか、そうでないかが判断できるわけです。

 

ただし設問内容への解答は、あくまでも自己申告でしかないですし、自分のイメージに依るところがどうしても大きくなってしまうため、正確性の意味では若干信頼できない点は大きいでしょう。

 

○都市伝説的に言われる「切手を使ったEDチェック法」とは?

「IIEF」のような問診形式のセルフチェックではなく、日本には都市伝説的に言われている、EDのセルフチェック法が存在しています。

 

それが郵便物を郵送するときに使われる「切手」を利用したEDチェック法です。

 

その方法は簡単で、夜寝る前につながった切手を、ペニスに巻き付けるようにして貼り付けます。

 

そのまま眠って朝起きたとき、ペニスに巻き付けた切手が破れていたら、眠っている間に勃起していた証拠ですから、EDではない、と考えられるわけですね。

 

ただしこの方法、はっきり言って確実性の意味ではかなり信頼できない、と言えるでしょう。

 

うまく睡眠中に勃起するとは限りませんし、肉体的には勃起しても精神的な要因でEDとなっている場合も考えられます。

 

そもそも勃起時と平常時でペニスの太さがあまり変わらない男性は、勃起しても切手が破れないでしょう。

 

あくまでも冗談半分の都市伝説、として考えておくべきですね。

 

○セルフチェックはあくまでもセルフチェックでしかない

「IIEF」も切手を使ったEDチェック法も、あくまでもセルフチェックでしかありません。

 

つまりこれらのセルフチェックでどのような結果が出たとしても、それは医学的に確実な結果ではない、というわけです。

 

そのため確実な結論に辿り着くためには、結局専門知識をもった医師の診察を受けなければならないのです。

 

たとえば精神的な要因でEDを発症している場合、セルフチェックで「問題なし」となったのが理由でEDが解消する可能性もゼロではありません。

 

しかしそういった例はあくまでもごくわずか、セルフチェックはあくまでもセルフチェックでしかなく、正確な診断とはならないことは注意点として覚えておいてください。

 

EDのセルフチェックをしたあとはしっかり専門医の診断を受けるのが大切

EDのセルフチェックをしたあとは、その結果がどうであっても、しっかり専門医の診断を受けるのが大切です。

 

EDの兆候があるということは、身体のなかで何らかの異常が起こっている可能性がある、ということです。

 

しっかり専門医の診察を受けて、EDの解消を目指すのが良いでしょう。

 

○EDの原因をはっきりさせないと治療も難しい

EDには、さまざまな原因が考えられます。

 

血管など肉体的な異常が原因となっている場合もあれば、ストレスや過去のトラウマなど精神的な要因でEDを発症している場合もあります。

 

EDとなる原因が複数存在している以上、その原因をはっきりさせ、それに対応する治療をおこなわないと、EDの完治は見込めません。

 

EDの治療をするならば、そもそも医師の診察が必須、というわけですね。

 

○自分自身ではEDの治療は難しい

EDのセルフチェックによって、自分はEDである、との確信を得られたとしましょう。

 

しかし「EDである」とは自己診断できても、EDの治療を自分自身でおこなうのは簡単なことではありません。

 

EDの治療としてまず考えられるのは「ED治療薬」の利用ですが、ED治療薬はそう簡単に手に入るものではありません。

 

個人で手に入れようと思ったら、海外からの個人輸入が考えられますが、ED治療薬は海外からの個人輸入では「ニセモノが送られてくる」などの被害が考えられます。

 

場合によっては、服用することで体調に異常を起こす場合も考えられるため、ED治療薬の個人輸入は避けるべきでしょう。

 

そう考えると、結局専門医の診察を受けて、ちゃんと処方してもらったED治療薬を利用したほうが、EDの改善に近づく、と言えますね。

 

またED治療薬には、一緒に服用してはならない薬などもありますし、ほかの薬を服用している人が勝手にED治療薬を利用するのは、危険度が高くなります。

 

そういった危険性を考えても、自分でEDの治療にチャレンジするのはやめておいたほうが良いでしょう。

 

EDの可能性があったらまず専門医に相談するのがベスト!

身体になんらかの異常を感じたとき、まずはセルフチェックで安心感を得たい、と考えるのは、ほとんどの人間が通る道でしょう。

 

しかしEDのようなさまざまな原因が考えられ、しかもセルフチェックしたからと言って自分で治療できないような症状の場合は、セルフチェックをするよりも早めに専門医の診断を受けるほうが良い、と言えます。

 

どうしても直接診察を受けるのが心理的に負担ならば、メールや電話でまずは相談する、という方法もありますので、利用すると良いでしょう。

 

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性病の検査とは具体的にどのような内容となっている?

性病に感染した恐れがあったら、専門知識を持ったメンズクリニックで性病検査を受けて治療する、これが健康な肉体を取り戻す最適な方法です。

 

しかし性病検査としては、具体的にどのような検査があるのか、を知らない男性も多いのではないでしょうか。

 

人間、自分が「知らないこと」に関しては、強い不安を抱くものです。

 

ただでさえ「性病かも……」といった不安を持っているなか、さらにどんな性病検査を受けるのかがわからないのは、大きなストレスとなりかねません。

 

なかには「どんな検査を受けるのかがわからない」のを理由に、性病検査を受けるのを躊躇してしまうパターンもあるでしょう。

 

しかし性病は、しっかり検査を受けて病名や原因をはっきりさせ、それに対応できる治療を受けなければ、完治させるのは難しくなります。

 

自己診断や海外から薬を個人輸入して性病の治療をしようとしても、うまくいかないケースのほうが多いわけですね。

 

そういった意味で、確実な性病治療と性病検査は切っても切れない関係と言えるでしょう。

 

そんな性病検査に対する不安感を少しでも払拭するため、具体的に性病検査はどのような内容がおこなわれるのかをご紹介します。

 

性病検査はまずどのような症状が出ているかによって内容が決まる

性病検査をおこなう場合、すべての検査を受けなければならないわけではありません。

 

まずは問診で「どのような症状が出ているか」を医師が知り、だいたいどの病気かを判断したうえで、その判断の裏付けと治療法の確立のために性病検査を受ける、との流れとなります。

 

つまり無駄に大量の検査をさせられる心配はない、というわけですね。

 

ただし問診でしっかりと医師に対して自分に起きている症状を説明できないと、医師の判断が間違ってしまう可能性もありますので、自分の症状についてはちゃんと説明できるようにしておきましょう。

 

それでは具体的な性病検査の種類と、どういった性病に感染している可能性があるときにおこなわれるのか、をご紹介します。

 

○尿検査

性器から膿が出たり、尿道に痛みを感じたりしている場合、まずは尿検査がおこなわれるケースがほとんどです。

 

尿検査では、淋病やクラミジアなど比較的感染する患者が多い性病を中心に判断されます。

 

そういった意味では、性病の恐れがあるときにおこなわれる可能性が高い検査が、尿検査と言えるでしょう。

 

尿検査自体は、一般的な健康診断でもおこなわれることが多い検査ですし、痛みなどもないためほとんどの男性は抵抗なく受けられるでしょう。

 

しかし注意点として、性病検査の場合は「出始めの尿」を提出する必要があります。

 

性病の原因となる細菌や雑菌などは、出始めの尿に多く含まれているため、より正確な検査結果を出せるわけですね。

 

○血液検査

腕の静脈などに注射して、血液を採取してからおこなわれるのが「血液検査」です。

 

血液検査がおこなわれるのは、梅毒やHIV、ヘルペスなどの疑いがある場合が多くなります。

 

そのため血液検査が求められた場合は、自分が若干深刻な状態にある可能性も考えておきましょう。

 

血液検査も健康診断でおこなわれるものなので、多くの男性は抵抗なく受けられるでしょうが、どうしても注射が苦手、などの理由がある場合は相談すると良いでしょう。

 

また健康診断で採取されるよりも、性病検査で採取される血液の量は少なくなる場合が多いため、そこまで痛みなどは感じずに済みそうです。

 

○皮膚検査

皮膚検査は、異常が見られる部分の皮膚や粘液を綿棒などでぬぐって、採取した組織を調べる性病検査です。

 

ヘルペスや尖圭コンジローマ、亀頭包皮炎など、患部の見た目で異常がはっきりとしている場合に、おこなわれるケースが多くあります。

 

綿棒などで患部をぬぐわれるのは「痛いのではないか」と思うかもしれませんが、そんなに強くぬぐわれるわけではないので、痛みについてはそれほど心配せずに良いでしょう。

 

○唾液検査

クラミジアや淋病などは、性器だけではなく喉に感染している場合も考えられます。

 

そのためクラミジアや淋病への感染が疑われる場合、尿検査だけでなく唾液検査で喉への感染状況を調べるケースも多くあるでしょう。

 

唾液検査は、うがい液でうがいをして、吐き出した液体に含まれる病原菌を調べる場合と、喉を直接綿棒などでぬぐって採取した組織を検査する場合があります。

 

唾液検査を受ける場合、直前に飲食をしたり歯磨きをしたりすると検査の精度が落ちてしまうため、検査前の2時間くらいは飲食や歯磨きは避けるようにしましょう。

 

自宅で性病検査ができる「性病検査キット」は信頼性が若干損なわれるケースも多い

どうしてもメンズクリニックで性病検査を受けたくない男性のために、自宅で性病検査ができる「性病検査キット」も販売されています。

 

何種類もの性病検査キットが販売されていることから、その人気の高さがわかりますね。

 

しかしこの性病検査キット、メンズクリニックで受ける性病検査よりも信頼性の意味では若干低くなってしまう、という欠点もあります。

 

その理由について、ご紹介しましょう。

 

○検査用の組織の採取が難しい

性病検査の内容によっては、血液の採取などが求められます。

 

しかし医療行為の経験がない素人男性にとっては、そう簡単に血液を採取することはできません。

 

もちろん具体的な採取法などは説明してくれますが、だからと言って誰もがうまく採取できるとは限らないでしょう。

 

血液だけでなく、ほかの部分の組織も採取の仕方によっては、しっかり検査ができるだけの組織が採取されない、といった可能性もあります。

 

そうなれば当然、検査結果も正しく出ない場合も考えられるでしょう。

 

○検査結果によって再検査が必要な場合に対応できない

性病検査キットでは、検査結果は実際の症状や患部を確認することなく、組織の検査だけで判断されます。

 

そのため検査結果で「問題なし」となった場合、それで患者さんが安心してしまい、それ以上の検査をおこないません。

 

しかし医師がちゃんと自分の目で患部を確認している場合、明らかに異常がある場合はほかの原因を疑い、再検査をおこなうことで初めて原因が判明する、といったケースもあります。

 

場合によっては、性病ではないほかの病気が原因で、なんらかの異常が出ているケースも考えられるでしょう。

 

実際に医師が自分の目で判断してくれるわけではない性病検査キットの場合、こういった柔軟性の高い対応が望めない点がネックとなります。

 

○性病検査キットの利用は自己責任のため間違っていても誰も責任は取ってくれない

性病検査キットを利用する際は、すべて自己責任となっています。

 

そのため検査結果が間違っていたり、そのために症状が悪化してしまったりした場合でも、誰も責任を取ってくれません。

 

万が一の場合を考えると、やっぱり確実性を求めるのであれば、性病検査キットを利用するよりも実際にメンズクリニックで、しっかり性病検査を受けたほうがオススメです。

 

性病検査は実際にメンズクリニックで受けたほうが良い

性病検査はさまざまな種類がありますし、メンズクリニックなどの病院で受けると若干高い、と考えてしまう男性もいるでしょう。

 

しかし同じような症状が出ていても、性病の原因菌が異なっているケースも多いため、しっかり原因を追究して適切な治療を受けるためには、メンズクリニックなどで性病検査を受けるべきです。

 

性病は自然治癒はしませんし、感染したまま放置しているとかなり危険なことにもなりかねません。

 

そういった事態を避けるために、なにかしら異常が見つかったら念のためしっかり性病検査を受けておいたほうが、より安心できるでしょう。

「性病に感染しても相手に伝えない」のはNG!伝えられない理由とは?

