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こんな症状が出たら性病の疑いアリ!性病に感染したときによく見られる初期症状をチェック

どんな病気も、いきなり激しい症状が出て、人間の身体に悪影響を及ばすことは、多くはありません。

 

それは性病に感染した場合も、同じことが言えます。

 

ほとんどの場合、激しい症状が出る前に「初期症状」と呼ばれる症状が出て、そのまま放置しておくと徐々に悪化し、激しい症状を引き起こすことがほとんどです。

 

つまり性病の初期症状についての知識を持っておけば、それらしき症状が出たときに早めに専門クリニックで検査・治療を受け、早めに対処することが可能になります。

 

性病は早めに治療しないと、痛みなどでツラい思いをするだけではありません。

 

性病の症状が進行することで、将来的に不妊などの原因となったり、命を失う危険があったりと、人生に大きな影響を与える可能性もあります。

 

この記事では、性病の際によく見られる初期症状と、性病別にどのような初期症状が出るのかについてご紹介しますので、もし思い当たる症状があったら、すぐに専門クリニックの検査を受けてみてください。

性病に感染した際によく見られる初期症状は?

性病に感染した際には、ほとんどの場合でなにかしらの初期症状が起きます。

 

多くの場合、性病は性器を中心に感染するため、性器に症状が出るケースがほとんどです。

 

むしろ性器に症状が出るケースが多いため、性病に感染した可能性が頭をよぎっても、恥ずかしくて専門クリニックに検査を受けに行けない、なんてパターンも考えられます。

 

しかし性病は放置しておいて完治することはないため、症状をチェックした結果、性病の可能性が頭に浮かんだら、すぐにでも検査を受け、治療するべきでしょう。

 

代表的な初期症状をご紹介しますので、チェックしてみてください。

尿道から膿や分泌液が出る

性病に感染した際に多く見られる初期症状が、尿道から膿や分泌液が出ることです。

 

膿の場合は白っぽかったり、若干黄色味を帯びていたりと色がおかしい場合や、ドロドロ、ネバネバした液体である場合が多く、明らかに「なにか変なものが尿道から出ている」と気付きやすいため、異常を感じやすくなります。

 

ただし膿のなかでも、透明でサラサラしたタイプの粘液状のものが出ている場合などは、あまり大きな異常とは思えずにそのまま放置して、性病が悪化してしまうパターンも多くなります。

 

透明な粘液であっても、パンツについたものが乾燥してカピカピした状態になる場合などは、なにかしらの異常が起きている、と考えたほうが良いでしょう。

 

また尿道から膿が出ている場合は、性器周辺で普段とは少し違ったニオイがする場合もあるため、そこで違和感に気付く方も多いようです。

排尿時に尿道に痛みや違和感がある

男性の場合、多くの細菌は尿道口から尿道内に入り、そこで繁殖して性病を引き起こすケースが多くなります。

 

そのため、尿道内に炎症が起き、排尿時に痛みや違和感が出るケースが多いのです。

 

しかしこの痛みや違和感も、性病の種類や感染した人によって、大きな差があります。

 

排尿のたびに、尿道内に焼けつくような激痛を感じる、なんて場合はツラくてすぐに専門クリニックで診察してもらう方も多いでしょうが、ちょっと沁みる感じがする、軽くムズムズした痒みがある、なんて場合には、つい放置してしまいがちです。

 

軽い痛みでも長引いて、なかなか良くならない場合は、性病を疑うのもアリでしょう。

性器が腫れたりイボやできものができたりする

性病に感染した場合、性器自体が腫れたり、陰茎や亀頭にイボやできものができたりするのも、初期症状のひとつです。

 

性器そのものが大きく腫れあがる、なんてケースは多くはありませんが、尿道口が赤く腫れるなどの場合は、性病の可能性を考えたほうが良いでしょう。

 

性器の腫れではなく、太ももの付け根のリンパ節が腫れた場合は、性病の初期症状を疑うべきです。

 

また性器にイボやできものができた場合、それらのイボやできもの自体が痛む場合と、痛さやかゆさなどがまったくない場合があります。

 

性器にイボやできものができても、痛みなどがなければつい放置してしまいがちなのが実際のところ。

 

放置しているうちにイボやできものが消えてしまう場合もあり、そんなときは「治った」と思い込んでしまって、わざわざ専門クリニックでチェックしてもらおう、と考える方はまずいないでしょう。

 

それが性病の悪化につながることがあるので、性器になにかしらのイボやできものができた場合は、痛みの有無などはともかくとして専門クリニックで診察してもらうべきです。

喉の痛みや腫れなど

性病による喉の痛みや腫れは、喉の粘膜に性病が感染したケースに起こる、と考えられがちです。

 

たしかに喉の粘膜に性病が感染すると、これらの喉の痛みや腫れが起こるものですが、喉ではなく性器周辺へ性病が感染した場合でも、喉の痛みや腫れといった初期症状が起こるケースがあります。

 

多くの性病は、性器に感染した場合に喉の痛みや腫れを引き起こす可能性は低いのですが、喉の痛みや腫れ、違和感といった症状が風邪薬を飲んでも改善されず、想像以上に長引く場合は、性病を疑うのも判断としては間違っていません。

