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アモーレクリニック HOMEパイプカット・ED・シリコン挿入に関する記事バイアグラの個人輸入品は危険?薬監証明付きやアメリカ発郵送なら大丈夫?

2021.01.02
バイアグラの個人輸入品は危険?薬監証明付きやアメリカ発郵送なら大丈夫?

バイアグラといえば世界的にも知名度の高いED治療薬のひとつで、世間的には「勃起薬」の代名詞といえる存在。本来であれば病院から処方される医薬品のはずですが、ネットの普及に伴い個人輸入や輸入代行業者からバイアグラを気軽に購入できるようになりました。

 

薬がネットで買える時代だからこそ知ってもらいたい、ネットで買えるバイアグラの安全性や個人輸入代行とバイアグラの実態をお話します。

 

バイアグラの個人輸入品は危険なのか?

 

 

バイアグラを購入するのが「恥ずかしい」「安く買いたい」という理由からネットでの購入を検討する人も多いのではないでしょうか。そこで悩みの種となるのが「偽物ではないのか」「コピー商品じゃないのか」という疑惑。

 

結論からいえば、全てが偽物ではないとは断言できないものの、手元に届くバイアグラは40%の確率で偽物です。

 

少し前に行われた調査ですが、2016年にED治療薬の国内販売社4社が行った合同調査では『ネット販売ED薬の4割が偽造品』という結果を発表しています。別の調査では、勃起改善薬の正規販売元でもあるファイザー社やバイエル社などが介入したデータではネット上に流通している90%は偽物だったそうです。

 

仮に入手したバイアグラが本物だったとしても、用法用量を間違えたり服用している薬との飲み合わせ、健康状態によっては命を落とすリスクも高まるのです。

 

個人輸入したバイアグラによる健康被害

 

その後は厚生労働省も個人輸入医薬品の注意喚起を行っていることから、偽のバイアグラによる健康被害の報告も年々増えているのではないでしょうか。主な健康被害の症例としては

 

  1. 頭痛やめまい
  2. 動悸や息切れ
  3. 視覚異常
  4. 狭心症・不整脈
  5. 重度の低血圧
  6. 臓器障害

 

これらは報告が確認されているほんの一部です。

 

健康状態や常用している薬との併用によっては、さらに重篤な病気を引き起こしかねません。

 

バイアグラなどの医薬品個人輸入”代行”とは何者なのか?

 

「個人輸入」や「輸入代行業者」という言葉は知っていても、どのような仕組みで取引が成立しているのか知らずにネット購入している方もいるかもしれません。

 

医薬品の個人輸入の目的は、日本では入手困難な薬や新薬を治療のために海外から取り寄せることができる制度です。難病の治療やガン治療など、海外で治療を受けていた方などが引き継いで処方薬を入手したい時にも利用できます。

 

ただし、日本では未承認のお薬を個人輸入することは法律で禁止されていますし、輸入する際には薬監証明が必要になるなど個人が気軽に輸入するのは少し難しいかもしれません。そこで医薬品を海外から代理で輸入してくれる業者や団体を「個人輸入代行業者」と呼び、インターネットを通じて販売してくれるのです。

 

このように手軽に購入でき便利な反面、日本で未承認の医薬品を広告・販売していたり、正規品にそっくりな偽物を販売するなどして犯罪の温床になっているという背景があります。

 

バイアグラの輸入代行者の実態

 

バイアグラの治療目的が非常にセンシティブということもあり、ネット販売での購入を希望する人は一定数います。また、病院で処方されている金額よりも安い商品や、ポイント還元システムを導入している業者などが魅力的に見えてしまいます。

 

しかし残念ながら、輸入代行している業者のなかにも違法にバイアグラを販売しているところも多く、いつ摘発されるか分からない危ない橋を渡っている状態といえるでしょう。バイアグラはネット購入希望者の多い医薬品だからこそ消費者が”良いカモ”にされ、悪徳業者が偽物や粗悪品を販売しているケースは多いのです。

バイアグラの海外ジェネリック薬品は安全?

 

バイアグラの特許が切れ、同時に「シアリス」と「レビトラ」という後発医薬品が誕生しました。ジェネリックでお馴染みのお薬なので、有効成分や品質、効き目や安全性は同等ですが、バイアグラよりも低価格で購入することができます。

 

レビトラやシアリスなどのお薬自体は問題はないのですが、偽造医薬品は当然健康被害が生じても完全に自己責任。バイアグラに限らず、レビトラやシアリスなどのジェネリック医薬品も同じく個人輸入ができますが、業者の場合は悪徳業者に注意が必要です。

 

個人輸入バイアグラの購入者が警察沙汰に巻き込まれた事例

 

 

過去には個人輸入バイアグラを代行業者から購入した消費者側が警察沙汰に巻き込まれた事例もあります。

 

ネット上で健全な代行業者から購入したとしても、入手した医薬品を他人に贈与・転売することは法律違反です。また、悪徳な輸入代行業者に摘発が入ってしまうと、警察は購入者履歴を辿って調査の対象になってしまうことも。

 

頻繁に大量購入できる医薬品ネット通販も違法取引にあたる可能性があるため注意をしなければいけません。

 

薬監証明付き輸入バイアグラなら大丈夫?

 

医薬品の取り扱いをしているネット通販では、【薬監証明付き】をうたい販売しているところもあります。ちなみに薬監証明とは、医薬品を海外から輸入する際、通関時に必要となる証明書です。

 

一見すると国からの許可を得ている本物の医薬品で健全なルートから輸入されたイメージを持つ方も多いですが、そのお薬が正規品という保証証明にはなりません。また、日本で承認されているジェネリックを含めたバイアグラ関連の医薬品であればそもそも薬監証明は必要ありません。

 

”薬監証明取得済み”と書かれているということは、言い換えれば「病院では手に入らないバイアグラですよ」と謳っているようなものです。病院で処方できないバイアグラとなると、用法用量を一歩間違えば健康被害のリスクが高い薬と言っているのと同じなのです。

 

アメリカ発送の個人輸入バイアグラでも偽物がある?

 

バイアグラはアメリカの製薬会社のお薬ということもあって、アメリカから発送されているものなら間違いがないと思っている方もいます。

 

特に先進国から発送されるということも、劣悪品やトラブルが少ないイメージを持たれるひとつの理由でしょう。ですが、中国やベトナムなどで製造された偽バイアグラがアメリカ在住の仲間に一旦発送し、アメリカから日本へ再発送するというケースも多くあります。

 

バイアグラを米国ファイザー製薬から個人的に輸入するメリット

 

ここまで記事を読めば、「代行業者は信用できない、自分で個人輸入しよう」と考える方もいるかもしれません。

 

結論を言えば、バイアグラ程度の個人輸入であればメリットほとんどありません。輸入にかかる送料を加算すれば特段安くなることもないですし、各種手続きの労力を考えると病院で処方してもらう方がはるかに簡単に入手できます。

 

まとめ

 

バイアグラの個人輸入は違法ではないものの、代行業者から偽物のバイアグラを購入してしまう被害が年々増えているためネットでの購入はおすすめできません。

 

仮に本物のバイアグラであっても、使い方を間違えれば健康被害が生じることもあり、結果的には「安物買いの銭失い」となってしまうこともあります。

 

やはりバイアグラなどの医薬品は、病院やクリニックなどで入手するのが確実で賢い方法と言えるでしょう。

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