性病に感染してしまったら、一刻も早くメンズクリニックで診察を受けて、治療する……ほとんどの男性は、そういった行動をとるでしょう。

 

しかし性病に感染した場合、自分だけが治療して治ればOK、なんてわけにはいきません。

 

自分に性病を感染させた、と思われる相手には、その事実を伝えるべきです。

 

また性病に感染したと思われるときから完治までにセックスをした相手がほかにいるのであれば、その相手にも性病感染の事実を伝えなければならないでしょう。

 

しかしここで「性病に感染したことを、だれにも伝えられない……」なんて考えてしまう男性が多いのも、また事実。

 

こっそりメンズクリニックで診察を受けて、こっそり治療して何事もなかったかのように日常生活に戻る……。

 

そんなふうにして、自分以外の誰にも性病感染のことを知られないようにしたい、なんてやり方が、性病治療の理想だと考えてしまうかもしれません。

 

しかし性病に感染したことを誰にも伝えずに治療してしまうと、大きなデメリットがある事実を知っておかなければならないでしょう。

 

そこで今回は、なぜ性病に感染してもそのことを誰にも伝えられないのか、そして性病感染を誰にも伝えないことで起こるデメリットについて、ご紹介しましょう。

 

性病に感染してもそれを誰にも伝えられない理由とは?

性病に感染した際に、そのことを伝えるべき相手にはどのような相手がいるでしょうか。

 

まずは恋人や奥さんなどの「パートナー」が、第一の候補として考えられるでしょう。

 

とくにパートナー以外とのセックスをおこなっていないのに性病に感染した場合は、ほぼ確実にパートナー自身も性病に感染している、と考えられます。

 

続いて性病への感染が判明した日までの、ある程度の期間内でセックスをした相手にも伝えるべきでしょう。

 

そのなかに感染源となった相手がいる可能性が高いですし、それ以外の相手には自分が性病を感染させてしまっているかもしれないためです。

 

このようにセックスをする相手の数が多ければ多いほど、性病に感染する可能性がアップするだけでなく、感染のことを伝えなければならない相手も増えていくわけですね。

 

それなのになぜ、性病に感染してもそれを誰かに伝えるのが難しいのか、ご紹介しましょう。

 

○性病の感染を知られるのが恥ずかしい

相手も性病に感染していることが確定している場合はともかくとして、相手が性病に感染しているかわからない場合は、どうしても「恥ずかしい」と感じてしまいがちです。

 

性病に感染する=いろいろな相手と遊んでいるうえに性病に関する意識が低い、と宣言しているようなものですからね。

 

そういった、性に対してのだらしなさを持っている点は、なかなか他人に伝えるのは勇気がいること、と言えます。

 

○パートナーに遊んでいるのがバレるのが怖い

パートナーから性病に感染させられた、と確信できる場合はともかくとして、自分が浮気や遊びでパートナー以外とセックスして性病に感染した場合は、なかなか性病に感染したことをパートナーには告げられないものです。

 

また性病に感染する原因は風俗遊びである場合も考えられるため、パートナーに内緒で風俗で遊んでいるのがバレるのがマズい、といった場合もあるでしょう。

 

なぜならば、浮気や風俗遊びがパートナーにバレることにより、パートナーとの関係性が破局を迎えるケースも、けっして少なくはないためです。

 

