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- 2022.03.09
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梅毒患者の急増!疑わしい症状があるのなら今すぐ専門病院へ!
性病の一種「梅毒」という名前を聞いて、もはや過去の感染症だと考えてはいけません。最も深刻なSTD(性感染症)のひとつである梅毒は、現在日本国内で感染者が急増しています。
ご存知かもしれませんが、梅毒の感染原因のNo.1は、なんと言っても「性行為」です。性行為とはすなわちセックス。男女間のノーマルセックスやオーラルセックス、男性同士のアナルセックスも含まれます。いずれも「梅毒トレポネーマ」と呼ばれる細菌が、粘膜や小さな傷口から体の中に侵入し、様々な症状が感染患者に現れる恐ろしい性感染症です。
戦前まで約450年以上に渡り、死に至る「不治の病」として怖れられてきた梅毒。しかし、飛躍的に医療が発達した現在では、早期に発見し、的確な治療を受けさえすれば手遅れになることも少なくなりました。そのためにも梅毒の「初期症状」を見逃さず、適切な治療を行う信頼に足る専門病院を受診することが最も重要です。
この記事では、梅毒の症状と治療の方法を説明しながら、いかに専門医の治療を受ける事が大切であるかを、とあるエピソードを交えながらご説明して参ります。
感染経路と梅毒の特徴的な症状
梅毒の感染経路と病気の特徴
梅毒は、粘膜を通して感染します。膣や直腸、亀頭の表面など極めて敏感な粘膜に、体液などの粘液に含まれた梅毒トレポネーマが、小さな傷口を通して体内に入り込むことで発症。コンドームを装着していないと、男女間の正常な性行為やフェラチオ、キスでも梅毒の感染を防げません。特に、アナルセックスは直腸を傷付けやすく、梅毒の感染リスクが極めて高い性行為であると言えます。
およそ450年間、「死に至る病」として世界中で怖れられていた梅毒。この梅毒が、クラミジアや淋病など、他の性病と違う特徴を簡単に述べると、以下の通りです。
【梅毒の特徴】
- 治療を行わないと現在も尚、死に至る病
現在、梅毒はペニシリン系の抗生剤で治療すれば、かなりの確立で治癒できる。1日3回、抗生剤を服用すると、梅毒といえどほぼ完治できるが、治療を怠ると心臓や血管、中枢神経が破壊され、やがて死に至る恐ろしい病であることに変わりない。 - しこりや潰瘍が現れても一旦消えて、さらに症状が悪化する
梅毒のもっとも厄介な性質は、発症しても一旦しこりや潰瘍が消えてしまう点。そのため治療が遅れる。しかし、進行すると鼻が欠けたり、最後には中枢神経が破壊されたりする恐ろしい梅毒は、症状に応じていくつかのステージに分類される。(詳しくは次の章を参照) - 出産時に母子感染し、「先天梅毒」に罹患する
梅毒は出産時に母子感染するケースが多い。また、胎児の頃に先天梅毒に感染すると、流産や死産するリスクが高い。さらに無事生まれても、骨軟骨病変や低出生体重をもたらす事も。妊婦が梅毒に感染している場合には、早期発見・早期治療が何より不可欠。 - 粘膜以外の普通の接触ではほぼ感染しない
梅毒は空気感染はしない。また、握手など簡単な接触ではほぼ感染する確率はゼロに近い。梅毒は、粘膜にできた傷などを通して感染するのが一般的であり、正しい知識を身に付けて感染予防を心がけることが寛容。 - HIV感染者は梅毒に感染しやすい
同じ性病の一種である「HIV」。HIVに感染すると、梅毒に感染する確率は格段に跳ね上がる。梅毒感染者の中には、HIVと重複感染している患者も多いのが実態。梅毒とHIV両方に感染すると、梅毒の進行は早くなり重症化しやすい。
以上述べた通り、ひと口に梅毒と言っても、病気の特徴は複雑です。さらに症状は深刻であるがゆえ、一刻も早く経験豊富な専門医による治療が必要になってきます。
梅毒感染と各段階毎の主な症状
梅毒が他の性病と違って特に怖いのは、病状のレベルに応じて症状の現れ方が異なり、より深刻化してしまうのが理由のひとつ。もしもあなたが梅毒で死にたくないのなら、症状の進行やその恐ろしさをゆめゆめ忘れてはいけません。
【梅毒の進行ステージと症状】
- 第Ⅰ期(早期顕症梅毒)
感染後およそ3週間から3ヶ月程度の期間。「初期硬結」(しょきこうけつ)という硬いしこりが女性器周辺やペニスの亀頭や陰茎に出現。やがてその中心が爛れてへこんだ「硬性下疳」(こうせいげかん)と呼ばれる潰瘍になる。第Ⅰ期の梅毒は痛みもかゆみも無いのが特徴で、梅毒に感染していることに極めて気付きにくい。しかし、初期硬結も硬性下疳も、ひと月ほどで消えてしまう。そのため感染したままパートナーとセックスした結果、相手を梅毒に感染させるリスクが高い。 - 第Ⅱ期(早期顕症梅毒)
「潜伏期間」約4週〜9週を経て、発熱やリンパの腫れ、喉の痛みが現れるとともに、全身に皮疹、粘膜疹(口内炎のような白疹)、扁平コンジローマ(小さくて平たいイボ)、神経系、筋骨格系の多彩な症状を呈する。筋肉痛や梅毒性の脱毛に苦しめられるのもこの時期。 - 第Ⅲ期(晩期顕症梅毒)
