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- 2024.04.16
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梅毒の初期症状|見分け方と早期治療の必要性について
梅毒の初期症状は、唇に小さな出来物が現れるのが特徴です。
梅毒は、段階的に症状が進んでいき、手のひらや身体に赤い発疹が現れて、全身の炎症が進行して、脳や心臓に病変が起こります。さらに、梅毒の初期症状とよく似た病気もあり、正しい見分け方で梅毒感染を自覚することが非常に重要です。
梅毒の初期症状に対する早期治療の重要性について詳しく説明します。
梅毒の初期症状|その後の末期症状までの流れ
梅毒の初期症状から、末期症状までの流れを解説します。
梅毒の初期症状は、性病だと自覚しにくく、一時的な唇の炎症や出来物だと思って放置しやすい特徴を持っています。そのため、梅毒は早期治療を行うことは難しく、放置することで、性行為によって他人に感染させるリスクがあります。
なので、梅毒の初期症状から末期症状までの流れをしっかり把握しておきましょう。
唇に小さな出来物が現れる
梅毒は初期症状として、唇に小さな出来物が現れます。
小さな出来物はニキビや口唇ヘルペスとよく似ています。さらに、1期の症状は、数週間で自然消滅する特徴を持っているため、自然治癒したと勘違いしやすいです。痛みはなく、数ミリから2センチ程度の大きさのため、梅毒だと自覚しにくい。
これが一般的に、梅毒を放置してしまう最大の理由だと言われています。
手のひらや身体に赤い発疹が現れる
梅毒は第二期になると、手のひらや身体に赤い発疹が現れます。
赤い発疹には個人差があり、手のひらだけに出来る人もいれば、二の腕にまで症状が広がるケースがあるので、注意しましょう。症状は感染から3か月後に現れ、多くの患者がこの段階でクリニックへ受診して梅毒の治療を始めます。
手のひらや身体に赤い発疹が出来たら、梅毒を疑いましょう。
全身の炎症が進行する
梅毒は第三期になると、全身に炎症が起こり、進行します。
炎症のため、痛みやかゆみが起きるケースもあり、多くの方はこの段階まで放置する前に梅毒の治療を始めるのが一般的です。炎症が進行すると、ゴム種といって、周辺の組織を破壊していくため、後遺症のリスクがあります。
脳や心臓に病変が起きる
梅毒は末期になると、脳や心臓に病変が起こります。
しかし、現代では梅毒が末期まで進行することは稀です。ペニシリン系の抗生物質などを服用することで、ほとんどの梅毒は完治します。さらに、唇の出来物や赤い発疹が現れた段階で早期治療を行う方が多いので、末期まで進行することはゼロに近いです。
梅毒の初期症状とよく似た病気の見分け方について
梅毒の初期症状は、唇に出来物が現れるだけなので、感染に気づきにくいです。
とくに、梅毒の初期症状として間違えやすいよく似た病気が「ニキビ・帯状疱疹・口唇ヘルペス」です。これらも、唇に小さな出来物が現れますし、数週間で自然に消えることが多く、梅毒の初期症状とよく似ています。
これらの病気との見分け方について詳しく解説します。
ニキビと見分け方とは
ニキビは顔や背中に現れる症状のことです。
主に毛穴に皮脂などがつまり、菌の繁殖による炎症が原因です。そして、ニキビは唇に現れることもあります。梅毒と見た目が似ており、梅毒の初期症状である唇の小さな出来物とよく似ていますので、注意しましょう。
ニキビは白や黄色の膿のようなものが出ますが、梅毒は痛みがないしこりのようなもので、その点で見分けることをオススメします。
帯状疱疹の見分け方とは
帯状疱疹は、水ぶくれのようなものや発疹が現れます。
梅毒も赤い発疹が現れるため、症状がよく似ている。実際に帯状疱疹の発疹かと思ったら、梅毒の症状だったというケースはゼロではありません。帯状疱疹の発疹は神経痛があり、梅毒の発疹はあまり痛みがありませんので、その点で見分けることを推奨します。
口唇ヘルペスの見分け方とは
口唇ヘルペスは、ヘルペスウイルスに感染することで唇に出来物が現れる性病です。
梅毒と同じ性行為が感染経路です。そして、口唇ヘルペスにはピリピリとしたかゆみや痛みが起こります。梅毒の唇の出来物は痛みがないので、その点で見分けることをオススメします。しかし、医師でも判断が難しいので、クリニックへ受診することをオススメします。
梅毒は初期症状の段階で早期治療するのが重要な理由
梅毒は初期症状の段階で治療を行うべきです。
放置することで、症状が悪化し、神経麻痺や失明といった後遺症のリスクも高まります。梅毒は唇に出来物が現れたり、赤い発疹が現れたりした時に、クリニックに受診するのがベストです。皮膚に異常が起きた時は、迷わずに皮膚科へ受診してください。
梅毒は自覚しにくく放置しやすい
梅毒は性器に症状が起きるわけではないので、放置しやすい性病です。
そして、痛みがないことが多い。クリニックへ受診することを選択しない人も一定数いるため、注意しましょう。もちろん、この段階で性行為を行えば、相手に梅毒がうつる可能性もあるため、感染が広がるリスクもあります。
また、梅毒の症状は途中で消えますが、自然治癒したわけではありません。
炎症が起きると後遺症のリスクもある
梅毒の症状は、第一期〜第四期まであります。
とくに、第三期以降まで放置すると、後遺症のリスクがあります。梅毒は早期治療を行うことでパートナーへの感染を防ぎ、症状が悪化することを防ぎます。もちろん、早期治療の方が治療期間は短くなる傾向にあるので、早期治療が大切です。
梅毒は抗生物質で完治できる
梅毒の治療には、ペニシリン系の抗生物質などを使用します。
抗生物質の進化によって、梅毒は比較的、簡単に完治できる性病になりました。正しい検査と治療を行うことで、梅毒は後遺症や死亡のリスクがなく、完治可能です。そのためには、梅毒の早期発見による早期治療が何よりも大切になっていきます。
まとめ
梅毒の初期症状は、唇に小さな出来物が現れます。
この段階で梅毒の感染に気づいて治療を行うことは難しいかも知れません。なので、手のひらや身体の一部に赤い発疹が現れた時は、迷わずに皮膚科へ受診しましょう。梅毒は性病ですが、皮膚に症状が起こるため、皮膚科でも診療を行ってくれます。
帯状疱疹も赤い発疹が現れますが、放置すると発熱が起こることもあり、失明や顔面麻痺、難聴のリスクもあるので帯状疱疹の早期治療が大切です。赤い発疹が現れて、2週間以上続くなら、それらの疾患を疑ってクリニックへ受診しましょう。
当院では、梅毒を含む数十種類の性病検査を行っています。
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本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています。