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- 2023.02.28
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玉袋の白いブツブルはフォアダイスやコンジローマかも知れません
玉袋(金玉)に白いブツブツができた際に性病を疑う方も多いと思います。白いブツブツは性病ではない可能性もあることをご存知でしょうか。玉袋の白いブツブツはさまざまな要因で発生します。
とくに報告が多いのは「フォアダイス」と「尖圭コンジローマ」でしょう。フォアダイスは性病ではなく、尖圭コンジローマは性病ですので、注意しましょう。
玉袋の白いブツブツの正体について深掘りします。
玉袋にできる白いブツブルの正体
玉袋にできる白いブツブツの正体は4つある。
それはフォアダイス・尖圭コンジローマ・真珠様小丘疹・粉瘤(アテローム)です。この中には性病と性病ではないものが混在しているので、自己判断は危険です。
フォアダイス
フォアダイスとは、脂肪の塊のことです。皮膚の下で脂肪の塊が透けて見えている状態のため、性病ではない。その脂肪の塊が複数あるため、白いブツブツのように見えます。
フォアダイスは生理現象のため、症状はありません。
しかし、見た目が気になり、除去される方は多いです。フォアダイスは除去しても問題なく、美容のために取り除く方もいます。
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマとは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が性器などに感染してカリフラワー状のイボとなる病気です。感染経路は主に性交渉のため、性病の一種として考えられます。
尖圭コンジローマの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)は低リスク型と高リスク型の2種類あり、高リスク型の場合は男女共にガンの原因につながると報告されています。
つまり、尖圭コンジローマは放置すると危険です。
真珠様小丘疹
真珠様小丘疹とは、生理現象のひとつです。尖圭コンジローマと似たような見た目ですが、無害のため問題ありません。フォアダイスと異なり、見た目を気にされる方は多いです。
また、パートナーから性病と疑われたくない理由から除去される方も多く、コンプレックスに感じる人は多い印象を受けます。
粉瘤(アテローム)
粉瘤とは、アテロームとも呼ばれ、角質や皮脂が溜まって腫瘍になったものです。腫瘍といっても、良性のため放置しても問題ありませんが、臭いの原因につながります。
美容の面でも取り除かれる方は多い。また、粉瘤は炎症を起こし、痒みや痛みを引き起こすこともあります。
玉袋の白いブツブツは放置してもいいの?
玉袋の白いブツブツは放置して問題ないのか。
フォアダイス・尖圭コンジローマ・真珠様小丘疹・粉瘤(アテローム)の治療について解説します。
フォアダイスは放置しても問題なし
フォアダイスは脂肪の塊のため、放置して問題ありません。
さわっても痛みが起こることは少なく、見た目の問題以外で取り除く必要はないでしょう。フォアダイスは男性の約60%が発症していると言われており、一般的です。
真珠様小丘疹は無害なイボ状のものです
真珠様小丘疹は無害なイボのため、放置して問題ありません。しかし、見た目から除去される方は多いようです。見た目から性病に感じられ、オーラルセックスに拒否感を起こす方も多い。
また、真珠様小丘疹は尖圭コンジローマと似ていて医師でも誤診してしまうほど、よく似ています。
粉瘤(アテローム)は臭いの原因に
粉瘤は、良性の腫瘍のため放置しても問題ありませんが、溜まった皮脂や角質は経過すると臭いの原因になります。また、中で炎症を起こすと痛みやかゆみを引き起こすと報告されている。
その観点から、粉瘤を除去する方もおられます。粉瘤が自然治癒するケースは少なく、外科的手術が必要です。
尖圭コンジローマは放置するとガンになる!?
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で起こる性病です。つまり、他人へ感染させる可能性があり、コンドームなどでの予防も難しいです。
尖圭コンジローマには低リスク型と高リスク型があり、高リスク型の場合は「陰茎がん」や「子宮頸がん」の原因につながると報告されているため、治療が必要でしょう。
尖圭コンジローマだけは、治療が必要な白いブツブツです。
玉袋の白いブツブツの治療方法とは
玉袋の白いブツブツは薬物療法か外科療法で治療します。
フォアダイスやコンジローマによって、アプローチの方法が異なります。しかし、共通して外科療法は有効です。基本的には外科療法を選択されるケースが多い印象を受けます。
薬物療法
薬物療法は、軟膏などを用いる。とくに、尖圭コンジローマの場合はウイルスが原因のため、ウイルスに有効な軟膏を使うことで、尖圭コンジローマの治療に期待できます。
効果が現れるまでに4週間程度の時間がかかり、再発の可能性もあるため、薬物療法を行わないクリニックもあるようです。
当院では、薬物療法は行っていません。
外科療法
外科療法とは、電気メスやレーザーで玉袋の白いブツブツを焼き切ります。また、高熱で除去するため、再発のリスクも低いのが外科療法のメリットです。
当院では、バイポーラという医療用機器の電気メスで白いブツブツを1個1個焼却していきます。尖圭コンジローマ、性器と肛門のフォアダイスは治療することが可能です。
玉袋の白いブツブツは自然治癒しません
玉袋の白いブツブツは基本的に自然治癒しません。白いブツブツの正体はフォアダイス・尖圭コンジローマ・真珠様小丘疹・粉瘤の4つですが、自然治癒する可能性は低いです。
とくに、尖圭コンジローマは高リスク型の場合、放置するとがんの原因になるので、早急な治療をオススメします。
もちろん、フォアダイスや真珠様小丘疹、粉瘤などは放置しても問題ないです。しかし、自己判断で放置するのは危険ですので、当院へ一度お越しください。
まとめ
玉袋の白いブツブツはフォアダイスや尖圭コンジローマの可能性があります。そして、尖圭コンジローマの場合はウイルスが他人へ感染させる性病ですのでご注意ください。
高リスク型の場合は「がん」の原因につながります。
性器や玉袋の白いブツブツが性病かどうか気になる方は当院へお越しください。経験豊富な医師がカウンセリングを行い、白いブツブツの正体を判断して、正確なアドバイスを行います。
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