※これは架空の話で実在の人物・団体とは一切関係ありません。風俗遊びがやめられないなら、いかに頼りになる「泌尿器専門病院」を見つけられるか、その命題はかなり重要です。頼りになるとは、もちろん的確な診断や治療はもちろんのこと、担当してくれる専門医の力量と人柄によるところが大です。それというのも風俗店で一回遊んだだけで、運が悪ければ即性病に感染する不運に見舞われるからです。
しかも、たった一度の「リップサービス」でも、性病は決して容赦してくれません。それに、いざ感染したら、躊躇している暇などあるはずもなく。発症したら即座に病院に駆けつけなければ、不快な下半身の症状はより悪化し、その違和感や痛みから到底抜け出すことは不可能です。性感染症への対処とは、それほど緊迫することを忘れてはいけません。
これからご紹介するお話の主人公は、57歳の管理職である会社員柏木孝之。同い年の妻千代子とは最近とんと夫婦生活がご無沙汰しています。なにせ、孝之は無類の風俗好きで、時間があればデリヘルやソープに在籍する人気姫のチェックに余念がありません。それに加えて、50の坂をとっくに過ぎた古女房になど全く関心はなく、もっぱら10代後半から20代前半のピチピチギャルが大好物。そんな孝之ですから、懲りもせずしょっちゅう性病に感染しては、かかりつけの古びた泌尿器科に通院する日々を繰り返していました。
ところが、今回孝之が感染した性病は今まで罹患したクラミジアや淋病とは症状が明らかに異なります。痛みが無い変わりに、白いはずの精液が真っ赤に鮮血で染まっているのです。驚いた孝之は、新たに見つけた泌尿器治療の専門病院に駆け込みます。けれど、救いを求めたはずの年老いた病院長は、鬼軍医のような形相で、なんと孝之に向かって「銃殺刑」宣告をします。風俗大好き中年男の思わぬ悪戦苦闘をご覧ください。