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- 2024.03.23
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男性が気を付けたい性病一覧|潜伏期間でもうつるのか?
性病には、潜伏期間というものが存在します。
潜伏期間とは、一般的に病原体に感染してから発症するまでの期間のことです。他人へ感染させる期間のことも潜伏期間と呼ぶ場合があります。しかし、性病の場合は感染して症状が現れる期間のことを指すケースがほとんどです。
性病は性行為によって感染しても、すぐに症状は現れません。
そして、性病の種類によって潜伏期間が異なるので、注意しましょう。性病の潜伏期間の一覧と潜伏期間中の他人への感染について詳しく解説します。
男性が気を付けたい性病の潜伏期間一覧
性病によって潜伏期間は異なります。
男性が気を付けるべき性病は8個あります。もちろん、下記以外にも男性に感染する可能性がある性病は存在し、日頃から注意する必要はあるでしょう。あくまで、感染者数の多いメジャーな性病を今回は中心にご紹介します。
クラミジア
クラミジアは細菌の性病で、感染者数が非常に多いです。
クラミジアの潜伏期間は1〜4週間程度だと言われています。症状が現れるまでタイムラグがあり、感染に気づかないケースが多いです。また、クラミジアは感染しても約半数が無症状のまま進行するのも、発見が遅れる理由の一つです。
淋菌
淋菌も、クラミジアと同様に細菌の性病です。
淋菌とクラミジアは咽頭にも感染し、淋菌の潜伏期間は2〜7日程度だと言われています。比較的、すぐに症状が現れるので気づきやすい性病のひとつです。淋菌は非常に態勢を持ちやすい菌のため、内服薬ではなく、点滴・注射で治療を行うクリニックもあります。
梅毒
梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌に感染することで発症します。
梅毒はクラミジアや淋菌と異なり、性器に症状が現れにくいです。感染すると唇に出来物が現れて、全身や一部に赤い発疹が現れます。その後は、全身の炎症が悪化し、脳や心臓に病変が起こる恐ろしい病気です。しかし、そこまで放置するケースは稀です。
梅毒は潜伏期間が3〜6週間もあります。
カンジダ
カンジダとは、真菌というカビの一種です。
カンジダは性行為によっても感染しますが、免疫力の低下などで自己感染することの多い性病です。潜伏期間は1〜7日程度と短く、すぐに症状が現れる傾向にあります。男性がカンジダに感染することは稀で、女性の発症が非常に多いです。
HIV(エイズ)
HIVとは、エイズの原因となるウイルスのことです。
潜伏期間は2〜4週間で、発熱や筋肉痛といったインフルエンザと非常に似た症状が現れます。そのため、風邪を引いたと勘違いしやすいのも特徴です。数週間程度で症状は消え、5〜10年の無症候期を経て、エイズを発症します。
性器ヘルペス
性器ヘルペスは、2〜10日程度の潜伏期間です。
ヘルペスウイルスは唇にできることもあります。比較的、男性よりも女性に多い感染症と言われており、免疫力の低下によって再発を繰り返す性病です。しかも、ヘルペスは一度感染すると治ることのない病気で、一生付き合っていく必要があります。
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマとは、性器にカリフラワー状のイボができる性病です。
痛みなどはなく、イボができる症状しかないことから、自覚症状が少ないです。HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することで発症し、潜伏期間は3週間〜8か月と非常に長く、知らない間に相手へうつしてしまうリスクを持っています。
A~C型肝炎
A型・B型・C型肝炎は、それぞれ潜伏期間が異なります。
B型肝炎とC型肝炎は潜伏期間が2週間〜6か月と似ています。しかし、A型肝炎は2〜6週間程度の潜伏期間しかありません。A型肝炎は感染者の肛門に触れたり、舐めたりすることで感染し、嘔吐などの症状が確認されています。
性病は潜伏期間でもうつるのか?
性病は潜伏期間でも感染するのか。
結論から申し上げると、性病は潜伏期間でも感染します。そのため、潜伏期間の長い性病は自覚することなく相手にうつしてしまうリスクを持っているのです。また、性病は必ずしも症状が現れるとは限らず、自分は無症状でも、相手にだけ症状が現れる場合もある。
潜伏期間でも感染の可能性はある
性病は潜伏期間でも感染の可能性を否定できません。
潜伏期間は長くても、感染から1か月以内に症状が現れます。なので、性病の多くは1か月以内の性行為で感染したと考えるのが普通でしょう。しかし、梅毒やHIV、尖圭コンジローマにいたっては潜伏期間が非常に長いので、それに当てはまりません。
無症状のまま進行し何年も放置?
性病の症状には個人差があります。
すべての方に症状が現れるわけではありません。とくに、クラミジアや淋菌の場合は約半数が無症状と言われています。そして、クラミジアや淋菌は咽頭にも感染することがわかっており、症状が風邪の諸症状とよく似ています。
そのため、知らない相手に相手へうつしてしまうリスクが高いです。
潜伏期間中でも検査はできる?
性病は潜伏期間でも検査できるケースは多いです。
検査が可能な時期と潜伏期間とを比べたとき、潜伏期間の方が長くなる性病は多く、症状があるのであれば、基本的に問題なく性病検査を受けられます。しかし、梅毒やHIVは血液検査を用いて、血液中の抗体を調べます。
抗体は病原体に感染して、すぐには作られません。
抗体が作られる期間には個人差があり、1か月以上かかることも多いです。なので、症状が現れてすぐに検査を行っても、正しい検査結果が出ない可能性もある。医師によっても見解が異なります。なので、感染から3か月以降に検査を行うのが最も確実です。
まとめ
性病の潜伏期間は、種類によって異なります。
多くは感染から1か月以内に症状が現れて、1か月以内に検査可能です。しかし、梅毒とHIVに関しては抗体を調べるので、体内に抗体が作られていなければ、発見が難しいです。
潜伏期間でも相手にうつす可能性があるので、パートナーと一緒に検査するのが大切です。
当院では、数十種類以上の性病検査に対応しています。
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本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています。