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- 2019.09.24
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パイプカットって痛いの?パイプカットをするメリットと意外な事実
海外を中心に、セックスライフを楽しむためにパイプカット(精管結紮)手術を受ける男性が徐々に広まりつつあります。
ですがパイプカットと聞くとちょっと怖さを感じたり、派手な手術をイメージしてしまいませんか?
しかし、実際は陰茎の中にある精管というパイプをカットして精液と精子を混ざらないようにするだけなので、想像以上に手術は簡単です。
日本でも避妊に効果的な方法として、計画上これ以上子供を望んでいない方や避妊を気にせずパートナーとのセックスを楽しみたいという方が手術を受ける傾向にあります。
そこで以下では、パイプカット手術の内容や受けるメリットを中心に詳しくまとめていきますので興味のある方は参考にしてみてください。
パイプカット(精管結紮)手術とは?
パイプカット(精管結紮)手術とは、陰嚢内で両側の精管をカット、切断する手術の事です。
また他の呼び方として『バセクトミー』と呼ばれることもあります。様々な避妊方法がある中、最も安全で効果的な避妊方法の1つであり、海外では約10人に1人の割合で行われている一般的な手術です。
精管をカットすることによって精液と精子が混ざらないようにする施術を行うので、結果的に精液だけが排出され、妊娠する可能性を極限まで下げることができます。
現状、日本ではあまり普及しておりませんが、ノースカルペルバセクトミーというメスを使用せずにパイプカット手術を行う方法もあります。
パイプカット手術を受けるメリット
これからパイプカット手術を受けようか悩んでいるという方向けに、改めて手術を受ける明確なメリットを把握できるように以下でまとめてみましたのでご参考までに。
どの方法よりも確実な避妊効果を得られるパイプカット手術を受けるメリットの1つとして高い避妊効果を得られるという点があります。
他の避妊方法と比べるとわかりますが、性器に装着するコンドームで避妊率は84%、女性が服用する避妊ピルで92-97%です。
パイプカット手術はどうなのかというと避妊率は99.5%とかなり高い数値であることは他の避妊方法と比べると一目瞭然だと思います。
ですが99.5%とはいえ、0.5%の確立で(約1/2000)で妊娠する確率であるため、この事は頭に入れておいた方がいいでしょう。
避妊ピルもそこそこ避妊率は高いのですが、服用する女性の体に負担が掛かる副作用があるのでそれに比べるとパイプカット手術は特に大きなデメリットが見当たらず、『パートナーと妊娠を気にせずセックスを楽しみたい!』という方にとってはおすすめの避妊方法だと言えます。
コンドームやピルを使用する手間がなくなる
パイプカット手術を受けるとコンドームの装着や避妊ピルを服用する手間が省けます。
当然ですがパイプカット手術を受けた後は精液と精子が混ざるのを途断して妊娠する可能性を限りなく低くしているため、コンドームの装着や避妊ピルを服用する必要がなくなります。
上記の避妊具は長期的に購入する必要があるため金銭的負担も伴ってきますが、パイプカット手術であれば数万円~30万円程度で施術を受けられるため一回限りの費用で高い避妊効果を得られるのも魅力的です。
パイプカット手術は痛いのか?意外と小規模な手術内容
ではこの記事の主旨である肝心なパイプカットの痛みについて解説していきます。
基本的に国内ではメスを使用して精管を切断する手術を行います。
その際に局所麻酔などを使用して行いますが、少なくとも『痛くない』とは言えないです。
というのも陰部というのは、普段露出する機会が少ないですから同時に触れられる頻度も少なく、他人に触られる感覚や痛みに慣れていないので、人によっては痛みを感じやすい部分であるといえます。
手術時間はというと、30分程度で完了するとの事なので他の手術と比べると比較的短く終えられる簡便な手術の1つと言えます。
ですが術後、3日程度で射精も可能になるということなので、施術後の制限については悩む必要はなさそうです。
手術を受けたあとに生殖能力を元に戻したくなったら?
パートナーと相談したうえでパイプカット手術を受けたが、様々な事情で生殖能力を元に戻したくなった場合はどうなるのでしょうか?
答えはというと、技術的には生殖能力を元に戻す再吻合手術は可能ですが、完全にうまくいく保証はないとの事です。
肝心な成功確率は約80%で成功するらしく、高い確率ではあるのですが約20%で戻らないリスクも存在しているので、パイプカット手術を受ける際はパートナーと入念に相談を繰り返すことが大事になってきそうです。
パイプカット手術は入念な下調べを行った上で受けるのが無難
今や世界的に様々な避妊方法が確立されていますが、世界と比べると日本は避妊に対しての考え方が少し遅れてるように感じます。
その結果、望まない妊娠や中絶手術を受ける人が後に絶ちません。
パイプカット手術を受けろと言ってるわけではありませんが、子供を望んでいなくてパートナーとセックスを楽しむなら避妊手術は最低限のマナーだと思うので、この記事をきっかけこれを見た方が避妊について今一度、深く考えてくれることを祈るばかりです。
ですがパイプカット手術には少なからずリスクも存在しているので、パートナーとの相談を怠らず、入念な下調べを行った上で受ける事をオススメします。