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- 2023.03.12
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「性器ヘルペス」は感染すると非常に厄介な性病!けれどもしっかり対処すれば大丈夫!
性病にはさまざまな種類が存在していますが、そのなかでも感染してしまうと厄介な思いをする性病がいくつかあります。
そんな性病のなかでも、特に感染力が高いこともあり、多くの人に感染の危険があるのが「性器ヘルペス」です。
では「性器ヘルペス」は、いったいどのような点が厄介だ、と考えられる性病なのでしょうか。
今回はそんな「性器ヘルペス」の厄介な点と合わせて、もし感染してしまったときに「性器ヘルペス」とうまく付き合っていくためのポイントもご紹介していきます!
「性器ヘルペス」は非常に厄介な点が多い性病!
「性器ヘルペス」とは、まずどのような性病なのかを説明しておかなければならないでしょう。
「性器ヘルペス」の原因となるのは「単純ヘルペス1型」または「単純ヘルペス2型」と呼ばれるウイルスです。
このウイルスに感染するとヘルペスを発症し、性器なら「性器ヘルペス」、唇などの周囲であれば「口唇ヘルペス」、角膜や目の周辺に発症すれば「眼部ヘルペス」と呼ばれます。
このように身体のさまざまな部分に感染し、症状を起こすため、それが他人への感染しやすさにもつながっているのです。
ヘルペスに感染すると、赤いブツブツとした水泡ができたり、皮膚が赤くただれて痛みやかゆみを発症させたりします。
特に性器ヘルペスの場合は、尿道から分泌物が出たり、おしっこのときに痛みを感じたりも。
ただこれらの症状は治療をすれば消えるので、それほど厄介とまでは言えません。
ではどういった点から「性器ヘルペスは厄介な病気」と言われるのか、3つのポイントをご紹介しましょう。
①性器ヘルペスに一度感染すると完治できない
性器ヘルペスは、一度感染してしまうと治療はできても完治はできない点が、非常に厄介と言えます。
性器ヘルペスが完治しないのは、性器ヘルペスの症状を抑えるための治療はできても、根本的な原因菌であるヘルペスウイルスを身体から消滅させるのは不可能なためです。
そのため症状がなくなってからも、身体の抵抗力が落ちるなどで体内のヘルペスウイルスの活動が盛んになると、ヘルペスの症状が再発してしまうのです。
つまり身体の内部に、いつ爆発するかわからない時限爆弾を抱えているような状態になってしまうわけですね。
もちろん再発してしまっても、ヘルペスの症状を抑える治療はできますし、ヘルペスの再発がしにくくなるような治療も存在しています。
ただし体内から完全にウイルスの除去はできませんので、気になる場合もあるでしょう。
②性器ヘルペスの再発を何度も繰り返すと精神的に疲れてしまう
性器ヘルペスが再発すると、何度も痛みやかゆみに悩まされることになります。
通常は命にかかわるようなことにはなりませんが、病気が何度も再発するのは、精神的に疲れを感じてしまう場合も多くなるでしょう。
またパートナーがいる場合は、相手に感染させてしまわないように注意が必要にもなり、それも地味にストレスになります。
こういった精神的な疲れやストレスが、さらに性器ヘルペスを再発させる可能性もあるでしょう。
そうなると悪循環となってしまい、精神的にますます疲労してしまいます。
③性器ヘルペスが原因でEDになる可能性も
性器ヘルペスに感染した過去があると、EDを発症する可能性が高くなる、との研究結果もあります。
そもそもヘルペスは、血管機能障害や動脈硬化症などによって起こる狭心症などの病気との関連が指摘されていました。
そしてEDもペニスにじゅうぶんな血液が送り込まれないことが原因で起こるものであり、血管機能障害や動脈硬化症がその原因として知られています。
これらのことから、ヘルペスとEDにも関連性がある、と考えられるわけですね。
また性器ヘルペスを発症すると、心から性生活を楽しめないばかりか、思うような性生活ができないことやパートナーへの申し訳なさがプレッシャーとなってしまう場合があります。
こういった場合、精神的なストレスが原因でEDを発症する「心因性ED」の危険もあるのです。
「性器ヘルペス」とうまく付き合っていくためにできることとは?
性器ヘルペスは、一度感染してしまうと現在の医学では完治させられない病気です。
しかし性器ヘルペスとうまく付き合っていくための方法を抑えておけば、完治はできなくても再発の可能性を極力抑えることは不可能ではありません。
ヘルペスとうまく付き合っていくためには、次のような方法が考え方をすると良いでしょう。
①性器ヘルペスの症状が出ていないときは気にせずに過ごす
性器ヘルペスの症状が出ても、薬の服用などで抑えられますし、さらに言ってしまえば放置しておいても自然と消えていくものです。
つまり性器ヘルペスの症状が出たときは少々ツラい思いをするでしょうが、特に放置していても問題はない、とも言えます。
症状が出ていても特に気にしなくて良いのですから、症状が出ていないときはまったく普段と同じように過ごしていても問題はないのです。
むしろ症状も出ていないのに性器ヘルペスのことをクヨクヨ考え続けていると、そのストレスが再発の可能性を高めることすら考えられます。
普段は性器ヘルペスのことは忘れ、再発の兆しがあったら対処する、程度に考えておきましょう。
ただしヘルペスは、無症状であってもほかの人に感染する可能性が高い、強い感染力を持っているウイルスです。
セックスの際などには他人に感染させないように、じゅうぶんな注意をする思いやりは必要でしょう。
②性器ヘルペスが再発する兆候があったら早めに対処する
性器ヘルペスが再発する際には、なにかしらの兆候がある場合がほとんどです。
多くの人は、再発する部分の皮膚に「チクチクする、ムズムズする」などの違和感が出ることが報告されています。
こういった兆候が出てきた時点で薬を服用するなど、早めの対処をおこなえば、ヘルペスが再発したとしても症状は比較的軽度で済むでしょう。
またほとんどの場合、ヘルペスは初めて感染したときよりも再発時のほうが症状は軽めです。
再発の危険性に怯えて暮らすよりも、再発しそうになったら対応しよう、と考えておくほうが精神的な健康は保てます。
③一般的に言われる「健康的な生活」を送ればヘルペスの再発は防げる
性器ヘルペスの再発は、自分で抑えられるものです。
性器ヘルペスが再発するのは肉体的、精神的に疲労していて、身体の抵抗力が落ちているときがほとんどです。
つまり身体の抵抗力をなるべく落とさないように、健康的な生活を送るのが大切になります。
早寝早起きなど規則正しい生活を送り、暴飲暴食は控え、適度な運動をして汗を流す、これらのことで肉体に疲労を溜めず、精神的なストレスも軽減できます。
もちろん毎日の生活のなかでは、さまざまなことが起こりますので、完全にノーストレス、健康的な生活を送るのは難しいかもしれません。
無理せず、できる限り健康的に、程度に考えて、無理はしないのが一番の性器ヘルペス再発への対処法、と言えるでしょう。
性器ヘルペスについて気にし過ぎずに生活するのが大切!ただ再発の兆候があったら早めに診察を!
性器ヘルペスは一度感染してしまうと完治しないため、人によっては感染するとガックリしてしまうものです。
しかし性器ヘルペスは、うまく付き合って行けばある程度は再発など、コントロールできる病気です。
あまり気にしすぎず、健康的な生活を送るのが一番の対処法と言えるでしょう。
ただし再発の兆候があったら、早めに診察を受けて薬をもらう、などの対応を心掛けると良いですね!