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- 2021.09.04
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危険はガッチリガードしている!?セックスがお仕事のAV業界で取られている性病感染対策とは?
毎月、数百タイトル近い新作が発売されているAVの世界。
AV女優として活動している女性は、事務所に登録しているだけでも1万人近いと言われており、その逆にAV男優のみで活動している男性は数十人程度、と言われています。
女性は多くのライバルがいる状況で、AV女優として頭角を現すのは難しく、男性はライバルこそ少ないかもしれませんが、常にAVユーザーや制作者が求めるセックスをおこなわなければならないのが難しいため、AV男優専門で活動できる人数が少ない、そんな実情があるわけですね。
「それがAV業界の性病対策と、どう関係があるの?」と思われるかもしれませんが、実はこの状況は意外とAV業界と性病の関係性に、密接に関わっているのです。
なにしろAV業界はセックスをお仕事としている業界ですから、もちろん性病には非常に敏感です。
そこで現在、AV業界ではどのような性病対策が取られているのか、調べてみました。
AV業界では女優・男優ともに1ヵ月に一度の性病検査が求められている
AV業界では、女優・男優ともに1ヵ月に一度、性病検査を受けることが求められています。
撮影前には「各種性病が陰性である」という証明書をAVメーカーに提出することを求められ、さらに撮影現場で女優と男優がお互いに陰性証明書を見せあって、お互い安心してセックス(お仕事)ができる状況を作っています。
しかしこうした性病に対する意識が高まったのは、2016年頃と比較的最近のこと。
もちろん性病に関する意識が高まったのは良いことですが、セックスを仕事としている業界としてはそれまであまりにも性病に関する意識が低かった、とも言えますね。
AV出演者が受ける性病検査の項目は9項目
AV出演者が毎月受ける性病検査の項目は、9項目です。
その9項目とは「性器クラミジア」「淋病」「咽頭クラミジア」「咽頭淋菌」「梅毒」「HIV」「B型肝炎」「尖圭コンジローマ」「性器ヘルペス」であり、代表的とも言える性病がズラリと並んでいます。
クラミジアのような非常に感染しやすい性病も含まれているため、これらすべてが陰性であれば、まず性病に感染している心配はない、と言えるでしょう。
性病検査の結果を提出しないとAV撮影には参加できない
AV撮影のためには、まずAVメーカーから女優、男優に出演オファーがかかります。
そしてオファーを受けた女優・男優は、出演を希望するのであればメーカーに性病の陰性証明書を提出しなければなりません。
このときにどんな性病、ひとつでも陽性が判明すると、治療を受けて陰性であることが証明できるまで、どのAVにも出演できなくなってしまいます。
あまりAVの仕事をしていない女優や男優のなかには、オファーを受けて慌てて性病検査を受け、陽性が判明して出演できなくなる、なんてケースもあるようです。
そのためちゃんと活動しているAV女優・AV男優は、きちんと定期的に性病検査を受け、いつAV出演のオファーが来ても問題なく出演できるように心掛けているのです。
性病になると仕事を失う可能性があるためAV出演者の性病対策はかなり万全
AV出演者にとって、性病に感染する=仕事がなくなることになるため、かなり感染には気を付けている、という人が多くいます。
特にAV男優のなかには、感染が怖いので素人の女性とはセックスをしない、と決めている人もいるほど。
AV女優は所属プロダクションによって性病検査の費用を出してもらえることが多いのですが、AV男優は基本的にフリーの個人事業主として活動しているため、性病検査の費用も自費になります。
さらに性病に感染したら、完治するまで数週間は完全に仕事を失うわけですから、なんの保証もないAV男優が性病に対して敏感になるのは当然、と言えますね。
AV男優の間では、性病感染のリスクを避けるために男優同士で「どういった性病が流行しているのか」「〇〇事務所の女優が性病に感染した」といったような情報交換がおこなわれているほどです。
AV業界では性病感染対策に力を入れているが絶対に感染しないとは言えない
これだけさまざまな性病感染対策をおこなっていれば、AVの撮影現場で性病に感染することはまずありえない、と思えるかもしれません。
しかし現実問題として、絶対に性病に感染することはない、とは言えないのが性病の恐ろしいところでもあります。
検査の網をすり抜けて、AV現場で性病の感染が発生するパターンについて、ご紹介します。
性病検査時は潜伏期間だった場合
性病に感染しても、実際に検査を受けて陽性反応が出るまでには数週間以上かかるものもあります。
そのため性病に感染した直後に性病検査を受けても、陽性反応は出ずに陰性としてスルーされてしまうわけです。
出演するタイトルが多いAV女優やAV男優は、すべてのタイトル出演前に性病検査を受けられるわけではありませんから、実際は性病に感染しているのにAVに出演してしまう可能性は消せません。
また性病検査を受けるのは1ヵ月に一度ですから、検査を受けた直後に性病に感染した場合、短くても1ヵ月はスルーされてしまうことになります。
こういった場合は、セックスした相手にも感染させてしまう可能性があります。
風俗などで兼業をしているAV女優は客から感染する危険が高くなる
AV女優のなかには、AVだけでは稼げないために風俗を兼業している女性もいます。
逆のパターンとして、風俗業界が不景気になって稼げなくなった女性がAV出演を決めることもあります。
風俗業界もセックス、疑似的な性交渉をおこなう業界ですから、AV業界と同等以上に性病感染には気を遣わなければならない業界です。
定期的な性病検査を義務付けている、としている店舗もありますが、実際には性病検査を受けなくても罰則などはないため、信用しきれない部分があることは否定できません。
しかも風俗で働く女性たちが相手にするのは、AV男優とは違って性病検査を定期的に受けているはずがない一般男性です。
そのためお客から性病に感染させられてしまう風俗嬢も多く、しかもそれがAV撮影前の、性病検査を受ける谷間のタイミングだったりすると、AV撮影現場に性病が持ち込まれてしまうことになるのです。
性病感染を防止するのはプロでも難しい!一般男性は気になる点があったらアモーレクリニックで検査&治療を受けよう!
性病感染については非常に気を遣っているAV業界ですが、それでも完全に性病を防ぐことはできません。
2018年には「AV女優がHIVに感染していた」という事件も起こっており、このときにはその他のAV関係者への感染はなかったのですが、より一層の性病予防対策が必要とされています。
ちなみにこのAV女優がHIVに感染したのは、AV撮影の現場ではなく風俗で働いているときであったとのことですから、よく風俗で遊ぶ男性にとっては決して他人事とは言えないのです。
AV関係者のようなプロでも完全に性病予防するのは難しいのですから、一般社会で暮らす男性にとってはより性病感染は身近な問題として考えなければなりません。
幸いにも性病に感染しても、早めに感染が発覚して治療を受けることができれば、そこまで辛い思いをすることはないでしょう。
セックス後に違和感などがあったら、早めに専門の医師に診察してもらって、もし性病に感染していたら早めに治療を受けるようにしましょう!