※これは架空の話で実在の人物・団体とは一切関係ありません。みなさんは「梅毒」という性感染症をご存知ですか?江戸時代など、遠い昔から日本を始め世界中で怖れられてきた性病が梅毒です。「ペニシリン」という治療薬が発見されてから、この「不治の病」はようやく完治できるようになってはきましたが、未だに恐ろしい性病であることには変わりありません。
梅毒は、クラミジアや淋病と同様、セックスによる粘膜の接触でいとも簡単に感染してしまいます。もちろん女性器に挿入しなくても、フェラチオやディープキスをするだけで簡単に感染するので用心が必要です。しかも、症状が現れたり消えたりするので、うっかり見逃しやすいのもその特徴。完治する前に治療を止めたり、放って置いたりすると手遅れになりかねません。
これからご紹介するエピソードは、とある風俗街でうっかり梅毒に感染した自称「エリート会社員」篠崎弘文のお話です。彼を「自称エリート」と呼ぶのは、それほどうぬぼれが強く、自意識過剰な会社員であったため。実際は、虚勢を張っているだけの小人物に過ぎません。さて、そんな篠崎は、ある年の暮れ忘年会後の三次会と称して、「本番」OKの「箱ヘル(箱型ヘルス)」に部下と繰り出します。酔っ払って気が大きくなっていた篠崎は、コンドームも装着せずに、接客したコンパニオンとセックスに及びました。その結果、彼は梅毒に感染。ところが、その事に気付かぬままに、翌々日篠崎は妻ともベッドを共にしてしまったのです。
その後の顛末は言うまでもありません。妻共々梅毒に感染してしまった彼は、離婚の危機に直面します。このお話は、梅毒感染にまつわる哀しい実話です。