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口腔性交で感染する性病にはどのような病気がある?

性病のなかには、口腔性交、いわゆる「フェラチオ」や「クンニで感染するものも存在しています。

 

性器と喉の粘膜同士が接触することで、喉の粘膜に性病が感染してしまうわけですね。

 

もちろん喉の粘膜に性病が感染した状態で、相手に口腔性交をおこなえば、喉から性器への性病感染も起こります。

 

一方、キスの場合、唇を合わせるだけのキスなら感染の危険性は低いですが、唾液を交換するディープキスの場合は感染の可能性が高くなる、とも。

 

つまり喉の粘膜に性病が感染していると、さまざまな行為が性病感染を拡大させるものとなってしまうわけですね。

 

しかしそのような危険性を聞いても、具体的に口腔性交で喉の粘膜にどのような性病が感染するのか、を知らなければ、実感を持って予防に取り組むのも難しいかもしれません。

 

そこで実際に喉の粘膜に感染する性病にはどのようなものがあるのか、そして喉に性病が感染するとどういった症状が出るのか、をご紹介していきます。

 

口腔性交で喉の粘膜に感染する性病は数多く存在する

まずは口腔性交で喉の粘膜に感染する性病の種類について、ご紹介しましょう。

 

最初に言ってしまいますと、喉の粘膜に感染する性病の数は、想像以上に多く存在しています。

 

むしろ「性器には感染するけれども、喉の粘膜には感染しない」なんて性病自体が数少ない、と言えるでしょう。

 

つまり喉に性病が感染する機会は、想像以上に多いわけですね。

 

しっかりとそのことを把握して、性病の感染予防をするようにしましょう。

 

○咽頭クラミジア

咽頭クラミジアは、主に「クラミジア・トラコマティス」と呼ばれる細菌が喉の粘膜に付着することで感染する性病です。

 

そもそもクラミジアという性病自体が、性病のなかでもトップレベルに感染者が多いものですので、咽頭クラミジアに感染する人も非常に多い、という事実があります。

 

クラミジアに感染する人が多いのは、クラミジアは感染してもはっきりとした症状が出ない場合も多い、という厄介な性質が原因です。

 

はっきりとした症状が出ないため「自分がクラミジアに感染している」と気付かずに、ノーガードで性交渉をしてしまって相手に感染を拡げてしまう、なんてパターンが多いわけですね。

 

○咽頭淋病

淋菌が喉の粘膜に感染して発病するのが「咽頭淋病」です。

 

淋病はクラミジアに比べると症状が出やすい性病ですので、そういった意味では感染した状態で口腔性交をおこなう、といった状況にはなりにくい、と言えます。

 

しかし場合によっては淋病もあまり症状が出ないケースがありますし、感染してから症状が出るまでの潜伏期間で口腔性交をおこなってしまう、というパターンも考えられますね。

 

とくに女性の場合、淋病に感染しても無症状である場合が多いので、淋病に感染している女性にクンニして、男性の喉に感染が拡がってしまうケースが多いようです。

 

○梅毒

梅毒は「梅毒トレポネーマ」と呼ばれる細菌が原因で感染する性病です。

 

一度感染すると、治療しても血液検査などで「陽性」となってしまうため、非常に面倒な存在と言えます。

 

また感染してから、何度か無症状の状態を繰り返しながら少しずつ病状が進行していくため、なにかの症状が出てもそのあと無症状になることで「治った」と放置してしまう人がいるのも厄介な点でしょう。

 

梅毒も口腔粘膜や喉に感染する場合があり、感染すると唇や口内の粘膜にただれや潰瘍が出現するケースがありますが、症状が出ない場合も。

 

また性器に梅毒が感染した場合も、治療せずにいると症状が進んだ第二期ごろに口腔粘膜に異常が現れるため、口腔粘膜に異常が生じたら梅毒を疑ってみるべきでしょう。

 

○咽頭ヘルペス

咽頭ヘルペスは「単純ヘルペスウイルス(HSV)」と呼ばれるウイルスによって感染する性病です。

 

「単純ヘルペスウイルス」は、非常に感染力の高いウイルスとして知られていて、症状としては小さな水膨れがたくさん発生します。

 

この水膨れは破れやすく、中に「単純ヘルペスウイルス」が存在しているため、患部に接触すると感染しやすい性病と言えますね。

 

喉にヘルペスが感染すると、強い痛みをともなう水膨れができたり、リンパ節が腫れたり、高熱が出たりします。

 

とくに初めて感染したときには症状が強くなるのが、注意点と言えますね。

 

また一度「単純ヘルペスウイルス」に感染してしまうと、身体の中にウイルスが存在し続けるため、完治することがありません。

 

ただし常に症状が出るわけではなく、潜伏状態を保っているケースも多くあります。

 

抵抗力などが落ちると再び体内で「単純ヘルペスウイルス」が暴れ始めて症状が再発しますが、再発の際は初めての発症に比べて症状が軽くなるのが特徴です。

 

喉の粘膜に性病が感染するとどのような症状が起こる?

