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アモーレクリニック HOME | 性病に関する記事 | 毛ジラミに感染する原因は性行為?タオルの共用のリスクとは
- 2024.03.23
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毛ジラミに感染する原因は性行為?タオルの共用のリスクとは
毛ジラミとは、陰毛周辺に吸血昆虫の毛ジラミが寄生して繁殖した症状のことです。
毛ジラミが陰毛に寄生すると、強いかゆみを引き起こします。シラミは頭に寄生しますが、アタマジラミとは異なる寄生虫です。寄生虫自体が何かしらの症状を引き起こしているのではなく、毛ジラミの唾液に対して人間が免疫反応を起こすためかゆみが発生する。
毛ジラミは放置しても治らず、セックスなどで相手にうつる感染症です。
毛ジラミに感染する原因について
毛ジラミが感染する原因は主に性行為があげられます。
陰毛に感染する毛ジラミは、性行為によって陰毛と陰毛の接触で、相手にうつります。ほかにも、タオルや脱衣カゴの共用等でも感染する可能性があると考えられているので、毛ジラミ症は注意しなくてはいけません。
陰毛が接触する性行為
毛ジラミは性行為によって感染します。
一般的な性病は粘膜との接触で感染する。そのため、コンドームの着用で感染率を抑えられます。しかし、毛ジラミは陰毛に感染するため、コンドームの有無は感染率に影響せず、予防することが難しい性感染症です。
タオル等の共用
毛ジラミは陰毛に感染します。
そのため、毛ジラミに感染した方が使用したタオルで、陰毛に触れると毛ジラミが間接的に感染する恐れがあります。毛ジラミの原因は性行為であることが多いです。しかし、必ずしも原因が性行為とは限りませんので、注意しましょう。
脱衣カゴなどの間接的感染
実は、毛ジラミ症は脱衣カゴの共用も原因として考えられます。
これは、銭湯や温泉などの脱衣カゴを指します。毛ジラミに感染した方の衣服が置かれた脱衣カゴには毛ジラミが接触している可能性もある。脱衣カゴから、毛ジラミが自身の陰毛に移動して増殖してしまうことも考えられるので、注意しましょう。
毛ジラミはさまざまな原因によって、感染する可能性を持っています。
毛ジラミを防ぐことはできるのか?
毛ジラミを未然に防ぐことはできないのか。
毛ジラミは主に性行為が原因です。しかし、コンドームの着用などで防ぐことが難しいため、完璧に原因を防ぐことは厳しいでしょう。陰毛と陰毛が接触するだけで、毛ジラミに感染してしまうため、注意が必要です。
原因を完全に防ぐことは難しい
毛ジラミは感染を防ぐことが難しいです。
原因としては性行為があげられます。前述した通り、コンドームの着用に意味はなく、予防することが困難な性感染症です。毛ジラミを防ぐ唯一の方法は、事前に毛ジラミ感染を発見して、早急に治療を行って相手にうつさないことでしょう。
陰毛と陰毛の接触のためコンドームは効果がない
毛ジラミは、陰毛と陰毛の接触で感染します。
そのため、コンドームでは対策できません。一般的に性病はコンドームを着用することで、感染率を大幅に下げられます。コンドームは避妊具としての役割だけではなく、不特定多数との性行為の際でも性病対策の役割を持っているのです。
しかし、毛ジラミは寄生昆虫のため、コンドームに効果はありません。
剃毛や脱毛の対策は一定の効果がある
毛ジラミの予防として、剃毛や脱毛は一定の効果に期待できます。
しかし、現に毛ジラミに感染している方には意味がありません。むしろ、剃った際に毛ジラミが別の体毛へ移動してしまうリスクを持っています。陰毛にかゆみがあり、肉眼で陰毛に付着している時は、毛ジラミの治療を行ってから剃毛や脱毛を行ってください。
毛ジラミの治療として、安易に剃毛はオススメできません。
毛ジラミになったら?治療法は専用のシャンプーにあります
毛ジラミを発症したら、専用のシャンプーを使いましょう。
すべての薬局・ドラッグストアで販売しているわけではありませんが、毛ジラミの専用シャンプーは店頭で購入できます。薬剤が配合されたシャンプーには、毛ジラミを死滅させる効果があり、毛ジラミを1〜2週間の治療で完治できます。
毛ジラミ治療には薬剤配合のシャンプーが必要
毛ジラミの治療には、専用の薬剤配合シャンプーが必要です。
孵化した昆虫は薬剤配合のシャンプーを正しく使用することで、死滅させられます。毛ジラミは肉眼で見えるほど大きいですが、念のために治療前に医師へ相談することをオススメします。これは、毛ジラミ以外の病気である可能性があるからです。
感染サイクルから1週間は使用を続けないといけない
毛ジラミは感染サイクルから、専用シャンプーを1週間以上は使用します。
実は、薬剤シャンプーは成虫にしか聞きません。卵である状態では薬剤が浸透しにくく、根絶させることが難しいです。毛ジラミは卵を約1週間で幼虫に孵化するので、すべてを死滅させるには1〜2週間を要します。
パートナーと一緒に治療するのが大切です
毛ジラミはすでに相手にうつっている可能性があります。
少ない数の毛ジラミでも、メスの昆虫が徐々に卵を産んで、増殖していきます。つまり、毛ジラミは感染してもすぐにかゆみを引き起こすとは限らないのです。毛ジラミはお互いが一緒に治療を行うことで、完治できる性感染症です。
まとめ
毛ジラミの原因はさまざまです。
しかし、主に性行為によって感染するので、まず疑うのは性行為による感染です。もし、性行為の経験がなかったり、心当たりがなかったりした場合はタオルや脱衣カゴの共用から感染した可能性を疑ってください。
毛ジラミは正しく専用の薬剤配合シャンプーを使うことで完治できます。
必ず治る性感染症なので、安心してください。
陰毛が痒く、茶色っぽいものが陰毛にある場合は、毛ジラミを疑いましょう。
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本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています。