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アモーレクリニック HOMEパイプカット・ED・シリコン挿入に関する記事男性の避妊「パイプカット」とは?効果・費用・後悔しないためのポイントを解説

2025.10.28
男性の避妊「パイプカット」とは?効果・費用・後悔しないためのポイントを解説


パイプカットとは?――自分とパートナーの未来を考えた「男性の避妊」という選択

避妊といえば「女性がするもの」というイメージが、いまだに根強く残っています。
ピル、避妊リング、緊急避妊薬など、女性の体に負担をかける手段が中心となってきました。
しかし、最近では「男性も主体的に避妊を考える」時代へと変化しています。
その中で注目されているのが「パイプカット(精管結紮手術)」です。

このコラムでは、パイプカットの仕組み・メリット・デメリット
そして手術を検討するうえで知っておくべき現実的なポイントまで、
わかりやすく解説します。

目次

第1章:パイプカットとはどんな手術?
第2章:パイプカットのメリット
第3章:パイプカットのデメリット・注意点
第4章:手術の流れと術後の生活
第5章:こんな方にパイプカットはおすすめ
第6章:パイプカットを受ける前に考えてほしいこと
第7章:まとめ

 

第1章:パイプカットとはどんな手術?

精子の通り道を遮断するシンプルな避妊法

パイプカットとは、医学的には「精管結紮(けっさつ)術」と呼ばれる手術です。
男性の精巣から射精管へとつながる「精管」を切断・結ぶことで、
精子が射精液に混ざらなくなる仕組みになっています。

つまり、勃起や射精といった性的機能はそのままに、
精子の受精能力を物理的に遮断する避妊方法なのです。

手術時間は30分ほど

多くのクリニックでは局所麻酔で行われ、
メスを使わずに皮膚を小さく開いて精管を処理する「ノーメス法」が主流です。
術後の痛みや出血も少なく、日帰りで帰宅できます。
翌日から軽作業も可能なケースが多いなど、身体的負担はごく軽い手術です。

第2章:パイプカットのメリット

① 高い避妊効果(ほぼ100%に近い確率)

コンドームやピルのように「使い方次第で失敗する」ことがないのが、
最大のメリットです。
精管を確実に遮断するため、避妊率は99.9%とも言われています。
一度手術を受ければ、基本的には永久的な避妊が可能です。


② 女性への負担を減らす

女性の避妊はホルモンバランスへの影響や副作用のリスクがあります。
一方でパイプカットは、男性側が一度手術を受けるだけで、
パートナーに精神的・身体的負担をかけずに済みます。

「夫婦の避妊を女性だけに任せたくない」
「妻の体調を気遣いたい」
そんな思いやりから決断する男性も増えています。


③ 性生活の安心感が高まる

避妊の不安から解放されることで、
より自然でリラックスした性生活が送れるようになるという声もあります。
避妊の心配が減ることで、精神的なストレスや緊張が和らぐことも少なくありません。


④ ホルモンや性的機能への影響がない

誤解されがちですが、パイプカットをしても
男性ホルモンの分泌や性欲、勃起力、射精感には影響がありません。
射精量はやや減ることもありますが、見た目や感覚的にはほぼ変わりません。

つまり、「性機能はそのままで避妊だけが可能になる」というのが大きな利点です。


⑤ コストパフォーマンスが高い

ピルやコンドームのように継続的な費用がかからず、
一度の手術で長期的な避妊効果を得られるため、
経済的にも非常に合理的です。
自由診療では麻酔代や検査代を含めると、およそ15〜30万円程度が相場となっています。

第3章:パイプカットのデメリット・注意点

① 基本的に「元に戻せない」

最大の注意点は、原則として元に戻せないということです。
技術的には「精管再接合手術」で再開通が可能な場合もありますが、
成功率は50〜70%ほど。
時間が経つほど再開通の難易度は上がります。

そのため、
「もう子どもを作るつもりはない」
「家族計画が完全に固まっている」
という確信がなければ、安易に決断するのは避けましょう。


② 手術後すぐには避妊効果が得られない

パイプカットを行っても、
精管の先に残っている精子が射精液に混ざる期間がしばらく続きます。
術後2〜3か月程度、20回ほどの射精で精子が完全に排出されるまでは、
避妊効果が不十分です。

この間はコンドームなどの補助的な避妊を続ける必要があります。


③ 感情的・心理的な葛藤

「男性としての自信を失うのでは?」
「一生子どもを持てないかもしれない」
といった心理的な不安を感じる人も少なくありません。

また、パートナーとの価値観の違いからトラブルになるケースもあります。
夫婦間でしっかりと話し合い、双方の合意を得てから決断することが大切です。


④ 感染・痛み・腫れなどの軽度なリスク

局所麻酔での手術とはいえ、
小さな切開を伴うため、感染・腫れ・内出血などのリスクがあります。
ほとんどは数日で改善しますが、まれに痛みが長引く「慢性精巣痛」が生じる場合もあります。
経験豊富な医師・クリニックを選ぶことが、トラブル予防の第一歩です。


⑤ 社会的な偏見や誤解

日本ではまだ「男性が避妊手術を受ける」という文化が一般的ではなく、
「勇気がいる」「男らしくない」といった偏見を感じることもあります。
しかし実際には、欧米では広く受け入れられた避妊手段であり、
「家族を思う責任ある選択」として評価されています。

第4章:手術の流れと術後の生活

カウンセリングと同意

まず医師によるカウンセリングで、
目的や将来的な家族計画についてしっかりと確認します。
理解と同意のうえで手術を行うことが原則です。


手術当日

局所麻酔下で、陰嚢の皮膚を小さく開けて精管を露出。
結紮・切断・焼灼などの処理をして閉創します。
所要時間はおおむね30分
手術後は短時間の安静後に歩いて帰宅できます。


術後の注意点

  • ・当日はシャワーを避け、術後2週間後から入浴可能
  • ・翌日以降は軽い運動なら可
  • ・性行為は2週間後から可能(ただし精液検査で精液に精子が入っていないことが確認されるまでは、必ず避妊を継続)
  • ・1〜2週間後に違和感が残る場合は医師へ相談

第5章:こんな方にパイプカットはおすすめ

  • ・すでに子どもがいて、今後妊娠を望まない方
  • ・妻(パートナー)の健康を第一に考えたい方
  • ・経済的・精神的に家族計画を終えたと感じる方
  • ・永続的な避妊手段を探している方

第6章:パイプカットを受ける前に考えてほしいこと

どんなに安全な手術でも、「未来を左右する決断」であることに変わりありません。
もし再婚や生活環境の変化など、将来的に「もう一度子どもを持ちたい」と思う可能性があるなら、
決断を急ぐべきではありません。

また、医師やカウンセラーとの相談を通じて、
パートナーの意見や自分の気持ちを整理するプロセスも非常に大切です。

第7章:まとめ

パイプカットは「責任ある選択」

パイプカットは、
男性が自らの意思で「避妊の責任を引き受ける」ことのできる手段です。
身体的負担が少なく、効果も高い一方で、
元に戻すのが難しいという重みもあります。

避妊の選択肢としてパイプカットを検討する際は、
医師との十分な相談と、パートナーとの誠実な話し合いを通じて、
“自分たちらしい家族のかたち”を考えるきっかけにしてみてください。

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