全身に現れる斑点や円形のアザ

これら、全身に斑点や円形のアザが現れる場合も、性病の種類によって見られる初期症状です。

 

これらの斑点や円形のアザは、痛みやかゆみといった症状を伴わないケースが多く、さらに数日、長くても数週間程度で消えてしまうケースが多いため、これが「性病の初期症状である」と想像もできない方も多いでしょう。

 

ただしこれらの斑点や円形のアザが消え去ったとしても、残念ながらその原因が性病への感染出会った場合は、自然治癒したわけではありません。

 

そのまま体内で、静かに性病は進行していきますので、原因不明の斑点や円形のアザが身体に現れた場合は、専門クリニックで性病の検査を受けてください。

女性が性病に感染した場合に見られる初期症状

男性と女性では身体の作り自体が異なるため、性病の初期症状としても女性特有の症状が現れます。

 

当然ながら、性行為の相手が性病に感染していた場合、自分が感染する可能性も出てきますので、女性特有の性病の初期症状についても知っておくべきでしょう。

 

もしも性行為の際に「怪しい」と感じたら、コンドームを着用するなど、自分の身体を守るための予防策を講じるようにしてください。

おりものに異常が見られる

女性が性病に感染している場合、おりものに異常が出るケースが多く見られます。

 

おりものとは、子宮や腟から分泌される、粘度の高い液体のことです。

 

子宮や腟からの老廃物や、古い細胞などが混ざり合ったものがおりものであるため、女性の体調や健康状態によって量や色、ニオイが変わることもあります。

 

そのため、単純に「おりものが出ている」のが、性病に感染している証拠とはなりませんので、その点は注意しましょう。

 

それでは、性病によって生じる「おりものの異常」とは、具体的にどういったものなのでしょうか。

 

たとえば泡立っていたり、黄色っぽさや黄緑色っぽさがある膿のようなおりものだったり、思わず鼻をつまみたくなるようなひどいニオイだったり、といった場合は、性病の感染による初期症状によるものの可能性が高いです。

 

「お風呂に入ったのに、アソコから変なニオイがする」なんてシチュエーションに出会ったら、そっとコンドームを着用して外さないようにすることをオススメします。

下腹部の痛みや性交痛

性病に感染している女性の場合、下腹部に鈍い痛みがあったり、性交の際に痛みを感じたり、といった症状が出るケースがあります。

 

女性の場合は、腟内で性病の原因となる細菌やウイルスが繁殖し、腟内や子宮内で炎症を起こしている可能性があるため、性交によって痛みを感じてしまうのです。

 

また性交中に限らず、日頃から下腹部の重さや痛みを感じている女性は、性病によって腟や子宮がダメージを受けているためであるかもしれません。

 

こういった点は、普段から生活を共にしている場合ならばともかく、ナンパなどで一夜の関係を持つ場合には、非常にわかりにくい部分です。

 

もしなにもしていないのに下腹部の痛みを訴える、性交中に妙に痛がる、などといった反応が見られる場合は、相手の女性の性病感染を疑ったほうが良いでしょう。

病気別に見る性病の初期症状

性病の初期症状には、さまざまなものがあります。

 

そもそも性病自体、さまざまな種類がありますので、病気によってどのような初期症状が起こるのかも違うものです。

 

そのため、初期症状からある程度、どのような性病に感染しているのかの可能性を絞れる、と言えるでしょう。

 

この項目では、性病の種類によってどのような初期症状が出るのかをご紹介します。

 

心当たりのある症状が見つかったら、性病への感染の可能性を考えて専門クリニックでの検査・治療を受けましょう。

クラミジア

クラミジアは、非常に感染力が高く、日本だけでなく世界中で感染者が激増している性病です。

 

また人によってはほとんど症状が出ないケースも見られ、そのため感染者が感染していることに気付かず、他人に感染を広めてしまう、というケースも多いのが厄介な部分と言えます。

 

クラミジアの初期症状としては「尿道の痒みや不快感」「尿道からの分泌物」「排尿時の痛み」といったものが挙げられます。

 

しかし先ほどもご紹介したとおり、これらの症状は非常に軽かったり、人によってはまったく出なかったり、といったケースも見られるため、初期症状だけでクラミジアに感染していることに気付くのはなかなか難しいのが実際のところです。

淋病

淋病は性病としては非常にメジャーな存在ですが、男性と違って女性に感染した場合、ほとんど症状が出ないか、出ても軽い症状で済んでしまうケースが多いのが特徴です。

 

そのため女性は淋病に感染してもその事実に気付かず、そのまま男性と無防備に性行為をして感染を広げてしまう可能性があります。

 

男性が淋病に感染した場合は、初期症状としては「尿道からの白っぽい膿の排出」「排尿時の尿道の痛み」「尿道口が赤く腫れる」といったものが代表的です。

 

初期症状の段階からかなり症状がひどく、排尿時に激痛が走ったり、尿道から膿がパンツを濡らすほど流れ出たり、といったケースも見られます。

 

ある意味、男性にとって激しい症状が出る場合は、非常に感染がわかりやすい性病、と言えるでしょう。

 

ただし男性の場合も、淋病の症状がまったく出ないケースもあるため、油断は禁物です。

性器ヘルペス

性器ヘルペスは、非常に感染力の高いウイルスです。

 

