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- 2021.12.16
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パイプカット手術を受けるためには条件をクリアする必要が!じっくり考えてから手術を決めよう!
コンドームや腟外射精など、男性としてできる避妊法は何種類か存在しています。
でも膣外射精は失敗して腟内に射精してしまう可能性がありますし、そもそも精液ではなくカウパー液、俗に言う「ガマン汁」にも精子が混ざっているかもしれないため、腟外射精は避妊法としてはオススメできません。
腟外射精に比べればコンドームは避妊法としての信頼度は高いですが、挿入中に外れてしまったり破れてしまったりする場合もあり、100%確実とは言えないのが事実です。
そこで「どうしても子どもは作りたくない」と考える男性が取る避妊法が「パイプカット」です。
パイプカット手術を受ければ、そもそも睾丸で作られた精子が精液に入らなくなるために、ほぼ確実に避妊が可能になるわけですね。
しかしこのパイプカット、誰でも希望すれば受けられるものではありません。
パイプカット手術を受けるためには、さまざまな条件があるんです。
パイプカット手術を受けるための3つの条件を知っておこう
パイプカット手術は避妊の確実性が高い手術です。
それだけにメンズクリニックとしても、希望者なら誰にでもパイプカット手術をおこなうわけにはいきません。
多くのメンズクリニックでは、基本的にパイプカットを受けるためには3つの条件を設定しています。
まずはこの3つの条件について、知っておきましょう。
パイプカット手術を受けるための条件①一定以上の年齢に達している
パイプカット手術は、あとで「やっぱり止めておけば良かった……」と考えてしまう可能性があるならば、受けるべきではありません。
そのため、若いうちの勢いで「パイプカットすれば、一生妊娠させずに生で中出しし放題じゃん!」なんて考えて受ける可能性は下げなければなりません。
少なくともしっかりと自分で、その後の人生のことを考えられる年齢に達している必要があります。
この年齢はクリニックによって多少の違いがありますが、アモーレクリニックでは「20歳以上」を条件としています。
20歳は立派な大人ですから、自分のことは自分で判断できるはずですよね。
パイプカット手術を受けるための条件②子どもがひとり以上いる
自分では「今後、絶対に子どもを作るつもりはない!」と思っていても、まだひとりも子どもがいないうちにパイプカット手術を受けるのは推奨できません。
結婚相手やお互いの両親の希望もありますし、なによりも自分自身が「やっぱり子どもがほしくなってきた……」と、考えが変わる場合も多いです。
若いうちには「子どもなんていらない」と考えていても、周囲の友人や同年代の同僚に子どもができていくうちに、だんだんと考え方が変わってくるわけですね。
そのときにひとりも子どもがいなくては、後悔してもし足りない、なんてことになってしまいがち。
そのため、もう子どもがひとり以上いることを条件としています。
パイプカット手術を受けるための条件③配偶者の同意書が必要
先の2つの条件をクリアしていても、男性が自分ひとりの考えでパイプカット手術を受けるのは不可能で、配偶者、つまり奥さんの同意が必要となります。
これは「母体保護法」に基づいていて、基本的にパイプカットは「妊娠によって奥さんの健康に重大な悪影響を与える可能性がある」場合におこなわれる、と考えられているためです。
そもそも子どもについては、旦那さんが「ひとりいればいいや」と考えていたとしても、奥さんも同じ考えかどうかはちゃんと話し合わなければわかりません。
勝手にパイプカットを受けて夫婦がもめる原因とならないように、奥さんの同意書が必要となるわけですね。
パイプカット手術を受ける前に男性が知っておくべき3つのポイント
パイプカット手術を受ける3つの条件をクリアしていたとしても、実際に手術を受けるかどうかは少し考えてみる必要があります。
特に今から紹介する3つのポイントは、パイプカットを受ける前にぜひ知っておかなければならないポイントですので、しっかりチェックしておいてください。
パイプカット手術を受ける前に知っておくべきポイント①一度手術を受けると完全に元には戻せない
どんなに自分で納得してパイプカット手術を受けても、時間が経過するうちに「やっぱり止めておけば……」と考えてしまうかもしれません。
一応パイプカット手術は、手術後に元に戻すのは医学的に見て不可能ではありませんが、再生手術を受けたとしても完全に元に戻る保証はできないのです。
特に手術時には配偶者がいない場合で、手術後に付き合い始めた交際相手から「子どもがほしい」なんて言われても、どうしようもなくなってしまうかもしれないわけですね。
子どもができるかできないかは、人によっては非常に重要な問題となります。
若い頃にパイプカット手術を受けてしまったせいで、その後できた恋人と破局することになった……なんて可能性はじゅうぶんにあるのです。
パイプカット手術を受ける前に知っておくべきポイント②手術後には精液の状態のチェックが必要
パイプカット手術を受けて、そこで即避妊が可能になるわけではありません。
手術前に睾丸内で作られていた精子はしばらくは精液内に残るため、手術後1ヶ月、2ヶ月の間はしっかりコンドームなどで避妊をしなければならないのです。
4~5ヶ月で精液内の精子が減少し、完全に精子がいなくなるには手術から8ヶ月は経過しないとならない、なんてデータもあります。
そのためパイプカットを受けたあとは、病院で精液内に精子が残っていないか、チェックのために検査を受けなければなりません。
また場合によっては、パイプカット手術を受けてもなんらかの原因で精液中に精子が混ざり続けるケースも。
その場合はもちろん女性が妊娠する可能性がありますので、手術後は何回か精液を検査してもらって、完全に精子がいなくなっているか、そして精子がいない状態が継続しているかを調べてもらう必要があります。
パイプカット手術を受ける前に知っておくべきポイント③パイプカット手術では性病は防げない
パイプカット手術を受けたら、相手を妊娠させる必要がないのだからコンドームは使いたくない、なんて男性もいるでしょう。
しかしコンドームは避妊だけではなく、性病予防としても重要なもの。
奥さんだけとセックスをするならばともかく、まだいろいろな女性を相手にするかもしれないフリーの男性や風俗遊びでは、相手の女性から性病をもらってしまうかもしれません。
不特定多数の女性を相手にする場合は、パイプカット手術を受けていたとしてもちゃんとコンドームを着けて、性病予防をするべきなのです。
パイプカット手術を受けるならじっくり考えてからにしよう!
パイプカット手術は、一度受ければ基本的に一生避妊効果がある強力な方法です。
しかしそれだけに、本当にパイプカットを受けるかどうかは慎重に、そして奥さんや両親など、さまざまな人に相談して決める必要があるでしょう。
「自分が手術を受けるんだから、自分ひとりで決める!」なんてワガママは、止めておいたほうが自分のためでもあります。
先に説明した3つの条件は満たしていなくても、事情によっては手術を受けられるケースもありますが、本当にパイプカットを受けなければならないのか、さまざまな情報を調べ、しっかりと医者にも相談して決めてくださいね!