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- 2023.11.30
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淋菌とクラミジアの違いは?似ているようで異なります
淋菌とクラミジアには、どのような違いがあるのか。
淋菌とクラミジアは同じ細菌の性病です。そして、症状も似ており、性器に違和感や痛みを引き起こし、排尿痛などの症状を引き起こします。検査方法も同じで、抗生物質の内服薬や点滴・注射と治療法も似ている性病です。
淋菌とクラミジアの違いと感染経路、検査・治療について解説します。
淋菌とクラミジアの違いについて
淋菌とクラミジアは同じ細菌の性病です。
検査方法や治療方法、症状も似ています。しかし、まったく別の細菌なので、違いはある。淋菌とクラミジアという性病について詳しく解説します。また、クラミジアは女性、淋菌は男性に多い傾向がある性病です。
同じ細菌の性病
淋菌とクラミジアは同じ細菌です。
そのため、治療方法も似ています。クラミジアとは、トラコーマという微生物に感染することで起こる症状のことです。男性の場合は尿道炎から精巣上体炎、女性は子宮頸管炎などを引き起こします。淋菌は、感染すると「淋病」という症状に当てはまります。
治療法も抗生物質と同じ
淋菌とクラミジアは抗生物質を使います。
抗生剤や抗菌薬とも言われますが、細菌に対して高い効果を持ち、1回の服用でほとんどの細菌が死滅します。淋菌もクラミジアも抗生物質を服用するだけで、基本的には治るほど強い菌ではないので、安心してください。
感染時の症状も似ている
クラミジアと淋菌も感染すると排尿痛や膿が出ます。
しかし、クラミジアは「さらさらとした分泌物」で、淋菌は「黄色っぽい分泌物」が出るので、少しだけ特徴が異なります。しかし、クラミジアの淋菌も排尿痛や性器の違和感といった症状は同じで、見分けることは難しいです。
淋菌とクラミジアの感染経路
淋菌とクラミジアの感染経路について解説します。
淋菌とクラミジアは、同じく性行為によって感染します。また、淋菌とクラミジアは「咽頭(のど)」に感染することがわかっており、風邪とよく似た症状を引き起こす。なので、風邪かと思ったら、性病の症状だったケースは意外とあり得ます。
同じく性行為によって感染する
淋菌とクラミジアは性行為によって感染します。
オーラルセックスやアナルセックスも同様です。淋菌とクラミジアはコンドームを着用すると感染を予防できますが、100%予防できるわけではありません。性行為による感染を完璧に防ぐことはできないので、定期的な性病検査が大切です。
咽頭(のど)に感染することもわかっている
淋菌とクラミジアは咽頭に感染することがわかっています。
咽頭クラミジアや咽頭淋菌と呼ばれます。咽頭に性病が感染すると、のどの痛みや咳といった風邪やインフルエンザと似た症状が引き起こされる。風邪薬はウイルスに対して使う薬なので、細菌の淋菌とクラミジアには効果がありません。
治らない風邪は性病を疑いましょう。
20~30%は合併しているとも
淋菌とクラミジアの20〜30%は合併していると言われています。
性病に感染した方は、必ずしも1種類の性病に感染しているとは限りません。数種類の性病を同時に感染している可能性もあり、他人へうつるリスクもある。性器に違和感があったり、治らない風邪を引いたりした時は性病検査をオススメします。
淋菌とクラミジアの検査法と治療法
淋菌とクラミジアの検査法と治療法について解説します。
淋菌とクラミジアは同じ細菌の性病です。一般的に尿検査と血液検査が多く採用されています。そして、治療方法は抗生物質を内服薬として処方するか、注射や点滴で投与する方法を行うクリニックが多い印象を受けます。
当院では、内服薬と点滴・注射、両方を症状に合わせて投与します。
尿検査や血液検査が一般的
淋菌とクラミジアは尿検査や血液検査で判断します。
多くの場合は尿検査を選択することが多いです。淋菌とクラミジアといったものは尿検査でわかりますが、梅毒やHIVなどは血液検査でないとわかりません。なので、数種類の性病感染を確かめる総合的な検査の場合は採血で検査します。
内服薬や点滴・注射で投与する
淋菌とクラミジアは内服薬や点滴・注射で治療します。
クラミジアの場合は内服薬の抗生物質を使用します。しかし、淋菌は抗生物質に耐性を持ったものも多く、内服薬よりも効果と確実性の高い点滴・注射を使うクリニックも多いです。もちろん、淋菌に対して内服薬を処方する医師もいます。
治療後も2週間を目安に再検査を行う
治療後も、約2週間を目安に再検査を行うのが一般的です。
これは、内服薬や点滴・注射で確実に菌が死滅したかを確かめるために行います。仮に、菌が残って活性化し、増殖した場合は再度治療を行います。もし、淋菌とクラミジアの感染を否定できれば、治療は完了したと初めてわかるのです。
多くの性病検査は、再検査を行うクリニックが多いので、知っておきましょう。
まとめ
淋菌とクラミジアは症状が似ている部分はあります。
性器に違和感が起こり、咽頭に感染する点でも一緒です。しかし、まったく別の感染症なので、注意しましょう。淋菌とクラミジアは20〜30%の確率で合併していることもありますが、同じ抗生物質で治るので、そこまで心配する必要はないと思います。
当院では、淋菌とクラミジアの検査を行っています。
治療薬の処方は院内処方ですので、プライバシーの面でも安心です。
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