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- 2023.10.25
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梅毒の死ぬ確率は何%なの?危険性について解説します
梅毒で死ぬ確率はどれくらいか?
梅毒とは、細菌の一種である「梅毒トレポネーマ」というものに感染し、潜伏期間を過ぎたのちに身体にさまざまな症状を引き起こします。最終的には、脳や心臓に病変が起こり、治療を行っても後遺症が残るケースもある恐ろしい感染症です。
梅毒の死ぬ確率や症状について詳しく解説します。
梅毒の死ぬ確率はどれくらいか?
梅毒の死ぬ確率は明確にわかっていません。
その理由は、梅毒に感染しても全身に赤い発疹や炎症が起こった際には、皮膚科などを受診して治療を行うケースが多いからです。梅毒は放置すると脳や心臓に病変が起こります。そうなると、死亡するリスクがあります。しかし、放置する事例は稀でしょう。
治療しないと死ぬ確率は高まる
梅毒は放置しないと死亡するリスクを持っています。
梅毒の症状には1〜4期の症状にわかれ、4期の症状では脳や心臓に病変が起こります。治療しても後遺症が残り、治療までに長い時間を伴うことも多いです。しかし、梅毒を4期まで放置する例は稀なので、ほとんどは早期発見できます。
現代では梅毒で死ぬことはない
梅毒は、現代の医学では抗菌薬の服用で治ります。
梅毒に感染すると唇に小さな出来物が現れます。口内炎やヘルペスかと思い、放置する方も多いです。その後は、全身に赤い発疹が数か月も続きます。この段階で放置する人は少なく、念のため、診察を受ける方は多いでしょう。
そこで、検査をした後に梅毒であると発覚します。
身体に異常が起きた時は病院へ受診する
身体に異常が起きた時は、病院に受診しましょう。
梅毒以外にも感染症は多く、何かしらの病気のサインかも知れません。皮膚科を受診して、検査を行いましょう。梅毒は細菌が原因で、抗菌薬の服用で治るケースがほとんどなので、梅毒は必要以上に心配する感染症ではありません。
梅毒の特徴的な症状とは
梅毒に感染すると、さまざまな症状が起こります。
梅毒は症状が起こっても、数週間〜数か月で症状が自然に消える特徴があります。そのため、自然治癒したと勘違いしやすいです。梅毒を放置すると赤い発疹が消えても、炎症が起こり、最終的には脳や心臓に病変が起こるので、注意しましょう。
唇に小さな出来物が現れる
梅毒は唇に小さな出来物が現れます。
口唇ヘルペスと似た症状で、数週間で自然に消滅します。そのため、一時的な出来物だったと勘違いしやすいです。この段階で梅毒感染を疑って性病検査を受けるのは少ないと言われています。もちろん、数週間も治らない時は皮膚科への受診をオススメします。
全身に赤い発疹が現れる
梅毒を放置すると、全身に赤い発疹が現れます。
赤い発疹は個人差があり、やけどのように赤い発疹が全身に起こる方もいます。場所は手のひらや足、身体とさまざまです。もし、赤い発疹が現れて、2週間以上が経っても治らない場合は皮膚科への受診をオススメします。
ほかにも、帯状疱疹など他の病気である可能性も疑われます。
全身の炎症が悪化する
梅毒で起こる赤い発疹を放置すると炎症が悪化します。
全身の皮膚にゴムのような腫瘍が出来、赤い発疹がひどくなる。この段階で、皮膚科などを受診しない人はほとんどいないため、症状が悪化するケースは少ないです。赤い発疹が身体に現れた時はクリニックに受診して診察を受けましょう。
脳や心臓に病変が起こる
梅毒を10年以上放置すると、脳や心臓に病変が起こります。
最終的には死に至ります。梅毒になると死ぬと言われているのは、抗菌薬が開発される前の話です。現代だと抗菌薬は広く流通しているため、梅毒で死ぬことはなくなりました。しかし、梅毒の感染は現代でも起こっているので、定期的な性病検査は大切です。
梅毒の治療方法について
梅毒の治療方法について解説します。
梅毒は細菌の一種である「梅毒トレポネーマ」に感染することで発症します。そのため、細菌に対して有効なペニシリン系の抗菌薬を使って治療する。2週間〜12週間を目安に処方され、治療後は再検査を行って完治したか確認します。
ペニシリン系の抗菌薬を使う
ペニシリン系の抗菌薬は梅毒に対して有効です。
体内の梅毒の原因菌を死滅させて、完治を目指します。抗菌薬は、体内の良い菌も減らしてしまうため、服用期間が長いと悪影響が起こる。そのため、梅毒の治療薬である抗菌薬は薬局・ドラッグストアで市販されておらず、医師の処方箋が必要です。
2週間~12週間の服用
梅毒の治療は2週間〜12週間を目安に行います。
これは、梅毒の症状によって異なり、症状が悪化していると治療期間も伸びる。また、抗菌薬は最後まで飲みきりましょう。途中で服用を中止すると減った梅毒の細菌が活性化して、完治しない恐れがあり、余計に治療期間が伸びます。
1~2か月後の再検査
梅毒の治療後は、基本的に1〜2か月後の再検査が必要です。
抗菌薬が正しく作用したかは、再検査しないとわかりません。再検査して、梅毒が完治したと医師が判断してはじめて梅毒の治療は終了します。もし、梅毒が完治していない場合は、抗菌薬を再度服用して、治療を再開します。
なので、処方された抗菌薬は最後まで飲みきり、医師の指導を守りましょう。
まとめ
梅毒の死ぬ確率は正しく治療を行えば、ほぼゼロと言えます。
処方された抗菌薬は最後まで飲みきってください。途中で辞めると、菌が活性化して、処方された抗菌薬だけでは完治しない恐れがあります。最後まで守って飲みきることで、体内の梅毒トレポネーマは死滅して、完治します。
当院では、梅毒の性病検査も行っています。
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