小さな水膨れを大量に発生させ、その水膨れがつぶれるとそこに触れた相手に感染するほどです。

 

また一度感染してしまうと、そのまま一生体内にウイルスが残り続けてしまうのも、性器ヘルペスの特徴です。

 

性器ヘルペスの特徴としては「性器に小さな水膨れができる」「太ももの付け根のリンパ節が腫れる」「倦怠感や発熱・頭痛が起こる」などの初期症状が見られます。

 

とくに大人になってから初感染した場合は、これらの症状が非常に重く、治るまで数週間かかるケースも。

 

水膨れなどが発生するため、感染に気付きやすいのがある意味メリットと言えますが、一度感染するとそのまま一生付き合っていかなければならない病気であることを考えると、できればあまり感染したくない性病、と言えるでしょう。

梅毒

梅毒は、一時期感染者が激減した性病ですが、2021年頃から再び感染者が急増している点で問題視されています。

 

また一度感染すると、第1期から第4期まで分けて症状が出る点、第1期から第4期に至るまで非常に長い年月を必要とする点、などが梅毒の特徴です。

 

このうち、初期症状と呼ばれるのは「第1期」の症状となります。

 

具体的には「感染箇所(性器なら性器)へのしこりや炎症の発生」「リンパ節の腫れ」などの症状です。

 

これらの症状は、出てから1ヶ月程度で消えることが多く、この時点で専門クリニックで検査・治療を受ける方は多くありません。

 

このあと、数か月すると全身に「バラ疹」と呼ばれる斑点状のアザができるため、その時点で異常を察して専門クリニックに駆け込むパターンがほとんどとなります。

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)

HIVは、感染するとAIDS(後天性免疫不全症候群)を発症させることで知られるウイルスです。

 

ただし現在ではHIVに感染してもAIDSの発症を抑える治療法なども確立されており、HIVに感染=AIDS発症、とは一概に言えなくなってきています。

 

HIVに感染すると、初期症状として「発熱」「喉の痛み」「全身の倦怠感」「筋肉痛・関節痛」「リンパ節の腫れ」などの症状が起こります。

 

風邪の諸症状と酷似しているため、これらの症状が出たからと言ってHIVへの感染を疑える人間は、ほとんどいないでしょう。

 

これらの症状は、発症してから数週間で消えてしまうのが特徴です。

 

そしてその後は数年から数十年単位、HIVは体内に潜伏し続けるため、血液検査などを受けないと感染に気付けない危険は存在する、と言えます。

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス6型、11型といったウイルスに感染することで引き起こされる性病です。

 

初期症状としては「亀頭の先端や包皮の内側、陰嚢、尿道、肛門などにイボができる」という点があります。

 

そもそも尖圭コンジローマとは、性器周辺のやわらかい粘膜周辺に先が尖ったイボや、鶏のトサカのような形をしたイボができる性病ですので、初期症状が出た時点でほぼ発症が確定している病気です。

 

そういった意味では発症が非常にわかりやすい性病、と言えますね。

マイコプラズマ・ウレアプラズマ

マイコプラズマ・ウレアプラズマは、クラミジアや淋病などと同じく高い感染率をほこり、10年以上前からメジャーな存在となってきた性病です。

 

よく病気で「マイコプラズマ肺炎」というものが聞かれますが、性病のマイコプラズマと肺炎を引き起こすマイコプラズマは別なので、注意しましょう。

 

マイコプラズマ・ウレアプラズマに感染すると起こる初期症状は「尿道からの分泌物」「排尿時の違和感」など、クラミジアの初期症状とよく似ています。

 

症状自体が出ない、軽いケースも多く、マイコプラズマ・ウレアプラズマも初期症状だけで感染に気付くのは難しい性病と言えるでしょう。

性病の感染から初期症状が出るまでの潜伏期間

性病に感染してから初期症状が出るまでには、潜伏期間が存在します。

 

そのため各性病の潜伏期間をちゃんと把握していれば、どの相手との性行為が性病に感染する原因となったのか、ある程度予測が可能です。

 

同じ過ちを犯さないように、原因と考えられる相手との性交渉は、そのあとは避けるようにするなどの対策を取りましょう。

 

具体的な性病の潜伏期間は、次のようになります。

 

  • クラミジア 1週間から3週間程度
  • 淋病 2日間から7日間程度
  • 性器ヘルペス 2日間から10日間程度
  • 梅毒 3週間から6週間程度
  • HIV 2週間から4週間程度
  • 尖圭コンジローマ 3週間から8か月程度
  • マイコプラズマ・ウレアプラズマ 1週間から5週間程度

 

感染してから早めに初期症状が出る性病もあれば、意外と潜伏期間が長い性病もあります。

 

潜伏期間が長くなれば長くなるほど、性行為と性病感染が結びつきにくくなるため、感染の原因がわかりにくくなり、性病感染の可能性も頭に浮かばなくなる点が難しい点です。

 

もし怪しい症状が出ている場合は、たとえその症状が消えたとしても念のため専門クリニックで性病の検査を受けておくと、より安心して日常を過ごせるようになるでしょう。

まとめ

性病に感染した際の初期症状は、どの性病に感染したかによって違ってきます。

 

