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こんな症状が出たら性病の疑いアリ!性病に感染したときによく見られる初期症状をチェック

どんな病気も、いきなり激しい症状が出て、人間の身体に悪影響を及ばすことは、多くはありません。

 

それは性病に感染した場合も、同じことが言えます。

 

ほとんどの場合、激しい症状が出る前に「初期症状」と呼ばれる症状が出て、そのまま放置しておくと徐々に悪化し、激しい症状を引き起こすことがほとんどです。

 

つまり性病の初期症状についての知識を持っておけば、それらしき症状が出たときに早めに専門クリニックで検査・治療を受け、早めに対処することが可能になります。

 

性病は早めに治療しないと、痛みなどでツラい思いをするだけではありません。

 

性病の症状が進行することで、将来的に不妊などの原因となったり、命を失う危険があったりと、人生に大きな影響を与える可能性もあります。

 

この記事では、性病の際によく見られる初期症状と、性病別にどのような初期症状が出るのかについてご紹介しますので、もし思い当たる症状があったら、すぐに専門クリニックの検査を受けてみてください。

性病に感染した際によく見られる初期症状は?

性病に感染した際には、ほとんどの場合でなにかしらの初期症状が起きます。

 

多くの場合、性病は性器を中心に感染するため、性器に症状が出るケースがほとんどです。

 

むしろ性器に症状が出るケースが多いため、性病に感染した可能性が頭をよぎっても、恥ずかしくて専門クリニックに検査を受けに行けない、なんてパターンも考えられます。

 

しかし性病は放置しておいて完治することはないため、症状をチェックした結果、性病の可能性が頭に浮かんだら、すぐにでも検査を受け、治療するべきでしょう。

 

代表的な初期症状をご紹介しますので、チェックしてみてください。

尿道から膿や分泌液が出る

性病に感染した際に多く見られる初期症状が、尿道から膿や分泌液が出ることです。

 

膿の場合は白っぽかったり、若干黄色味を帯びていたりと色がおかしい場合や、ドロドロ、ネバネバした液体である場合が多く、明らかに「なにか変なものが尿道から出ている」と気付きやすいため、異常を感じやすくなります。

 

ただし膿のなかでも、透明でサラサラしたタイプの粘液状のものが出ている場合などは、あまり大きな異常とは思えずにそのまま放置して、性病が悪化してしまうパターンも多くなります。

 

透明な粘液であっても、パンツについたものが乾燥してカピカピした状態になる場合などは、なにかしらの異常が起きている、と考えたほうが良いでしょう。

 

また尿道から膿が出ている場合は、性器周辺で普段とは少し違ったニオイがする場合もあるため、そこで違和感に気付く方も多いようです。

排尿時に尿道に痛みや違和感がある

男性の場合、多くの細菌は尿道口から尿道内に入り、そこで繁殖して性病を引き起こすケースが多くなります。

 

そのため、尿道内に炎症が起き、排尿時に痛みや違和感が出るケースが多いのです。

 

しかしこの痛みや違和感も、性病の種類や感染した人によって、大きな差があります。

 

排尿のたびに、尿道内に焼けつくような激痛を感じる、なんて場合はツラくてすぐに専門クリニックで診察してもらう方も多いでしょうが、ちょっと沁みる感じがする、軽くムズムズした痒みがある、なんて場合には、つい放置してしまいがちです。

 

軽い痛みでも長引いて、なかなか良くならない場合は、性病を疑うのもアリでしょう。

性器が腫れたりイボやできものができたりする

性病に感染した場合、性器自体が腫れたり、陰茎や亀頭にイボやできものができたりするのも、初期症状のひとつです。

 

性器そのものが大きく腫れあがる、なんてケースは多くはありませんが、尿道口が赤く腫れるなどの場合は、性病の可能性を考えたほうが良いでしょう。

 

性器の腫れではなく、太ももの付け根のリンパ節が腫れた場合は、性病の初期症状を疑うべきです。

 

また性器にイボやできものができた場合、それらのイボやできもの自体が痛む場合と、痛さやかゆさなどがまったくない場合があります。

 

性器にイボやできものができても、痛みなどがなければつい放置してしまいがちなのが実際のところ。

 

放置しているうちにイボやできものが消えてしまう場合もあり、そんなときは「治った」と思い込んでしまって、わざわざ専門クリニックでチェックしてもらおう、と考える方はまずいないでしょう。

 

それが性病の悪化につながることがあるので、性器になにかしらのイボやできものができた場合は、痛みの有無などはともかくとして専門クリニックで診察してもらうべきです。

喉の痛みや腫れなど

性病による喉の痛みや腫れは、喉の粘膜に性病が感染したケースに起こる、と考えられがちです。

 

たしかに喉の粘膜に性病が感染すると、これらの喉の痛みや腫れが起こるものですが、喉ではなく性器周辺へ性病が感染した場合でも、喉の痛みや腫れといった初期症状が起こるケースがあります。

 

多くの性病は、性器に感染した場合に喉の痛みや腫れを引き起こす可能性は低いのですが、喉の痛みや腫れ、違和感といった症状が風邪薬を飲んでも改善されず、想像以上に長引く場合は、性病を疑うのも判断としては間違っていません。

全身に現れる斑点や円形のアザ

これら、全身に斑点や円形のアザが現れる場合も、性病の種類によって見られる初期症状です。

 

これらの斑点や円形のアザは、痛みやかゆみといった症状を伴わないケースが多く、さらに数日、長くても数週間程度で消えてしまうケースが多いため、これが「性病の初期症状である」と想像もできない方も多いでしょう。

 

ただしこれらの斑点や円形のアザが消え去ったとしても、残念ながらその原因が性病への感染出会った場合は、自然治癒したわけではありません。

 

そのまま体内で、静かに性病は進行していきますので、原因不明の斑点や円形のアザが身体に現れた場合は、専門クリニックで性病の検査を受けてください。

女性が性病に感染した場合に見られる初期症状

男性と女性では身体の作り自体が異なるため、性病の初期症状としても女性特有の症状が現れます。

 

当然ながら、性行為の相手が性病に感染していた場合、自分が感染する可能性も出てきますので、女性特有の性病の初期症状についても知っておくべきでしょう。

 

もしも性行為の際に「怪しい」と感じたら、コンドームを着用するなど、自分の身体を守るための予防策を講じるようにしてください。

おりものに異常が見られる

女性が性病に感染している場合、おりものに異常が出るケースが多く見られます。

 

おりものとは、子宮や腟から分泌される、粘度の高い液体のことです。

 

子宮や腟からの老廃物や、古い細胞などが混ざり合ったものがおりものであるため、女性の体調や健康状態によって量や色、ニオイが変わることもあります。

 

そのため、単純に「おりものが出ている」のが、性病に感染している証拠とはなりませんので、その点は注意しましょう。

 

それでは、性病によって生じる「おりものの異常」とは、具体的にどういったものなのでしょうか。

 

たとえば泡立っていたり、黄色っぽさや黄緑色っぽさがある膿のようなおりものだったり、思わず鼻をつまみたくなるようなひどいニオイだったり、といった場合は、性病の感染による初期症状によるものの可能性が高いです。

 

「お風呂に入ったのに、アソコから変なニオイがする」なんてシチュエーションに出会ったら、そっとコンドームを着用して外さないようにすることをオススメします。

下腹部の痛みや性交痛

性病に感染している女性の場合、下腹部に鈍い痛みがあったり、性交の際に痛みを感じたり、といった症状が出るケースがあります。

 

女性の場合は、腟内で性病の原因となる細菌やウイルスが繁殖し、腟内や子宮内で炎症を起こしている可能性があるため、性交によって痛みを感じてしまうのです。

 

また性交中に限らず、日頃から下腹部の重さや痛みを感じている女性は、性病によって腟や子宮がダメージを受けているためであるかもしれません。

 

こういった点は、普段から生活を共にしている場合ならばともかく、ナンパなどで一夜の関係を持つ場合には、非常にわかりにくい部分です。

 

もしなにもしていないのに下腹部の痛みを訴える、性交中に妙に痛がる、などといった反応が見られる場合は、相手の女性の性病感染を疑ったほうが良いでしょう。

病気別に見る性病の初期症状

性病の初期症状には、さまざまなものがあります。

 

そもそも性病自体、さまざまな種類がありますので、病気によってどのような初期症状が起こるのかも違うものです。

 

そのため、初期症状からある程度、どのような性病に感染しているのかの可能性を絞れる、と言えるでしょう。

 

この項目では、性病の種類によってどのような初期症状が出るのかをご紹介します。

 

心当たりのある症状が見つかったら、性病への感染の可能性を考えて専門クリニックでの検査・治療を受けましょう。

クラミジア

クラミジアは、非常に感染力が高く、日本だけでなく世界中で感染者が激増している性病です。

 

また人によってはほとんど症状が出ないケースも見られ、そのため感染者が感染していることに気付かず、他人に感染を広めてしまう、というケースも多いのが厄介な部分と言えます。

 

クラミジアの初期症状としては「尿道の痒みや不快感」「尿道からの分泌物」「排尿時の痛み」といったものが挙げられます。

 

しかし先ほどもご紹介したとおり、これらの症状は非常に軽かったり、人によってはまったく出なかったり、といったケースも見られるため、初期症状だけでクラミジアに感染していることに気付くのはなかなか難しいのが実際のところです。

淋病

淋病は性病としては非常にメジャーな存在ですが、男性と違って女性に感染した場合、ほとんど症状が出ないか、出ても軽い症状で済んでしまうケースが多いのが特徴です。

 

そのため女性は淋病に感染してもその事実に気付かず、そのまま男性と無防備に性行為をして感染を広げてしまう可能性があります。

 

男性が淋病に感染した場合は、初期症状としては「尿道からの白っぽい膿の排出」「排尿時の尿道の痛み」「尿道口が赤く腫れる」といったものが代表的です。

 

初期症状の段階からかなり症状がひどく、排尿時に激痛が走ったり、尿道から膿がパンツを濡らすほど流れ出たり、といったケースも見られます。

 

ある意味、男性にとって激しい症状が出る場合は、非常に感染がわかりやすい性病、と言えるでしょう。

 

ただし男性の場合も、淋病の症状がまったく出ないケースもあるため、油断は禁物です。

性器ヘルペス

性器ヘルペスは、非常に感染力の高いウイルスです。

 

小さな水膨れを大量に発生させ、その水膨れがつぶれるとそこに触れた相手に感染するほどです。

 

また一度感染してしまうと、そのまま一生体内にウイルスが残り続けてしまうのも、性器ヘルペスの特徴です。

 

性器ヘルペスの特徴としては「性器に小さな水膨れができる」「太ももの付け根のリンパ節が腫れる」「倦怠感や発熱・頭痛が起こる」などの初期症状が見られます。

 

とくに大人になってから初感染した場合は、これらの症状が非常に重く、治るまで数週間かかるケースも。

 

水膨れなどが発生するため、感染に気付きやすいのがある意味メリットと言えますが、一度感染するとそのまま一生付き合っていかなければならない病気であることを考えると、できればあまり感染したくない性病、と言えるでしょう。

梅毒

梅毒は、一時期感染者が激減した性病ですが、2021年頃から再び感染者が急増している点で問題視されています。

 

また一度感染すると、第1期から第4期まで分けて症状が出る点、第1期から第4期に至るまで非常に長い年月を必要とする点、などが梅毒の特徴です。

 

このうち、初期症状と呼ばれるのは「第1期」の症状となります。

 

具体的には「感染箇所(性器なら性器)へのしこりや炎症の発生」「リンパ節の腫れ」などの症状です。

 

これらの症状は、出てから1ヶ月程度で消えることが多く、この時点で専門クリニックで検査・治療を受ける方は多くありません。

 

このあと、数か月すると全身に「バラ疹」と呼ばれる斑点状のアザができるため、その時点で異常を察して専門クリニックに駆け込むパターンがほとんどとなります。

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)

HIVは、感染するとAIDS(後天性免疫不全症候群)を発症させることで知られるウイルスです。

 

ただし現在ではHIVに感染してもAIDSの発症を抑える治療法なども確立されており、HIVに感染=AIDS発症、とは一概に言えなくなってきています。

 

HIVに感染すると、初期症状として「発熱」「喉の痛み」「全身の倦怠感」「筋肉痛・関節痛」「リンパ節の腫れ」などの症状が起こります。

 

風邪の諸症状と酷似しているため、これらの症状が出たからと言ってHIVへの感染を疑える人間は、ほとんどいないでしょう。

 

これらの症状は、発症してから数週間で消えてしまうのが特徴です。

 

そしてその後は数年から数十年単位、HIVは体内に潜伏し続けるため、血液検査などを受けないと感染に気付けない危険は存在する、と言えます。

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス6型、11型といったウイルスに感染することで引き起こされる性病です。

 

初期症状としては「亀頭の先端や包皮の内側、陰嚢、尿道、肛門などにイボができる」という点があります。

 

そもそも尖圭コンジローマとは、性器周辺のやわらかい粘膜周辺に先が尖ったイボや、鶏のトサカのような形をしたイボができる性病ですので、初期症状が出た時点でほぼ発症が確定している病気です。

 

そういった意味では発症が非常にわかりやすい性病、と言えますね。

マイコプラズマ・ウレアプラズマ

マイコプラズマ・ウレアプラズマは、クラミジアや淋病などと同じく高い感染率をほこり、10年以上前からメジャーな存在となってきた性病です。

 

よく病気で「マイコプラズマ肺炎」というものが聞かれますが、性病のマイコプラズマと肺炎を引き起こすマイコプラズマは別なので、注意しましょう。

 

マイコプラズマ・ウレアプラズマに感染すると起こる初期症状は「尿道からの分泌物」「排尿時の違和感」など、クラミジアの初期症状とよく似ています。

 

症状自体が出ない、軽いケースも多く、マイコプラズマ・ウレアプラズマも初期症状だけで感染に気付くのは難しい性病と言えるでしょう。

性病の感染から初期症状が出るまでの潜伏期間

性病に感染してから初期症状が出るまでには、潜伏期間が存在します。

 

そのため各性病の潜伏期間をちゃんと把握していれば、どの相手との性行為が性病に感染する原因となったのか、ある程度予測が可能です。

 

同じ過ちを犯さないように、原因と考えられる相手との性交渉は、そのあとは避けるようにするなどの対策を取りましょう。

 

具体的な性病の潜伏期間は、次のようになります。

 

  • クラミジア 1週間から3週間程度
  • 淋病 2日間から7日間程度
  • 性器ヘルペス 2日間から10日間程度
  • 梅毒 3週間から6週間程度
  • HIV 2週間から4週間程度
  • 尖圭コンジローマ 3週間から8か月程度
  • マイコプラズマ・ウレアプラズマ 1週間から5週間程度

 

感染してから早めに初期症状が出る性病もあれば、意外と潜伏期間が長い性病もあります。

 

潜伏期間が長くなれば長くなるほど、性行為と性病感染が結びつきにくくなるため、感染の原因がわかりにくくなり、性病感染の可能性も頭に浮かばなくなる点が難しい点です。

 

もし怪しい症状が出ている場合は、たとえその症状が消えたとしても念のため専門クリニックで性病の検査を受けておくと、より安心して日常を過ごせるようになるでしょう。

まとめ

性病に感染した際の初期症状は、どの性病に感染したかによって違ってきます。

 

また潜伏期間も性病の種類によって異なり、性病によっては感染からかなり時間が経過してから初期症状が出るケースもあるため、感染のタイミングなどがわかりにくい点に注意が必要です。

 

さらに問題なのが、初期症状は軽い場合やまったく症状が出ない場合、さらには風邪などの症状と似ていて、性病の初期症状だと気付きにくいケースがある点。

 

おそらく初期症状だけで「性病に感染した」と判断するのは、尖圭コンジローマや性器ヘルペスといった「見た目でわかりやすい性病」以外に感染した場合は難しい、と言えるでしょう。

 

そこで大切になってくるのが、専門クリニックでの定期的な性病検査になります。

 

とくに複数の相手と性行為をする方の場合は、どこでどんな性病に感染しているかわかりませんので、定期的に性病検査を受けて自分が性病に感染していないかをチェックするのが非常に大事、と言えるでしょう。

 

HIVや梅毒など、一度初期症状が出るとなかなか感染に気付くのが難しい性病も存在するため、自分の健康のためにも定期的な性病検査は大切。

 

ぜひ「アモーレクリニック」のような専門クリニックで、定期的な性病検査を受けるようにしてください。

口腔性交で感染する性病にはどのような病気がある?

性病のなかには、口腔性交、いわゆる「フェラチオ」や「クンニで感染するものも存在しています。

 

性器と喉の粘膜同士が接触することで、喉の粘膜に性病が感染してしまうわけですね。

 

もちろん喉の粘膜に性病が感染した状態で、相手に口腔性交をおこなえば、喉から性器への性病感染も起こります。

 

一方、キスの場合、唇を合わせるだけのキスなら感染の危険性は低いですが、唾液を交換するディープキスの場合は感染の可能性が高くなる、とも。

 

つまり喉の粘膜に性病が感染していると、さまざまな行為が性病感染を拡大させるものとなってしまうわけですね。

 

しかしそのような危険性を聞いても、具体的に口腔性交で喉の粘膜にどのような性病が感染するのか、を知らなければ、実感を持って予防に取り組むのも難しいかもしれません。

 

そこで実際に喉の粘膜に感染する性病にはどのようなものがあるのか、そして喉に性病が感染するとどういった症状が出るのか、をご紹介していきます。

 

口腔性交で喉の粘膜に感染する性病は数多く存在する

まずは口腔性交で喉の粘膜に感染する性病の種類について、ご紹介しましょう。

 

最初に言ってしまいますと、喉の粘膜に感染する性病の数は、想像以上に多く存在しています。

 

むしろ「性器には感染するけれども、喉の粘膜には感染しない」なんて性病自体が数少ない、と言えるでしょう。

 

つまり喉に性病が感染する機会は、想像以上に多いわけですね。

 

しっかりとそのことを把握して、性病の感染予防をするようにしましょう。

 

○咽頭クラミジア

咽頭クラミジアは、主に「クラミジア・トラコマティス」と呼ばれる細菌が喉の粘膜に付着することで感染する性病です。

 

そもそもクラミジアという性病自体が、性病のなかでもトップレベルに感染者が多いものですので、咽頭クラミジアに感染する人も非常に多い、という事実があります。

 

クラミジアに感染する人が多いのは、クラミジアは感染してもはっきりとした症状が出ない場合も多い、という厄介な性質が原因です。

 

はっきりとした症状が出ないため「自分がクラミジアに感染している」と気付かずに、ノーガードで性交渉をしてしまって相手に感染を拡げてしまう、なんてパターンが多いわけですね。

 

○咽頭淋病

淋菌が喉の粘膜に感染して発病するのが「咽頭淋病」です。

 

淋病はクラミジアに比べると症状が出やすい性病ですので、そういった意味では感染した状態で口腔性交をおこなう、といった状況にはなりにくい、と言えます。

 

しかし場合によっては淋病もあまり症状が出ないケースがありますし、感染してから症状が出るまでの潜伏期間で口腔性交をおこなってしまう、というパターンも考えられますね。

 

とくに女性の場合、淋病に感染しても無症状である場合が多いので、淋病に感染している女性にクンニして、男性の喉に感染が拡がってしまうケースが多いようです。

 

○梅毒

梅毒は「梅毒トレポネーマ」と呼ばれる細菌が原因で感染する性病です。

 

一度感染すると、治療しても血液検査などで「陽性」となってしまうため、非常に面倒な存在と言えます。

 

また感染してから、何度か無症状の状態を繰り返しながら少しずつ病状が進行していくため、なにかの症状が出てもそのあと無症状になることで「治った」と放置してしまう人がいるのも厄介な点でしょう。

 

梅毒も口腔粘膜や喉に感染する場合があり、感染すると唇や口内の粘膜にただれや潰瘍が出現するケースがありますが、症状が出ない場合も。

 

また性器に梅毒が感染した場合も、治療せずにいると症状が進んだ第二期ごろに口腔粘膜に異常が現れるため、口腔粘膜に異常が生じたら梅毒を疑ってみるべきでしょう。

 

○咽頭ヘルペス

咽頭ヘルペスは「単純ヘルペスウイルス(HSV)」と呼ばれるウイルスによって感染する性病です。

 

「単純ヘルペスウイルス」は、非常に感染力の高いウイルスとして知られていて、症状としては小さな水膨れがたくさん発生します。

 

この水膨れは破れやすく、中に「単純ヘルペスウイルス」が存在しているため、患部に接触すると感染しやすい性病と言えますね。

 

喉にヘルペスが感染すると、強い痛みをともなう水膨れができたり、リンパ節が腫れたり、高熱が出たりします。

 

とくに初めて感染したときには症状が強くなるのが、注意点と言えますね。

 

また一度「単純ヘルペスウイルス」に感染してしまうと、身体の中にウイルスが存在し続けるため、完治することがありません。

 

ただし常に症状が出るわけではなく、潜伏状態を保っているケースも多くあります。

 

抵抗力などが落ちると再び体内で「単純ヘルペスウイルス」が暴れ始めて症状が再発しますが、再発の際は初めての発症に比べて症状が軽くなるのが特徴です。

 

喉の粘膜に性病が感染するとどのような症状が起こる?

