新着情報
news & topics
アモーレクリニック HOME | 性病に関する記事 | 梅毒は温泉で感染する?リスクについて解説
- 2023.02.28
-
梅毒は温泉で感染する?リスクについて解説
性病の梅毒は温泉で感染するのでしょうか。梅毒が日常生活で感染するリスクについて解説します。
梅毒とは、梅毒トレポネ−マという細菌が粘膜から感染することで起こる病気です。梅毒は発熱や倦怠感、リンパの腫れ、喉の痛みなどを引き起こすため風邪とよく似ています。そのため、風邪と勘違いして、放置される方が続出しているとのことです。
梅毒は感染後、3週間ほどで性器や唇に出来ものが現れます。そして、3か月後には赤い湿疹が出来る。症状は放置してもすぐに消えてしまうため、治ったと勘違いされる方も多い。
それが梅毒に感染したと気づかずに他人へ移してしまうメカニズムです。梅毒は数年~数十年も放置すると命の危機を起こすほど危険な性感染病なので注意しましょう。
梅毒は温泉で感染するのか?
梅毒は本当に温泉で感染するのでしょうか。梅毒は、基本的には粘膜から感染するため、性行為による感染が多い。しかし、粘膜が接触するのは必ずしも性行為とは限りません。
性行為以外、つまり温泉で感染する可能性はあるのか。
可能性はゼロではない
梅毒が温泉で感染する可能性はゼロではありません。それは、100%安全だとは言い切れないのが現状です。梅毒は基本的には性行為ですが、日常生活で感染することもありえる病気です。
実際に性行為の経験がないのに、梅毒に感染したと報告する方もおられます。なので、性行為以外での感染もあり得るのです。
湯船で感染する可能性は低い
温泉に浸かっているだけで梅毒に感染するのか。
梅毒の原因菌は体の外に出ると、生存できないほど弱い菌です。なので、温泉などで梅毒に感染するリスクは少ないと言われています。なので、同じ湯船に入って感染する事は考えられない。
温泉など共用銭湯で感染することはありません。
風呂椅子だと感染する可能性も?
湯船で感染することはありませんが、風呂椅子の共用で感染するリスクは否定できません。梅毒の原因菌は体外で生存することが難しい菌ですが、すぐに死滅するわけではない。
なので、梅毒に感染した方が風呂椅子を使い、その後にすぐに風呂椅子に座ったら、肛門や性器などの粘膜から侵入する可能性は十分に考えられます。もちろん、風呂椅子を使う前にシャワーで洗い流すなどの対策を行えば十分に予防できるでしょう。
基本的に梅毒は粘膜と粘膜が触れる機会があれば、性行為以外でも感染してしまうおそれがあると思っていいでしょう。
温泉以外で梅毒に感染する可能性について
梅毒は温泉の場合、風呂椅子などで感染する可能性があると説明しました。では、温泉以外での感染はあるのでしょうか。
日常生活において、梅毒の感染の恐れがあるシーンについて解説します。
サウナ
温泉と少し似ていますが、サウナでも感染のリスクは拭えません。サウナではタオルを座る場所に敷くことも多いですが、共用されているところもあるでしょう。その場合は、粘膜と粘膜が触れるため、感染のリスクはゼロではありません。
しかし、確率としては低いので、そこまで神経質になる必要はないと思っています。
トイレの便座
トイレの便座も性器や肛門が触れる場所ですので、梅毒の原因菌が便座に付着している可能性はある。トイレには消毒液などが置かれていることも多いですので、そちらを使うなどして対策するのがオススメです。
しかし、トイレの便座で感染する可能性は限りなく低い。
タオルやコップ
タオルやコップも感染のリスクを含んでいます。とくに、共用される場合は注意しましょう。コップの回しのみで感染する可能性は否定できず、実際に梅毒はキスでも感染します。
ただし、梅毒が口内に存在する場合に限るので、必ずしも梅毒に感染した人とコップの回し飲みやタオルの共用などで感染するとは限りませんので、ご注意ください。
また、基本的に梅毒は性行為による感染のため、タオルやコップの共用で感染する可能性は少ないと考えています。
梅毒感染を防ぐためには
梅毒の感染を防ぐためにはどういった対策が必要か。
梅毒を予防する、オススメの方法について解説します。
性行為はコンドームを着用する
梅毒の感染は性行為が多いです。もちろん、性行為の前に梅毒を治療することが大切です。しかし、知らずに梅毒をうつしてしまったり、うつされてしまったりすることもあり得るでしょう。
そういったことのないためにも、性行為の際はコンドームの着用をオススメします。コンドームは避妊具のため、妊娠を予防するためと思われがちですが、実は性病予防にも大きな役割を持っている。
仮にピルを服用していたとしても、コンドームの着用は性病を予防するので、オススメの対策法です。
他人が使った物の共用は控える
基本的には他人が使ったものを共用することは控えるのが大切でしょう。他人の粘膜が触れたものを粘膜に使用するのは性病予防の観点からはオススメできません。
しかし、梅毒の原因菌は体外では生存できませんので、他人が使ったものでも数時間経過すれば問題ないケースも多い。
梅毒の治療法について
感染すると命の危険もある梅毒ですが、どういった治療法があるのでしょうか。梅毒の治療法について解説します。
もし、梅毒にかかった時のためにも知っておくと安心でしょう。
抗生剤(抗菌薬)を使います
梅毒は抗生剤(抗菌薬)を使って治療します。抗菌薬とは、細菌を殺す効果を持つ、人工的に作られた薬です。抗生物質も似たような薬ですが、抗生物質は主に細菌やカビから作られた物を指します。
梅毒は細菌のため、抗菌薬が有効です。梅毒は内服薬で完治できるので、仮に梅毒に感染しても、そこまで不安にならなくても大丈夫でしょう。現在の医学では梅毒を完全に克服できます。
当院でも検査して陽性の場合、抗菌薬を処方します。
ペニシリン系が多いです
梅毒に感染した際はペニシリン系の抗菌薬が主に使われます。
梅毒の原因菌にはペニシリン系が有効であることがわかっていて、ほとんどのケースでペニシリン系が処方される。
まとめ
温泉で梅毒になる可能性はゼロではありませんが、確率としてはかなりに低いといえます。なので、温泉での感染はそこまで神経質に考えなくても大丈夫です。
ほかにも、サウナやトイレの便座なども可能性としてはありますが、感染の可能性は限りなくゼロに近いので安心してください。
当院では梅毒を含む、数十種類の性病を一度に検査できます。また、治療薬も院内処方するため、薬局へ出向く必要もなく、プライバシーに配慮したクリニックとなっています。
アモーレクリニックはスペシャリストによる治療・丁寧なカウンセリング・安心の料金体系・万全なアフターケア・完全個室・予約制の特徴があるメンズクリニックです。
電話・メール・LINEにて予約可能です。
完全予約制のため、予約なしでは受付できませんのでご注意ください。