また潜伏期間も性病の種類によって異なり、性病によっては感染からかなり時間が経過してから初期症状が出るケースもあるため、感染のタイミングなどがわかりにくい点に注意が必要です。

 

さらに問題なのが、初期症状は軽い場合やまったく症状が出ない場合、さらには風邪などの症状と似ていて、性病の初期症状だと気付きにくいケースがある点。

 

おそらく初期症状だけで「性病に感染した」と判断するのは、尖圭コンジローマや性器ヘルペスといった「見た目でわかりやすい性病」以外に感染した場合は難しい、と言えるでしょう。

 

そこで大切になってくるのが、専門クリニックでの定期的な性病検査になります。

 

とくに複数の相手と性行為をする方の場合は、どこでどんな性病に感染しているかわかりませんので、定期的に性病検査を受けて自分が性病に感染していないかをチェックするのが非常に大事、と言えるでしょう。

 

HIVや梅毒など、一度初期症状が出るとなかなか感染に気付くのが難しい性病も存在するため、自分の健康のためにも定期的な性病検査は大切。

 

ぜひ「アモーレクリニック」のような専門クリニックで、定期的な性病検査を受けるようにしてください。

喉の痛みは性病が原因?喉に感染する性病の種類と感染の原因とは

喉の痛みが起こると、多くの方は風邪を疑いますが、実は性病が喉に感染して喉の痛みの原因となっている場合があります。

 

性病は性器に感染する、とのイメージが強いですが、性病は喉の粘膜にも感染し、炎症を起こすため、喉の痛みを起こすのです。

 

しかも喉に感染する性病の種類はかなり多いため、油断していると誰でも喉の性病に感染してしまう可能性があります。

 

喉に性病が感染すると、自分が喉の痛みなどでツラい思いをするだけでなく、ほかの人にも感染させてしまう危険性があります。

 

どういった性病が喉に感染するのか、そして感染の原因や予防法などをご紹介しますので、喉への性病感染を避けたい方は、この記事を読んでぜひ参考にしてください。

こんな喉の痛みや違和感があったら原因は性病の感染かもしれない!

喉の痛みが起こる原因には、さまざまなものがあります。

 

風邪やインフルエンザなどのウイルス感染によるもの、感想や寒さによって喉の潤いが失われることによる炎症、声の出し過ぎや、過度の飲酒・喫煙などが、喉の痛みの原因として考えられるでしょう。

 

そんな数多くの理由があるなか、性病の感染も喉の痛みの原因となるわけです。

 

これだけさまざまな喉の痛みの原因があると、喉の痛みが起こったとしてもその原因がなんなのか、すぐに判断することは難しい、と言えるでしょう。

 

喉の痛みが起こったとき、少しでも原因のヒントになるように、喉の痛みの見分け方や性病に感染したときに起こる、痛み以外の喉の症状などをご紹介します。

原因は風邪か性病か?喉の痛みの見分け方

まずは喉の痛みの原因としてはもっとも多いと考えられる、風邪の場合の喉の痛みと、性病が原因の喉の痛みではどのような違いがあるのか、ご紹介しましょう。

 

風邪の場合は、喉の痛み以外にもさまざまな症状が起こります。

 

具体的には、咳やくしゃみ、鼻水、頭痛、発熱、全身の倦怠感などです。

 

とくに風邪の代表的な症状としては「咳」「鼻水」「喉の痛み」の3つ、と言われています。

 

ちなみにこれら3つの症状のうち、とくにどの症状が強いかによって、風邪の呼び名が異なってきます。

 

咳の症状が強かったら「急性気管支炎」、鼻水の症状が強かったら「急性副鼻腔炎」、喉の痛みが強かったら「急性咽頭炎」、といった具合です。

 

つまり、この「咳」「鼻水」「喉の痛み」の3つの症状が同時に出ている場合は、風邪だと判断できるわけですね。

 

一方、性病の感染が原因の喉の痛みの場合は、風邪の代表的な症状である「咳」「鼻水」が出ないことがほとんど。

 

こういった症状の違いから、喉の痛みの原因が風邪なのか性病なのか、判断できます。

性病に感染した場合に喉の痛みのほかに出る症状

性病の感染による喉の痛みの場合は、風邪の症状である「咳」「鼻水」が出ない代わりに、違う症状が同時に出ることがあります。

 

具体的には、喉の腫れや赤み、扁桃腺の腫れや、喉にできものができる、などの症状です。

 

これらの症状が起こったら、性病による喉の痛みを疑ったほうが良いでしょう。

 

ただし性病の感染によって喉の痛みが起こると、風邪と同じく咳や発熱といった症状が出るケースも少なくありません。

 

素人が喉の痛みの原因を突き止めるのは、なかなか難しいのが現実です。

性病による喉の痛みは自然治癒しない

喉の痛みが風邪によるものの場合は、静養していれば数日で喉の痛みを含めた各症状は消えていきます。

 

また風邪薬を服用すれば、喉の痛みを含めた各症状を抑えることも可能です。

 

しかし性病が原因の喉の痛みは、静養しても自然治癒することはなく、長く続くのが特徴であり、風邪薬で症状が緩和されることもありません。

 

