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- 2023.12.29
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梅毒の感染経路|タオルの共用でも感染するのか?
梅毒の感染経路の多くは性行為です。
性行為によって粘膜から粘膜の感染を引き起こします。では、タオルなどの共用で梅毒感染は起こりうるのか。梅毒の感染についてわかりやすく解説します。ほかにも、梅毒の症状や治療法についても解説するので、最後までご覧ください。
梅毒の感染経路について
梅毒の感染経路について解説します。
梅毒は性病の一種で、性行為によって感染します。しかし、感染症のため、性行為以外での感染も疑いたくなるでしょう。梅毒がタオルなどの共用で感染する可能性についてわかりやすく解説します。
基本的には性行為で感染する
梅毒は基本的に性行為で感染します。
梅毒は梅毒トレポネ−マという細菌が粘膜と粘膜の接触で感染します。また、細菌のため小さな傷口から侵入して感染することもあるので、必ずしも性行為とは限りません。コンドームの着用だけでは完璧には防げず、100%の感染予防は不可能だと考えられています。
タオルの感染はほとんどない
梅毒はタオルの共用で感染することはありません。
梅毒の細菌は体外では生存できず、すぐに死んでしまいます。なので、タオルに梅毒の菌が付着したとしても、長時間生存することはできないのです。そう考えると、梅毒はタオルなどの共用で感染することは考えにくいと言えるでしょう。
感染する可能性としてゼロではない
梅毒がタオルの共用で感染することはありません。
しかし、感染する可能性がゼロとは言い切れません。梅毒は41度で2時間と言われており、温度が低くなると長時間生存します。数秒で死滅するわけではないので、複数の要因が重なるとタオルなどの共用で感染する可能性は否定できないのです。
梅毒の症状は4つある
梅毒の症状は4つあります。
梅毒は感染すると唇に出来物が出現し、手のひらや身体に赤い発疹が現れます。そして、全身の炎症が進行して、最終的に脳や心臓に病変ができるとわかっている。現代は治療薬の開発によって梅毒によって死ぬことはほとんどありません。
しかし、それほど恐ろしい感染症であることは知っておくべきでしょう。
唇に出来物が出現する
梅毒は感染すると初期症状で唇に出来物が現れます。
唇の出来物は数週間で自然に消滅します。なので、治ったと勘違いしやすいですが、梅毒の細菌は体内に残っているので、完治したわけではありません。その間に性行為を行えば、粘膜を通じて感染するリスクがあるので、注意しましょう。
手のひらや身体に赤い発疹
数か月後に、手のひらや全身に赤い発疹が現れます。
赤い発疹も数か月すると、自然に消えます。この段階に異常を感じて、クリニックに受診する方が多い印象を受ける。なので、手のひらなどの皮膚に赤い発疹がある時は、梅毒などを疑い、皮膚科や泌尿器科に受診することをオススメします。
全身で炎症が進行する
梅毒は放置すると、全身に炎症が起こります。
炎症のため、痛みやかゆみといった症状が起こる。この段階で放置される方は少ないので、ほとんどのケースで全身の炎症が悪化することはありません。しかし、症状としては重度とも言えるので、点滴・注射などの治療が行われることもあります。
脳や心臓に病変ができる
梅毒は10年後に脳や心臓に病変が起こります。
この段階になると、治療も長引いてしまい、後遺症のリスクがある。梅毒で病変が起こるまで放置することはほとんどありませんが、注意しましょう。梅毒は死ぬ感染症でしたが、抗生物質などの開発によって死亡することはほとんどなくなりました。
しかし、早急に治療を行うことが何よりも重要です。
梅毒の治療法は抗生物質です
梅毒の治療法は、抗生物質を服用することです。
抗生物質とは、ペニシリンの抗菌薬です。基本的に内服薬での処方が多いです。しかし、確実に治療するためや重度の症状の場合は点滴・注射での投与もあります。点滴・注射の方が効果は高く、効果も確実なので、再感染を防げます。
ペニシリンなどの抗菌薬
梅毒は細菌のため、ペニシリンの抗菌薬を使います。
抗生物質を服用するだけで、ほとんどのケースで治るため、梅毒の治療は難しくないです。しかし、処方された内服薬を正しく飲まないと、細菌が死滅しきらずに活性化してしまう恐れがあるので、注意しましょう。処方されたものはすべて飲みきりましょう。
重度の場合は点滴での投与も
梅毒が重度の場合は点滴を使うこともあります。
点滴の方が効果は高く、1回の治療で高い効果に期待できます。手のひらや全身の赤い発疹が強かったり、炎症が起きていたりすると点滴を用いるケースも多いです。梅毒は症状が一時的に消えるため、相手に感染させてしまうリスクが高い性病です。
定期的な性病検査が、自分と相手を守ります。
まとめ
梅毒の感染経路は性行為がほとんどです。
しかし、タオルやコップの共用で感染することを否定することはできません。梅毒の感染が疑われる時はすぐに検査を行うことが重要です。当院では、梅毒を含む数十種類の性病検査を行っているので、気になる方は当院へお越しください。
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