タグ別アーカイブ: 尖圭コンジローマ

「亀頭のブツブツは放置していても大丈夫」って本当?念のため専門医の診察を受けるのが安心です

「亀頭のブツブツ」、見た目もあまりよくないですし、場所が場所だけに心配になる男性も数多いですよね。

 

ただし実際に「亀頭のブツブツ」についてインターネットで検索してみると「病気ではないので放置していても大丈夫です」「特に問題はありません」といった書き込みが発見できます。

 

こういった書き込みを信頼して、亀頭のブツブツについては病院に行かずにそのままにしている人もいるのではないでしょうか。

 

特に現代のように「実際に医者に見てもらう前に、とりあえずインターネットで検索してみる」という文化が根付いた状態では、こういった情報だけを信じてしまう男性も多く存在しますね。

 

しかし「亀頭のブツブツ」の原因は、ひとつだけではありません。

 

確かに特に問題はなく、放置していても大丈夫な場合もありますが、亀頭のブツブツの原因によっては早めに治療しなければならない場合もあるのです。

 

そこで今回は、亀頭にブツブツができる原因と治療を受けなければならない場合、受けなくても大丈夫な場合について、それぞれ説明していきます。

 

亀頭にブツブツができる原因は主に3種類!できるだけ早く診察&治療が必要な場合もアリ

亀頭にブツブツができても、かゆみがなかったり痛みがなかったりするとあまり気にならない、という人も多いでしょう。

 

あまり気にならない存在として、しっかりとその原因を調べてみない人も多いはずです。

 

そういった人のために、亀頭にブツブツができる主な原因を3種類、ご紹介します。

 

亀頭にブツブツができる原因①フォアダイス

フォアダイスは、主に亀頭のカリ部分や裏スジ部分にできる、白または黄色っぽさを持つ小さなブツブツです。

 

ひとつふたつではなく、数が多めにできる場合が多いので、見た目から心配になる男性が多いのですが、このフォアダイスは皮膚の脂分を生成する器官である「脂腺」が増殖することで生じるものですので、性病などではありません。

 

亀頭にできる「にきび」のようなものであり、他人に感染するものでもありませんので、過度の心配は無用のものと言えます。

 

亀頭にブツブツができる原因②尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは、亀頭やペニスの包皮を中心に生じるブツブツです。

 

原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の一種であり、性行為で感染する性病の一種ですので、こちらはフォアダイスと違って医師の診察と治療を受ける必要があります。

 

フォアダイスとは見た目も違い、少し大きめでだんだんとイボの先端が固くなり、鶏のトサカやカリフラワーのような形状となるのが最大の特徴です。

 

またイボの色も、ピンクや褐色なのでフォアダイスとは異なります。

 

ただし痛みやかゆみなどの症状が出ないこともあり、イボが小さかったりわかりにくい場所にできたりすると、そのまま放置されてしまうこともあります。

 

亀頭にブツブツができる原因③性器ヘルペス

性器ヘルペスも尖圭コンジローマと同じく性病であり、医師の診断と治療が必要です。

 

亀頭だけでなく包皮に複数の水膨れができるのですが、初めて感染した場合は痛みが強く、明らかに「異常だ」と気付けるでしょう。

 

また水膨れが潰れると亀頭や包皮の表面が赤くただれ、さらに痛んだりむくみが出たりすることも。

 

この性器ヘルペスの問題点は、感染力が強くて性交渉で他人に感染させる確率が高くなる点と、一度感染すると完治することなく、場合によって何度も発症してしまう点です。

 

初めての感染ではない再発の場合は、ブツブツこそできるものの痛みなどは少ない場合は多いのですが、だからと言ってブツブツが出ている状態で性交渉などをおこなえば、ほぼ確実に相手をヘルペスに感染させてしまいますので、注意が必要ですね。

 

亀頭のブツブツを放置しているとどのような結果になる?それぞれの原因でどうなるかをチェック

基本的に亀頭のブツブツは、原因によって見た目や症状が違っていますので、意外と素人でも見分けがつく場合があります。

 

しかし性器ヘルペスの初感染の場合以外だと症状があまり出ないことが多いので、あまり気にせずに生活している人もいるかもしれません。

 

それでは亀頭のブツブツを放置しているとどうなってしまうのか、3つの原因それぞれで見ていきましょう。

 

フォアダイスは放置していても特に問題はないが気になる人は手術で除去可能

フォアダイスは性病ではなく、生じる人も多い症状です。

 

他人に感染させる可能性もなく、放置しておいても大きくなったり他の病気の原因となったりすることはないので、放置していても特に問題はありません。

 

ただしあまりにも数が多すぎるなど、見た目が気になる場合や、パートナーの女性からイヤがられたりする場合は否定できません。

 

そのためどうしてもフォアダイスを除去したい場合は、液体窒素を使用したり手術を受けたりすることになります。

 