喉の粘膜に性病が感染すると、さまざまな症状が現れます。

 

どの性病にも共通して同じ症状が現れるわけではありませんが、なにか異変があったら喉の粘膜への性病感染を疑ってみるべきでしょう。

 

具体的にどのような症状が出るのか、ご紹介します。

 

○喉の痛み

喉の痛みは、多くの性病で起こる症状です。

 

その痛みのレベルは、イガイガとした違和感からズキズキと痛んで食べ物が飲み込めないほどまで、さまざまです。

 

とは言ってもほとんどの場合は軽い違和感や軽い痛み程度であり、食べ物が飲み込めないほどの痛みが発生するのは「咽頭ヘルペス」くらいです。

 

○喉の腫れ

喉が赤くなったり腫れたりする場合は、性病のなかでも「咽頭クラミジア」と「咽頭淋病」の疑いがあります。

 

喉の腫れのなかでも、リンパ節が腫れている場合は「梅毒」や「HIV」の症状が進行した状態が考えられますので、早めに治療を受けたほうが良いでしょう。

 

○喉のできもの

喉や口腔粘膜に、できものができている場合、そのできものに痛みやかゆみなどがなければ「梅毒」の感染が疑われます。

 

痛みをともなう小さな水ぶくれがたくさんできている場合は「咽頭ヘルペス」の可能性が高いでしょう。

 

性病による喉の異常は風邪との症状と間違いやすいため注意!

喉の粘膜に性病が感染した場合、現れる症状としては「喉の痛み」「喉の腫れ」「喉のできもの」といったものがあります。

 

「喉のできもの」はともかくとして、残りの「喉の痛み」「喉の腫れ」は、風邪の症状と間違えて放置してしまい、結果として性病の治療が遅くなってしまいがちです。

 

風邪のその他の症状である「咳」や「鼻水」といった症状がない場合や、しばらく時間が経っても喉の痛みや腫れが消えない場合、性病による症状のケースが考えられるため、早めに専門の病院へ行って性病の検査・治療を受けるようにしてください。

 

※性病に関する治療はコチラのページをチェック!

※本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています

性病を予防する際には「口腔性交」でもコンドームを使用するべき!

性病の感染を予防するためには、コンドームを使用するのが有効であるのは、非常に良く知られています。

 

しかしせっかくのコンドームも、正しい使い方をしなければ性病予防の効果をじゅうぶんに発揮できません。

 

そういった知識を持っていないと、単純に「コンドームを使っているから、自分は性病にならない!」なんて思い込んでしまい、いざ性病に感染してショックを受ける、なんてことになってしまいます。

 

とくにありがちな失敗が、コンドームを使わずに「口腔性交」をおこなうことで、性病に感染してしまうパターン。

 

そういった危険性を避けるため、口腔性交における注意点や、コンドーム以外に口腔性交で使える性病予防の手段について、ご紹介していきます。

 

コンドームを性交時だけに装着するのは性病対策としてはまったくの無意味!

まず知っておかなければならないのが、コンドームを性交時だけに装着するのは、性病対策としてはまったくの無意味である、という点です。

 

「避妊」の観点からすれば、コンドームは性交時だけでじゅうぶんですが、性病予防のためには粘膜同士の触れ合いを避けなければなりません。

 

つまりコンドームは、性病予防目的のためには粘膜同士が触れ合わないように、性行為の最初の段階から装着しておかなければならないわけですね。

 

性病は性器だけでなく喉に感染するものも多い

性病に関して注意が必要な点として、性病は性器だけでなく喉に感染するものも多い、という点があります。

 

喉に性病が感染する理由として考えられるのが、口腔性交です。

 

簡単に言えば、男性器をパートナーが口で愛撫する「フェラチオ」や、同じく女性器をパートナーが口で愛撫する「クンニ」と呼ばれる行為ですね。

 

フェラチオやクンニを「される側」が性病に感染していた場合、性器からパートナーの喉へと性病が感染します。

 

逆に喉に性病が感染している相手から口腔性交をされた場合は、喉から性器へと性病が感染するわけです。

 

喉の粘膜に感染する性病としては、クラミジアや淋病などが代表的なものです。

 

とくにクラミジアは、性病のなかでももっともポピュラーな存在であり、油断すると感染する危険性が非常に高い性病ですので、気を付けなければならないでしょう。

 

喉に感染する性病を予防するにはコンドームを使うべき

喉に感染する性病は、コンドームを使うと予防できます。

 

性病の感染は、ほとんどの場合が粘膜と粘膜の接触によって起こるものです。

 

コンドームを使わずに口腔性交をおこなってしまうと、喉の粘膜と性器の粘膜が直接触れてしまうわけですから、性病の感染が起こってもまったく不思議ではないわけですね。

 

男性の場合、ときどき「コンドームを装着すると、気持ち良くない」との意見で、コンドームを着用したがらないケースもあります。

 

口腔性交で妊娠する可能性はありませんから、ついコンドームを着用せずに口腔性交をしてしまうわけですね。

 

またフェラチオをする側の人のなかにも、コンドームを着用していると「ゴムの感触やニオイがするから、フェラチオしたくない」なんて言い出す人がいます。

 

そういったことを言う相手は、性病に関する意識が非常に低いわけですから、かなり危険だと考えておくべきでしょう。

 

男性から女性への口腔性交でも性病は感染する

性病に感染するのは、女性から男性への口腔性交だけではなく、当然男性から女性への口腔性交、いわゆる「クンニ」でも起こります。

 

クンニをする場合も、もちろんフェラチオと同じく男性から女性、女性から男性の両方に感染する危険性が存在しますので、気を付けなければなりません。

 

口腔性交での性病感染を予防するためにできる対策とは?

口腔性交での性病感染を予防するのは、なかなか難しい面もあります。

 

とくに口腔性交の場合は、挿入時と違って男性がコンドームを装着していれば防げるわけではありません。

 

自分も、性交渉の相手も双方が性病対策をする必要があるわけです。

 

そこで口腔性交をおこなう際に、性病予防のために使えるさまざまなグッズについて、ご紹介します。

 

女性への口腔性交用グッズ「デンタルダム」

「デンタルダム」は、四角形をしたラテックス製の薄いシートです。

 

この「デンタルダム」を女性器にかぶせて舐めることで、クンニの際も粘膜同士が接触せず、お互いに性病の予防ができます。

 

クンニの際に使う、コンドームのようなものだと考えれば、イメージはしやすいのではないでしょうか。

 

もともと「デンタルダム」は、歯科医で治療をする際に利用されるアイテムです。

 

しかしその便利さから口腔性交の際の性病予防アイテムとしての使用が始まり、現在では専用の性病予防アイテムとして、アダルトショップやインターネット通販で販売もされています。

 

ちなみにラテックス製のシート、ということで、洗って何度も使えるように思えますが、一度使った「デンタルダム」を再使用するのは推奨できません。

 

毎回新品の「デンタルダム」を使うようにしないと、性病を予防するのは難しい、と知っておきましょう。

 

料理用のラップフィルムでも「デンタルダム」の代用になる?

「デンタルダム」が手に入らない、または持っていた在庫を使い切ってしまった、といったケースも考えられるでしょう。

 

それでも性交渉がしたい……なんて場合に「デンタルダム」の代用品として考えられるのが「料理用ラップフィルム」です。

 

「料理用ラップフィルム」でも、お互いの体液が混ざるようなこともなく、粘膜同士が接触することもないため、性病の予防効果はあるでしょう。

 

しかし「料理用ラップフィルム」は、当然ですが性交渉のときに使うようにはできてはいません。

 

使っている最中に破れてしまったり、丸まってしまったりして粘膜同士が接触してしまう可能性もありますので、使用する際には細心の注意が必要となるでしょう。

 

男性器に着用する「フェラチオ用コンドーム」

男性にフェラチオする際にコンドームを着用するのは、先にも書きましたが喉への、そして喉からの性病感染を予防するために、非常に大切です。

 

しかし「コンドームの感触やニオイが苦手で、フェラチオしたくない」と言われてしまう場合もあるでしょう。

 

また多くのコンドームには、潤滑油としてローションがもともと付着していることも多く、それもフェラチオの際にイヤがられるポイントとなります。

 

そういった場合、極薄のラップ状ポリウレタンで作られたフェラチオ用のコンドーム、通称「トリップスキン」を利用すると良いでしょう。

 

ゴム臭さやローションの付着がなく、極薄のため舐めたときの感触、舐められたときの感触にも影響は少なくなります。

 

なかには甘い味や香りがついている「トリップスキン」もありますので、使ってみるとロマンチックなプレイも楽しめるでしょう。

 

しっかりと性病を予防して安全に性生活をエンジョイしよう!

