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- 2022.12.02
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アナルセックスする際にはコンドームの着用が必須?
セックスの楽しみ方が拡がるにつれて、さまざまなプレイがおこなわれるようになりました。
そんなプレイのひとつに「アナルセックス」があります。
実際にプレイするにはなかなかハードルが高い部分はありますが、AVなどでも見られるプレイですし、興味を持っているという人は多いプレイでしょう。
特にアナルセックスは「妊娠する危険性がない」という点から、コンドームを着用せずにプレイができる、という期待を持っている人もいるようです。
しかし現実的には、そううまくはいきません。
アナルセックスを楽しむ場合にもコンドームの着用は必須、とされている現実があるのです。
それではなぜ、アナルセックスでもコンドームを着用しなければならないのか、そしてセックスを楽しむ方法としてのアナルセックスはどの程度広まっているのか、注意点なども含めてご紹介していきましょう。
アナルセックスのときにコンドームを着用するべき理由とは?
アナルセックスをするときにコンドームを着用する、その理由は簡単に言えば、健康を守るためです。
しかもアナルセックスのときに挿入するほう、されるほう、どちらの健康を守るためにも、コンドームは必須とされています。
それではより細かい部分で、コンドームなしでアナルセックスをおこなうとどんな危険性があるのかをご紹介しましょう。
コンドームなしでアナルセックスをすると性病に感染する可能性がある
アナルセックスは確かにコンドームを着用しなくても妊娠の危険性はありません。
しかしコンドームを着用しないアナルセックスには、性病に感染する可能性があるのです。
コンドームなしのアナルセックスで感染する可能性がある性病は、クラミジアや尖圭コンジローマから淋病に梅毒、そしてHIVと、非常に数多く存在しています。
また問題点は、アナルセックスによって性病を感染させる、または感染させられる可能性は、腟でのセックスよりも高くなる、という点があることです。
その理由は、アナルセックスをおこなうと挿入される側の腸の粘膜に傷が付き、出血する可能性が高くなるため。
腸の粘膜に傷が付けば、そこから挿入される側は性病に感染する可能性が高くなります。
また出血すると、血液中に存在するウイルスなどが挿入する側のペニスに付着したり尿道に入り込んだりして、感染の原因となるわけです。
そういった意味で、アナルセックスでは性病にお互い感染しないためにもコンドームの着用が必須と言えるのです。
性病ではなくても尿道炎などになる可能性が高い
お互いに性病ではないことが検査で証明されていれば、コンドームを着用せずにアナルセックスをおこなっても性病に感染する危険性はないでしょう。
しかしアナルセックスによって性病にはならなくても、雑菌が入り込むことで尿道炎などを発症する可能性は高いのが現実です。
特にアナルは大便を排泄する器官ですから、どんなにキレイに洗浄したつもりでも大腸菌などが残ってしまいます。
そういった菌が尿道に入り込み、そこで繁殖してしまったら異常が起こるのは当然、と言えるでしょう。
アナルセックスの際はコンドームだけでなくローションなども合わせて使用するべき
アナルセックスの際にコンドームの着用が必須なのはご理解いただけたでしょうが、コンドームだけでなくローションなども利用するべきです。
アナルは女性器と違って、愛液の分泌がされる器官ではありません。
そのため、男性器を挿入するとどうしても摩擦が強くなってしまい、腸の粘膜を傷つけたり肛門自体にダメージを負う原因となる可能性が高くなります。
ローションを使えば比較的摩擦が軽減されるため、腸の粘膜や肛門を傷つけずに済みます。
出血は先にも書いたように性病に感染する原因ともなりますし、なによりも傷つくと痛いわけですから、少しでも安全にプレイを楽しむためにはコンドームとローションの利用は必須、と言えるのです。
アナルは舐めるのも避けるべき
「ローションの代わりに唾液を使えば良いじゃん」と考える人もいるかもしれません。
また世間では「アナル舐め」と呼ばれるプレイも広がりつつあり、AVや風俗の世界ではおこなわれていることも多いのです。
しかし実は、アナルは舐めるのも避けるべき部分なのです。
アナルを舐めると性病に感染する危険があるだけではなく、細菌性腸炎やアメーバ赤痢、A型肝炎といった病気に感染する可能性があるためです。
「アナル舐めは気持ち良いプレイ」と聞いたり、AVで見たりして興味を持つ人も多いかもしれませんが、はっきり言っておすすめできないプレイですので、実際に試すのは止めておいたほうが良いでしょう。
アナルセックスは日本人に広まっているの?
「アナルセックス」という言葉自体は聞いたことがあっても、実際に体験したことがある人間はどの程度いるのでしょうか?
こういった問題になると、周囲の人間に質問しても「私はアナルセックスをしたことがあります!」なんて回答はまずもらえませんよね。
では実際にアナルセックスを体験したことのある日本人は、どの程度いるのでしょうか?
日本人のアナルセックス経験率は男女ともに10%程度
日本のコンドームメーカーである「ジェクス」が、2020年におこなった「JEX JAPAN SEX SURVEY2020」という調査があります。
日本人のセックスの実態に迫るためにおこなわれた調査で、全国の満20歳から69歳までの男女を対象に、インターネット上でおこなわれました。
回答数は5565人で、有効回答数は5029人。
しかし調査配信数は73563人におこなったとのことで、回答率の低さに日本人の「性への関心の薄さ」が感じられますね。
それはともかくとして、この調査によると「アナルセックスの経験がある」と回答したのは、男性は12.9%、女性は11.6%だったとのこと。
男女ともに10%程度、10人に1人がアナルセックスの経験がある、というわけです。
よく知られたプレイのわりには、実際におこなっている人は少ないようですね。
ただしこの調査によると、男女ともに「20代がもっともアナルセックスの経験率が高かった」とのこと。
性に関する好奇心が強い若者のほうが新しいプレイに手を出しがち、という面があるのは否定できませんので、今後の調査ではアナルセックスの経験者数もどんどん増えていくのかもしれません。
アナルセックス用のコンドームがアメリカで承認されている
さまざまな危険性が考えられるアナルセックスですが、それでも「どうしても経験してみたい!」という人もいるでしょう。
そんな人へ朗報と言えるのか、アメリカで「アナルセックス用のコンドームが承認された」とのニュースがあります。
アナルセックス中に起こるコンドームの事故、セックスの途中で外れてしまったり、破れてしまったりすることの確率を大幅に下げることに成功した、とのこと。
もちろんアナルセックスだけではなく、通常のセックスにも使用可能とのことです。
日本では認可されるのか、正直わからない部分が大きいのですが……こういったニュースがあること自体が、アナルセックスの一般化を表しているのかもしれません。
アナルセックスを楽しむのなら性病に注意を!
もしアナルセックスを楽しみたいのであれば、もっとも注意しなければならないのは性病でしょう。
アナルセックスをした後はもちろん、する前に性病検査を受けておくのが良いですね。
そのうえで、しっかりとコンドームを着用してアナルセックスを楽しむべきです。
もし性病の兆候や性器の異常を感じたら、ぜひ「AMORE CLINIC(アモーレクリニック)」で診察を受けてください!