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- 2023.07.25
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HIVの感染率は低い?わずか0.1%以下はホントか?
HIVの感染率は高いのか?低いのか?
どれくらいの感染率かというと「わずか0.1%以下」だと言われています。また、男性と女性によって感染率も異なり、ノーマルセックスよりもアナルセックスの方が感染率は高いと言われておりますが、どれもそこまで高いとは言い切れない。
しかし、ゼロではないので、対策は必須の性感染症のひとつです。
HIVの感染率について
HIVの感染率について解説します。
HIVの感染率は男性と女性で異なり、アナルセックスの方が確率は高いとされています。HIVの感染率は他の感染症と比べると低いですが、HIVを体内から完全に取り除くことは現代の医療では不可能なので、感染予防は大切だと言えるでしょう。
男性は0.05%・女性は0.1%
HIVは男性だと0.05%、女性は0.1%だと言われています。
これは、膣行為(ノーマルセックス)のことです。どちらも、0.1%以下のため、高い感染力を持っているわけではありません。しかし、治療法が確立されていないので、HIVに感染すること自体、大きなリスクを持っていると考えられるでしょう。
アナルセックスだと0.5%
HIVはアナルセックスの方が感染率は高いです。
ノーマルセックスよりも、アナルセックスの方が約5倍も高いと考えると、アナルセックスの方がリスクは大きいと言える。また、アナルセックスでも受け入れ側が0.5%なので、アナルセックスは注意するべき性行為のひとつだとわかるでしょう。
確率は低いがゼロではない
HIVの確率は低いものの、ゼロではありません。
HIVの感染予防のためにもコンドームの着用は大きな効果があります。コンドームは一般的に避妊具ではありますが、性病予防の効果も持つのでオススメです。また、身体に異常が起きた時には性病検査を定期的に行うことで、相手に感染させる可能性を低下させます。
HIVが最も感染する経路とは
HIVが最も感染するのは性行為ではありません。
しかし、現代はHIVの感染をできるだけ減らすためにも、医療機関が最善の注意を図っているので、HIV感染の多くは性行為となっています。HIVの感染率が高い経路について詳しく解説しますので、最後までご覧ください。
輸血による血液感染
HIV感染者の血液を輸血すると約90%の確率で感染します。
しかし、輸血にもルールがあり、感染症の可能性がある血液は輸血されません。なので、現代で輸血によるHIV感染はほぼゼロと考えて問題ないでしょう。HIVが輸血によって感染することはないので、安心してください。
注射器の共有
注射器を共有すると、感染症が注射器を経由して感染します。
医療機関では、注射器の共有を行いません。なので、医療機関で感染することはありませんが、麻薬(ドラッグ)を注射器で共有される方がいるため、その間で感染が広がる可能性は考えられます。医療機関での感染はないが、個人的な使用での注射器感染は考えられる。
しかし、感染確率としては1%未満だと言われています。
母子感染
HIVは母子感染することがあります。
これは、母体にHIVが感染している場合は、0.5%の確率と高くないです。また、母子感染を防ぐためにも、医療機関がさまざまな対策を行っています。現代で母子感染するケースは減っている傾向にありますが、事前に把握しておくことは大切でしょう。
HIV感染により引き起こる症状とは
HIV感染によって、どのような症状が起こるのか。
HIVに感染すると初期症状としてインフルエンザに似た症状が引き起こります。そして、5年〜10年ほどを目安に無症状期間があり、その後、エイズを発症します。エイズを発症すると免疫力が低下するため、さまざまな病気に感染しやすくなってしまう。
数週間も続くインフルエンザと似た症状
HIVに感染するとインフルエンザと似た症状が起こります。
もちろん、インフルエンザではないので、インフルエンザの検査をしてもウイルスを確認することはできません。症状としては、発熱・のどの痛み・下痢といったものです。この症状は数日〜数週間で自然に消滅するため、治ったと勘違いしやすい。
5~10年の無症状期間
HIVに感染して初期症状が終わると、無症状期間が始まります。
無症状期間中は症状がほとんど出ません。しかし、徐々に体内のリンパ球数が低下するので、免疫力が下がり続けます。HIVに感染してエイズを発症するのには個人差があり、2年で現れる方もいれば、15年以上かかる方もいるので、注意しましょう。
エイズを発症し、免疫力が低下する
エイズを発症すると、免疫力が低下します。
エイズは治療を受けなければ、免疫力が下がり過ぎるため、健康な人では感染しないような病原体に感染してしまいます。神経障害や悪性腫瘍といった、さまざまな病気を発症する。
まとめ
HIVの感染率は0.1%以下と低いです。
しかし、ゼロではありませんし、感染しても体内から取り出すことはできないため、薬によって免疫力の低下を抑える程度の治療法しか確立されていません。HIVに感染したと思ったら、早急に医療機関へ受診して検査を受けましょう。
しかし、HIVの感染確率は低いので、HIVに似た症状が現れてもHIVだと決めつけないようにしましょう。実際にHIVかもと不安に陥り、精神的に疲労してしまう方もいます。精神的なストレスが免疫力を低下させている可能性も考えられます。
心配な方は、医療機関で医師に相談するのがオススメです。
当院では、HIVの検査も行っています。
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