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- 2022.08.30
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包茎手術と海外の「割礼」はどう違う?
包茎手術について語られるとき、よく「海外では割礼がおこなわれる」とのセリフがセットで語られます。
いかにも「海外では包茎手術を受けるのが当たり前なんだよ」といったニュアンスが感じられるセリフなのですが、日本における包茎手術と割礼は、本来同等に語られるべきものではありません。
もっと言えば「海外、特にアメリカやヨーロッパでは男性は全員が割礼を受けている」という考え方は、大きな誤解に基づいているとも言えるのです。
それでは海外における「割礼」とはどういった理由があっておこなわれているのか、また現在では割礼を取り巻く状況はどうなっているのかなど、割礼に関する情報をご紹介しましょう。
「割礼=包茎手術」のようなイメージを持っている男性は、しっかりとチェックしてその誤解を解いてくださいね!
海外で割礼がおこなわれる理由は非常にさまざまなものがある
海外で割礼がおこなわれる理由、と聞いて多くの人が思い浮かべるのは「キリスト教の文化」なのではないでしょうか。
確かにキリスト教において、男の子が生まれたらすぐに割礼を受けて包皮を切っていた、という事実はあります。
しかし割礼は、けっしてキリスト教だけのものではありません。
割礼をおこなう理由にはさまざまなものがありますので、ご紹介しましょう。
割礼をおこなう理由①宗教的な文化
「割礼をおこなうのはキリスト教の影響」というのは、半分は正解ですが半分は不正解です。
なぜならば割礼をおこなうのはけっしてキリスト教だけではなく、イスラム教など他の宗教でも見られるものだからです。
さらに言えば、割礼はもともとキリスト教と言うよりはその原型となった「ユダヤ教」の影響を受けた文化でした。
キリスト教はユダヤ教にルーツを持つ宗教ですので、ユダヤ教と同じく割礼の文化を受け継いでいても当然、と言えますね。
ちなみにユダヤ教やイスラム教では、割礼を受けていない男性がそれらの宗教に改宗するときは「改めて割礼をおこなう」という決まりもあったそうです。
現在では必ずしも改宗の際も割礼を受ける必要はないそうですが、ちょっとドキッとしてしまう話ですよね。
割礼をおこなう理由②成人になるための通過儀礼
日本では成人になった証として「成人式」がおこなわれます。
日本の成人式は「ただ単に区市町村主催の式に新成人が集まってワイワイする」みたいな、一種の同窓会みたいな印象が強いのが事実ですね。
また「未成年最後のひと暴れ」とばかりに騒ぎを起こす新成人も多いため、あまり意味のあるイベントだと考えている人は少ないのではないでしょうか。
一方、世界には成人になるための通過儀礼として割礼をおこなう文化も存在しています。
割礼をして包皮を切る痛みに耐えることで、子どもから大人になったことを認められるわけですね。
ただしこの成人への通過儀礼としての割礼では、傷跡がうまくくっつかなかったり、傷からばい菌が侵入してしまったりすることで死者が出ることもあるそうです。
日本ではさすがに死者が出るようなことはないでしょうが、正直「こんな通過儀礼がなくてよかった」と考えてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかしこの成人への通過儀礼、割礼を受けなくてももともとズル剥けの人はどうするのでしょうかね?
割礼をおこなう理由③清潔さを保ち病気を予防するため
宗教的な文化や成人への通過儀礼としてのほかに、割礼をおこない包皮を切ることで男性器の清潔さを保ち、病気の予防をしていたという説もあります。
特にイスラム教では、メチャクチャザックリと言うと「身体の清潔さを保つこと」という決まりがあり、そのための方法のひとつとして割礼が指定されているのです。
包茎だと恥垢が溜まりやすく、そこから雑菌が繁殖するなどして病気に感染する可能性もありますので、あながち割礼による病気の予防は非科学的とも言えない理由ですね。
割礼を受ける男性は少なくなってきている?世界の国々における現在の割礼事情
割礼をおこなう国は、世界中に想像以上に数多く存在しています。
しかし現在では、割礼を受ける男性が少なくなってきているとも言われています。
その一方で、現在でも割礼の風習を続けている地域があることも確か。
現在の世界では、割礼を取り巻く状況がどう変わってきているのかをご紹介しましょう。
キリスト教の国では割礼を受ける男性は減ってきている
「割礼と言えば」で思い出されることの多いキリスト教の国、特にアメリカやヨーロッパなどの国々では、割礼を受ける男性は減ってきていると言われています。
アメリカでは1990年代までは、生まれた男子のほとんどが誕生してすぐに割礼を受けていた、との事実があります。
しかし現在では衛生上割礼を受けなくても問題は少ないこと、新生児に対してリスクが高く、非人道的な手術という意見が見られるようになったことから、キリスト教徒でも割礼を受けないまま成人した男性も増えてきている、とのこと。
またヨーロッパの各国でも、割礼手術によって大ケガを負ったり、残念ながら亡くなってしまったりする事故が起こったことから「割礼の是非」が議論されるようになりました。
その結果、こちらもアメリカと同様に割礼を受けない男性が増加してきているそうです。
割礼を継続している国々も多い
一方でイスラム教が盛んな国々では、宗教的な風習として割礼の文化が残っている国が多いそうです。
また成人への通過儀礼として割礼がおこなわれている地域でも、長年継続してきた文化ということで、いまだに割礼がおこなわれている場合がほとんど。
もちろんそれはこれらの国々が長年培ってきた文化の一部ですから、継続していて問題があるわけではありません。
韓国では割礼として包茎手術を受ける男性が多い
割礼をおこなう国はたくさんありますが、少し珍しい成立過程を持っているのが韓国です。
韓国では昔はほとんど割礼、包茎手術はおこなわれていませんでしたが、朝鮮戦争の時代(1950年頃)を境に包茎手術が増えた、という歴史があります。
これは朝鮮戦争で一緒に戦った、アメリカの文化の影響を受けた結果と言われています。
その結果、包茎手術が韓国文化の中で根付いていき、今ではある種の成人への通過儀礼としてほとんどの男性が包茎手術を受けているそうです。
昔は存在していなかった割礼という風習が、現在では通過儀礼となるほどまでに根付いているなんて、少しおもしろい現象ですね。
日本の包茎手術と割礼は別物!とは言え不潔さが気になるなら包茎手術を受けるべき
宗教的な理由や文化的な理由など、さまざまな理由を持つ割礼と比べると、日本の包茎手術はあくまでも見た目や清潔さを確保するためにおこなわれます。
しかも手術を受ける男性自身が、包茎手術を受けるかどうかを決められるわけですから、受けるとなったら有無を言わさない割礼とはかなり違うものだと知っておきましょう。
特に「海外では割礼が当たり前なんだから、日本でも包茎手術を受けて当たり前」なんて言葉に動揺して、包茎手術を受ける必要などはありません。
とは言っても、真性包茎やカントン包茎の場合は手術を受けるべきですし、仮性包茎も汚れがたまりやすい、悪臭がするなど理由によっては包茎手術を受けたほうが良い場合もあります。
自分の包茎が手術を受けるべき状態なのかが気になる場合は、ぜひ一度「AMORE CLINIC(アモーレクリニック)」に相談してくださいね!