性病の感染が大きな社会問題となっている現代社会において、性交渉の際には性病予防に気を使うのは、非常に大切なことです。

 

多くの人はコンドームの着用をして性病対策をしているでしょうが、口腔性交のときまでしっかりと性病予防をしている人は、まだ少なめなのではないでしょうか。

 

性生活をエンジョイするためには、しっかりと性病に関する知識を身に付け、性病に感染しないようにするのが大切です。

 

さまざまな性病予防グッズが販売されていますので、それらを利用するのも良いでしょう。

 

また性器や喉に違和感があったら、すぐに専門のクリニックで性病検査を受け、感染が発覚したら治療を受けるようにしてください。

 

※性病に関する治療はコチラのページをチェック!

※本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています

最強の性病と呼ばれる「スーパー淋病」とは?今後世界的に流行する可能性も……?

性病に感染した場合、最初は焦り、悩み、ショックを受ける男性がほとんどです。

 

しかし何度も性病への感染を繰り返すうちに、だんだんと慣れてきてしまって「またか。治療しなきゃ」程度にしか思えなくなる場合も多くなっていきます。

 

これが人間の「慣れ」の恐ろしい点、と言えるでしょう。

 

幸いなことに、性病に感染してもほとんどの場合、抗生物質を服用すれば治療は可能です。

 

そういった部分も、何度も性病への感染を繰り返すと「慣れ」が出てきてしまう理由と言えるでしょう。

 

しかしそんなことを言っていられるのは、あくまでも「性病は抗生物質を使えば治療できる」との条件が、前提として存在しているため。

 

もし「抗生物質を服用しても、治療できない性病」に感染してしまったら……、そう考えると、ゾッとしますよね。

 

しかしそんな状況が、もしかしたらもう目の前にまで迫っているかもしれません。

 

それが今回のテーマとなる「スーパー淋病」の存在です。

 

「スーパー淋病」とは?どういった点が従来の淋病と異なっている?

まず「スーパー淋病」とはなにか、を説明しましょう。

 

「スーパー淋病」とは、さまざまな抗生物質に対して耐性を手に入れた淋菌によって引き起こされる、淋病です。

 

簡単に言えば、淋病治療の王道である「抗生物質を使っての治療」が、スーパー淋病には通用しないわけですね。

 

そのため「治療をしても治らない!」など、淋病の症状に苦しむ男性が増加してしまう可能性があるのです。

 

「スーパー淋病」はどのような原因で誕生した?

抗生物質の効果がなかなか得られない「スーパー淋病」は、どのような原因で誕生してきたのでしょうか。

 

細菌が抗生物質に対して耐性を得るのは、その細菌自体が「進化」したため、と考えられます。

 

たとえば淋病に感染した人が、クリニックで診察を受け、抗生物質を処方された、としましょう。

 

抗生物質を服用すれば身体の中の淋菌は数を減らすため、症状は治まります。

 

しかしその時点で「治ったから」と言って抗生物質の服用を止めてしまうと、まだ体内で生き残っていた淋菌がその抗生物質に対して耐性を獲得し、そのまま増加してしまう可能性があるわけですね。

 

そのような状況を繰り返し、複数の抗生物質に対して耐性を持つ淋菌による「スーパー淋菌」が誕生した、と考えられます。

 

「スーパー淋病」は今後ますます進化していく可能性もある

実際に「スーパー淋病」の原因となる淋菌は、今後ますます進化していき、さらに多様な抗生物質に対して耐性を身に着けていく可能性があります。

 

そもそも淋病の治療に使われる抗生物質は、これまで何種類も登場してきました。

 

それは淋病を引き起こす淋菌の学習能力が高く、それまで使用されてきた抗生物質の効果が得られなくなってしまい、新しい抗生物質が使用されるようになる、との歴史を繰り返してきたのが原因です。

 

耐性を得た細菌を研究し、新しい抗生物質を生み出して治療に使用するわけですね。

 

まさに「イタチごっこ」とも言えますし、いつ「どんな抗生物質も効果がない淋菌」が誕生してきてもおかしくない状況、とも言えるでしょう。

 

一生「淋病」と付き合っていく未来もありうる

どんな抗生物質も効果がない淋菌が誕生し、もし感染したとしたら、当然治療はできません。

 

つまり感染したら、一生「淋病」と付き合っていかなければならない、なんて未来も考えられるわけですね。

 

淋病の症状には個人差はありますが、男性の場合「排尿時の激痛」や「尿道から膿が出る」などが代表的です。

 

そんな病気と一生付き合っていくのは苦痛ですし、なによりセックスもできなくなってしまうのが、大問題と言えますね。

 

世界における「スーパー淋病」の代表的な感染例

「スーパー淋病」の存在は、けっして「自分には関係ない」ものではありません。

 

もうすでに、実際に「スーパー淋病」に感染した患者が、世界には登場してきています。

 

つまり自分も感染者とセックスをして「スーパー淋病」に感染する可能性は、けっしてゼロではないわけですね。

 

具体的に「スーパー淋病」には、どのような感染例があるのか、ご紹介しましょう。

 

○「スーパー淋菌」世界初の発見例?2009年日本

「スーパー淋菌」が世界で初めて発見されたのは、なんと「日本」です。

 

2009年、日本の風俗店で働く女性の喉から、当時淋病の治療に使われていた抗生物質「セフトリアキソン」に対して耐性を持つ淋菌が発見されました。

 

女性はその後、ほかの抗生物質の投与を受け、喉の「スーパー淋菌」はなくなった、とのこと。

 

○海外風俗で遊んだ旅行者が感染するケースも

「スーパー淋菌」に感染した男性のケースでは、2018年のイギリス人男性、2022年のオーストリア男性の例があります。

 

この男性たちは、どちらも海外旅行へ出掛け、現地の風俗で遊んだ結果「スーパー淋病」に感染しました。

 

彼らも最初に投与された抗生物質には効果があまりなく、違う抗生物質を投与されて回復したとのことですので、最悪の事態は避けられた、と言えるでしょう。

 

○2023年・日本の人気芸人も「スーパー淋病」に感染?

テレビのバラエティ番組で披露されたトークで、日本の人気芸人も「スーパー淋病」に感染した、との事実が明かされています。

 

その芸人さんは、後輩の女性芸人から紹介された美女とセックスをしてしまい、その美女から「スーパー淋病」を感染させられた、とのこと。

 

性器の激痛と、パンツがビショビショになるくらい大量の膿の分泌に襲われたそうです。

 

こちらも最初に処方された抗生物質では効果がなく、再検査の結果「スーパー淋病」に感染していることが発覚。

 

半年以上さまざまな抗生物質を服用し続けて、ようやく完治した、とのことです。

 

「スーパー淋病」に感染しないためにはコンドームの使用を忘れずに!

「スーパー淋病」は、現在のところ感染した患者は全員「違う抗生物質が効果を発揮した」とのことで、回復はしています。

 

しかしこのまま淋菌が進化を続ければ、いつの日かどの抗生物質も効かない、究極の「スーパー淋病」が登場してきても不思議ではありません。

 

もしそんな「スーパー淋病」に感染してしまったら、効果がある抗生物質が開発されるまでの長期間、憂鬱な人生になってしまうかもしれないでしょう。

 

そのような状況にならないために、常日頃から淋病はもちろん、各種性病へ感染しないように注意することが必要です。

 

そのためには、パートナー以外との性交渉の際には、コンドームの着用を確実におこなうと良いでしょう。

 

コンドームを着用すれば、性病に感染する可能性を極力下げられます。

 

性病は挿入時だけでなく、オーラルセックスや粘膜同士の接触でも感染しますので、コンドームは最初から最後まで、着用し続けるようにしてくださいね。

 

※性病に関する治療はコチラのページをチェック!

※本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています

意外と知らない「淋病」ってどんな性病?淋病の基礎知識について学ぼう

性病には、さまざまな種類の病気が存在しています。

 

ちょっとした違和感に襲われる程度の性病もあれば、激しい痛みや膿が出る性病など、症状もさまざまですが、ひとつ言えるのは「ほとんどの人は、性病にかかりたくない」と考えている、ということではないでしょうか。

 

しかし性病に感染しないようにするためには、さまざまな性病についての知識を身につけておく必要があります。

 

そこで今回は「淋病」についての知識をお伝えします。

 

淋病と言えば、性病を代表する存在として知られていますが、実際にはどのような病気なのか、その詳細を知っている人はそれほど多くはないのではないでしょうか。

 

淋病についてしっかり学んで、感染に気を付けましょう!

 

淋病の原因は?どのような症状が起こる?

まず性病について知るためには、その病気がどのような病気なのかを知ることが大切になります。

 

原因を知らなければ感染しないように対策することもできませんし、また症状を知らなければ自分の身体がどのような病気に感染しているのかもわからないでしょう。

 

もちろん最終的には自己判断ではなく、医師の診断を受けるべきですが、ある程度病気のことを知っていれば自分がどんな病気に感染しているのかも推察できます。

 

それでは淋病の原因や、感染すると起こる症状について、ご説明していきます。

 

淋病は「淋菌」に感染することで発病する

淋病は、その名もズバリ「淋菌」に感染することが原因となって発病します。

 

淋菌は性交渉によって、淋菌に感染している部位との粘膜接触、または分泌物に接触することで感染する菌です。

 

ただし感染した部位から離れてしまうと、淋菌は数時間で死滅してしまうような弱い菌でもありますので、性交渉以外で淋病に感染する危険はほぼない、と言えるでしょう。

 

とは言っても、淋菌が弱い菌であるのは、感染した部位から離れてからの話。

 

人体同士が接触した場合は、非常に強い感染力を持っていますので、油断は禁物です。

 

淋病の症状は男女によってかなりの差がある

淋菌の潜伏期間は、感染してから2日から1週間程度です。

 

性交渉からそれほどの時間が経たないうちに異常が現れますので「もしかしたら、あの時……」と察せるのではないでしょうか。

 

男性の場合は、淋病に感染すると尿道炎が起こり、尿道のかゆみや違和感、排尿時の痛みなどの症状が出ます。

 

また尿道から膿が出ることもあり、痛みも激しい場合がありますが、人によってはほとんど症状が出ないことも。

 

また女性の場合は、おりものの量が増えたり下腹部に痛みが出たりしますが、男性と違ってまったく症状が出ないことも少なくありません。

 

