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2021.10.29
AGA治療薬にはどんな種類がある?気になる副作用についても紹介

男性にとって、AGAは深刻な悩みとなる病気です。

 

しかし以前は、男性の薄毛は遺伝や体質によるもののため病気ではなく、治療はできないと考えられていました。

 

現在ではAGAは、薬による治療が可能となっていることを考えると、多くの男性にとって救いとなっている、と言えるのではないでしょうか。

 

ところで「AGA治療薬」と言っても、その種類は含まれる成分によって複数あることをご存じでしょうか。

 

そして薬である以上、飲んだ場合の副作用についても気になる人が多いはずです。

 

そこで今回は、AGA治療薬にはどのような種類があるのか、そしてそれぞれの副作用についてご紹介します。

 

代表的なAGA治療薬に含まれる有効成分は3種類!

AGA治療薬は、含まれる有効成分によって現れる効果が違います。

 

ひとつめは「発毛を促す成分」であり、もうひとつは「抜け毛を防ぐ成分」です。

 

また使用方法も、肌に塗って使う薬と飲んで使う薬の2種類があります。

 

どの薬を使用するかは、素人判断では難しいですので、しっかり医者と相談して決めるようにしましょう。

 

AGA治療薬に含まれる有効成分①フィナステリド

フィナステリドは、男性の抜け毛を防ぐ成分であり、代表的なフィナステリド薬としては「プロペシア」があります。

 

抜け毛の原因である「ジヒドロテストステロン」の増殖を抑えることで抜け毛を防ぎ、髪の毛を太く長く成長させることでAGAを改善するのが、フィナステリドです。

 

「プロペシア」の場合、1日1回、1錠服用を続けることが必要で、服用を始めてから効果が出るまでには6か月程度必要、と言われています。

 

飲み始めてすぐに効果が感じられるわけではないので、焦らずじっくり服用を続けることが重要となります。

 

AGA治療薬に含まれる有効成分②ミノキシジル

ミノキシジルは、男性の発毛を促す成分であり、大正製薬の「リアップ」シリーズなどはこの成分を含む発毛剤として有名ですね。

 

元々は血管を拡張して血圧を下げる、高血圧の治療薬として使用されていましたが、その後に発毛効果があることが判明し、AGA治療薬として使用されるようになりました。

 

ミノキシジルの発毛効果は、髪の毛の成長を促す「毛乳頭細胞」の活動を活発にし、また「毛乳頭細胞」そのものを増やす働きをすることで現れます。

 

先に紹介した「リアップ」は肌に直接塗って使う外用薬ですが、内服薬として「ミノキシジルタブレット」と呼ばれるものも存在しています。

 

ミノキシジルの効果が出るのは、使用開始から約6か月後と言われていますが、人によっては服用から3か月程度で効果が感じられる、とも。

 

使用する人によって効果を感じるまでの時間に大きな差があるのが、ミノキシジルの特徴と言えるでしょう。

 

AGA治療薬に含まれる有効成分③デュタステリド

デュタステリドは、先に紹介したフィナステリドと同じく、男性の抜け毛を防ぐ成分です。

 

代表的なデュタステリド薬としては「ザガーロ」が挙げられますね。

 

また「アボルブ」という薬名で、前立腺肥大症の治療薬としてもデュタステリドを含んだものが使用されています。

 

抜け毛を防ぐ効果は、先に紹介したフィナステリドと同じですが、効果の強さはデュタステリドのほうがフィナステリドよりも高い、とされています。

 

その理由は、フィナステリドに比べてデュタステリドのほうが、服用後に血液内に留まる期間が長いため。

 

薬成分の血中濃度が半分になるまでの時間を「半減期」と呼びますが、この半減期がふフィナステリドの場合は約4時間、デュタステリドは約3日から7日間と大きな差があるのです。

 

ただし服用を始めてから効果が出るまでは、デュタステリドもフィナステリドと同じく6か月程度必要、とされています。

 

3種類のAGA治療薬それぞれの副作用にはどのようなものがある?

薄毛に悩む男性にとって、AGA治療薬は非常にありがたい存在ですが、服用することで副作用が出る場合もあります。

 

服用するときは、それぞれにどのような副作用が出るのか、しっかり理解しておくことも非常に重要ですよね。

 

フィナステリド、ミノキシジル、デュタステリド、それぞれの副作用について、ご紹介します。

 

フィナステリドの副作用には性機能低下や肝機能障害があり得る

フィナステリドの副作用として挙げられるのは、まずは性機能障害です。

 

具体的にはフィナステリドが男性ホルモンに作用する効果を持っているため、性欲が減少したり、EDになったりする可能性があるわけですね。

 

またフィナステリドを服用することで肝臓に負担がかかり、肝機能障害が出る可能性も。

 

ただしこれらの副作用が現れるのは、ごく少数であるという臨床結果も出ており、そこまで心配しなくても良い、との意見もあります。

 

ただしもともと肝機能が悪い場合はさらに悪化する場合があるので、あらかじめ医者に相談してから服用を考えるべきでしょう。

 

これ以外にも、ごくまれに抑うつの症状が出ることもある、とされています。

 

これも男性ホルモンへ作用することで、体内のホルモンバランスが崩れることで起こりえる副作用です。

 

リスクは大きくはないと言われていますが、気にしやすい人は薬を飲んで「うつになるかも……」と思ってしまい、副作用に関係なくうつ症状が出てしまう可能性はゼロとは言えません。

 

ミノキシジルの副作用には動悸・息切れに頭痛などがあり得る

ミノキシジルは、もともと血管を拡張して高血圧を治療する薬として利用されていました。

 

この血管拡張効果によって、動悸や息切れ、頭痛にめまいなどの症状が出ることがあります。

 

これらの症状が現れた場合は医師に相談すべきです。

 

さらにもともと血圧が不安定だったり、心臓疾患を持っている人の場合、この血管拡張効果が悪いほうに働いてしまい、不整脈が出たり心臓疾患が悪化してしまう可能性があります。

 

ひとつ間違えば危険なことにもなりますので、ミノキシジルの服用はしっかり医師に相談し、指示を受けてからおこなうようにしましょう。

 

デュタステリドの副作用には性機能低下や乳房へ影響が出ることがあり得る

デュタステリドもフィナステリドと同じく男性ホルモンに影響を与えて抜け毛を防ぐ成分であるため、性欲の低下やEDの症状が出る可能性があります。

 

フィナステリドよりも効果が高いと言われているだけに、副作用が出る可能性もより高いとされていますが、それでもめったにこれらの副作用が出ることはなく、危険性は低いようです。

 

また他の副作用として、乳房が女性のように大きくなったり、乳房や乳首が痛くなる症状が出ることもありますが、こちらも起こる確率は非常に低いとのこと。

 

肝機能障害や抑うつ症状についても同様に報告例はありますが、これらも発生することはほとんどないとされています。

 

AGA治療薬を服用するときはしっかり医者に相談しよう!

AGA治療薬は、服用を始めてから効果が出るまでに時間がかかることが多いため、本当に効果があるのか不安になることもあるでしょう。

 

そういったときのために、ちゃんと相談できる医者がいることはとても大切なことです。

 

また可能性は低いとは言っても、AGA治療薬の服用によって副作用が出るかもしれません。

 

しっかりと知識を持った、頼れる医師に相談しながら、安心してAGAの治療をすることが重要であることを忘れないでくださいね!

 

※AGA治療についてもっと知りたい人はコチラをチェック!

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