このようにパートナーとの関係性を崩したくない、との理由で、自分の性病感染を隠してこっそり治療しようとする男性は、非常に多く存在しています。

 

○一夜だけの関係だったため連絡先がわからない

ナンパした相手と一夜を共にした場合や、出会い系サイトなどで出会った相手とのセックスで性病に感染した場合、相手の連絡先がわからないために連絡できない場合も考えられます。

 

そうなるともうどうしようもありませんので、自分が感染した性病の治療に全力を注ぐしかありません。

 

そもそもナンパ相手や出会い系サイトで出会った相手など、素性がわからない相手とのセックスは、かなり性病感染の危険度が高い行為です。

 

少なくともコンドームをプレイの前から装着するなど、性病対策を万全にしておかなければ、セックスするのは危険と言えるでしょう。

 

性病感染をパートナーをはじめとする相手に伝えないことによって起こるデメリットとは?

自分が性病に感染した事実を、自分だけの秘密にしてしまうと、さまざまなデメリットが発生します。

 

デメリットが発生すると、人生にも大きな影響をもたらす場合も考えられますので、できればデメリットは避けたいものです。

 

○性病を治療してもまた感染させられてしまう(ピンポン感染)

パートナーが性病の感染源である場合、または自分がパートナーに性病を感染させてしまった場合などは、自分が性病を治療したとしても、当然パートナーは性病に感染したままとなっています。

 

そこでパートナーとセックスをしたら、どうなるか……は、わざわざ説明する必要もないでしょう。

 

当然また、自分も性病に感染してしまうわけですね。

 

これを性病の「ピンポン感染」と呼び、性病への感染が発覚したらパートナーと一緒に治療を受けなければならない、大きな理由となっています。

 

もちろんパートナー以外にも、定期的にセックスをする相手がいるのであれば、その相手も性病治療を受けなければ意味がないわけですね。

 

とくに性病によっては、性別や個人によって症状の出方が違う場合も多く、しっかり検査を受けなければパートナーが性病に感染したことに気付かないケースも考えられます。

 

つまり自分の性病感染について話さないと、パートナーがずっと性病に感染し続けたままになってしまうわけですね。

 

○秘密にしていた性病感染がバレると信頼関係が大きく損なわれる

秘密で性病治療をおこなっていたとしても、ふとしたきっかけでバレてしまう可能性があります。

 

挙動不審になって問い詰められたり、もらってきた薬が見つかったり、そういった経緯で性病治療がバレるかもしれないわけですね。

 

性病感染を秘密にしていたことがバレると、パートナーとしては「性病に感染したこと」よりも「性病感染を秘密にしていたこと」に対して、より大きな怒りを感じます。

 

結果として信頼関係が大きく損なわれてしまい、そこから関係性の破局につながったとしても不思議ではないわけですね。

 

○なかなか性病の治療に行けない

パートナーと一緒に暮らしている場合、黙って性病の治療を受けに行くのは、難しい部分があるでしょう。

 

ちょっとした時間でメンズクリニックに行ければ良いのですが、パートナーによっては「どこに行くのか」「なにをするのか」など、詮索してくるケースもあります。

 

そうなるとなかなか性病の治療に行けず、完治が遅れたり、症状がより悪化してしまったりするかもしれません。

 

できるだけ早めに治療を受けるのが大切ですので、なかなか治療に行けないとそれだけ長期間苦しい思いをすることになります。

 

性病に感染してしまったらしっかりパートナーと一緒に治療を受けよう!

万が一性病に感染した場合、パートナーにも感染させてしまっていることを前提に考えておくべきです。

 

そのためすぐにパートナーに話して、一緒に治療を受けるようにしましょう。

 

しばらくは怒られたり、冷たい態度を取られたりするかもしれませんが、ピンポン感染を起こす、秘密にしていたのがバレて破局する、といった事態を考えれば、話しておくに越したことはありません。

 

それがパートナーに対する責任の取り方であり、人間としての礼儀とも言えますね。