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アモーレクリニック HOME性病に関する記事ゆきずりのセックスは格別でも性病治療で自分の愚かさを知る!

2021.12.08
ゆきずりのセックスは格別でも性病治療で自分の愚かさを知る!

※これは架空の話で実在の人物・団体とは一切関係ありません。彼女は長距離ドライバーひょんなきっかけから、それまでまったく見ず知らずの女性とついついセックスしちゃった、なんて経験、あなたにはありませんか?まったくの偶然とはいえ「据え膳食わぬは男の恥」のノリでうっかりまぐわってしまったが為、後々ひどい目に遭う事も稀ではありません。

 

 

これからご紹介するエピソードも、そんな運の悪い中年男のお話です。彼の名前は角田守男、45歳の長距離トラックの運転手。守男は高速道路にあるパーキングエリアの食堂で、偶然ひとりの女性を見かけます。その身なりや食べっぷりからして、彼女も同じ業界の女性ドライバーであることは一目瞭然。ツナギの作業服には、ある有名な運送会社のロゴさえ刻まれていました。

 

 

そんな彼女の名は巻島日奈子。28歳独身の長距離運転手。大盛りのカツ丼を豪快に平らげる日奈子でしたが、その日はまさに「生理直前」で、体が火照って火照って仕方がありません。そこに現れたのが、一見すると「やさ男」の守男です。二人は気付かぬ内に引き寄せられ、そのまま彼女のトラック内で「ゆきずり」の関係を持ってしまいます。ところで、互いに素性も知らない間柄なら、言うまでも無く「避妊具」だけは必ず使用すべき。それを怠った守男が、辛い性病に感染したのは至極当然。無防備なセックスを楽しんだため、思わぬSTDに苦しむ中年男のお話を、これからみなさんにご紹介いたします。

 

 

ゆきずりの関係はかなり無防備

女性ドライバーは生理直前に疼く

守男が日奈子を見かけたのは、間もなく日も暮れようとする、うらぶれたパーキングにある小さな食堂。カーキ色の上下作業服に身を包み、やみくもにかっ込んでいるのは大盛りのカツ丼です。夕食時にはまだ早く、食事をしているのは彼女と守男のふたりだけ。同じ長距離ドライバーの二人は、食器返却口に近いテーブルに並んで座っていました。

 

 

さて、日奈子の食べっぷりは豪快で、山盛りのカツ丼があれよあれよという間にきれいに片付けられていきます。横目でその様子を観察していた守男も、感心することしきりです。大柄な体の割に、均整の取れたプロポーションは、作業着越しにも垣間見え、守男の目を楽しませてくれます。二人以外お客は誰もおらず、自然の成り行きで、日奈子の視線も守男に向けられました。けれど、彼女の眼差しに警戒心や不審感は微塵もありません。どちらかと言えば、どこか物欲しげな、じれったさまで感じさせます。

 

 

それというのも、彼女はちょうどその時、生理直前で体が疼いて仕方がありません。火照った体は自分でも分かるほど下半身を充血させ、パンティライナーでは防ぎきれないほど潤っているのは日奈子自身も気付いています。言わばその日の日奈子は、まさに盛りのついた雌猫そのものだったのです。誰でもいいから、とにかく今すぐ体の火照りを鎮めてくれないか、そんな目で守男を見つめてしまったようです。しかし、店員が見ている場所で、自分から中年男にアプローチするわけにもいきません。食事をさっさと済ませた日奈子は、食器を片付けると、わざと守男の前を通り過ぎながら、欲情に燃えた瞳でじっと彼を見据えたのです。

 

 

ゆきずりのセックスは蜜の味

激しいゆきずりの恋に二人は夢中いくら鈍感な守男とは言っても、ねめ回すようなそんな視線を向けられれば、日奈子が何を欲しいるのかくらい大体予想が付きます。薄闇に包まれ始めたパーキングに向かって、時折振り向きながらもゆっくり歩き始めた日奈子を、守男は慌てて追いかけました。追いついたのは、彼女が運転する大型トラックのドアに手をかけた時です。

 

 

「あのぉ、なんか俺のこと、わざと見ていたみたいだから、そのぉ、何かなと思ってさ」。中年男のしどろもどろした言い訳など、まったく彼女は相手にもせず、座席に乗りこむやいなや、「早く乗りなよ、あたいがどうしたいのか、アンタ分かってるんでしょ?」そう早口で守男をまくし立てました。思ってもみなかった展開に、守男も一瞬ドアの外で立ち尽くします。けれど、それも一時。守男はすばやく日奈子のトラックの運転席に乗りこみました。その後の展開は、みなさんのご想像通り。生理直前で、体の火照りが収まらない日奈子は、カーテンを閉じた寝台スペースで、守男を相手に散々性欲を発散させました。もちろん、その日は安全日です。「ゆきずりのセックスこそ、まさに蜜の味」とはよく言います。コンドームもせずナマで交わり、フィニッシュも中出し。守男にとっては、まさに夢のような時間が過ぎていきました。

