包茎・性病・早漏治療のアモーレクリニック メンズコラム

2024.03.02

陰茎の痒い・痒くない・赤い・赤くない湿疹の一覧

陰茎や陰嚢の周辺に湿疹がある。

 

その湿疹には、痒みがあるものないもの、赤みのあるものないものがあります。それらによって疑われる症状は異なる。今回は陰茎の周辺の痒い・痒くない・赤い・赤くない湿疹で疑われる症状について解説します。

 

陰茎の痒くない赤い湿疹

陰茎の痒くない、赤い湿疹は何が疑われるのでしょうか。

 

赤い湿疹があり、痒みがないのは「梅毒・HIV・クラミジアや淋菌」です。梅毒は、かゆみを感じない方が多く、クラミジアや淋菌は無症状の方もいる。HIVには痒みなどの症状が確認されています。しかし、痒みの症状が無い方もいるようです。

 

梅毒

 

梅毒とは、梅毒トレポネーマという細菌に感染すると起こります。

 

梅毒に感染すると、唇や性器に小さな出来物が現れます。そして、梅毒を放置すると赤い湿疹が現れる。その湿疹には、かゆみがないこともあるため、梅毒が疑われる。さらに放置すると、炎症が進行し、脳や心臓に病変が起こるので、注意しましょう。

 

HIV

 

HIVとは、エイズのことです。

 

HIVに感染すると、インフルエンザに似た症状が現れます。発熱やリンパ節の腫れ、皮疹などが見られる。その症状が赤い湿疹として現れているのかも知れません。その湿疹には、痒みを感じることもあるようです。

 

HIVの恐ろしいところは、症状が数週間で消えることです。症状が消えても体内にウイルスは残っており、5〜10年の無症候期を経て、エイズを発症します。

 

クラミジア・淋菌

 

クラミジアや淋菌は、細菌性の性病です。

 

性行為などで感染し、オーラルセックスなどで咽頭に感染することもわかっている。クラミジアや淋菌は通常陰茎に痒みを引き起こしますが、感染者の半数は無症状だと言われているので、赤い湿疹はあるが、痒みがないケースもあるようです。

 

陰茎の痒みがある赤い湿疹

陰茎に赤い湿疹があり、同時に痒みがあるものもあります。

 

かゆみがあるため、自覚症状があると言えます。その時に疑われるのは「亀頭包皮炎・性器ヘルペス・帯状疱疹」です。赤い湿疹で、痒みを感じる症状は上記の3つ以外にも存在し、パターンが非常に多いので、断定は難しいです。

 

痒みが数週間も続くなら、泌尿器科などのクリニックに受診してください。

 

亀頭包皮炎

 

亀頭包皮炎とは、亀頭や包皮に炎症が起こる症状です。

 

原因は主に細菌だと言われています。亀頭や包皮に小さな傷が付くと、細菌が侵入して炎症が起こる。皮膚の常在菌が原因であれば、自然治癒します。しかし、性病の場合は自然に治りにくいので、注意しましょう。

 

亀頭包皮炎は、赤くかゆみのある、湿疹と似た症状です。

 

性器ヘルペス

 

性器ヘルペスとは、ヘルペスウイルスに感染することで起こります。

 

ヘルペスウイルスは一度感染すると、治らない性病です。症状が消えても、体内にウイルスが残り続け、免疫力の低下などで活性化して再発します。水疱や水ぶくれのような症状が特徴的で、赤い湿疹のように見えることがあります。

 

帯状疱疹

 

帯状疱疹とは、ウイルス感染によって起こります。

 

ヘルペスウイルスと同じで、一度感染すると体内に潜んで、免疫力の低下などによって再発する感染症です。子供の頃に水ぼうそうに感染することで、帯状疱疹になりやすいと言われていますので、経験がある方は注意が必要です。

 

陰茎の痒くない赤くない湿疹

 

陰茎の痒くなく、赤くもない湿疹は何が原因か。

 

陰茎にブツブツが現れて、かゆみや痛みがないものも存在します。疑われるのは「尖形コンジローム・フォアダイス・毛ジラミ」です。陰茎にブツブツがある時は、下記の3つの症状を疑いましょう。

 

尖圭コンジロ－マ

 

尖形コンジロームとは、ヒトパピローマウイルスに感染することで起こります。

 

性器周辺にブツブツができ、カリフラワー状に肥大化するのが特徴です。放置すると大きくなるため、手術によって除去する必要があります。ヒトパピローマウイルスには、低リスク型と高リスク型があり、コンジローマになるのは低リスクです。

 

しかし、両方を併発しているパターンもあります。

 

フォアダイス

 

フォアダイスとは、皮下の脂肪の塊が透けて見えている状態のことです。

 

見た目は、尖形コンジロームと似ています。そのため、性病と勘違いされる方もいます。フォアダイスは生理現象のひとつなので、放置しても問題ありません。見た目の面から除去されたり、念のため検査を受けたりする方もいます。

 

毛ジラミ

 

毛ジラミとは、寄生虫の一種です。

 

毛ジラミは陰毛に感染し、成虫の毛ジラミは卵を産みます。その卵が黒っぽい斑点に見えて、ブツブツのように見えるようです。毛ジラミの卵は洗っても落ちないため、毛ジラミの治療薬を使って、殺虫するしか方法はありません。

 

そして、殺虫剤は卵には効かないため、治療は数週間かかります。

 

まとめ

 

痒くない赤い湿疹は梅毒やHIVが疑われます。

 

痒みがある場合は、性器ヘルペスや帯状疱疹です。ほかにも、性病によって起こる亀頭包皮炎も疑われます。赤みも痒みもまったくない場合は、尖形コンジロームやフォアダイスなどを疑ってみましょう。

 

陰茎の湿疹は、さまざまな症状が疑われます。

 

性病の可能性もあるので、性病検査が大切です。

 

当院では、数十種類の性病検査を行っています。

 

アモーレクリニックはスペシャリストによる治療・丁寧なカウンセリング・安心の料金体系・万全なアフターケア・完全個室・予約制の特徴があるメンズクリニックです。

 

電話・メール・LINEにて予約可能です。

 

完全予約制のため、予約なしでは受付できませんのでご注意ください。

 

本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会（JSAS及びJSAPS）所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています。

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