薬などでは治療できず、物理的な手段で除去するしかないのが唯一のネックと言えるでしょうか。

 

尖圭コンジローマや性器ヘルペスは悪化する危険&他人に感染させる危険があるので早めの治療が必要

尖圭コンジローマや性器ヘルペスはれっきとした性病ですので、しっかりと治療しなければなりません。

 

特に尖圭コンジローマは、放置し続けていると亀頭や包皮だけではなく尿道や肛門周辺といった部分にまでブツブツが拡がってしまい、治療に多大な費用と時間が必要になってしまいます。

 

そのような状態になっても、痛みやかゆみが出ることはほとんどないので、発症している本人は気にならない場合もあります。

 

しかしもちろんそんな状態では女の子とセックスしようとしても気持ち悪がられてしまいますし、何よりも尖圭コンジローマの原因であるヒトパピローマウイルスは、女性にとって「子宮頸がん」の原因となりますので、大問題です。

 

性器ヘルペスの場合は、もちろん女性に感染させてしまう可能性があることが問題となります。

 

女性が性器ヘルペスに感染すると男性よりも症状が強く、排尿や歩行すら困難になってしまう場合も。

 

また治療を受けても完治することがなく、何度も再発を繰り返してしまうのも性器ヘルペスの特徴です。

 

しっかりとした治療を受け、身体の抵抗力を落とさないような生活をすれば再発の可能性は低くすることはできますが、だからと言って他人に感染させて良いものではありません。

 

尖圭コンジローマ、性器ヘルペスともに治療が難しい面がありますので、丁寧な治療を受けられるクリニックに通院して、できる限り再発の危険を少なくすることも重要になりますね。

 

亀頭のブツブツが気になる人は自己診断せずにアモーレクリニックで診察を受けよう!

亀頭にブツブツが生じる原因と、そのブツブツを放置しているとどうなるのかについて紹介しました。

 

世間では「亀頭のブツブツ=フォアダイス」という印象が強いようで、時折「亀頭にブツブツがあるんですが大丈夫でしょうか?」のような質問に「それはフォアダイスだから問題ありません」と回答する、なんて光景がネット上では見られます。

 

しかし亀頭のブツブツの原因は、今まで説明したようにフォアダイスのみではなく、尖圭コンジローマや性器ヘルペスである可能性もあるのです。

 

亀頭のブツブツは自己診断せず、念のため「アモーレクリニック」のような専門の場所で診察を受ければ、より安心と言えるでしょう。

 

性器にできものがあるけどかゆくない…。それは尖圭コンジローマかも

性器にできものがあるけどかゆくない…。それは尖圭コンジローマかも

性器やその周辺にできているイボが気になっていませんか?
イボができる疾患は様々なものがありますし、時には生理現象によってイボができることもあります。
性器にイボができる病気の代表的な病気の1つが尖圭コンジローマです。
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで発症する性感染症で、性器に先のとがったような形のイボができるのが特徴です。
多くの患者さんはかゆみや痛みを感じませんが、放置しておくとイボは拡大していってしまいます。
今回は、そんな尖圭コンジローマについて詳しく解説します。
性器のイボが気になっている方の参考になれば幸いです。

 

↑↑ 栄セントラルクリニック 性病・性感染症のページ ↑↑

尖圭コンジローマってどんな病気?

尖圭コンジローマは、HPVというウイルスに感染することで発症する性病です。
2018年に約1000の医療委機関から厚生労働省に報告された尖圭コンジローマの患者数は5609人で、ここ10年ほどは報告数が横ばいになっています。
女性に比べ男性のほうが報告数が多く、患者さんの約半数は20~34歳です。
尖圭コンジローマはセックスをしてから3週間~8か月(平均2.8か月)後に発症します。
発症までの期間が幅広いため、いつ感染したのかわかりにくいというのも特徴です。

HPVは癌になる?

 

ニュースに敏感な人であれば「HPVって子宮頸癌のワクチンで話題になったウイルス?」と気づいているかもしれません。
確かに、HPVは子宮頸癌の原因になるウイルスです。
しかしHPVには約180種類以上の型があり、その型によって子宮頸癌になりやすいものと、尖圭コンジローマになりやすいものがあります。
特に子宮頸癌になりやすいのは16型、18型というもので、尖圭コンジローマになりやすいのは6型、11型というものです。
そのため、HPVに感染したからといって必ずしも癌になるというわけではありません。
しかし、16、18型のHPVで尖圭コンジローマを起こす人もいますし、6型、11型のHPVでも癌になる人もいます。
さらにHPVというと女性の子宮頸癌が特に注目されますが、男性であっても肛門癌や陰茎癌になる人もいます。
ですから、やみくもに怖がる必要はありませんが、安心しきってしまうのもよくありません。
まずは感染しないことが心がけることが大切です。

尖圭コンジローマの症状

 

