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- 2023.09.29
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梅毒になると体に現れる影響は?|梅毒の噂の真相とは
梅毒になると鼻が落ちるという噂は本当なのか。
梅毒に感染すると、全身に赤い発疹が現れ、炎症が起こります。そして、最終的には脳や心臓に病変が起こるため、命に関わる性病の一種です。しかし、梅毒は昔と異なり、抗生物質などを服用することで、完治できるので安心してください。
梅毒と鼻が落ちる関係について解説します。
梅毒になると鼻が落ちるのはホント?
梅毒になると鼻が落ちるのはホントか?
梅毒になると鼻が落ちると言われているのは、鼻周辺にゴム種ができるからです。そのゴム種は鼻の組織を破壊するので、梅毒は鼻が落ちると言われている。しかし、実際に梅毒になると鼻が落ちるわけではないので安心してください。
梅毒になると鼻周辺にゴム種ができる
梅毒は鼻周辺にゴム種ができます。
ゴムのような質感があるためそう呼ばれています。梅毒の症状には1〜4期があり、鼻にゴム種ができるのは3期の症状です。3期は感染から3年〜で発症し、ほかにも全身の炎症が進行するなどの症状が起こります。
ゴム腫は鼻の組織を破壊します
ゴム種は周りの細胞を破壊する性質があります。
そのため、梅毒で鼻にゴム種ができると、鼻の組織が壊れて、落ちると言われているのです。昔は抗菌薬がなかったため、ゴム種で鼻が落ちることはあったと言われています。しかし、現代の抗菌薬(抗生物質)は梅毒に効果があるため、鼻が落ちることはありません。
実際に鼻が落ちるわけではありません
梅毒でゴム種ができても、鼻が落ちるわけではありません。
梅毒の3期はとても重たい症状なので、基本的にそこまで進行するのは稀です。多くは1〜2期の段階で症状を自覚して、病院を受診します。その時の検査によって梅毒が確認され、処方される抗生物質などを服用し完治します。
梅毒で鼻が落ちるほど放置するケースはほとんどないと言えるでしょう。
梅毒で鼻にゴム種ができるのは3期の症状
梅毒で鼻にゴム種ができるのは、3期の症状です。
一般的に、梅毒には1〜4期の症状があります。そして、多くは1〜2期の症状で身体に異変を感じて、クリニックへ受診することが多いと言われている。また、梅毒は早期発見の方が早く治り、服用する抗生物質の量と期間は短い傾向にあります。
梅毒には1~4期の症状がある
梅毒には、1〜4期の症状があります。
1期は唇にしこりのようなものができ、2期は全身に赤い発疹が現れます。多くは赤い発疹で梅毒感染に気づく。そして、3期は炎症が広がり、4期は脳や心臓に病変が見つかります。また、3期頃に鼻にゴム腫が出来ると言われています。
梅毒の多くは1~2期で感染に自覚する
梅毒の多くは、1〜2期に気づきます。
1期の段階だと、唇にしこりのようなものができるだけなので、梅毒感染に気づきにくいです。また、梅毒の症状は現れても数週間で症状が消えるので、治ったと勘違いしやすいです。なので、2期の赤い発疹も数か月で症状は消えます。
適切な治療で梅毒は完治可能です
梅毒は適切な治療を受ければ、感知可能です。
梅毒は放置すると命の危険もあるので、梅毒に似た症状があらわれた時は皮膚科・泌尿器科へ受診しましょう。梅毒は性器自体に症状が起こるのではなく、全身の皮膚に異常が起こるので、注意しましょう。
梅毒の感染経路について
梅毒は、性行為やキスなどで感染します。
また、出産時に母体が梅毒に感染していると、胎児にも梅毒がうつる母子感染の可能性もあるので、注意しましょう。ほかにも、クラミジアや淋菌などは流産や早産のリスクを高める。妊娠前や妊娠後に性病検査を行い、性病に感染していないか確認することが大切です。
性行為
梅毒は性行為によって感染します。
梅毒は粘膜と粘膜の接触で感染するため、コンドームを付けないと1回の性行為で15〜30%の確率で感染すると言われている。また、口や喉とのオーラルセックス、肛門などのアナルセックスでも同様に梅毒に感染します。
キス
梅毒は、キスなどでも感染します。
口内も粘膜のひとつです。そのため、キスによって梅毒の細菌が侵入して、梅毒に感染する可能性があります。なので、性病の一種である梅毒は、性行為がなくても、唇が触れるだけで感染するリスクがある性病のひとつだとわかります。
母子感染
母子感染とは、出産時に赤ちゃんに微生物(細菌・ウイルス)が感染することです。
妊娠中や出産時に梅毒がうつるため、流産や死産のリスクがあります。また、出産後も低体重や先天梅毒のリスクがあるため、妊娠前の性病検査は大切です。適切な治療を行えば、妊娠中でも胎児へのリスクを防げます。
まとめ
梅毒で鼻が落ちることはありません。
しかし、梅毒を放置すると、全身の炎症が進行して、脳や心臓に病変が起こります。また、治療しても後遺症が残る可能性もあるので、注意しましょう。梅毒は早期発見が大切なので、唇にしこりができたり、全身赤い発疹が現れたりしたらすぐにクリニックへ受診しましょう。
当院では、梅毒の性病検査も行っています。
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