いつまで経っても喉の痛みが続くようなら、性病の感染を疑うべきでしょう。

喉の痛みを引き起こす性病の種類

喉の粘膜に感染して、喉の痛みを引き起こす性病は、1種類ではありません。

 

かなり多くの性病が喉へ感染しますので、どういった性病が喉に感染する可能性があるのか、そしてその症状を知っておくと良いでしょう。

咽頭クラミジア

性病のなかでも、感染者が非常に多いと言われるのが「クラミジア」です。

 

このクラミジアという細菌が、喉や口腔内の粘膜に感染することで起こるのが「咽頭クラミジア」です。

 

とくに20代の若年層に感染者数が多い性病として知られており、感染力の高さが特徴とされています。

 

また咽頭クラミジアに感染した場合、症状が軽い喉の痛みや違和感といった程度で自覚症状に乏しいため、気付きにくいのが特徴です。

 

気付かないため、感染したままほかの人と性行為をして、さらに感染を広げてしまうケースも多発しています。

 

咽頭クラミジアが重症化すると、喉に腫れやイガイガとした痛み・違和感が起こります。

 

また、耳になにかが詰まってしまったような感じで音が聞こえにくくなったり、鼻詰まりが起こったり、といった症状も起こる可能性があるでしょう。

 

とは言え、症状だけで咽頭クラミジアに感染しているとはわかりにくいのが事実のため、疑わしく思ったら早めに専門クリニックで検査を受けると安心です。

咽頭淋病

性病の代表格と言えるのが、淋病です。

 

淋病の原因となる「淋菌」という細菌が喉の粘膜に付着して、感染します。

 

咽頭淋病も咽頭クラミジアと同じく、感染してもあまり強い症状が出ないため、感染に気付かないケースが多いのが問題点です。

 

症状としては、喉の痛みや腫れ、咳、痰、発熱など、風邪の諸症状に似ているのも、咽頭淋病が見分けにくい原因と言えます。

 

やはり「怪しい」と感じたら、専門のクリニックでの検査を受なければなりません。

咽頭ヘルペス

咽頭ヘルペスは、ヘルペスウイルスが咽頭に感染して発症します。

 

ヘルペスウイルスは非常に感染力が高く、一度感染すると完全に体内からウイルスを追い出すことはできません。

 

そのため抵抗力が落ちると、体内に潜伏していたヘルペスウイルスが再び顔を出し、症状を再発させる可能性があります。

 

非常にやっかいなウイルス、と言えるでしょう。

 

咽頭ヘルペスに感染すると、非常に強い喉の痛みや高熱が出るケースもあり、喉の痛みで食べ物・飲み物だけでなく自分の唾液も飲み込むのがツラい、なんて状態になる可能性も出てきます。

 

喉に感染する性病のなかでも症状がわかりやすい部類に入るため、怪しいと感じたら早めに治療を受けたほうが良い性病のひとつ、と言えるでしょう。

梅毒

現在、風俗店の利用者や若い世代を中心に、感染者が急増していると言われるのが、梅毒です。

 

感染すると長い年月をかけて身体を蝕んでいきますが、一時期に症状が出ると再び症状が消える、を繰り返すため、なかなか梅毒と気付かずに放置してしまう方が多いのも、大きな問題点となっています。

 

咽頭梅毒の症状としては、喉の痛みや違和感、不快感、そして喉の奥に白い斑点や、粘膜がはがれたような状態が見えるようになります。

 

また声がかすれる、微熱や身体のだるさなども出てくるのが特徴です。

 

初期の症状としては、喉にしこりやできものができるので、そういった部分をチェックすれば一般的な風邪とは違う、と気付ける可能性は上がります。

 

なによりも喉の奥に白い斑点だけでなく、蝶のような形をした病変や、白い弓状の病変が表れるため、ある程度病気が進行すると自分の目でも確認できるような状態となるでしょう。

 

これらの症状が出た場合は、一刻も早く専門のクリニックでの検査、治療を受けるべきです。

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染すると、感染初期の症状として喉の痛みが現れる場合があります。

 

同時に発熱やリンパ節の腫れ、頭痛、倦怠感などが現れることも多く、風邪やインフルエンザの症状と間違いやすいのが注意点です。

 

通常、HIVによる喉の痛みなどの諸症状は、感染後2週間目から4週間目に起こり、数日から数週間で自然に消えていきます。

 

その後は数年から十数年、感染したままなんの症状も出ない状態が続きますので、やはり症状からHIVの感染に気付けるケースは非常にまれです。

 

HIVに感染しているかどうかは、血液検査を受けなければわかりません。

 

感染の心配があるならば、定期的に専門クリニックで検査を受けておけば、万が一感染してしまったときも早めに治療にとりかかれます。

マイコプラズマ・ウレアプラズマ

マイコプラズマとは、風邪や肺炎、気管支炎などを引き起こす、細菌の一種です。

 

しかし一般的な細菌とは、構造が少し異なっているのが特徴です。

 

一般的な細菌は、身体の周囲を「細胞膜」と「細胞壁」が取り囲んでいます。

 

しかしマイコプラズマは、身体の周囲を「細胞膜」だけが取り囲んでおり、この特徴からほかの細菌とは効果的な治療法なども異なってくるのが、厄介な点と言えるでしょう。

 

またマイコプラズマと同じく、細胞膜だけしか持たない細菌として「ウレアプラズマ」も存在しており、こちらも感染するとマイコプラズマと同じように喉の痛みや咳、発熱といった症状を引き起こします。

 

マイコプラズマ、ウレアプラズマは、そもそもが風邪や気管支炎といった症状を引き起こす細菌であるため、喉に感染すると症状は喉の痛み、咳、頭痛など、一般的な風邪の症状とよく似ています。

 

ただし一般的な風邪薬などは効きませんので、風邪薬を飲んで効果がなければマイコプラズマ・ウレアプラズマの感染を疑うべきでしょう。

喉に性病が感染してしまう原因とは?

