新着情報
news & topics
アモーレクリニック HOME | 性病に関する記事 | 自己診断で済ませてない?STI(性病)の判断を間違えた患者さんの話
- 2019.09.12
-
自己診断で済ませてない?STI(性病)の判断を間違えた患者さんの話
自分が性感染症にかかったかもしれないと思った時に、あなたならどのような判断をしますか?
「すぐに泌尿器科へ行って検査や治療をしてもらおう!」というのが模範解答ですが、たいていの場合は「まずは様子見…」「そのうち治るだろう」と言い風に考えがちではないでしょうか。
そこで今回は、性病にかかってしまった男性が取ってしまった行動やありがちな判断ミスの体験談をもとに詳しくお話ししようと思います。
模範通りの答えが出なかった人は要注意なので、最後までお付き合い下さいね。
↑↑ 栄セントラルメンズクリニック 性病・性感染症のページ ↑↑
性病の疑いがある男性の自己診断の落とし穴
本当なら不安のある性行為をした時点で検査を受けるのが理想ですが、「自分が性病にかかったかもしれない」と実感するには何かしらの症状が出ない限り難しいのが現状ではないでしょうか?
これからお話する内容は、感染の疑いを自己判断して「思わぬ落とし穴が待っていた!」というゾッとする実話です。
「軽い症状なら自然治癒するって聞いていたのに…」Aさんのケース
「風俗店へ遊びに行き、おしっこをする度に変な違和感があったのでどうやら性病を貰ったかも?と気になりました。しかし以前友人から
”『症状も軽いし大丈夫だろう!』と放置していたら、自然に性病が治った”
という話を聞いていたので、『自分も大丈夫だろう』とそのまま病院に行かずに放置していました。
最初は”おしっこをすると違和感がある”という程度だったのですが、しばらくすると”尿道が痒い”に代わり、ついには”おしっこの時に痛み”を感じるように・・。
風俗店で遊んだことが何度も頭をよぎり、これはただ事ではないと急いでクリニックへ行って検査を受けてみると、お医者さんから
『クラミジアですね。』
と診断されました。
『やっぱりか』と思ったと同時に『なんで俺だけ…』というような、何とも言えない複雑な気持ちになりましたね。
自業自得とはいえ自然治癒の話を信じていただけにショックでしたし、普通よりも治療が長引いたようで精神的にも苦痛でした。
今では性風俗店に行ったら最初から最後までゴムを着用しないと怖くて楽しめないというトラウマまで出来てしまいました…」
性病は放置していると悪化する一方
Aさんのように、「この症状はそのうち勝手に治る」と自己判断をしてしまう人も多いのではないでしょうか?
性感染症というのは自然治癒をする確率がゼロではないにしろ、やはり症状が悪化し治療が長引いてしまうというケースが多いようです。
体に何かしら症状が出ていて、なおかつ感染経路に心当たりがある場合、その違和感は当たっている場合が多いので出来るだけ早めに専門医に相談するのが得策です。
性病にしろそうでないにしろ、不安の原因を取り除き、症状を和らげるお薬を貰うだけで、心や体の負担はだいぶ軽減されると思いませんか??
「性病診断テストをし、大丈夫だと思っていたら…」Bさんのケース
「普段から定期的にアソコがムズ痒くなったり治ったりを繰り返していたのですが『あせもか軽い湿疹だろう』とあまり深く考えずに過ごしていました。
たまたまネットで自分の症状を調べていた時に、ネットで出来る性病診断テストのようなものがあったので、軽い気持ちで試してみようと診断テストしてみたのが不幸の始まりです。
痒み以外は特に症状がなかったことも関係しているのか”カンジダ”という診断結果が…これも調べてみたら、「カンジダは自然に治る」とネットに書いてあったので、いつも通り市販のかゆみ止めクリームを塗って治るのを待つことに。
待てど暮らせど痒みは治らず、小さな赤い水ぶくれが複数できたので薬を止めてクリニックを受診。
なんと『性器ヘルペスの再発』とネット情報とは全く違う診断が下されたのです!
