2022.07.21更新日:2026.03.17
ペロニー病の治療法を徹底解説!手術・薬・費用|専門クリニック

ペロニー病とは、ペニスが勃起するときに痛みが出たり、真っすぐにならずに曲がってしまう病気です。
勃起はペニスの大部分を占めている組織である海綿体に血液が流れ込むことによって起こりますが、この海綿体を包んでいる「白膜」にしこりができることで、正常な勃起を妨げてしまうのです。
このしこりは良性のため、勃起時に痛みやペニスが曲がるのを我慢できればそれほど影響がない、とも言えますが、質の高い性生活を送るうえでは勃起時に異常が出るのは避けたいものですよね。
ペロニー病の治療法について解説していきます。
ペロニー病の治療法の種類
ペロニー病の治療は、症状の進行度や痛みの有無、陰茎の湾曲の程度によって適した方法が異なります。主に「薬物療法」「手術療法」「保存療法」の3つに分けられ、それぞれの特徴を理解したうえで選択することが重要です。
薬物療法

ペロニー病は、放置していて自然に治る病気ではありません。
先ほども触れましたが、良性のしこりによる病気ですので放置していても問題はそこまで感じないかもしれませんが、放置しておくメリットもありません。
勃起したときにペニスが曲がってしまうので、見た目の悪さからパートナーとのセックスができなくなる可能性もあります。
またペロニー病を放置していると、EDになる可能性もあるとのことなので、ペニスの異常に気付いたら早めに治療すると良いでしょう。
ペロニー病の治療法として、有効なのは手術なのですが「手術が怖い、イヤだ」という男性のなかには、薬でペロニー病を治療できないかと考えている人も多いようです。
では実際に、薬によるペロニー病の治療法にはどのようなものがあるのでしょうか?
ビタミンE・トラニラスト・コルヒチンの内服治療
ペロニー病の薬での治療が、ビタミンEとトラニラスト、そしてコルヒチンの内服です。
ビタミンEは脂溶性ビタミンのひとつで、トラニラストには活性酸素の生成・遊離を抑制する働きがあり、ペロニー病の原因である白膜のしこりの増生を抑制する効果があるとされています。
コルヒチンはもともとは痛風の治療薬として利用されている薬で、白膜のしこりを生成するコラーゲンの生成抑制・分解に効果があります。
しかし残念ながら、このビタミンE・トラニラスト・コルヒチンを服用しても、ペロニー病を完全に治療することはできないようです。
悪化を防いだり、ある程度症状を改善できたりする程度の効果はあるとされていますが、そもそもこの内服治療はそこまで医療業界でも有効とは考えられていないのが実態なんだとか。
カルシウム拮抗薬などの局所注射による治療
内服ではなく、カルシウム拮抗薬やインターフェロン、ステロイドといった薬を患部に直接局所注射する治療法もあります。
こちらは直接患部に薬を注射する方法のため、内服よりは効果があり、実際に白膜のしこりが小さくなることで勃起時の湾曲具合が改善したり、勃起機能自体が回復したり、との報告もされています。
しかしこちらも、ある程度の効果は認められているとは言ってもペロニー病そのものの完治につながっているとは言えないようです。
あくまでも「症状を軽減させる」のであって、完治を目指すのであれば結局手術を受けなければなりません。
そもそも「患部への局所注射」とは「ペニスに直接注射」するわけですから、そこまでするなら手術を受けてしまったほうがマシ、と言えるかもしれませんね。
手術療法

結局のところ、ペロニー病はどうにか薬で治そうと考えるよりも、手術を受けて治療したほうが時間もお金もかからない、と考えられます。
もちろん内服薬や局所注射で気にならないレベルにまで改善する可能性がゼロであるわけではないので、チャレンジしてみるのを止めることはできません。
しかしそんなに低い確率に賭けるよりは、手術を受けてしっかり治療したほうが良いのではないでしょうか。
人間、残念ながら年齢を重ねるとだんだん精力的にも弱くなってきますので、ペロニー病の治療に時間をかけるよりも早めに治して、少しでも充実した性生活を楽しむ時間を確保することをおすすめします。
ペロニー病はEDの原因にもなるので早めに治療するべき
ペロニー病を早めに治療することをおすすめする理由として、ペロニー病がEDの原因となる、という事実が挙げられます。
ペロニー病になると、勃起したときの痛みや曲がってしまったペニスの姿が精神的なストレスになってしまい、それがEDの引き金となる可能性があります。
また白膜にできたしこりが海綿体に血液が流れ込むのを邪魔する、という肉体的な理由でEDが発症することも。
これらはペロニー病の治療をすれば自然と改善することもありますが、一度「EDになった」と精神的にダメージを受けてしまうと、ペロニー病が完治してもEDが治らない、というケースも考えられるのです。
こういったペロニー病によるEDの発症を防ぐためには、早めにペロニー病の治療をおこなうのがベストと言えるでしょう。
ペロニー病の手術はどのようにおこなわれる?
ペロニー病の手術となると、実際にペニスにメスを入れるわけですから、不安になる男性がいて当然でしょう。
具体的に「どのような手術がおこなわれるのか」を知れば、手術に対する恐怖心も薄らぐはずです。
ペロニー病の手術方法には、2つの方法があります。
まずは「移植法」と呼ばれる手術法です。
白膜にしこりができて短縮化してしまった部分を切開し、そこに身体のほかの部分(太ももの内側が適している)から取ってきた真皮や静脈を移植します。
白膜が短縮化してしまった部分に真皮を移植するので、ペニスの長さを以前のままに保てるのがメリットですね。
ただし手術が複雑になる点、また軽度の湾曲が残ってしまう可能性や勃起力が低下する可能性がある点がデメリットとされています。
もうひとつの手術法は「縫縮法」と呼ばれる方法です。
白膜のしこりがある方とは逆側を縫い縮めることで、ペニスの長さをそろえて勃起しても痛みや湾曲が起きないようにします。
手術方法としてはシンプルなものなので、危険性が少ないのがメリットですが、再発の可能性もゼロではありませんので手術後の経過観察が必要です。
そのため「手術が終わったら放置」ではなく、しっかりとアフターケアまでしてくれるクリニックで手術を受けることが大事になります。
各治療法の詳細な解説
ペロニー病の治療を検討するうえで、「実際にどのように治療が進むのか」「どれくらいの期間がかかるのか」といった具体的なイメージを持つことは非常に重要です。ここでは、それぞれの治療法について、より詳しく解説します。
薬物療法の流れと注意点
治療の流れ
まずは診察と触診などを行い、しこり(プラーク)の状態や湾曲の程度を確認します。
そのうえで、内服薬または局所注射による治療が選択されます。
・内服薬:毎日服用しながら経過観察
・局所注射:数週間〜数ヶ月にわたり定期的に通院して注射
治療期間
一般的に数ヶ月〜半年以上継続するケースが多く、短期間で大きな変化を感じることは少ない治療法です。
入院の必要性
入院は不要で、すべて外来での対応となります。
治療後のケア
・定期的な診察による経過観察
・症状の変化に応じた薬の調整
合併症・リスク
・注射部位の痛みや腫れ
・内服薬による副作用(胃腸症状など)
・効果に個人差が大きい
薬物療法は体への負担が少ない一方で、根本的な改善が難しい場合もある点を理解しておく必要があります。
手術療法の流れと術後経過
治療の流れ
-
カウンセリング・診察
-
手術方法の決定(縫縮法・移植法など)
-
手術(通常は日帰り〜短期入院)
-
術後の経過観察
手術時間は内容にもよりますが、1〜2時間程度が一般的です。
入院の必要性
・日帰り手術が可能なケースも多い
・内容によっては1〜数日の入院が必要な場合あり
術後の回復期間
・腫れや痛み:1〜2週間程度
・日常生活:数日〜1週間で復帰可能
・性行為の再開:約4〜6週間後が目安
治療後のケア
・患部の安静
・医師の指示に従った通院
・感染予防や経過チェック
合併症・リスク
・陰茎の短縮(特に縫縮法)
・勃起機能の低下
・感覚の変化
・出血・感染
・再発の可能性
手術は最も確実な改善が期待できる方法ですが、リスクと仕上がりのバランスを理解したうえで選択することが重要です。
保存療法の進め方と現実的な効果
治療の流れ
保存療法では、積極的な治療を行わず、症状の経過を見ながら必要に応じて対処します。
・定期的な診察
・生活習慣の見直し
・必要に応じて牽引療法や補助的治療
主な方法
・経過観察
・陰茎牽引療法(専用器具の使用)
・衝撃波治療(痛みの軽減目的)
治療期間
数ヶ月〜1年以上と長期にわたることが多く、継続が必要です。
入院の必要性
入院は不要で、基本的に外来対応となります。
治療後のケア
・生活習慣の改善(喫煙・飲酒の見直しなど)
・継続的な自己管理
効果と限界
・痛みの軽減
・進行の抑制
一方で、湾曲そのものを大きく改善するのは難しいケースが多く、あくまで補助的な治療と考えられます。
治療法選びで重要なポイント

ペロニー病の治療は、「どれが一番良いか」ではなく、現在の症状に合った方法を選ぶことが重要です。
・初期で痛みがある → 薬物療法・保存療法
・湾曲が強い・生活に支障がある → 手術療法
また、治療には一定の期間がかかるため、通院のしやすさやアフターケア体制も重要な判断基準になります。
不安な点がある場合は、一人で判断せず、専門の医療機関で相談することが改善への近道です。
ペロニー病の治療における注意点
ペロニー病の治療は、症状や治療法によって経過や結果が大きく異なります。後悔のない選択をするためには、事前にいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
医師とのコミュニケーションを大切にする
ペロニー病はデリケートな悩みであるため、症状を正確に伝えにくいと感じる方も少なくありません。しかし、適切な治療を受けるためには、現在の状態や悩みを正直に伝えることが重要です。
・湾曲の程度(どの方向にどれくらい曲がるか)
・痛みの有無やタイミング
・性行為への影響
・勃起機能の変化
これらを具体的に伝えることで、より適した治療法の提案を受けやすくなります。
また、治療内容やリスクについても遠慮せず確認し、納得したうえで治療を選択することが大切です。
セカンドオピニオンも検討する
治療法に迷いがある場合や、提案された内容に不安がある場合は、別の医療機関で意見を聞く「セカンドオピニオン」も有効です。
ペロニー病の治療は医師によって方針が異なることもあり、
・まずは保存療法を勧める医師
・早期の手術を提案する医師
など、判断が分かれるケースもあります。
複数の意見を参考にすることで、自分にとって納得できる治療法を選びやすくなります。
治療費と料金体系を事前に確認する
ペロニー病の治療は、方法によって費用が大きく異なります。
・薬物療法:比較的低額(数千円〜数万円)
・手術療法:数十万円以上になることもある
特に自由診療の場合は、クリニックごとに料金設定が異なるため、
・初診料や検査費
・手術費用の総額
・術後の通院費用
などを事前に確認しておくことが重要です。
「安いと思っていたら追加費用がかかった」というケースもあるため、総額で比較する意識を持ちましょう。
保険適用の有無を理解しておく
ペロニー病の治療は、すべてが保険適用になるわけではありません。
・症状が強く、医療的に必要と判断された場合 → 保険適用の可能性あり
・見た目の改善や機能向上を目的とする場合 → 自由診療になることが多い
また、同じ手術でも医療機関によって保険適用の扱いが異なる場合があります。
費用面での不安を減らすためにも、保険適用の可否は必ず事前に確認しておきましょう。
治療後の経過とアフターケアも重要
ペロニー病は、治療して終わりではなく、その後の経過観察も重要です。
・術後の腫れや痛みの管理
・再発の有無のチェック
・勃起機能の変化の確認
これらを適切にフォローしてもらえるかどうかで、治療後の満足度は大きく変わります。
そのため、医療機関を選ぶ際は、アフターケア体制が整っているかも確認しておくと安心です。
安心して治療を受けるために

ペロニー病の治療は、決して珍しいものではありませんが、内容や結果に個人差があるため、不安を感じるのは当然です。
だからこそ、
・信頼できる医師を選ぶこと
・治療内容をしっかり理解すること
・無理のない範囲で治療を進めること
が重要になります。
焦って決断するのではなく、納得できる形で治療に進むことが、満足のいく結果につながります。
ペロニー病の治療に関するよくある質問
ペロニー病の治療については、不安や疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。ここでは、患者様からよくいただく質問についてわかりやすく解説します。
痛みはいつまで続きますか?
痛みの出方には個人差がありますが、ペロニー病の初期(炎症期)では、勃起時に痛みを感じることがあります。
この痛みは数ヶ月〜1年程度で徐々に落ち着いていくことが多いとされています。
治療を行うことで痛みが軽減するケースもありますが、症状の進行度によっては一定期間続くこともあります。
治療後に後遺症は残りますか?
治療法によって異なりますが、特に手術療法では以下のような変化が起こる可能性があります。
・陰茎の長さがやや短く感じる
・感覚の変化
・勃起力への影響
ただし、これらはすべての方に起こるわけではなく、術式や個人差によって異なります。
リスクを十分に理解したうえで治療を選択することが重要です。
再発することはありますか?
ペロニー病は、治療後も再発する可能性があります。
特に、生活習慣や体質、術後のケア状況によっては再びしこりが形成されることもあります。
そのため、治療後も定期的な経過観察を行うことが大切です。
性生活への影響はありますか?
ペロニー病を放置すると、湾曲や痛みによって性行為が困難になることがあります。
一方で、適切な治療を受けることで、
・湾曲の改善
・痛みの軽減
が期待でき、性生活の質が改善するケースも多くあります。
ただし、手術後は一定期間(一般的に約1ヶ月程度)性行為を控える必要があります。
治療期間はどのくらいかかりますか?
治療法によって大きく異なります。
・薬物療法:数ヶ月〜半年以上
・保存療法:数ヶ月〜1年以上
・手術療法:手術自体は短期間だが、回復まで約1ヶ月前後
症状の程度や選択する治療法によって個人差があるため、医師と相談しながら無理のないスケジュールで進めることが重要です。
手術は必ず必要ですか?
すべての方に手術が必要なわけではありません。
・軽度で日常生活に支障がない場合
・痛みが中心の初期段階
では、薬物療法や保存療法で経過を見ることもあります。
一方で、湾曲が強く性行為に支障がある場合は、手術が有効な選択肢となります。
どのタイミングで受診すべきですか?
以下のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
・陰茎にしこりを感じる
・勃起時に曲がりがある
・痛みを伴う
ペロニー病は早期に対応することで、進行を抑えられる可能性があります。
不安なことは早めに相談を
ペロニー病は、適切な治療によって症状の改善が期待できる疾患です。
一人で悩まず、気になる症状がある場合は専門の医療機関へ相談することが大切です。
ペロニー病の疑いがあったらまず「アモーレクリニック」で診察を受けよう!

それまで見られなかった勃起時のペニスの湾曲が見られるようになった、勃起するときに痛みが出るようになった、そんなときはペロニー病の疑いがあります。
またペニスにしこりができた場合は、ペロニー病だけではなく陰茎ガンの可能性もありますので、どちらにしてもこれらの症状が出たら早めに診察を受けるべきでしょう。
名古屋市栄・大阪北新地のアモーレクリニックでは、生まれつきの屈曲陰茎だけではなくペロニー病の診察・治療もおこなっています。
形成外科医としても豊富な経験を持つ院長の手術が受けられますので、仕上がりもキレイな手術を受けられるのが安心なポイント。
また患者さんのプライバシー保護もしっかりしており、アフターフォローも万全なのもうれしいですね。
もし「ペロニー病かも」と不安になったら、ぜひアモーレクリニックで診察を受けてみてください!
本記事は、アモーレクリニック医師の監修のもと、
内容の正確性や信頼性を確認しています。

- 統括院長 兼 名古屋院院長
- 鈴木 秀明
- 略歴
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- 昭和53年5月18日生まれ
- 2007年岐阜大学医学部卒業
- 横浜南共済病院
- いちだクリニック
(福岡大学形成外科医局) - 福岡大学形成外科
- 名古屋中央クリニック開業
- 高須クリニック非常勤医師
- アモーレクリニック開業
- 所属歴のある学会
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- 日本形成外科学会 正会員
- 日本美容外科学会(JSAPS)
- 日本美容外科学会(JSAS)
- 抗加齢医学会
- 日本美容皮膚科学会