そのため自分が淋菌に感染していることに気付かず、治療を受けないままさまざまな男性と性交渉をしてしまって、淋病を拡散させる原因ともなっています。

 

もしパートナーの男性が淋病の症状を発症したら、女性は自分も感染していることを疑って、症状がなくてもクリニックで診察を受けておいたほうが良いでしょう。

 

しかし、行きずりの相手との性交渉で感染した場合は、なかなか感染に気付けない場合も多くなります。

 

そういった意味で、淋病に感染するような行為をおこなったら、定期的に性病検査を受けておくと安心、と言えるでしょう。

 

淋病は性器以外に喉や目にも感染する

淋病は多くの場合、淋菌が性器に感染することによって性器に症状が現れます。

 

しかし淋菌が感染するのは性器だけではなく、喉や目の粘膜にも感染するのです。

 

喉に感染する場合はオーラルセックスで、目に感染する場合は淋菌が含まれている分泌物に触れた手で目を擦る、などで感染します。

 

喉に淋菌が感染した場合は、喉の痛みや腫れ、違和感などの症状が出ます。

 

目に感染すると、淋菌性結膜炎になって目の腫れや目やにが出たり、最悪の場合は角膜に穴が空いて失明したりする場合も。

 

自分の身を守るためにも、不特定多数の相手との性交渉は避けるのが無難と言えます。

 

淋病は放置するとさまざまな危険が!淋病を早めに治療するべき3つの理由

淋病は激しい症状が出る場合がありますので、そういった場合はすぐに治療をする人が多くなります。

 

しかしほとんど症状が出ない場合もあるため、感染したことに気付かずなかなか治療を受けない人がいるのも確かな話。

 

もしも淋病の治療を受けずに放置しておくと、さまざまなリスクがあるのです。

 

そのリスクを3つ、ご紹介します。

 

他の性病に感染する可能性が高くなる

淋病に感染すると、男性の場合は尿道から膿や、その他の分泌物が出るようになり、女性の場合はオリモノなどの分泌が多くなります。

 

膿が出る場合はともかく、それ以外の場合はあまり目立った症状とは言えないため、放置してしまう人も多いのではないでしょうか。

 

しかし分泌物を放置しておくと、性器周辺の衛生状態が悪くなってしまいます。

 

そのためクラミジアや梅毒、HIVといった、淋病以外の性病に感染する可能性が高くなってしまうのです。

 

特に梅毒やHIVに感染すると、命の危険にさらされる場合もありますので、感染リスクが高まるのは大きなデメリットと言えるでしょう。

 

男女ともに不妊症になる可能性がある

淋病に感染したまま放置すると、男性も女性も不妊症になる可能性があります。

 

男性の場合は淋菌が尿道から精巣にまで達してしまい、精巣上体炎を引き起こします。

 

精巣上体炎になると、炎症によって精子の通り道がふさがれてしまい、無精子症になってしまうのです。

 

また女性の場合は、長期間淋菌に感染していることによって骨盤内で炎症を起こすことで不妊症になる確率が高まります。

 

万が一、妊娠中に淋菌に感染してしまうと、流産や死産の原因にもなる点にも注意。

 

さらに淋菌に感染した状態で出産をすると、産まれてくる赤ちゃんに淋菌が母子感染してしまう可能性が非常に高くなります。

 

将来的に子どもがほしいと思っているのであれば、淋病の感染には気を遣って、定期的に検査を受けておくほうが安心です。

 

中途半端に薬を飲むと淋菌が「耐性菌」になってしまうかもしれない

淋菌に感染してさまざまな症状が出た場合、中途半端に薬を飲んでしまうのは良くありません。

 

身体の中の淋菌が飲んだ薬に対して耐性を持ち、薬の効き目が弱くなる「耐性菌」となってしまうかもしれないためです。

 

またちゃんとクリニックで診察を受け、薬をもらった場合も最後までしっかりと薬を飲み、その後の診察で体内から淋菌がなくなったことを確認しなければなりません。

 

淋病の症状は薬を飲むと早めに出なくなるため、その時点で安心して薬を飲むのを止めてしまったり、クリニックに行くのを止めてしまったりする人も多いのです。

 

しかし症状が出なくなったとしても、まだ身体の中には淋菌が残っている可能性があります。

 

結果として、せっかく効果があった薬に対して淋菌が耐性を付けてしまい、同じ薬を飲んでも効かなくなってしまうわけです。

 

最後まで薬はしっかり飲むようにすることで、淋菌が耐性菌になることは防げます。

 

淋病の疑いがあったら「AMORE CLINIC(アモーレクリニック)」で診察を受けよう

淋病は無症状の場合でも、放置しておくとさまざまなデメリットのある性病です。

 

特に不妊症になってしまうと、一生ものの後悔になる可能性も。

 

そんな事態にならないように、違和感や不調を感じたら専門のクリニックへ行って治療を受けるようにしましょう。

 

名古屋市中区、栄駅近くの「AMORE CLINIC(アモーレクリニック)」ではさまざまな性病の診察、治療をおこなっていますので、なにかあったらぜひ診察を受けてみてください!

「新型コロナウイルスの流行で性病が減少した」って本当なの?性病ごとに感染者数をチェック

世界中での新型コロナウイルスの流行になかなか歯止めがかからない状況のなか。

 

飲食店の営業時間が制限され、家の外での飲酒も難しくなった今、新型コロナウイルスへの感染を恐れて自分から外出を控える人も増えてきています。

 

誰もが不自由な生活を強いられている状態で、うんざりしてきている人も多いのではないでしょうか。

 

そんななか「新型コロナウイルスの流行で、性病に感染する人が減少している」という話があります。

 

確かに人々が家の外に出ず、セックスをする機会が減少しているとすれば、性病に感染する人が減少してもおかしな話ではありません。

 

それでは実際、性病の感染者数は減少しているのでしょうか?

 

それぞれの性病について、そして性病以外の感染症についても調べてみました。

 

性病は感染者数が減少しているものもあれば変わらないものもある

性病にはさまざまな種類がありますが、基本的にセックスで感染するため、粘膜同士の接触による感染となります。

 

そこが飛沫感染する新型コロナウイルスとは異なる点であり、性病の感染者が減少している印象を受ける大きなポイントでもあります。

 

それでは実際の感染者数を見てみましょう。

 

梅毒やHIVの感染者は減少傾向にある

まずは梅毒とHIVの感染者数から見ていきましょう。

 

2019年の報告では、梅毒の感染者は5221人、HIVの感染者は922人とされています。

 

一方、2020年になると梅毒の感染者は3971人、HIVの感染者は719人となります。

 

確かに梅毒、HIVともに感染者は減少してはいますが、そこまで劇的に減少している、と言える数字ではないようですね。

 

梅毒もHIVも、感染してすぐに身体に異常が出る病気ではありませんが、長期間放置していると命に関わることが多い性病です。

 

それが多少なりとも減少しているのは、喜ぶべきこと、と言えるのかもしれません。

 

淋病やクラミジアなどの一般的な性病の感染者数はほとんど例年と変化がない

それでは梅毒やHIVとは少し異なり、淋病やクラミジア、ヘルペスといった比較的多くの人が感染する可能性がある、一般的な性病の場合はどうでしょうか。

 

かなり感染者数が多いためはっきりとした人数はわかりませんが、報告数としてはどの性病も例年とほとんど変わっていない、と報告されています。

 

これらの性病は感染してもあまり症状が出ない場合もあるため、特定のパートナーとのセックスでも感染してしまう可能性はあります。

 

しかし例年と感染者数が変わらないのは、その理由では説明はつかないでしょう。

 

新型コロナウイルスが流行している状況下でも、不特定多数の相手とセックスをおこなっている人の数は、あまり減っていないと考えたほうが妥当だと思われます。

 

梅毒とHIVの感染者が減少しているのは検査を受ける人が減っているため?

淋病やクラミジアなどに感染する人は減っていないのに、梅毒とHIVの感染者は減少している、そのようなことは起こりえるのでしょうか?

 

淋病やクラミジアと、梅毒やHIVの大きな違いとして、梅毒やHIVは感染しても症状が出るまでに時間がかかる点があります。

 

そのため「性器に激しい痛みを感じる」「性器から膿が出る」といった症状のある淋病やクラミジアとは違い、感染してもなかなか医者に診てもらおう、とはなりません。

 

感染自体に気付かないことも多いわけですから、それは当然と言えます。

 

それではなぜ梅毒やHIVに感染したことが判明する人が多いのかと言うと、これらの性病は保健所などで無料で検査できる、という特徴があるためでしょう。

 

重篤な状態に陥る、命に係わる病気である梅毒やHIVは、国を挙げて感染者数を減らすことを目標としています。

 

そしてこれらの病気の恐ろしさを知っている人も多いので、心当たりがある人は「症状は出ていないけど検査を受けてみよう」と考え、その結果として感染が判明することが多いのです。

 

しかし新型コロナウイルスの流行により、保健所での梅毒、HIV検査が一時休止を余儀なくされているケースがあります。

 

保健所での検査をおこなっていたとしても、新型コロナウイルスへの感染を恐れて外出を控える=検査も控えることになってしまっている場合も。

 

こういったことを考えると、梅毒やHIVに感染はしていても検査を受けていないため、感染者としてカウントされていない患者が多いのではないのか、と推測されます。

 

つまり2019年よりも2020年の感染者が減っている、というのはあくまでも見た目の数字だけであり、実際は両年とも感染者数は大きく変わってはいない、とも考えられるのです。

 

おたふく風邪や水ぼうそうなどの感染者数は減少している

新型コロナウイルスの流行下でも、性病の感染者数は特に変化はない、という推測が成り立ちました。

 

それでは性病以外の感染症の場合はどうなのでしょうか。

 

性病と同じく、感染者数に変化はないのでしょうか。

 

性病以外の感染症の感染者数は減少傾向

飛沫感染する感染症には、風疹やおたふく風邪、水ぼうそうなどがあります。

 

これらの感染症は、2019年に比べて2020年は患者数がかなり減っている、と報告されています。

 

感染すればわかりやすい症状が出る感染症ばかりですので、梅毒やHIVとは異なり、見かけだけの感染者数減少とは考えにくいでしょう。

 

また感染症にはノロウイルスなど、接触感染で拡がるものもあります。

 

この接触感染による感染症、たとえば感染性胃腸炎の患者数も、2020年は例年と比べて報告数が激減しています。

 

つまり新型コロナウイルスの流行による感染対策は、性病以外の感染症には有効に働いている可能性が高いわけですね。

 

新型コロナウイルスの流行下でも性病の感染者数が減らないのは風俗利用者が多いため?