 

 

性病治療で気付く中年男の愚かさ

予想外の痛みに性病感染を自覚

股間がまさにピンチのSOS高速道のパーキングで、守男が思わぬ「ゆきずりの恋」を楽しんでから3日後のことです。彼はいつも通り、深夜の高速道を西に向かって移動していました。ところが、その日に限って両目が痛くてたまりません。まぶたも腫れ、白いクリーム状の濃い目やにが大量に出ています。バックミラーで確かめると両目の結膜は真っ赤に充血しているではありませんか。予想以上の痛みと目やにが邪魔して、満足に運転もできず、守男は慌てて近くのサービスエリアに停車しました。トイレに入った彼は、人相が変わるほど顔がむくんでいることにギョッとします。

 

 

それでもなんとか積み荷を所定の場所で下ろすと、守男は直ちに会社に電話を入れました。もちろんすぐに泌尿器治療の専門病院で診てもらうためです。こうした異変が起こった原因は、三日前、連絡先も知らぬ女性とセックスをしたこと以外に考えられません。女性ドライバーは、自分を「ひなこ」とだけ名乗っていましたが、電話番号もラインアドレスさえ教えてくれようとはしません。彼女は、あの日、あくまで火照った体と持て余した性欲を、守男で発散させたかっただけなのです。

 

 

何はともあれ、守男は血相を変え、性病治療の専門病院も兼ねているとあるクリニックに駆け込みました。その病院は、経験豊富な専門医が主治医を務める泌尿器クリニック。完全予約制で、ほぼ待ち時間もありません。カウンセリングルームに通された守男を、ドクターはひと目見るなり、彼が「淋菌性結膜炎」に感染していることを直感しました。続いて行われた問診の中で、ドクターは最近行ったセックスについて尋ねます。守男は、目やにでよく見えないまぶたを必死で広げ、担当医の質問に正直に答えたのです。

 

 

性病治療で自分の愚かさに気付く

ドクターは男性患者を問診する問診に引き続き、各種の検査が行われた結果、守男が感染した性病に診断が下されました。担当医がにらんだ通り、彼は「淋菌性結膜炎」を発症していました。顔のむくみや結膜の強い充血、黄色い目やにから、守男の瞳が淋菌に冒されているのは間違いありません。そんな守男を見据え、ドクターは治療法について、次の通り説明してくれました。

 

 

淋菌性結膜炎の症状と治療法

  1. 症状
    両目に現れる強い充血と黄色い目やにを放っておくと、まぶたの裏が同様に充血し、かなり腫れる(角膜潰瘍)。やがて、さらに重症化すれば角膜に穴が開き(角膜穿孔)、失明する怖れもある。このSTDを、ゆめゆめ侮ってはいけない。
  2. 治療法
    抗生物質を含んだ点眼薬を使用しながら、抗生剤を内服、或いは点滴によって全身に投与する。セフェム系抗生物質の点眼薬が、最も効果的ではあるものの、点滴に用いる抗生剤や内服薬は「耐性菌」の怖れもあるので、主治医と経過を見ながら投与していくことが重要。

 

 

治療が始まっておよそ1週間が過ぎました。顔に現れたむくみもどうやら治まり、瞳の充血もかなり和らいできています。守男を悩ませていた大量の目やには、どうやら峠を越したようです。けれど、いまだに主治医から、女性とセックスしていいという許可は出ていません。完治していない状態で性行為に及べば、さらなる感染者が現れてしまうのは明白だからです。特定のパートナーこそ守男にはいませんが、今セックスしたら「ピンポン感染」するのは目に見えています。

 

 

淋菌性結膜炎が発症してから1週間、現在守男は会社に事情を説明して療養休暇を取っています。まもなく主治医の許可が下りれば、遠からず会社にも出勤できるでしょう。それにしても、彼も今回ばかりは「ゆきずり」の性行為の恐ろしさが、かなり身に沁みたに違いありません。いくら生理前で欲情しているからといって、そんな無防備なまま「生ハメ」して良いはずのないことを、このトラブルを通して、守男はつくづく思い知らされました。性病治療で気付いたのは、まさに自分の愚かさだったわけです。

 

 

 

 

 

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