梅毒に感染した後、無治療で数年放置しておくと、体全体にゴム腫(ゴムのような触感の硬いしこり)が現れる。大動脈拡張などの心血管梅毒、進行麻痺、脊髄癆等など神経梅毒に進展する。江戸時代、「夜鷹」など遊女を悩ませた「鼻欠け」と呼ばれる鼻の欠損は、ゴム腫が原因。ここまで梅毒を重症化させると、完治させるのは困難で、かなりの後遺症が残る。
※(「アモーレクリニック」ホームページより参照)
梅毒が恐ろしい性病である主な理由は、以上の通りです。感染しても、初期段階では痛みやかゆみも感じません。けれど、一旦しこりや潰瘍が消えた後、長い期間をかけて徐々に体の内部から血管や皮膚、臓器や神経を破壊していきます。治療をしなくても回復したと思い込ませ、治療を遅らせてしまうのが最も厄介です。
梅毒の効果的な治療法と感染予防
専門病院における効果的な治療法
梅毒トレポネーマは、感染した後、約1ヶ月程度経過しないと、正確な検査結果が出にくいのも特徴のひとつ。血液検査や潰瘍の現れた組織を培養し、梅毒感染を判定しますが、一般の内科医院では中々見つけにくいのが現状です。梅毒患者を今まで治療した経験の無い医師では、うっかり見逃してしまうケースも報告されています。
さて、名古屋市に在住する会社員蔵持義彦は、ある時出張を兼ね、広島市に泊まりがけで出かけました。義彦は大のデリヘル好き。泊まった晩も、地元広島市のデリヘル店から、お気に入りのデリ嬢をホテルに呼び寄せます。現れた女の子は20代前半。よせば良いのに、オプション料金を無理矢理握らせ、危険極まりない「生ハメ」に及んでしまったのです。
結局義彦は、たった1回のその生ハメで、梅毒に感染しました。広島市は2021年、過去最大の感染者を出すほど、梅毒が市中に蔓延していることを彼は気付いていなかったのです。
感染予防の方法と梅毒の再感染
しかし、妻帯者の義彦は、性病感染の知識は一応持ち合わせています。夫婦内感染を危惧し、出張から帰るとすぐ、念のためにとかかりつけの内科医の診察を受けました。さすがに、風俗嬢と避妊具を装着せず、ナマ本番に及んでしまったことに、一抹の不安を覚えたからです。
けれど、あいにく当日は、病院長である初老の内科医は学会に出かけ不在であり、代わりに留守を任された経験の浅い研修医が診察に当たりました。一応尿検査や血液検査を型通り行った結果、性感染症の症状は見つかりません。従って、病院から戻ったその晩、安心し切っている義彦は、久しぶりに妻とベッドを共にします。もちろん二人は夫婦です。いつも通り避妊具など使用せず、さらには妻の胎内にそのまま精液を射精し、果ててしまいました。
振り返ってみれば、たった一度のこの油断した性行為が、夫婦共々梅毒に感染させてしまいます。やがて、数週間が経過しました。夫義彦が、広島市内で、若いデリ嬢と生ハメしてからひと月後のことです。彼は突如、亀頭に痛みもかゆみも感じない不可解な硬いしこりを見つけました。他の者なら見過ごすこの異変に、義彦は直感で恐怖を感じ取ります。「痛みもかゆみも感じないしこりは危険」。さすがに、過去何度か性病治療を受けてきた彼だけのことはあります。性感染症関連サイトで偶然目にした、タイトルの一文を思い出したのです。
すぐさま義彦は、ひと月前に受診した内科医院を避け、名古屋の栄駅近くにある性病治療の専門病院「AMORE CLINIC(アモーレクリニック)」に救いを求めました。直ちに主治医による問診と血液検査が行われた結果、彼の梅毒感染が即判明しました。さらに、夫の梅毒感染が分かった以上、妻にもその事実を打ち明けないわけには参りません。すったもんだの末、夫婦は揃ってアモーレクリニックで梅毒治療を開始しました。
やがて、3週間の治療の末、蔵持夫妻の梅毒治療は終わりました。感染後、第Ⅰ期の間に専門医が梅毒を発見し、的確な治療を施したことが何より幸いしたのです。夫の浮気がバレ、離婚寸前まで揉めたものの、夫妻は経験豊富な専門医の知見と治療によって、無事梅毒を克服することができたのです。
まとめ
現在患者が急増している梅毒は、ご説明したように他の性病とは一線を画し、かなり注意が必要な性感染症です。身に覚えのある行為をした後で、少しでも疑わしい症状が現れたなら、即刻性病治療の専門病院を訪ねましょう。もしも梅毒に感染していた場合、痛みもかゆみも無いしこりや潰瘍が、必ずあなたの性器とその周辺に現れます。
けれど、梅毒のしこりや潰瘍は程なく消え去ってしまい、安心したあなたに一層病気の治療を遅らせてしまうのです。治療が遅れれば、やがてより深刻な症状があなたの全身に現れ始め、最終的に命に関わる問題へと発展します。
梅毒に感染したかもしれない、そんな不安を少しでも感じたなら、躊躇せずアモーレクリニックのドクターのような経験豊富な専門医の元に駆けつけて下さい。事は急を要します。ゆめゆめ油断してはいけません。
- 治療を行わないと現在も尚、死に至る病