それではなぜ他の感染症と違い、性病の感染者数は新型コロナウイルスの流行下でもあまり減少しないのでしょうか。

 

その理由として考えられるのは、性風俗利用者が多いためと考えられます。

 

性風俗ももちろん新型コロナウイルスの影響を受け、一時期は売り上げが激減したと言われていますが、感染対策やお客を呼び戻すためのサービスの充実などにより、だいぶ売り上げも戻ってきたようです。

 

しかしその結果、粘膜同士の接触が増えるため、性病の感染も歯止めがかからない状態となってしまっているのです。

 

コンドームを利用すれば性病は防げることがほとんどですが、残念ながらピンサロやデリヘルといった性風俗でコンドームを利用するお客はあまりいません。

 

また性器をアルコール消毒したりすることも、まずないでしょう。

 

そのため性病は、新型コロナウイルスの流行に関係なく、感染者が例年と変わらないと考えられます。

 

性風俗では新型コロナウイルスの感染対策だけでなく性病の感染対策も万全に!

人間、長い間我慢を続けられるものではありません。

 

最初は性風俗の利用を我慢していたとしても、新型コロナウイルスの影響が長期間に及ぶにつれ、だんだん我慢できなくなって性風俗へ出かけてしまう人がいても、責めることはできないでしょう。

 

しかし性風俗を利用すれば、性病だけではなく新型コロナウイルスに感染する可能性もあります。

 

「しっかりと感染対策をしているから大丈夫」と考えるかもしれませんが、せっかくだったらコンドームもちゃんと着用して、性病の感染対策もしっかり取るべき、と言えるでしょう。

 

一緒に性病検査を受けるカップル

「もしかして性病?」と思ったら検査はパートナーと同時に受けるべき!

一緒に性病検査を受けるカップル

「性器が痒い」「腫れや痛みがある」「尿道からおかしな粘液が出る」…など、もしかしたら性病かも、と思われる症状が起きたら、どうしますか?

 

多くの人は「病院で検査してもらう」と答えるでしょうが、その際パートナーにも検査を受けてもらおう、と考える人はどのくらいいるのでしょう。ほとんどの人がパートナーには内緒で検査を受けようとするのではないでしょうか。

 

「恥ずかしい」「浮気を疑われるのが嫌だ」など、さまざまな理由があるでしょうが、ここで断言しましょう。性病検査を受けるなら、パートナーと同時に受けなければ意味がありません!

 

それではなぜ性病検査はパートナーと同時に受けなければならないのか、その理由を説明していきましょう。

 

性病の検査をパートナーと同時に受けなければならない3つの理由

ケンカするカップル

性病の検査をパートナーと同時に受けなければならないのは、そうしなければ治療を受けたとしても、再度感染してしまう可能性が高まるためです。せっかく治療を受けて完治しても、再び性病に感染してしまっては意味がないですよね。

 

それではなぜ、パートナーと同時に性病検査を受けないと再感染の危険が高まるのでしょうか。

 

自分でも気付かないうちにパートナーに性病を感染させている可能性が高い

性病は、感染してからすぐに症状が出るものではありません。体内に菌が入り込んでから、ある程度増殖するまでは何の症状も出ないものです。この感染からはっきりとした症状が現れるまでの期間を「潜伏期」と呼びます。

 

それでは潜伏期であれば、性交渉を行っても相手に性病を感染させることはないのでしょうか?

 

答えは「NO」です。たとえ潜伏期であっても、体内に存在する菌は性行為を通じて相手の体内に潜り込み、感染させてしまう可能性はあります。

 

そのため性病の潜伏期にパートナーと性交渉を持ってしまうと、知らないうちにパートナーにも感染させている可能性が高いのです。

 

男女で症状の出方に差がある性病の場合パートナーが感染に気付かない

性病によっては、男女で症状の出方に大きな差のある場合があるので、パートナーが感染に気付かない可能性が高くなります。

 

たとえば「淋病」は、男性の場合は排尿時の痛みや尿道からの膿など、非常にわかりやすい症状が出ますが、女性はあまり症状が出ないことが多いです。逆に「膣トリコモナス症」は、女性は性器に痒みが出たり、ニオイや色に異常があるオリモノが出たりしますが、男性はほぼ無症状と言われています。

 

このため「パートナーは無症状だから、感染させていない」と思いがちですが、実際には感染しているかいないかは、ちゃんと検査を受けないとはっきりとはしないのです。

 

パートナーと同時に治療しないと性病の「ピンポン感染」が起こる

たとえ自分が性病の治療をしたとしても、パートナーが感染者のままだったら、当然性交渉をすれば再びその病気に感染する可能性は高くなります。もしパートナーも性病に気付いたとしても、2人の治療タイミングがズレてしまったらお互いにずっと病気を感染させあうことになりかねません。

 

性病が2人の間を行ったり来たりするわけで、これを性病の「ピンポン感染」と呼びます。このピンポン感染を続けていては、そのパートナーと性交渉を持っている限り決して治療は終了しません。そのため2人が同時に治療を受け、同時に完治しなければならないのです。

 

新たにパートナーと付き合うときはまず一緒に性病の検査を受けるべき!

話し合う男女

交際中のパートナーとのピンポン感染を避けるため、同時に性病の検査を受けて治療することは大事です。しかしそれと同じくらい大事なのが、新しいパートナーと付き合う前の性病検査と言えます。

 

もし新しいパートナーに性病を感染させてしまった、または感染させられたとしたら、どう思いますか?それがきっかけで別れることにもなりかねませんよね。

 

そういったことを避けるため、また性病に対する意識の高さを持つためにも、新たなパートナーと付き合うときにはお互いに性病検査を受けると、信頼感も高まって安心して交際ができるのです。

 

パートナーと別れたときには2か月以内に性病検査を受けておくと良い

パートナーと別れたときは、2か月以内に性病検査を一度受けておくべきです。ひょっとしたら知らない間に、元パートナーから性病に感染させられている可能性は否定できないからです。

 

特に症状が出ない性病の場合は、長期間放置しておくと不妊の原因になる可能性が、男女ともに存在します。取返しのつかないことになって後悔しないためにも、できるだけ早めに性病検査を受け、治療を受けておくべきでしょう。

 

新たなパートナーと付き合う前に一緒に性病検査を受けておくべき

新しい出会いを得て、パートナーと付き合うことになったら、性交渉を持つ前に一緒に性病検査を受けておくべきです。ひょっとしたら相手が気付かない性病に感染しているかもしれませんから、何も調べずに性交渉をしてしまうのはあまりにも無防備、と言えるでしょう。

 

また自分も、元パートナ―と別れたときに性病検査を受けていたとしても、一緒に検査を受けるべきでしょう。性交渉ではなく、日常生活で性病に感染する可能性もありますし、何より「自分は検査を受けないけど、そちらは受けてください」では相手にイヤな思いをさせかねません。

 

お互いに性病が見つからなければそれで良いわけですし、もし見つかったとしたら治療を済ませてから安心して性交渉を楽しめば良いのです。それに2人で同時に性病検査を受けた事実は、お互いの信頼感を高めることにもなります。

 

もし性病検査を受けるのをイヤがるような相手なら、今後もあまり信用できない、と考えて早めに離れてしまうくらいに考えておきましょう。隠し事をされたり、裏切られたりする可能性は高いです。

 

性病検査をパートナーと一緒に受ければ楽しく安心な性生活が送れます!

手を取り合う男女

性病に感染してしまったら、パートナーに正直に話して一緒に検査を受け、治療も同時に受けるのが非常に大切です。せっかく治療してもパートナーからの「ピンポン感染」を繰り返すのは、心身ともに辛いですし、金銭的にも時間的にも負担が大きいでしょう。

 

しかし浮気や風俗などが原因で性病にかかった場合、パートナーにバレるのが怖くて正直に話せない、という人もいるでしょう。確かに浮気や風俗で性病をもらってきた、と聞いたらあまりにもイメージは良くありません。

 

だからと言って、パートナーに秘密にし続けるのも、あまりにも不誠実と言えるでしょう。相手を性病感染の危険に晒しているわけですし、ひょっとしたら相手の人生を狂わせてしまうかもしれないのです。そういった点からも、性病の疑いがあったら検査を2人で一緒に受けるのは必須とも言えます。

 

「アモーレクリニック」では、そんな場合に備えてのさまざまな言い訳方法などもお伝えしていますので、パートナーにバレずに性病感染について伝えることができます。また匿名で検査を受けることも可能ですので、誰にも検査について知られたくない、という人でも安心です。

 

性病検査について不安がある方、新たなパートナーとの生活をスタートさせようという方は、ぜひとも「アモーレクリニック」で性病検査を受け、不安のない楽しい性生活を送ってください!

 

性病検査を受ける男性

性病の検査は無症状でも定期的に受けるべき!その理由とは?

性病検査を受ける男性

性病の検査を受ける人は、男性の場合は性器の痒みや痛みがあったり膿みが出たりしたとき、女性の場合はおりものの粘度が高くなって量が増えたり、においがキツくなったりしたときが多いです。つまり、目に見えてわかるような具体的な異常が出てから、慌てて性病の検査を受ける人がほとんどなわけですね。

 

人間は性病に限らず、身体に異常が出ないとなかなか病院で検査を受けようとはしないものです。しかし実際に身体に異常を感じ、検査を受けてみたら手遅れになっていた……なんてことが起こるのも恐ろしいところであり、それは性病に関しても同じことが言えるでしょう。

 

そういったことを考えると、性病も無症状でも定期的に検査を受けるべきだと言えます。そこで今回は、性病の定期検査を受けるべき理由をより詳しく説明していきましょう。

 

性病は知らないうちに感染している可能性があるので定期的に検査を受けるべき!