喉の粘膜に性病が感染すると、さまざまな症状が現れます。

 

どの性病にも共通して同じ症状が現れるわけではありませんが、なにか異変があったら喉の粘膜への性病感染を疑ってみるべきでしょう。

 

具体的にどのような症状が出るのか、ご紹介します。

 

○喉の痛み

喉の痛みは、多くの性病で起こる症状です。

 

その痛みのレベルは、イガイガとした違和感からズキズキと痛んで食べ物が飲み込めないほどまで、さまざまです。

 

とは言ってもほとんどの場合は軽い違和感や軽い痛み程度であり、食べ物が飲み込めないほどの痛みが発生するのは「咽頭ヘルペス」くらいです。

 

○喉の腫れ

喉が赤くなったり腫れたりする場合は、性病のなかでも「咽頭クラミジア」と「咽頭淋病」の疑いがあります。

 

喉の腫れのなかでも、リンパ節が腫れている場合は「梅毒」や「HIV」の症状が進行した状態が考えられますので、早めに治療を受けたほうが良いでしょう。

 

○喉のできもの

喉や口腔粘膜に、できものができている場合、そのできものに痛みやかゆみなどがなければ「梅毒」の感染が疑われます。

 

痛みをともなう小さな水ぶくれがたくさんできている場合は「咽頭ヘルペス」の可能性が高いでしょう。

 

性病による喉の異常は風邪との症状と間違いやすいため注意!

喉の粘膜に性病が感染した場合、現れる症状としては「喉の痛み」「喉の腫れ」「喉のできもの」といったものがあります。

 

「喉のできもの」はともかくとして、残りの「喉の痛み」「喉の腫れ」は、風邪の症状と間違えて放置してしまい、結果として性病の治療が遅くなってしまいがちです。

 

風邪のその他の症状である「咳」や「鼻水」といった症状がない場合や、しばらく時間が経っても喉の痛みや腫れが消えない場合、性病による症状のケースが考えられるため、早めに専門の病院へ行って性病の検査・治療を受けるようにしてください。

 

※性病に関する治療はコチラのページをチェック!

※本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています

ソープランドの隠語「NS」「NN」って?油断すると性病の危険度アップ!

日本にはさまざまな風俗店が存在していますが、そのなかでも「風俗の王道」と呼ばれているのが、ソープランドです。

 

ソープランドがほかの風俗店と違うのは、挿入があるかないか、の点なっています。

 

ソープランド以外の風俗では挿入はNGとなっていますし、さらには「マットプレイ」などソープランド独自のプレイも存在しているのも、ソープランドの独自な特徴。

 

これらの点から、海外からの観光客にとっても「風俗で遊ぶならソープランドに行くべき!」と、一種の観光スポットとしても人気が高くなっているんです。

 

そんなソープランドには、ソープ業界のみで使われる隠語として「NS」「NN」といった言葉が存在しています。

 

ソープランドファンのなかには、この「NS」「NN」が楽しめるお店じゃないと、行く意味がない、とまで言い切る人もいるほどです。

 

しかしこの「NS」「NN」、実は「性病に感染する危険がある」と、あまり良く思われていない存在でもあることは、知っておかなければなりません。

 

それではソープランド特有の隠語「NS」と「NN」とはどういった意味なのか、そしてなぜ性病の増加につながっているのか、ご紹介していきましょう。

 

→性病の検査詳細ページ

 

ソープランドの「NS」「NN」とはコンドームを使わない挿入プレイ!

まずソープランドの隠語である「NS」「NN」がどういった意味を持っているのかと言えば、簡単に言えば「挿入するときにコンドームを使わないプレイ」という意味です。

 

「NS」は「ノースキン」、つまりコンドームなしでの生挿入、「NN」は「生中出し」、つまりコンドームなしで挿入して、そのまま膣内に射精することを指します。

 

一般的なソープランドでは、挿入時にはコンドームを着用するのが常識となっているため、そのぶん「特別なプレイ」となるわけですね。

 

○ソープランドの「NS」「NN」は性病に対してあまりにも無防備!

ソープランドの「NS」「NN」は、コンドームを装着せずに挿入するプレイとなります。

 

コンドームを装着せずに挿入するとなると、一番心配になるのは「妊娠」の問題となるのが予想されますが、妊娠はソープで働く女の子が「ピル」を飲んでいれば、防げるものです。

 

しかしコンドームの効果は、妊娠を防ぐこと以上に、性病を予防する点にあります。

 

そのため「NS」「NN」を取り入れているソープランドでは、性病へのガードがまったくできていない、と言えるでしょう。

 

ソープランドでは定期的に働いている女の子の性病検査をおこなっていますが、まったく意味がなくなってしまうわけです。

 

○「NS」「NN」を取り入れるソープランドが増加した理由

近年、日本のソープランドでは「NS」「NN」を取り入れるお店が増えています。

 

新型コロナウイルスが流行した影響で、風俗店に遊びに行くお客さんがかなり減ってしまって、ソープランドだけでなく数多くの風俗店が閉店の危機を迎えました。

 

そんな状況で、風俗店がお客さんをつなぎとめるためにできることと言えば、プレイをよりハードに、過激にする方向性だったのです。

 

そのため、それまでコンドーム着用を義務付けていたソープランドも、より過激なサービスをおこなうため「NS」「NN」を取り入れるようになったわけですね。

 

そして一度サービスが過激化してしまうと、そのサービスを昔の状況に戻すのは難しくなってしまいます。

 

サービスを元に戻してしまうと、過激なサービスに慣れてしまったお客さんがお店に来なくなってしまう可能性が高くなるためですね。

 

こういった理由から、日本のソープランドは「NS」「NN」を取り入れたお店が増加してしまったわけです。

 

ソープランドで「NS」「NN」が増加すると性病の感染拡大の危険が増加する!

ソープランドで「NS」「NN」が増加すると、簡単に言って性病に感染する危険が大幅に増加します。

 

たとえ働いている女の子が性病に関する予防をしたくても、性病に感染している可能性があるお客さんとコンドームなしでセックスをしてしまったら、当然女の子も性病に感染する可能性が非常に高くなるわけですね。

 

とくに海外からの観光客の場合、自分の国から性病を持ち込んでくるケースもゼロではありません。

 

○ソープランドの女の子が性病検査を受けてもお客さんへの感染が防げない可能性がある

「ソープランドで遊んでも、性病に感染しない」と考えている男性もいます。

 

その理由は、ソープランドで働いている女の子は、定期的に性病検査を受けているためです。

 

確かにその意見には一理あるのですが、ソープランドの女の子が性病検査を受けるのは、多くても月に1回程度。

 

つまり女の子が性病に感染してから性病検査を受けるまでの間に接客を受けた男性は、性病に感染する可能性が否定できないわけですね。

 

○日本ではソープランド経由での梅毒患者が増加している

とくに日本で問題となっているのは、梅毒患者の増加です。

 

梅毒は感染すると、長い時間をかけて身体のさまざまな機能を破壊していき、最終的には命まで奪われてしまう恐ろしい病気です。

 

適切な治療を受ければ完治できる性病ですが、できれば感染しないほうが良いのは間違いないでしょう。

 

この梅毒が増加している原因として、海外からの観光客から感染したソープランドの女の子が、お客さんにも感染させている、との説もあります。

 

海外からの観光客ばかりではなく、当然日本人男性も梅毒に感染している可能性はあるわけですから、コンドームなしのプレイはかなり危険だ、と言えるでしょう。

 

もちろんソープランドだけが原因となっているわけではなく、パパ活の流行などそのほかの原因も大きなものではありますが、ソープランドから梅毒が拡がっていったのも、ひとつのルートとしては可能性が高いと考えられるわけですね。

 

○なぜ海外からの観光客に日本の「NS」「NN」ソープランドの人気が高いのか?

海外の観光客が、わざわざ日本の「NS」「NN」ソープランドに遊びに来るのは、なぜでしょうか。

 

そもそも海外にも、風俗は存在しています。

 

しかも日本とは違い、挿入することが前提の遊び方ですから、わざわざ日本に来て「NS」「NN」のソープランドで遊ぶ理由はないようにも思えますよね。

 

日本のソープランドが海外の観光客から人気が高いのは、女の子が丁寧に、優しく接客してくれるため、との部分が大きいです。

 

海外では「セックスできれば良いでしょ」といった感じで、女の子がお客の男性にサービスする、といった形ではなかなか遊べません。

 

その点、日本の風俗では女の子が丁寧に接客してくれて、お客さんを楽しませてくれます。

 

そういった「ご奉仕精神」と、日本人の女の子が持つミステリアスな雰囲気が合わさって、日本の風俗にハマってしまう海外の男性が多いわけですね。

 

ただそういった点が、日本で性病の流行に結び付いてしまっていることを考えると、ちょっと複雑な気持ちにもなってしまいます。

 

性病に感染したくないなら「NS」「NN」のソープランドでもコンドームを装着するべき

性病に感染したくないのなら、風俗で遊ばなければ良い……ともいえるでしょうが、なかなか難しい部分があるのも事実です。

 

そのため、もし「NS」「NN」のソープランドで遊ぶ場合でも、自分からコンドームの着用を希望して、しっかり性病予防をするのが大切、と言えるでしょう。

 

もちろん、これはソープランドだけでの話ではありません。

 

その他の風俗で遊ぶときも、いつもコンドームを装着して性病予防を心がけていれば、危険な性病に感染する可能性を大幅に低下できるでしょう。