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- 2022.01.03
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ママ活するならHPVにはご用心!見慣れぬイボは急ぎ専門医へ
新型コロナ禍の中で、「パパ活」ならぬ「ママ活」に励む若者が昨今増加中とか。ここで言うママ活とは、若い男のセックスを交換条件に、金銭的に支援してくれる年上の「ママ」を見つける活動を意味する言葉です。お金をもらう代わりに、男性側がその肉体を使って女性に性的なサービスでお返ししなければなりません。
タダで女性とセックスできる上にお金まで貰えるなんて、詳しい事情を知らない人にとって、ママ活は何とうらやましい行為だと思うかもしれませんが、それは単なる誤解です。運良く麗しい熟女やお姉様にめぐり会えれば、そりゃあ思う存分セックスを堪能する事も可能でしょう。けれど、10歳以上も年上で、贅肉たっぷりなわがままオバサンに捕まったりすれば、その惨状は目も当てられません。特に、そんな「モンスター熟女」とセックスした結果、思わぬ性病に感染させられたなら、そのショックは計り知れないはず。
これからご紹介するエピソードは、ママ活に励む現役大学生小堀圭のお話です。21歳の彼は、目下ママ活で知り会った年上熟女の由布子と交際中。ところが、淫乱な由布子には、圭以外に何人もの従順なセックスフレンドがおりました。そのうちの一人から知らぬ間にHPVに感染した彼女は、その性病を圭のペニスにも感染させてしまいます。事情を知らない彼は、突如自分の陰茎に、鶏冠(とさか)状の見慣れぬイボが現れ、思わずギョッとしました。仰天した圭は、直ちに性病治療の専門医の元へ駆け込みます。
このお話は、ママ活に励む大学生が、HPV(ヒトパピローマウィルス)という性病に感染し、治療を余儀なくされたエピソード。感染から発症、そして涙の治療体験をみなさんにこれからご紹介致します。
ママ活は性病感染のリスクが大
出会ったママは淫乱強欲な熟女
圭が41歳の由布子と出会ったのは、「ママ活」専用のマッチングアプリです。パパ活掲示板と同様、書き込まれる内容のほとんどが、セックスを交換条件に支援を申し出る満たされない女性からのメッセージ。新型コロナのおかげで、バイト先を急に解雇された圭にとっては、願ったり叶ったりの交流サイトとは言え、実情はそれほど甘くはありません。
先ず第1に、メッセージを書き込む女性のほとんどが極端な「自己中女」。時間は守らない、約束したお金はケチるなど当たり前の上に、あれこれ勝手極まりない命令を下して来ます。おまけによほど欲求不満なのでしょう、若い大学生の体を思う存分なぶりものにした挙げ句、性感を得るためなら容赦などしません。圭が交際している41歳の由布子は、そんな自己中で淫乱なバツイチ熟女でした。
会社を経営する由布子は、彼と会うたびすぐラブホテルに直行し、シャワーも浴びていない汚れたままの女性器や陰核を、延々1時間以上もクンニリングスで責め立てるよう命令します。いくらお金のためとはいえ、トドのような脂ぎった中年女性の、しかも淫臭漂う股間に顔を寄せ、舌が痺れるほど奉仕させられるのはかなり苦痛です。饐えた愛液を顔中にまみれさせ、ようやくひと息つけば、その後に待っているのは正常位から始まり、後背位や騎乗位など由布子が望むがままの体位で行う本番行為。約束した3時間に渡り、圭は体力の限界を感じるほど、貪欲な中年おばさんに夜伽の相手をしなければならなかったのです。
ペニスに現れたのはHPVのイボ
熟女の由布子とママ活で出会ってから、ふた月が過ぎた頃のことです。相変わらず圭は、淫乱で貪欲な由布子のセックスパートナーとして、毎週昼下がりのラブホテルで彼女の要求に振り回されていました。身のすり減るような激しい性行為を繰り返すうち、圭はふと自分のペニスに、見たこともないような紫がかった小さなイボができていることを気付きます。
しかも手鏡でよく見ると、そのイボは亀頭の表面や尿道口、陰嚢にまで広がり始めました。痛みが無い変わりに、あれよあれよという間に朱色の醜いイボが、ペニスに増殖しています。こんな経験は今までありません。場所が場所だけに、誰にも相談できないまま時間だけが過ぎて行きます。或いは、少しでも由布子が圭のペニスをフェラチオで喜ばようとする気持ちがあれば、その異変に彼女も気付いたはず。ところが、毎回奉仕されることのみを要求する由布子は、圭の男性器の異変になどちっとも気付きません。彼女はひたすら、毎回コンドームを装着させず、生ハメすることに狂っていました。
付け加えて申し上げるなら、41歳の由布子には未だ生理があります。したがって排卵日周辺の危険日には、妊娠するリスクがかなり高いはずですが、圭とのセックスでは常に「生身」で交わることを厳命しました。コンドームの違和感が、彼女はすこぶる嫌いだったのです。仮にセックスパートナーが圭だけなら、そんなワガママも許されたかもしれません。けれど、淫らな由布子には、圭以外に複数のセックスフレンドがいました。不特定多数の男性と、常時「生ハメ」に及んでいれば、性病に感染するのは当然です。圭のペニスに突如現れた多数のイボは、由布子が感染させたHPVが原因でした。
ママ活で感染したHPVの治療
HPVの治療は予想以上に手強い
圭が、由布子の女性器周辺にも、朱色のイボがびっしりこびりついているのを確かめたのは、それから直後のことです。膣口はもちろん、大陰唇や肛門付近にまで気味の悪いイボは広がっていました。舐めるのを躊躇するほど、股間に広がり始めた異様な発疹は、彼女の女性器周辺を侵食し始めています。また、その頃になると、圭自身の肛門周辺にできたイボがかゆみや痛みを発症し、長時間座っていることさえ苦痛になっていたのです。かゆみに耐えきれず思わず掻きむしった後には、破れて出血したせいでブリーフが赤黒く汚れてしまうほどでした。
さて、亀頭に広がったイボは、どう見ても尋常ではありません。意を決した圭は、友人から紹介された性病治療の専門病院へ直ちに出かけました。予約した時間にクリニックを訪れた圭は、経験豊富な専門医とカウンセリングルームで初めて対面します。すぐこれまでに現れた男性器の症状や性行為の経験について、詳細な聞き取りが行われました。ママ活を通して交際している由布子の性癖やセックスの頻度と内容まで、包み隠さず彼はドクターに申告しました。
カウンセリングが終わると、直ちに圭は診察室に移され、直接医師から患部の問診や検査が受けました。医療用手袋を装着したドクターは、患者のペニスや陰嚢、肛門周辺に広がっている奇妙なイボを詳しく観察します。その結果、ドクターは圭に対して、イボの原因と今後の治療法について、下記の通り説明を始めました。
【イボの原因はHPVによる尖圭コンジローマ】
- 原因と病名
陰部の赤いイボはHPV(ヒトパピローマウィルス)による「尖圭コンジローマ」。 - 今後の治療
HPVによるイボは、放っておくと増殖を繰り返し、大きくなって痛みが発生する。掻きむしって潰瘍ができた患部には塗り薬を塗って治療を進めると共に、外科的にメスでイボを切除しなければならない。イボを取り去るにはレーザーで焼く方法なども幾通りか選択できる。イボの大きさや数、できている場所等に応じて治療法を検討する。 - 治療上の留意点
尖圭コンジローマは、手術によってイボを取り除いても、再発するケースが多い。そのため数ヶ月から1年以上は、再発を防ぐため根気よく治療を続けることが重要。また、イボができたまま他の女性とセックスすれば、二重感染を繰り返し、悲惨な状態に陥る。さらに、完治しても再感染を防ぐため、今後は必ずコンドームを装着してセックスを行う。
彼は、尖圭コンジローマの治療が予想以上に手強いことを知って、かなり落胆しました。
新たなママとの出会いとSTD
翌週から圭は、ペニスや陰嚢、肛門周辺に広がった尖圭コンジローマの治療を開始しました。さて、亀頭は男性にとって、最も敏感な場所です。治療に関してドクターは名医ですが、場所によって切除する痛みは涙無くして語れません。それに加えてイボが大きくなって破れた患部は、むず痒さと痛みで耐えがたい苦痛を生じさせています。
こうして彼は、その違和感や苦痛に耐えながらしばらく病院に通い続け、イボの除去治療を根気強く受けました。もちろん圭は、HPVを感染させた張本人である淫乱女由布子と、治療開始とともにスッパリ手を切りました。自分に尖圭コンジローマをうつしたのは、彼女以外に考えられなかったからです。しかも、由布子の女性器周辺も、すでにHPVのイボで一杯の有り様でした。尖圭コンジローマに再感染するのは、もはやまっぴらご免です。
ペニスや陰嚢に広がったイボは、その後臨床経験の豊富なドクターによってきれいに除去されました。掻きむしった肛門のイボは今でも醜い跡が残っていますが、治療薬を塗りながら経過観察中です。施術が終わり、亀頭や陰嚢にはびこっていたイボはすっかり無くなりましたが、圭は今もクリニックに通い続けています。まだ、再発の心配が無くなったわけではないからです。しばらくの間はドクターに経過観察を依頼しています。
ところで、イボの消えた圭は最近、再びママ活を再開しています。相変わらず「コンドームは無しでおねがい❤」とか、とんでもないワガママをのたまう中年ママが掲示板には溢れています。そんな性病感染を怖れぬ不良女を避けながら、たんまり支援してくれる都合良い新たなママとの出会いを、彼は再び待ち侘びているのでしょう。圭は今日も、そんな書き込みを必死に探し続けています。もちろんSTD感染だけは、二度と懲り懲りなのは言うまでもありませんが。
- 原因と病名