性病で股間が痛む男性

性病は、感染するとすぐに症状が出るわけではありません。実際に感染してから症状が出るまでタイムラグがあったり、まったく症状が出ないままだったりするのが、なかなか感染に気付けない理由です。

 

無症状で感染に気付きにくい性病にはどのようなものがある?

 

感染に気付きにくい性病には、次のようなものがあります。

 

・クラミジア
性病のうち、もっとも感染数が多いと言われるのがクラミジアですが、男性は50%、女性は80%が無症状だと言われています。症状が出ても軽い痒みや痛みで終わってしまう場合も多いのですが、放置していると男女ともに不妊の原因にもなりますので、決して油断してはいけない病気です。

 

・淋病
淋病は男性の場合は排尿時の痛みや尿道からの膿などで気付きやすいのですが、女性の場合は約80%が無症状です。また性器だけでなく、咽頭などに感染する場合もあり、そのときも無症状の場合が多いのが、淋病の厄介な部分と言えるでしょう。

 

・トリコモナス
トリコモナスは性交渉以外にも、下着やタオル、便座からも感染する可能性がある性病です。男性の場合はほとんど無症状で感染に気付く可能性が低く、女性も20%~50%は無症状と言われています。しかし女性が感染に気付かずに放置していると、炎症が卵管まで進んでしまい、不妊症や早産、流産を招く可能性もあります。

 

このように感染してもなかなか気付きにくい性病が数多く存在するので、定期的に性病の検査を受けることでさまざまなリスクを避けられるのです。

 

性病の感染に気付かないと他の人に感染させるリスクが高くなる

 

すぐに感染に気付く性病と異なり、自覚症状が出ない性病はよほどのことがない限り感染には気付きません。そのため、感染に気付かないまま他の人と性交渉を持ってしまい、さらに感染を拡大させてしまうかもしれないのです。

 

また性病は、放置しておいて自然治癒することはあまりありません。一見無症状のようでも体内に性病の原因菌はしつこく残っていて、性交渉の機会に感染を広げるのを狙っているのです。

 

定期的に性病の検査を受けることで、気付かずに他人に感染を広げてしまう「加害者」となるのを防ぐことができます。

 

定期的に性病の検査を受けるべき4つのタイプとは?

モテモテの男性

当然の話ですが、性交渉を持つ相手や機会が増えるほどに、性病に感染する可能性は高くなります。その中でも特に性病に感染する可能性が高く、定期的な検査を受けるべき人、4つのタイプについてご紹介していきます。

 

複数のセックスパートナーがいる人

恋人以外のセックスフレンドなど、定期的に性交渉を持つ相手が複数いる人は、定期的に性病の検査を受けるべきでしょう。

 

恋人や夫婦など、特定の関係ではないセックスパートナーの場合、その相手も他に複数のセックスパートナーがいる、と考えておくべきです。そうすると自分の知らないような人間とも、肉体を通して間接的につながることになるわけです。

 

それらの人間のすべてが、性病に対してしっかりとした対策をしているとは限りませんので、次から次へと感染が広がっていく可能性がありますので、性病にはかなり気を遣うべきでしょう。

 

インターネットやナンパで出会った人とセックスをする機会がある人

特定のセックスパートナーはいないけれども、ときには誰かとのセックスを楽しみたい人にとって、インターネットの出会い系サイトやナンパはありがたい存在です。しかしそういったときに、性病について気にする人はほとんどいないと言えるでしょう。

 

そのためネット上では「ナンパで出会った相手をセックスしたら、性病をうつされた!」という記事や「出会い系サイトで性病患者が増えている」という記事が数多く見られます。出会い系サイトやナンパが性病が蔓延する大きな原因となっているのは確実と言えるでしょう。

 

風俗を頻繁に利用する人

風俗店はしっかりと、お店で働く女性に定期的な性病検査を義務付けているお店もありますので、比較的性病に感染する可能性は少ないとも言えます。しかしお店によっては「定期検査をしています」と書いておきながらも、実際はまったく検査をしていないような悪質なお店も存在するので、気を付けなければなりません。

 

また定期的に検査しているお店でも、さすがに毎日のように検査を行っているわけではないので、検査と検査の間に性病に感染してしまい、それがお客にも広がっていく可能性は、決してゼロではありません。

 

逆に考えると、万が一自分が性病に感染している状態で風俗に遊びに行くと、それをお店の女の子にうつしてしまう可能性もあるわけです。そうなるとさまざまな人に迷惑をかけることになりますので、ちゃんと自分が性病に感染していないのを確認してから風俗で遊ぶのがマナーとも言えるでしょう。

 

アナルセックスをする機会が多い人

かつては特殊なプレイの1つであったアナルセックスですが、現在では比較的一般的なプレイとして楽しむ人も増えてきています。しかしアナルセックスは、通常のセックスよりも性病に感染する可能性が高い性行為とも言われているのです。

 

挿入される側にとって性病に感染する可能性が上がるのは、直腸の粘膜は非常に薄く、強い刺激に耐えられずに傷付いてしまう可能性が高いため、その傷口からさまざまな菌などが入り込んでしまうためです。

 

逆に挿入する側も、傷付いた粘膜からの血液や体液などが付着することにより、そこに菌が混ざっていると感染してしまうのです。

 

アナルセックスは挿入する側、される側どちらにも性病の可能性が高くなるので、アナルセックスを安全に楽しみたい人は定期的な性病検査を怠らないようにしましょう。

 

アモーレクリニックで定期的な性病検査を受けて安全安心な生活を送ろう!

手をつなぐ男女

性病はどんなに気を付けていても、気付かないうちに感染してしまう可能性があります。しかも性交渉以外で感染してしまう性病もありますので「セックスしていないから安心」とも言い切れません。

 

自分で性病にかかっているのに気付かないと、他の人に感染させてしまう可能性もありますし、気付かないまま身体の中で病気が進行していって、気付いたときには重症化してしまう危険もあります。

 

そういった取り返しのつかない状況になるのを防ぐためにも、アモーレクリニックのような専門クリニックで定期的に性病の検査を受けましょう!

淋病の感染経路|男は激痛で女は無症状?潜伏期間に気をつけよう

淋病は「淋菌」という細菌に感染することで性器を中心に炎症が起きる性感染症のひとつ。厚生労働省が調査した総感染者数をみると、女性よりも男性のほうが感染者が高く、その差は約4倍近い数字です。

 

従来の抗生物質が効かない強い耐性を持つ「耐性淋病(スーパー淋病)」も、近年世界中で話題になっています。

 

淋病の感染経路は?

 

淋病の感染ルートのほとんどが性にまつわる行為で、性行為のやり方によっては性器同士以外の感染も十分にあり得ます。

 

性器同士の感染

 

感染者が女性である場合は女性器から男性器へ、男性が感染者の場合は男性器から女性器へ感染します。

 

膣への挿入の有無にかかわらず性器同士が接触することで体液が性器へ付着し感染するため注意が必要です。

 

咽頭から性器、または性器から咽頭

 

オーラルセックスやクンニリングスによって咽頭から性器に感染したり、性器から咽頭に感染することがあります。

 

性病検査には咽頭の検査もあるのですが、内科では検査してもらえなかったり、耳鼻咽喉科では診察時に自己申告をしなければ検査対象として見落とされがちに。

 

耳鼻咽喉科でも性病検査ができないわけではないのですが、医師への自己申告が恥ずかしい人は泌尿器科や性病科、女性であれば婦人科へ相談するのがおすすめです。

 

性器から肛門、または肛門から性器

 

淋病の感染ルートには膣性交や口腔性交だけでなく、肛門性交(いわゆるアナルセックス)から感染を引き起こすケースもあります。

 

特に肛門性交を行うと直腸を傷つけることが多く、妊娠の心配もないためコンドームの着用をせずに感染者との性交を行えば性病に感染してしまう可能性が高くなります。

 

1回の性交渉で淋病になる感染率は?

 

 

膣性交における性器淋病感染症の感染率は男女で数値が少し変わります。

 

コンドームの着用をせずに膣性交を行うと、女性が男性に感染させてしまう確率は約20~50%、男性が女性に感染させてしまう確率はさらに高いといわれています。確率論なので数値が絶対とはならないものの、少なくても5回に1回、その日の体調や基礎免疫力によっては2回に1回の頻度で感染する計算です。

 

淋病の感染者数は減っている?

 

先進国の中で日本は唯一性感染症患者が増えているというのを耳にしたことがあるかもしれませんが、同じアジアの国々の中でも性病が増え続けている国は日本くらいです。

 

ただ、幸いにも淋病に関しては徐々に減少傾向にあり、厚生労働省が調査した令和元年の感染者報告数は10年前に比べて2割ほど少なくなりました。

 

20年前の総数と比較すると男性の報告数も半分ほどに下がったものの、注目したいのは女性の報告数です。女性の淋病感染者の報告は近年のピーク時に比べて半分以下に減ったものの、ここ数年はほぼ横ばいの状態を続けています。

 

オーラルセックスによる咽頭への感染が広がっている

 

淋病が減少傾向にあるとはいえ、オーラルセックスによって感染を広げているという見解もあります。やはり風俗産業は性感染症の拡大と密接な関係があり、オーラルセックスのお店であっても安心とは言い難いのです。

 

従事している女性にとっても利用者となる男性にとっても、性器への接触がある限りは感染のリスクを頭に入れておかなければいけません。

 

淋病の潜伏期間は?

 

 

個人差もありますが淋病の潜伏期間は約2~7日ほどといわれており、この期間を過ぎても無症状の方もいるため、気づかぬうちにパートナーに感染させてしまうこともあります。

 

感染の疑いのある行為から24時間以上経っていれば病院での性病検査は可能で、症状が出ている場合はその日のうちに薬を処方してもらうことができます。

 

淋病にかかったときの症状



 

淋病の大きな特徴のひとつに、男性が感染してしまったときの症状が分かりやすいことが挙げられます。

 

厚生労働省が毎年行っている淋病感染者の男性報告数が圧倒的に多いのも、女性に比べて性器に症状が現れやすく検査をする機会が圧倒的に多いからです。淋病の具体的な症状には、

 

  1. 強い排尿痛
  2. ペニスの違和感やかゆみ
  3. ペニスの激しい痛み
  4. 尿道から黄色や白っぽい膿が出る
  5. ペニスや睾丸の腫れ
  6. 軽い発熱や倦怠感

 

これらの症状が一般的に挙げられますが、男性であってもほとんど症状が出ない方もいらっしゃるようです。

 

粘り気のある膿や激痛などの症状は性行為だけでなく排尿時にも辛く感じるため、一旦症状が出れば病院への受診をする男性が多いのが特徴です。また、同じ性感染症のひとつでもあるクラミジアと症状が似ているのですが、淋病のほうがより重い症状が現れやすいといわれています。

 

女性の淋病は無症状ってホント?