尖圭コンジローマが発症すると、性器や肛門の辺りにイボ状のできものが現れます。
このイボは淡い紅色~褐色で、先端がとがっていたり、鶏のトサカのような形をしたりしているのが特徴です。
放置しておくとイボはどんどん大きくなり、カリフラワーのような形になっていきます。
痛みやかゆみは感じないことがほとんどですが、イボができる場所によってはかゆみを感じる患者さんもいます。

尖圭コンジローマの原因となるHPVに女性が感染し、症状を放置して出産をすると、出産時に赤ちゃんへHPVが感染することがあります。
赤ちゃんが感染した場合には尖圭コンジローマを発症するリスクはもちろんですが、若年性再発性呼吸器乳頭腫症(JORRP)という病気を引き起こす可能性があります。
JORRPとは赤ちゃんののどに同じようなイボができる病気で、そのイボにより気道がふさがり、呼吸不全をおこすことがあります。
JORRPでは、イボを手術で何度切除しても再発しやすく、予後がよくありません。
ですから、尖圭コンジローマは自分自身だけの問題ではなく、将来生まれてくる赤ちゃんの命にまで係わる病気なのです。

尖圭コンジローマの治療法

尖圭コンジローマの治療は、薬による方法と、手術によってイボを取り除く方法があります。
手術によってイボを取り除く場合には局所麻酔をしてからの手術になります。
どの治療法を適用するかについては患者さんごとに異なるため、医師とよく相談して治療法を決めることが大切です。
患者さんによっては治療法を組み合わせて実施されることもあります。
放置すると治りにくくなるので、早めに治療を受けることがおすすめです。

再発も起こりやすい性病なので、治療後にイボが再び現れるようになったら再度治療を受ける必要があります。
また、性病の治療はパートナーと一緒に受けなければなりません。
あなたが尖圭コンジロームを発症していると分かった場合にはパートナーにも打ち明け、パートナーに医療機関の受診を促してくださいね。

尖圭コンジローマを予防するには

尖圭コンジローマを予防するには、安易なセックスを避けることが最も有用です。
不特定多数の人とセックスを楽しんだり、信頼のおけないような人とのセックスを繰り返したりすると感染の機会は増えてしまいます。
ですから、セックスのパートナーはなるべく少ない人数にするといいですね。

また、セックスをする際にはコンドームを使用することで感染リスクを下げることが可能です。
ただしオーラルセックスやアナルセックスでのどや肛門にHPVが感染しているケースもあるため、セックスの最初から最後までコンドームを使用することが大切です。
また、パートナーの性器に感染した尖圭コンジローマの病変が肛門周囲にまで広がっている場合には、コンドームの有用性が弱まるので注意してください。

HPVのワクチンは怖い?

尖圭コンジローマの原因になるHPVは、ワクチンが開発されています。
日本ではHPVワクチンの男性への接種は承認されていないため、原則的には打つことが出来ないことになっていますが、アメリカやオーストラリアでは男性への接種も推奨されています。
ニュースでは「HPVワクチンによって様々な副反応(副作用)がある」と報じられていますが、これらの症状とワクチンの因果関係については証明されていません。
ですから、厚生労働省ではHPVワクチン接種への積極的な勧奨は行っていませんが、接種を控えるようにともお知らせしていないのが現状です。
海外でもHPVのワクチン接種後に同様の副反応の報告はされていますが、HPVワクチンによる副反応というよりは針を刺すことに対する心因性の反応ではないかと考えられています。
世界中から健康に関する報告を受けるWHOも同様に考えており、HPVワクチンの安全性に疑問を呈する理由はほぼ見当たらないと述べています。

尖圭コンジローマは症状が弱いから放置しがち

尖圭コンジローマのイボは、痛みやかゆみがほとんどないため放置されがちです。
しかし、尖圭コンジローマの原因になるHPVは時には癌をも引き起こすウイルスです。
放置することで治りにくくなりますし、パートナーへ感染させてしまうリスクが増え、さらには将来生まれてくる子供の呼吸不全を引き起こすかもしれません。
性器のイボは生理現象で現れることもありますが、患者さん自身が見分けるのは非常に難しいです。
ですから、性器や肛門周辺のイボが気になったら医療機関の受診をおすすめします。

栄セントラルクリニックでは尖圭コンジローマの治療にも対応しています。
医療機関によってはアルバイトドクターや研修医が手術を行うこともありますが、栄セントラルクリニックではこれらの医療スタッフはおらず、専任の医師が手術に対応します。
手術後のアフターケアにも力を入れており、万が一の緊急連絡にも24時間のホットライン体制が整っています。
大切な性器にメスを入れるのですから、このような体制をとっていると安心できるのではないでしょうか。
また、受診に足が向かない場合には、栄セントラルクリニックのフリーダイヤルやメール、LINEから気軽に相談も可能です。
もし性器のイボに悩んでいるのであれば、ぜひ1度相談してみてくださいね。