新着情報
news & topics
アモーレクリニック HOME | 性病に関する記事 | 性病はどうやってうつる?性病にならない、うつさないためには?
- 2020.04.17
-
性病はどうやってうつる?性病にならない、うつさないためには?
性病はどうやってうつる?性病にならない、うつさないためには?
「性病はセックスによって感染する」ということは知っていますよね。
しかし、この「セックス」は男性器と女性器でのセックスだけを表しているのではありません。
この場合の「セックス」はオーラルセックスやアナルセックスも含んでおり、これらの行為を予防無しで行えば性病に感染する可能性があります。
今回は、性病に含まれる病気の種類をはじめ、性病の感染経路、性病の予防について解説します。
性病に感染するのが怖い方や、性病に感染してしまったけど人にうつしたくないと思っている方はぜひご覧ください。
性病にはどんな病気が含まれるの?
性病は、セックスすることで感染する病気のことを言います。
性病の原因になる病原体には様々なものがあります。
淋菌
クラミジア
梅毒
HIV
B型肝炎
C型肝炎
ヒトパピローマウイルス HPV
カンジダ
トリコモナス
性器ヘルペス など
菌によって現れる症状やその強さは異なりますが、一般的に女性よりも男性の方が症状が強く出やすいという傾向があります。
また、症状がほとんど現れない性病もあるため、気づかぬまま他人にうつしてしまったり、かなり病状が進行してから発見されることもあります。
特にHIVやB型肝炎、C型肝炎では初期症状が現れにくいことがあり、症状を自覚する頃には命に関わるような重篤な状態になっているということも少なくありません。
日本での性感染症で最も多いのは性器クラミジアです。
性器クラミジアは自覚症状が少なく、無治療のままセックスをしてしまうことが多いため、患者数が多くなっています。
放置しておくと不妊の原因になることもあります。
一方、患者数は少ないものの近年急速に患者が増えている性感染症が梅毒です。
2010年頃まで梅毒は「昔の病気」と言われるほど患者は少なく、全国からの報告は2010年の1年間で620件ほどでした。
しかし、その後増加傾向がみられ、2017年の1年間では報告数は5826件まで増加しています。
この増加傾向は衰える様子は未だ見られません。
梅毒は患者本人の命にもかかわる病気で、抗生物質のペニシリンが発見されるまでは多くの人が梅毒で苦しんだという歴史もあります。
性病はどうやってうつる?
性病というと、男性器と女性器でのセックスによって感染するというイメージがありますね。
もちろん性器同士によるセックスでも感染しますが、実はオーラルセックスやアナルセックスでも感染します。
ですから、性器の接触がなければ性病の心配がないということはありません、
さらに、性病に感染している女性が妊娠すると、その女性から赤ちゃんへ性病が感染することもあります。
男性器と女性器でのセックス
一方の性器の粘膜に存在する病原菌に、他方の性器の粘膜が接触することで感染します。
オーラルセックス
一方の性器または口の粘膜の中にいる性病の病原体が他方へ移行することで感染します。
アナルセックス
一方の性器または直腸・肛門の粘膜にいる病原体が他方へ移行することで感染します。
ですから、同性愛者同士であっても、性病に感染する可能性があります。
エイズ予防情報ネット(http://api-net.jfap.or.jp/status/index.html)の報告によると、日本でみつかるHIV感染者は、同性間の性的接触を持った日本人男性が最も多くなっています。
お母さんから赤ちゃんへ
あまり知られていませんが、性病の中にはお母さんから赤ちゃんにうつるものもあります。
お母さんから赤ちゃんに病原菌がうつるタイミングは、次の3つです。
①お母さんのお腹の中にいる時に、病原菌が胎盤を経由して感染する
②赤ちゃんが生まれてくるときに、お母さんの産道にいる病原菌が赤ちゃんに感染する
③お母さんの母乳に含まれる病原体が赤ちゃんに感染する
赤ちゃんが性病に感染した場合は流産や死産、一生向き合わなければならない障害を抱えることもあります。
お母さんが性病に感染するきっかけは男性からですから、男性の性病を放置しておくことで将来の赤ちゃんにも影響を及ぼしてしまうのです。
性病にならない、うつさないために
性病を予防するためには、粘膜の接触を避けたり、治療をしっかりと受けたりすることが大切です。
具体的にどのような点に注意したらいいか見ていきましょう。
特定の相手とのみセックスをする
不特定多数の人とセックスをすると性病への感染リスクは高まります。
特に風俗は多くの人が利用している可能性があるので、感染リスクは高い状況です。
性病への感染を避けるためには、可能な限りセックスの相手は少ない方がいいでしょう。
コンドームの使用
コンドームは避妊のための道具、というイメージがありますが、実は性病予防にも効果があります。
コンドームを利用することで粘膜が直接接触することを避けられるためです。
ただし、コンドームを利用しての性病予防では最初から最後までコンドームを使用しなければ意味がありません。
先程紹介した通り、オーラルセックスやアナルセックスであっても性病はうつるので、これらの行為をする前にコンドームを装着し、セックスが終わるまではつけた状態にすることが重要です。
性病の治療は、病原体によって異なる
性病の治療法は病原体によって異なります。
薬を飲む、塗る、点滴するなどの方法もあれば、できものの切除をすることもあります。
どんな治療法を選択するかは、診察や検査で病原体を見極め、適切な治療を受けることが大切です。
患者さんのライフスタイルによっても、治療法は変わってくるので、どんな治療を行うかは患者さんと医師でよく相談して決定することになります。
また、どんな性病であっても早めに治療を開始することで症状が軽く済みます。
できものが出ている場合は時間とともに大きくなってしまい、きれいに切除することが難しくなるので、審美的にも早めの治療がおすすめです。
治療はパートナーと一緒に
万が一性病に感染しているとわかって治療を受けたとしても、パートナーも一緒に治療を受けなければ意味がありません。
パートナーが性病に感染して入れば、自分自身が治ったとしても再感染してしまうからです。
ですから、性病に感染していることが分かったら早めにパートナーに相談し、揃って治療を受けることが大切になります。
性病が不安だったら栄セントラルメンズクリニックへ
性病は性器でのセックスはもちろん、オーラルセックスやアナルセックスでも感染する病気です。
感染予防のためには不特定多数の人とセックスしない、コンドームを使用するという点が大切です。
また、性病は病原体によっては自覚症状が少ないものもあり、他人へ感染させやすいものもあります。
そのため、自分が感染していても気がつかないということがよくあります。
ですから、風俗や不特定多数の人とのセックスを楽しむ人は、定期的に性病の検査を受けることが大切です。
他にもパートナーが変わった方や結婚前のタイミングも性病の検査はおすすめです。
栄セントラルメンズクリニックのブライダルチェックでは、冒頭で紹介したすべての性病の検査を受けることが出来ます。
検査結果がすべて揃うまでは約1週間かかりますが、患部の状態を見て病原体を特定できる場合はその日のうちに治療を開始することもあります。
「症状がないけれど性病が心配…」という方でも、ブライダルチェックで網羅的に性病の検査を行えば安心につながるのではないでしょうか。
また、性病によってできものが出来てしまっても、栄セントラルメンズクリニックでは切除のための医療機器の設備もあります。
性病が心配な方は、ぜひ一度栄セントラルメンズクリニックで検査を受けてみてはいかがでしょうか?