一般的に、性器に感染して諸症状を引き起こすと考えられがちな性病。

 

そんな性病が喉に感染してしまうのは、明確な理由が見られます。

 

そもそも性病の原因となる細菌やウイルスは、人間の身体を離れるとすぐに死滅してしまうような、弱い細菌やウイルスであるケースがほとんど。

 

つまり性病は、空気感染や飛沫感染するケースはほとんど見られず、粘膜同士の接触、つまり多くの場合は性行為によって感染する、と考えられるでしょう。

 

具体的な、喉に性病が感染する原因について、ご紹介します。

オーラルセックス

喉に性病が感染する、大きな原因として考えられるのは「オーラルセックス」、つまり口を使って相手の性器を刺激する性行為です。

 

性病を引き起こす細菌やウイルスは、粘膜同士が接触することで感染します。

 

つまり性病に感染している性器を口によって刺激することで、口の中に性病の原因となる細菌やウイルスが侵入し、そのまま喉の粘膜に感染してさまざまな症状を引き起こすわけです。

 

これは逆のこと、つまり「喉に性病が感染している人間が相手の性器をオーラルセックスすることで、相手の性器に性病を感染させてしまう」ケースも起こります。

 

どちらにしても、大きなリスクがあると言えるでしょう。

キス

喉の粘膜に性病の原因となる細菌やウイルスが感染していると、キスによって相手の喉に性病を感染させてしまう可能性があります。

 

とは言え、キスだけではオーラルセックスよりも性病を感染させてしまう可能性はそこまで高くはありません。

 

とは言え、恋人同士のディープキスなど、唾液を口内で交換する、もしくはより粘膜同士の接触が密接になるキスの場合は、感染する可能性はじゅうぶんに考えられます。

 

ただし性病の種類によって、キスで感染するかどうかの可能性はだいぶ変わってくるため、キスでの喉への性病の感染は、ほとんどの場合あまり重視されていないのが現実です。

喉への性病感染を予防する方法とは?

喉への性病感染を予防するためには、けっして特別な方法が必要なわけではありません。

 

一般的に、性病を予防するために取られる方法と同じような方法で、喉への性病感染も予防できます。

 

とは言え、性器への感染と喉への感染では異なる面もありますので、しっかり性病の予防方法として頭の中に入れておいてください。

コンドームを着用する

男性の場合は、コンドームの着用が性病予防のための第一候補です。

 

コンドームを着用すれば、100%ではありませんが多くの性病感染の危険を避けられます。

 

また、コンドームを着用すれば万が一自分が性病に感染していた場合でも、相手へ感染させてしまう可能性も下げられますので、コンドームの着用は大切、と言えるでしょう。

 

注意しなければならないのが、性病感染を予防するためにコンドームを着用するのであれば、挿入時だけでなく性行為の最初の段階から着用しておく必要がある点です。

 

ときどき、コンドームは挿入時だけに着用すれば良い、と考えている男性もいますが、性病の感染は粘膜同士が触れ合うことで起こります。

 

そのためコンドームの着用をせずにオーラルセックスをした場合、相手が喉に性病の感染を起こしていた場合、当然喉から性器へ感染する可能性がじゅうぶん考えられるわけです。

 

使用方法を間違えると、せっかくのコンドームも意味がなくなってしまいますので、注意しましょう。

女性へのオーラルセックスでは「食品用ラップ」などを使用する

男性へのオーラルセックスの場合は、コンドームを使用すれば、喉からの性病の感染、または喉への性病の感染を防げます。

 

しかし当然、女性へのオーラルセックスで男性の喉が性病に感染する場合、逆に女性に性病を感染させてしまうケースも考えられるでしょう。

 

残念ながら、女性の場合は男性のコンドームに該当するような、オーラルセックスの際の性病感染を予防するグッズは、一般的な存在ではありません。

 

アダルトグッズの専門店などで「デンタルダム」と呼ばれる、もともとは歯科医師が使用するラテックス製の薄いシートが、女性へのオーラルセックス時の性病感染グッズとして販売されている場合はあります。

 

しかし気軽に手に入るものではなく、実際に使用するとなるとハードルが高い、と考えざるを得ないでしょう。

 

そこで一般的に、女性へのオーラルセックス時にコンドームと同じ役割をする存在として、食品用ラップなどを利用するケースが多くなります。

 

女性器全体に食品用ラップを被せ、その上から粘膜や体液に直接触れないようにオーラルセックスをおこなうわけです。

 

しかし被せ方が甘いと、食品用ラップがズレて、直接粘膜や体液に舌や口が触れてしまう場合も考えられます。

 