ヘルペスで通院したことが無かったので“再発”という言葉にはビックリでしたが、定期的に繰り返していたあの”むず痒い症状”はヘルペスが自然に治っては再発・・自然に治っては再発・・を繰り返していたのではないかと説明を受けました。
よくよく考えてみると別れた彼女がよくストレスで口にヘルペスができると言っていたのですが、まさか自然にできる口唇ヘルペスがアソコに感染するなんて思ってもみませんでした…。
口のヘルペスが移るって知っていたら、いくらでも予防できたのに…かゆいしクリーム代ももったいないし早くクリニックへ行けば良かったなと後悔しかないです。」
自己判断はNG!病院できちんとした性病検査を
最近はネットで様々な病気や症状が検索できるので「多分自分はこの病気だろう」「この場合は市販薬で治るだろう」と楽観的に考えていたら「全然別の病気が進行していた!」ということにもなりかねません。
病気の知識や理解を深めることは大切なことですが、自分の身体の具合を勝手に判断していては、いざ病院へ行った時に治療が長引くだけでなく最悪の場合は重篤な状態に陥ってなんて事も…。
大切なのは自分で判断せずに専門医による早期発見や早期治療なのです。
また、繰り返す痒みの原因には真性包茎や仮性包茎が一つの要素になっている場合もあります。
包茎は見た目だけの問題ではなく衛生上もあまり良くはない状態なので、再発を予防するという意味では包茎手術を考えてみるのもいいかもしれませんね!
「ネットで買った性病検査キットの診断は陰性だったが…」Cさんのケース
「婚約が決まり”ブライダルチェック”とう名目で、ネットで一番安かった性病検査キットを結婚式前に妻と購入して試したのが事の発端でした。
検査の結果はお互いに陰性で一安心。
無事に式も終わり結婚生活が始まったのですが、一か月も経たないうちに突然鬼の形相をした妻から『産婦人科へいったらクラミジアだって言われたんだけど!あなた浮気してるでしょ!』と言われてしまい離婚沙汰の大喧嘩に!
「確かに独身時代は(ギリギリまで…)こっそり風俗店へも行ってたけど、結婚してからは全然行ってないし…」となだめるも「言い訳ばっかり!結果が出てるでしょう?!」と、カンカンに怒った妻には通用せず。
とりあえず自分の身体も心配だったので泌尿器科へかかってみると『症状は出ていないようですが、ご主人もクラミジアにかかっているようです』と言われ、ますます訳が分かりません。
結局ドクターときちんとお話しているうちに分かってきたのですが、どうやら僕ら夫婦が受けた検査キットは梅毒しか検査をしてくれないようで、クラミジアの検査は対象外だったため今まで感染に気付いていなかったのではないか、とのことでした。
妻には、独身時代の過ちや感染させてしまったこと、もちろんこれからも浮気をしないと誓って何とか和解してもらえましたが、こんなことになるくらいなら最初から病院へ行って全てきちんとチェックをすればよかったです。」
性病の種類によっては検査キットで発見できない
最近ではブライダルチェックや検査キットを使った性病検査が注目を集めています。
性病検査キットは国の認可が下りたものであれば、診断結果も正確性が高く、ネットショップなどで買えて便利なこともあり利用者も増えているというのが現状です。
ただ、Cさんのように検査キットで”陰性”が出ても検査項目によっては他の病気を見落としてしまうといったトラブルに繋がることもあるのです。
生涯のパートナーへのマナーでもあり、人生を大きく左右する病気の発見をするということを考えるのなら、できるだけ多くの項目での性病検査をオススメします。
しかし、性病検査キットで”陽性”が出た場合は結局クリニックや病院へ足を運ぶことになり、結局は再検査を受ける・・ということになります。
そのため性病の可能性に心当たりがある場合はできるだけ専門医と相談して検査を受けるほうがいいでしょう。
ブライダルチェックはパートナー同士の絆をより深めるきっかけの一つとして年々重要視されています。
結婚をすると自分だけの問題というわけにはいきませんし、検査の結果は色々な意味で大切な人の人生にも関わってきますよね。
結婚を機に身の潔白も赤裸々に証明できる性病検査やブライダルチェックを検討してみるのもいいかもしれませんね!