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- 2023.12.29
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扁桃炎はキスでうつる?性感染のリスクについて解説します
扁桃炎とは、舌の付け根にある左右の扁桃に炎症が起こる症状のことです。
扁桃炎を引き起こす原因は、主に細菌やウイルスです。その細菌やウイルスはキスなどで他人に感染するのでしょうか。扁桃炎の性感染について詳しく解説します。扁桃炎の感染経路と原因、治療法について知りましょう。
扁桃炎はキスでうつるのか?
扁桃炎はキスでうつるのでしょうか。
結論から申し上げると、扁桃炎がキスなどでうつることはありません。扁桃炎の原因はさまざまですが、口内の常在菌が扁桃に炎症を起こすケースが多いと言われています。本来、常在菌は悪さのしない菌なので、相手に感染しても扁桃炎は起こりません。
扁桃炎は発症した方の免疫力などが関係しています。
扁桃炎は基本的にうつらない
扁桃炎は基本的にうつることはありません。
扁桃炎は風邪と似た症状のため、咳やくしゃみといった飛沫感染が考えられます。しかし、扁桃炎の原因であるケースが多い常在菌は感染しても炎症は引き起こりません。キスなどの行為を行っても、相手が扁桃炎を発症することはないのです。
一部の細菌やウイルスの場合はうつる
扁桃炎は常在菌によって起こるケースが多いです。
しかし、扁桃炎は溶連菌や肺炎球菌、インフルエンザウイルスなどで起こることもあります。常在菌以外の細菌やウイルスの場合は相手にうつるので、注意しましょう。また、扁桃炎は性病のクラミジアや淋菌、ヘルペスが原因で起こる場合もあります。
免疫力が下がった人はうつりやすい
扁桃炎は常在菌によって発症するケースが多いです。
そして、子供や赤ちゃん、免疫力が低下している方は常在菌でも飛沫感染によって扁桃炎を発症する可能性があります。免疫力の低い方は、常在菌といった本来悪さのしない細菌でも増殖して症状が引き起こることもあるので、注意しましょう。
扁桃炎を発症する主な原因とは
扁桃炎の原因は主に3つあります。
扁桃炎は常在菌によって発症しますが、常在菌はすべての人間に存在する細菌で、本来は悪さを起こすことはありません。しかし、何かしらの原因で常在菌が増えすぎたり、炎症反応を引き起こしたりすることもあるので、注意しましょう。
疲労やストレス
扁桃炎は免疫力が低下すると起こりやすいと考えられています。
人間の免疫力が低下するケースはさまざまですが、疲労やストレスが溜まると免疫力が低下して、病気になりやすいことがわかっている。なので、扁桃炎が起こる原因は免疫力が低下していると考えられるでしょう。
その原因で多いのは、肉体的疲労と精神的ストレスです。
クラミジアや淋菌、ヘルペスウイルスなどの性病
クラミジアや淋菌、ヘルペスなどは性病の一種です。
性病は基本的に性器に感染するケースが多いです。しかし、オーラルセックスなどの性行為の多様化によって口内に感染することも増えてきました。扁桃炎の原因が性病の場合は治療しないと治らず、相手にうつる可能性もあるので、注意しましょう。
季節による気候変動
扁桃炎は季節の変わり目で起こりやすいと言われています。
季節の変わり目は免疫力が下がりやすく、季節特有の風邪が流行しやすいです。とくに、冬は空気が乾燥するため、喉に炎症が起こりやすい時期でもあります。実際に扁桃炎が冬にだけ引き起こることは、決して珍しくありません。
扁桃炎の治療法について
扁桃炎は扁桃に細菌やウイルスが感染し、炎症が起きている状態です。
扁桃炎は原因によって治療法が異なります。常在菌の場合は、ロキソニンなどの痛み止めだけの治療が行われ、性病などの細菌が原因の場合は抗生物質の投与が一般的です。また、抗生物質も内服薬と点滴・注射の2種類の方法があります。
抗生物質を服用する
扁桃炎の原因が細菌の場合は抗生物質を服用します。
抗生物質は細菌を死滅させる働きがあります。なので、細菌によって起こっている扁桃炎には効果があります.。しかし、ウイルスにはまったく効果がないので、注意しましょう。常在菌によって起こる扁桃炎には抗生物質が使われないケースもあります。
これは、治療に抗生物質を使用する必要性がないと医師が判断したからです。
点滴や注射で治療する
扁桃炎の状態によっては、内服薬ではなく点滴・注射が使われることもあります。
内服薬よりも効果が高く、1回の治療で扁桃炎に感染した細菌を死滅させます。実際に扁桃炎になった時は、抗生物質の点滴を行うのが一般的です。これは、内服薬で仮に死滅しなかった際に細菌が耐性を持って活性化するのを防ぐためでもあります。
扁桃周囲を手術する
扁桃炎を1年に何度も繰り返してしまう方もいます。
そういった方には、扁桃の摘出手術が提案されることもあるようです。
扁桃炎は喉の痛みだけではなく、高熱が出ることもあります。なので、1年に4〜5回も繰り返すようなら、扁桃を摘出して扁桃炎が起こらないようにする治療法もあるのです。何度も起こる扁桃炎に悩まされているなら、医師に相談してみるのもオススメです。
詳しくは耳鼻咽喉科に受診してください。
まとめ
扁桃炎はキスなどでうつることはありません。
しかし、扁桃炎を引き起こしている原因菌がクラミジアや淋菌といった性病である場合は、キスなどの性行為で感染する可能性はあります。また、インフルエンザなどのウイルスの場合は飛沫などで感染することもあるので、注意しましょう。
扁桃炎は放置すると、重症化するリスクもあるので、早急の受診が大切です。
詳しくは耳鼻咽喉科に受診しましょう。
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