その点にはじゅうぶんな注意が必要です。

 

また食品用ラップはガサガサして、女性としても男性としてもオーラルセックスの際に「興ざめ感」が出てしまう、なんて問題点もあります。

 

そういった意味では、喉への性病感染を防ぐためには、オーラルセックス自体を避けるようにするのが一番、とも言えるでしょう。

不特定多数の相手との性行為を避ける

喉への感染に限ったことではありませんが、そもそも性病感染を防ぐためには、不特定多数の相手との性行為を避けるのが大切です。

 

お互いに決まったパートナーだけとの性行為をおこなっていれば、性病に感染する危険はまずありません。

 

不特定多数の相手と性行為をすると、その相手がそれまでに誰と性行為をし、どんな性病に感染しているかもわからなくなります。

 

そういった相手は性病への意識も低く、定期的な性病検査なども受けていない可能性が高いでしょう。

 

梅毒やHIVといった性病に感染しているかもしれない相手と、無防備に性行為をするのは、あまりにも危険だと言えます。

マウスウォッシュを使用すれば喉への性病感染は予防できる?

「オーラルセックスのあと、マウスウォッシュを使用すれば、喉への性病感染を防げる」

 

そんなウワサを聞いたことがある人も、いるかもしれません。

 

マウスウォッシュは、口の中の細菌などを洗い流すために使用されるものであり、たしかに効果がありそうな気もするでしょう。

 

実際、2017年にオーストラリアの研究チームによって「マウスウォッシュを使用すると、口の中の淋菌が減少する」との研究結果が発表されてもいます。

 

しかしこれは、マウスウォッシュを使用すれば喉への性病感染が防げる、とイコールではありません。

 

あくまでも「淋菌が減少した」との研究結果であって、口内の淋菌がゼロになるわけではありませんし、そもそも喉に感染する性病は淋病以外にもさまざまなものがあるため、使用しているマウスウォッシュが性病の原因菌に有効とも限らないのです。

 

「マウスウォッシュを利用すれば、喉への性病感染は防げる」という考え方は、可能性はあるものの信じすぎるのは危険でしょう。

 

むしろ「マウスウォッシュは、喉への性病感染を防ぐ効果はない」と考えておいたほうが、予防的には安心と言えます。

まとめ

喉に性病が感染した場合、喉の痛みをはじめとしたさまざまな症状が出ます。

 

ただしこれらの症状は、風邪の諸症状と似ているため、実際に喉の痛みが出てもそれが性病によるものかわからない、という難点があります。

 

そのまま放置しておくと、性病がどんどん進行して悪化してしまう可能性も考えられるため、もし喉の痛みや違和感などを感じた場合、心当たりがある場合は「アモーレクリニック」のような専門のクリニックで検査・治療を受けることをオススメします。

HIVの症状や治療法について知ろう!

HIVは、現在ではしっかり薬を服用していれば、体内のウイルスの量を抑え、免疫を確保して日常生活を過ごせる病気です。

 

無知と無理解で恐れるようなことはありませんが、HIVに限らず性病に感染したくはない、と考えるのが人間の自然な感情でもあります。

 

ただし現在は、ふとした相手との性的な接触が原因でさまざまな性病に感染する可能性が高くなっている時代。

 

万が一のときを考えて、HIVの症状や治療について知っておくことは、けっしてムダなことではないでしょう。

 

そこで今回は、HIVとはどんな病気で、どういった症状が出るのか、そしてHIVの治療について、ご紹介します。

 

病気を正しく理解することが、予防と万が一のときのスムーズな対応につながります!

 

そもそもHIVとはどのような病気なのか?

HIVのイメージとしては「感染してしまうと治らない」「命に係わるケースもある」などがあります。

 

しかし具体的に、HIVがどのような症状を起こす病気なのか、しっかりと説明できるほどの知識を持っている人は少ないでしょう。

 

まずは基礎知識として、HIVがどのような症状を起こす病気で、どのように進行していくのかを知っておくべきです。

 

①HIVとはそもそもはウイルスの名前

そもそもの話をすれば、HIVは病気の名前ではなく、ウイルスの名前です。

 

意外とHIVを病名だと勘違いしている人も多いのではないでしょうか。

 

HIVは日本語で「ヒト免疫不全ウイルス」と呼ばれるウイルスで、感染すると少しずつ人間の免疫機能を破壊していきます。

 

そして免疫機能が弱ってしまうと、普段は感染しないような病気に感染してしまうようになります。

 

それらの病気のなかでも23個の病気が決められていて、そのうち1つにでも感染すると「後天性免疫不全症候群」、つまりAIDSを発症した、と判断されるわけです。

 

よくHIVとAIDSを混同している人もいるのですが、HIVはウイルスの名前、AIDSは病名、と覚えておきましょう。

 

②HIVに感染した当初は軽い症状程度しかでない

HIVに感染すると、人間の身体の中でHIVが爆発的に増殖していきます。

 

その結果、インフルエンザのような症状が出ることもありますが、なかにはほとんど症状が出ない人もいます。

 

どちらにせよ、その時点で「HIVに感染した」と気付く人はほとんどいないでしょう。

 

③初期症状の後は「無症状期」と呼ばれる状態がしばらく続く

初期症状が治まったあとは、いったん身体の中からHIVは減少していきます。

 

HIVが減少している間は、とくに身体に大きな変化が起こることもありませんので、ごく普通の生活を送れます。

 

この状態を「無症状期」と呼び、数年から10年程度はこの状態が続きます。

 

しかしこの無症状期にも、HIVは身体の中から消えたわけではありませんので、セックスをすれば相手に感染させてしまう可能性はじゅうぶんにあります。

 

そしてこの無症状期を過ぎると、体内でHIVが増殖し、免疫機能を破壊してAIDSを発症させることになるのです。

 

④HIVは日常生活では感染しない

HIVは、非常に弱いウイルスであって、空気や水に触れたらその時点で感染力を失います。

 

そのため、日常生活を送るうえではHIVに感染する可能性はない、ということを知っておく必要があるでしょう。

 

HIVの感染経路としては、感染している母親から子どもが生まれる際の母子感染、注射器の使い回しなどで起こる血液感染、そしてセックスでの性感染の3つがあります。

 

同じお風呂に入ったり、握手程度の接触ではHIVは感染しませんので、日常生活を送るうえでは気にしなくて大丈夫です。

 

HIVは早期発見が重要!薬でウイルスの増殖を抑えることが大切

HIVは、感染してしまうと現在の医療では体内からウイルスの完全な除去はできません。

 

その意味ではいまだに「不治の病」と言えるわけですが、医学の発展により、現在ではHIVに感染してもそのままうまくHIVと付き合いながら生活していくのも不可能ではなくなりました。

 

実際にはどのような治療がおこなわれているのか、知っておくと良いでしょう。

 

①HIV感染を早期発見して薬を飲み続ければHIVの増殖を抑えられる

HIVの治療としておこなわれているのは、薬の服用でHIVの増殖を抑えることです。

 

ただしかつては、治療代が非常に高額だったこと、そして薬剤による副作用も強烈だったこともあり、ある程度病状が進行してから治療に入るケースが多くありました。

 

もちろん現在でも、治療代はけっしてリーズナブル、と言えるようなレベルではなく、かなりのお金が必要となります。

 

とは言え、薬剤の進化もあって、現在では1日1回から2回、内服する薬も1日1錠から3錠程度まで減らすことが可能となりました。

 

副作用もある程度は抑えられるようになり、患者の負担はある程度は軽くなっている、と言えるでしょう。

 

できるだけ早期発見しての治療が大切、とされるようになったのは、体内でHIVが増殖することで心臓の血管や、腎臓・肝臓といった臓器に起こる疾患のリスクを軽減できることが判明したためです。

 

またHIV感染を早期に発見して治療を開始すれば、ほかの人に二次感染させてしまう危険性も低くできます。

 

そのため、HIV感染は早期発見が大切、と言えるのです。

 

②一生薬を飲み続ける必要はある

現在のHIV治療は、あくまでも薬の力で体内でHIVが増殖するのを抑えている状態です。

 

そのため、HIVの増殖を抑えるために薬を一生飲み続けなければならない必要はあります。

 

お金もそのぶん必要になりますが、医療費助成制度などを活用することもできますので、その点はしっかり医師と相談するべきでしょう。

 

また注意しなければならないのは、毎日確実に、決められた薬の服用を続けることです。

 

服用を忘れると、身体の中で薬に対する抵抗力を持った「耐性ウイルス」が誕生してしまう可能性が上がります。

 

耐性ウイルスが誕生してしまうと、当然それまで服用していた薬が効きにくくなってしまうため、また新しい薬を使用する必要などが出てきて、さらにお金が必要となってしまうでしょう。

 

薬の服用率が95%を下回ると、耐性ウイルスが誕生する可能性が高くなる、と言われていますので、毎日確実に薬を飲み続ける努力も必要になるわけですね。

 

③早期発見のためにはHIVの検査を定期的に受けることが大切

HIVに感染してしまったとき、自分の身体を守るためには感染を早期発見し、早めに治療を開始することです。

 

しかしHIVは、初期症状だけでは感染に気付きにくく、しかもその後の無症状期があるため、実際にはAIDSが発症するレベルにならないと感染に気付かない、なんてケースもゼロではありません。

 

そのため、HIVの感染を早期に発見するには、定期的にHIVの検査を受けるのが大切です。

 

HIVも含んだ性病検査は、それなりの金額がしますので躊躇してしまうかもしれません。

 

しかし一番大切なのは命ですから、年に一度人間ドッグを受けるのと同じような気持ちで、あらゆる性病をチェックできるような検査を受けるのも良いでしょう。

 

もし不安を感じたら早めに性病の検査を受けよう!

HIVに感染したら、早期発見と早期治療が重要です。

 

しかしこれは、HIVに限ったことではなく、どの性病に対しても言えることです。

 

風俗で遊んだ、行きずりのセックスをしたなどの後、性器に違和感や体調不良などが出たら、とりあえず性病検査を受けるべき、と言えます。

 

感染が見つかったらすぐ治療ができますし、感染していなかったらそれはそれで良いわけですから。

 

名古屋で性病検査を受ける際は、栄駅近くの「AMORE CLINIC(アモーレクリニック)」をご利用ください!