 

一方で女性の場合の症状は男性とはかなり異なり、淋病感染者の約80%は自覚症状がない、いわゆる無症状の方が多いのが特徴です。

 

症状が出てもおりものの増加や排尿痛など体調不良や尿道炎などと間違われやすく、症状が引くこともあるため気づかないうちにキャリアになってしまうこともあります。

 

無症状の淋病を放置するとどうなる?

 

淋病は放っておいても症状が収まることはなく、自然治癒しないため重症化しやすいです。

 

特に気をつけてほしいのが、自己判断で家に余っている抗生物質などを服用すること。淋菌は非常にずる賢い細菌で、中途半端に抗生物質を摂取すると耐性淋菌となり、治療がますます長引いてしまします。

 

世界中を騒がせている「スーパー淋病」も結局は耐性淋菌の一種で、このような菌の変異は珍しい話ではありません。淋病は放っておけば精巣や前立腺まで到達し、精巣上体炎や前立腺炎などを引き起こす可能性もあります。

 

そこからさらに悪化すれば男性側の不妊の原因となる無精子症のリスクも高まるため、病院での治療に加え、処方された薬はしっかりと飲み切ることが大切です。

 

淋病が招くさまざまなSTD

 

激痛を伴う症状が出ている淋病を放置する男性は少ないかもしれませんが、無症状の場合を考えると放置してしまうこともあるかもしれません。ですが、淋病にかかった状態には変わりないため、パートナーに感染させてしまうだけでなく、他の性感染症との合併症にも注意が必要です。

 

淋病感染者の20~30%がクラミジア感染症にかかっているともいわれ、性病を貰いやすい状態といえます。特にHIVなど感染力が低い性病でも一気に感染確率は高くなるので、放置をするのは非常に危険です。

 

感染が判明したら、パートナーとの同時進行での治療を心がけ、ピンポン感染を防ぎましょう。

病院で感染症検査

性感染症の疑問、答えます!!

こんにちは、栄セントラルクリニック医師の千原です。今回は、性病かな、と思った方は是非ご一読ください。

性病を疑ったときはどこの病院に行けばいい?
性病を疑うような症状って?
どんな検査をするの?痛い?
どうやって治療する?

この辺りをまとめてみました。性病は、疑いだしたら怖くて仕方ないです。とにかく早く専門の医師に診てもらい、検査・治療してしまいましょう。

 

 

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性病を疑った時は何科を受診すれば良いの?適切な診療科を教えます!


「性行為を行ってから性病のような症状が出たけれども、何科を受診すれば良いかわからない」
「性病治療に特化した医療機関を受診したい」
性病を治療する上でこのような考えを持った経験はありませんか?
性病の治療を開始する前にまずは性病であることを診断してもらわなければなりません。
今回の記事では性病を疑うような症状が出現した時に、どの診療科を受診すれば良いかということについて解説します。
この記事を読むことで適切な診療が分かり、適切な受診行動が取れるようになります。

そもそも性病とはどのように感染するの?

性感染症は性器の粘膜同士が接触することによって感染が成立するという感染症です。
また、性器粘膜同士でなくても、性器と口腔粘膜のようなオーラルセックスや、目の粘膜、尿や便からも感染するということが性感染症の特徴です。
コンドームを適切に使用するなどの感染防止対策を徹底していれば防ぐことが可能な場合が多いのですが、口腔粘膜への感染は防ぐことが難しいので、不特定多数の相手と性交渉を行う機会がある人は特に注意する必要があります。

性病を疑うような症状はどんなものがある?


性行為を仕事として行なっている人や、複数のパートナーと性行為を行う機会が多い人でなければ、性感染症にかかる機会はあまり多くありません。
性感染症のような症状が出たとしても、それが性病なのかどうかということをはっきりと疑うことができる人は少ないです。
それでは、どのような症状が出たら性病だと考えれば良いのでしょうか。
性病の症状として代表的なものを以下に挙げていきます。
・亀頭にブツブツがある
・おしっこをする時に痛む
・尿道から黄色や透明の膿(うみ)が出る
・陰茎に違和感がある
・尿道に灼熱感がある
・血尿が出る
・結膜が、強い炎症を起こす
・白色クリーム状のドロっとした目ヤニが出る
・まぶたや結膜が腫れる
・眼瞼結膜に、ブツブツが出る
・耳の前のリンパ節がはれ、痛みを伴う
・のどの腫れ
・のどの痛み
・発熱など
性行為があってからこれらの症状に該当するようであれば、性病を疑う必要があります。
もちろん、性病には潜伏期間があるので、症状が出た頃には感染が成立してからしばらくの期間が経過しているという可能性が高いです。
そのため、できるだけ早期に治癒させるためには、治療を早期に開始する必要があります。

性病を疑ったらまずは何科に受診すれば良いの?


以上のような症状が出現した場合に気になるのは、まずはどの診療科に受診するかということではないでしょうか。
性病を取り扱う診療科は複数あります。
もちろん性病科は性病を専門とした診療科ですが、泌尿器科や皮膚科、産婦人科、眼科でも性病を治療することが可能です。
出ている症状が泌尿器系の場所に出現しているのか、皮膚に出ているのか、目に出ているのかということによって受診する診療科を選んでも問題ありません。
出ている症状が確実に性病のであるということが分かるのであれば、最初から性病科を受診することで専門的な検査や治療を受けることができます。
しかし、性病以外の可能性も考えるのであれば、症状が出ている診療科に受診することで、幅広い疾患からあなたの病名を絞り込んで診断してくれます。

性病はどのように検査していくのか?


性病であることを診断するためにはあなたに起こっている症状や、そこまでに至った経緯を慎重に聞いていく必要があります。
これらの問診を参考にして疑わしい性病をある程度絞り込んで検査を進めていきます。
検査方法には尿検査や血液検査、膣内ぬぐい検査やうがい液検査といった検査が行われます。
検査項目によっては検査した当日に検査結果が分かるというものもあるのですが、ほとんどの検査では3日から7日程度判定するまでに時間がかかることが通常です。
あなたが実施する検査がどのくらいの期間を想定しているのかということを主治医に聞いてみると、今後の方針が把握しやすいでしょう。
プライバシー面が気になるため、病院や保健所で検査をすることに抵抗があるという方は、性病検査キットを利用してみるのも良いです。
性病検査キットはインターネットで簡単に申し込むことが可能で、郵送で送られてきた性病検査キットを自分のタイミングで自宅で使用して検体を採取することができます。
あとはその検体を郵送で送ることで性病検査を専門としている施設で検査結果を出してくれるのです。
こちらも検索結果が分かるまでは一週間前後かかるのですが、場所や時間にとらわれず他人に合わずに検査できるというメリットや料金が安価なものもあることから人気を集めています。

性病はどのように治療が進んでいくのか


たいていの性病であれば、診断がつくことで対象となる性感染症に効果のある抗菌薬を内服することで治療を進めていきます。
受診した診療科で性病の治療を進めていくことがほとんどなのですが、中には性病の治療を専門外としていたり、症状が強くて対応が難しいと考える医療機関もあります。
その場合は総合病院を紹介されたり、性病科を紹介されたりすることがあるので、自宅から通院しやすいなど、あなたが受診しやすい病院を紹介してもらうようにしましょう。
性感染症の治療の第一選択は、抗菌薬を内服して治療するという方法です。
何もしなければ自然によくなるということはないので、抗菌薬の内服に抵抗があるとしてもしっかりと治療を受けて感染症を治癒させる必要があります。
抗菌薬は内服してしばらく経つと徐々に症状が改善してくることが分かるのですが、自己判断で抗菌薬の内服を途中で中断してしまうと、症状が再び悪化してしまうことがあります。
処方された抗菌薬は3日から1週間程度内服することを指示されることが多いです。
指示通りに最後まで飲みきる事で抗菌薬の効果がしっかりと発揮されるので、性感染症を完治させるためにも正しく内服薬を服用することがポイントです。
性感染症の症状が強く出ており、内服薬の効果が現れない場合は注射薬を使用することもあります。
症状によってどのような治療方針で進めていくかということはあなたの病状と主治医の判断によりますので、しっかりと相談しながら治療を進めていきましょう。

性病を疑う場合は栄セントラルクリニックに相談しよう


今回の記事では性病についての基本的な知識と、性病を疑った時に受診すべき診療科について解説してきました。
受診する診療科によって治療方法や検査方法が異なる場合もありますが、性病であると診断されたのであれば性病を専門とする医療機関に転院しても良いでしょう。
栄セントラルクリニックは性病を治療するために必要な検査や治療方法、治療期間は異なってくるので、あなたに最適な治療方法や経過を説明しながら進めていきます。
また、完全予約制となっており、電話やメールで診療予約を行うことが可能です。
また、男性医師やスタッフによるカウンセリングも行っており、気軽に相談しやすいということも特徴となっています。
カウンセリングで聞いた内容から、あなたの症状や経過に合わせた治療方法を提案していくことで、治療の進め方に同意を得ながら進めていくことが可能です。
さらには夜間診療にも対応しているため、日中はお仕事などが忙しくて受診できないという方にとっても時間の融通が利くというメリットがあります。
駅からのアクセスも良いため、通院にかかるストレスも少なくて済みますし、プライバシーにも配慮しながら治療を進めていきますので、安心して通院を継続することも可能です。
今回の記事を参考にしてできるだけ早期に性病を疑うことができるようになり、適切な受診や治療を進めていけるようになってほしいと思います。