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- 2023.07.11
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「カンジダ性亀頭包皮炎」とはどんな病気?症状や治療法をチェック
男性が悩まされる性器の病気のひとつに「亀頭包皮炎」があります。
この亀頭包皮炎の特徴のひとつに、原因にさまざまなものが存在し、それにともなって治療法もひとつではない、という点が挙げられます。
むしろ「亀頭包皮炎」という病気が存在する、というよりも、さまざまな原因で亀頭や包皮に炎症が起こる症状のことを「亀頭包皮炎」と呼んでいる、と理解したほうが良いかもしれません。
今回はそんな亀頭包皮炎のなかから、カンジダ菌が原因で起こる「カンジダ性亀頭包皮炎」の特徴や症状、そして治療法についてご紹介します。
「カンジダ性亀頭包皮炎」とはどんな病気?
まず「カンジダ性亀頭包皮炎」の原因である「カンジダ」とは、そもそもどういったものなのかをご紹介しましょう。
カンジダとは「真菌」と呼ばれる菌のひとつであり、カビの一種です。
このカンジダに感染すると、炎症を起こして性器の痒みや痛みにつながります。
カンジダはどちらかと言えば女性の病気として知られていて、カンジダが原因で腟に炎症を起こす「カンジダ腟炎」は、性器に関するメジャーな病気のひとつとして知られています。
しかしあくまでも「女性に多い」病気であり、男性が感染しないわけではありません。
男性器にカンジダが感染すると、亀頭や包皮に炎症を起こす「カンジダ性包皮炎」になるのです。
カンジダ性包皮炎が発症する原因とは?
男性がカンジダ性包皮炎を発症させる原因は、当然のことですが性器に付いたカンジダ菌が増殖し、炎症を起こすことです。
カンジダ菌は性交渉によって感染することもありますが、性交渉によってのみ感染するような特別な菌ではありません。
カンジダ菌は、人間の皮膚の表面に自然に存在する「常在菌」のひとつです。
そのため性交渉に関係なく、疲労やストレスによる抵抗力の低下や、体内のホルモン量の変化によってカンジダ性亀頭包皮炎を発症させる場合もあります。
それは男性も女性も同じであり、ときどきパートナーが「カンジダ性腟炎or亀頭包皮炎になった」と聞くと「浮気か?」と疑う人もいますが、けっして浮気が原因の場合だけではない、と知っておくとパートナーとの関係性も守れるでしょう。
ちなみにカンジダ菌は、温かくて湿気のある場所を好む菌です。
そのため、包茎の男性は包皮と亀頭の間でカンジダ菌が増殖しやすい環境が整っており、包茎ではない男性よりも亀頭包皮炎を発症する可能性が高い、と言われています。
カンジダ性亀頭包皮炎の予防には、包茎手術を受けるのも一つの方法である、と覚えておくと良いでしょう。
カンジダ性亀頭包皮炎の症状とは?
カンジダ性亀頭包皮炎の症状としては、亀頭や包皮が赤く腫れてかゆみや痛みを発生させたり、白いカスのような分泌物を発生させたり、イヤなニオイがしたり、といったものが挙げられます。
亀頭や包皮の表面が乾いてカサカサ状になり、皮膚が白くなってポロポロと剥がれ落ちるのも、カンジダ性亀頭包皮炎の症状のひとつです。
またカンジダ菌が尿道に侵入することで尿道炎が起こり、排尿時の痛みや尿道から膿などの分泌物が出る場合もあります。
包皮に水膨れやひび割れのような傷、えぐれたような傷ができる場合もあり、悪化するとかゆみや痛みが強くなり、日常生活がツラいものにもなりかねません。
カンジダ性亀頭包皮炎と疑われる症状が出たら、できるだけ早めにメンズクリニックで診察を受け、治療したほうが良いでしょう。
カンジダ菌は他人にもうつる?
カンジダ菌は人間の皮膚の表面に存在している常在菌ですが、人間の身体を通じてうつる場合もあります。
たとえばカンジダ腟炎を発症している女性と性交渉をした結果、男性がカンジダ性亀頭包皮炎を発症させる例も珍しくはありません。
性交渉以外、たとえばお風呂やプールなど、日常生活を送るうえで他人からカンジダ菌に感染する可能性はまずない、と考えて良いでしょう。
ただしお風呂に入る際には、カンジダ菌に関しては注意しなければならない点もあります。
男性器の清潔さを保とうとするあまり、亀頭や包皮を洗いすぎると、逆に他の常在菌とのバランスが崩れ、カンジダ菌の増殖を招いてしまうケースがあるのです。
お風呂に入る際に男性器を清潔に保つのは大切なことですが、必要以上に洗いすぎないように注意しましょう。
カンジダ性亀頭包皮炎の治療法とは?
カンジダ性亀頭包皮炎の症状が出た場合は、できるだけ早めにメンズクリニックで検査を受け、治療を始めると良いでしょう。
では具体的に、カンジダ性亀頭包皮炎にはどのような治療法が存在しているのか、ご紹介します。
カンジダ性亀頭包皮炎の治療には塗り薬が使われることが多い
カンジダ菌は「真菌」と呼ばれるカビの一種ですので、カンジダ性亀頭包皮炎の治療には「抗真菌剤」という塗り薬を使います。
かゆみが強い場合は炎症を抑えるため、ステロイドを若干混ぜるケースもあります。
カンジダ菌には真菌に対する効果がある塗り薬を使わないと効果が出ないため、薬局で買った塗り薬を適当に塗っても治りません。
その点が、亀頭包皮炎になったときはしっかりとメンズクリニックで検査して、正しい治療が必要になる理由です。
カンジダ性亀頭包皮炎は自然治癒する?
カンジダ性亀頭包皮炎は、軽い症状であれば自然治癒するケースもあります。
しかしなかなか良くならないケースも多いですし、自然治癒しても何度も再発を繰り返してしまうケースも見られます。
カンジダ菌のような「真菌」は、ほかの細菌類に比べると人間の細胞に近い形をしています。
そのため人間の免疫機能ではなかなか排除ができず、なかなか自然治癒せずに症状が長引いてしまう、と言われているのです。
放置しているうちにどんどん症状が悪化してしまい、治療に余計に時間とお金がかかってしまう場合も考えられますので、できるだけ早くメンズクリニックで治療を受けるべきです。
「カンジダ性亀頭包皮炎かな?」と感じたらすぐにメンズクリニックで検査と治療を受けよう!
カンジダ性亀頭包皮炎は、性交渉だけでなく自然に発症する可能性もある病気です。
そのため男性器の病気のなかでも、かなり身近な存在のひとつ、と言えるでしょう。
ただしカンジダ性亀頭包皮炎は、抗真菌剤を使えば比較的簡単に治療ができる病気ですから、早めにメンズクリニックで検査を受けて治療すれば、悩まされる期間は短くて済みます。
むしろ放置しすぎて悪化してしまうと、治療によけいな時間やお金がかかる結果となってしまいますので、亀頭や包皮に赤い腫れや痛み、かゆみを感じたら、メンズクリニックで診てもらうと良いでしょう。
名古屋の中区「栄駅」近くのメンズクリニック「AMORE CLINIC(アモーレクリニック)」では、カンジダ性亀頭包皮炎をはじめとして性病検査・治療も受けられます。
亀頭や包皮に異常を感じたら、ぜひ「AMORE CLINIC(アモーレクリニック)」で診察を受けてください!