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アモーレクリニック HOME | パイプカット・ED・シリコン挿入に関する記事 | ED治療薬はジェネリック薬品でも問題なく効果がある?
- 2024.04.02
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ED治療薬はジェネリック薬品でも問題なく効果がある?
EDになった場合の治療法として、多くの男性に処方されるのが「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」などの、ED治療薬です。
ED治療薬を服用することで、男性が勃起するのを補助する効果が得られ、普段はなかなか勃起できない男性でも勃起しやすくなります。
そのため、EDに悩む男性にとって、強い味方と言えるのがED治療薬なわけですね。
そんなED治療薬ですが、最初に発売された「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」などの、俗に「先発医薬品」と、その後さまざまな薬品メーカーから発売された「ジェネリック薬品(後発医薬品)」が存在しています。
人によっては、先発医薬品とジェネリック薬品の違いがどういった点にあるのかが疑問だったり、ジェネリック薬品に対する不安を持っていたりするでしょう。
そこで今回は、ED治療薬のジェネリック薬品にはどういったものがあるのか、そもそもジェネリック薬品とはどのようなものなのか、といった点をご紹介していきます。
ED治療薬のジェネリック薬品はさまざまなものが発売されている
そもそもの話として、ED治療薬である「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」は、それぞれ成分が異なり、異なる効果を持っています。
よく「ED治療薬」としてひとまとめに語られてしまうため、名前が違うだけで同じものだ、と勘違いされることも多いため、注意が必要ですね。
そしてジェネリック薬品も、当然「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」と3種類が存在しています。
それぞれのジェネリック薬品がどのような成分でできていて、どのような効果が得られるのかをご紹介しましょう。
○バイアグラジェネリック(シルデナフィル錠)
「バイアグラ」は、そもそもは大手製薬会社である「ファイザー」から発売されており、有効成分としては「シルデナフィル」が含まれています。
バイアグラの服用は、実際に性行為をする約1時間前が良いとされており、効果は4時間から5時間程度持続するのが特徴です。
そもそも日本で「ED治療薬」が話題になったときに最初に紹介されたのがバイアグラであり、日本では「ED治療薬=バイアグラ」と考えている人も多くいます。
そのためか、ジェネリック薬品も数多く発売されているのも、バイアグラの特徴です。
○レビトラジェネリック(バルデナフィル錠)
「レビトラ」は、ドイツの「バイエル薬品」によって開発された、ED治療薬です。
有効成分は「バルデナフィル」であり、先に紹介したバイアグラの5年後に発売開始しています。
バイアグラよりも即効性に優れるED治療薬として知られており、服用後20分から40分程度で効果が現れる、とされています。
作用時間は5時間程度とされ、こちらはバイアグラと同程度となっていますね。
そんなレビトラですが、現在ではもうすでにバイエル薬品は生産を終了しています。
そのため現在は、レビトラの効果を得るためには、レビトラのジェネリック薬品を購入するしかない状況です。
ちなみにレビトラが生産中止となったのは「工場での生産の目途が立たず、安定した供給が不可能となったため」が理由であり、薬の成分自体に問題があったわけではないことを知っておくべきでしょう。
○シアリスジェネリック(タダラフィル錠)
「シアリス」は「日本新薬株式会社」から発売されたED治療薬で、有効成分は「タダラフィル」が含まれています。
シアリスの特徴としては、バイアグラやレビトラと比べて圧倒的に長い効果時間があり、なんと服用してから24時間以上、勃起補助効果が見込めます。
その代わり服用は性行為の約3時間前、それも空腹時が推奨されていますので、事前に準備が必要な点は注意が必要ですね。
また服用後に食事をしても薬の効果が薄れない点も、バイアグラやレビトラとの違いです。
あらかじめ服用してからパートナーと食事を楽しみ、そのまま効果時間を気にせずに過ごせる点が大きなメリットと言え、ジェネリック薬品も複数の製薬会社から発売されています。
ED治療薬はジェネリック薬品でも効果は変わらない?
現在ではジェネリック薬品は、さまざまな症状の治療に広く使用されるようになっています。
しかしEDは男性にとってデリケートな症状でもあるため、先発医薬品ではなくジェネリック薬品を使用するとなると、心配になってしまう男性も多いのは事実です。
実際、ジェネリック薬品とはどのような薬品のことなのか、効果の面で心配はないのか、ご紹介しましょう。
○ジェネリック薬品は有効成分自体は先発医薬品とは変わらない
そもそもジェネリック薬品とは、簡単に言えば「先発医薬品と同じ有効成分が含まれている薬品」です。
新薬が開発されると、一定期間は開発した製薬会社によって特許が申請され、独占的に製造・販売が許されています。
この特許が切れると、開発した製薬会社以外の製薬会社も、同じ有効成分を含んだ薬品を販売できるようになるため、新しく「ジェネリック薬品」が流通するようになるわけです。
○ジェネリック薬品は先発医薬品と効果は変わらないと言われている
ジェネリック薬品は、先にも書いたように先発医薬品とまったく同じ有効成分を含んでいます。
またジェネリック薬品の販売には、国の基準や法律に基づき、厳しい審査を受け、厚生労働大臣の承認を受けなければなりません。
そのためジェネリック薬品は、先発医薬品と同等の効果があるだけではなく、安全性なども同程度である、とされています。
またジェネリック薬品は、先発医薬品と比べて価格が安いのも特徴のひとつです。
新薬の開発には、膨大な期間と費用がかかるため、どうしても価格が高くなってしまいがちです。
一方、ジェネリック薬品は、新薬に比べれば圧倒的に期間も費用も少なくて済みます。
そのため、価格が比較的安く抑えられるわけですね。
医薬品は、必要な期間が長くなれば長くなるほど、経済的な負担がどうしても大きくなってしまいます。
ジェネリック薬品は価格が安いため、経済的な問題で治療が続けられない、なんて人にとっては非常にありがたい存在、と言えるでしょう。
○ジェネリック薬品そのものに不信感が持たれているケースも
先発医薬品と同等の効果・安全性を持つと言われているジェネリック薬品ですが、一方でジェネリック薬品そのものに不信感を表明している人もいます。
そういった人が問題視しているのが、ジェネリック薬品は有効成分こそ先発医薬品と同じですが、先発医薬品にはない添加物などが含まれている点です。
また医師のなかには、先発医薬品からジェネリック薬品に切り替えたことで「患者さんへの効果が少なくなった」「それまでになかった副作用が現れた」との報告をしている例もあります。
これらはどういった病気に対して医薬品を使用しているか、どういったジェネリック薬品を使用しているかによっても変わってきますので、ジェネリック薬品がすべて悪いわけではありません。
ED治療薬のジェネリック薬品を試してみて、それまでになかった副作用が出たり、効果が感じられなかったりした場合は、処方してくれた医師にすぐに相談するようにしましょう。
ED治療薬は自分で服用して効果が感じられたものを使うべき
ED治療薬は、一度服用すればEDが改善する、とは言えず、性行為のたびに服用が必要になるケースもあります。
そうすると経済的な負担も増えるため、安価なジェネリック薬品を服用する選択肢もあるでしょう。
ただしジェネリック薬品を服用してみて、効果が感じられなかったり、それまでになかった副作用が出たような場合は、いくら安価で服用できてもオススメできる、とは言えません。
ED治療薬のジェネリック薬品を試してみる際は、処方してくれた医師としっかり相談して、異変があったらすぐに報告できるようにしておくべきです。
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※本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています