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アモーレクリニック HOME性病に関する記事性病で肝臓の病気に!?B型肝炎、C型肝炎も性病の一種

2019.10.03
性病で肝臓の病気に!?B型肝炎、C型肝炎も性病の一種

 

 

性病というと、クラミジアをはじめとした性器の病気を想像する人が多いのではないでしょうか。
しかし、性病は性器に感染する病気だけではなく、病原体が全身に回って症状が現れるものがあります。
病原体が全身に回る性病として有名なのはHIVや梅毒ですが、実が肝臓に炎症を引き起こすB型肝炎やC型肝炎の原因になるウイルスも、セックスによって感染するのです。
今回はB型肝炎、C型肝炎について詳しくご紹介します。
感染しないための予防法もご紹介しているので、あなたのセックスライフの参考にしてみてくださいね。

 

性病は性器の病気だけではない

性病というと、性器が痒くなってできものができたり、膿が出たりするものを想像していませんか?
確かに性病にはこのような症状が現れるものもありますが、それだけではありません。
実は肝硬変・肝臓がんの原因となるB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルス、全身の免疫力が低下するHIVもセックスによって感染します。
ですから、「性器に異常がないから性病に感染していない」と判断することはできないのです。
これらに感染しているかどうかは医療機関での検査や、正確な検査結果を得ることが出来る自己検査キットによる検査によって判明します。

 

B型肝炎とはどんな病気?

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスに感染することで発症する感染症です。
患者さんによって、一時的に感染してその後ウイルスが排除される一過性感染となる人と、6ヶ月以上継続して感染し続ける持続型感染になる人がいます。

 

一過性感染とは

一過性感染とは、その名の通り一時的に感染した状態になり、その後ウイルスが排除される状態を言います。
成人になってからB型肝炎ウイルスに感染するケースでは、ほとんどが一過性感染で経過することが多いです。
ウイルスに感染すると抗体が出来るため、その後ウイルスが排除されれば再感染することはありません。
しかし、最近の研究ではウイルスが排除されたと思った患者さんでも、ごくわずかな量のウイルスが体内に残り、将来の再発に繋がる可能性もあります。
一過性感染の場合でも、症状が現れる人(顕性感染)と症状が現れないまま経過する人(不顕性感染)がいます。
顕性感染の場合は、感染してから1~6か月後に倦怠感、食欲不振、吐き気、黄疸(皮膚や白目の部分が黄色くなる)の症状が現れます。
さらにこれらの症状が現れた人の中には重症化する人もおり、重症がすると肝不全と意識障害が起こります。
この状態を劇症肝炎と言います。
劇症肝炎では高熱、倦怠感、強い吐き気に加え、体内の毒素であるアンモニアを分解できなくなることにより脳に障害が現れる可能性があります。
劇症肝炎を発症すると、70~80%は死に至ります。

持続感染とは

B型肝炎ウイルスが半年以上排除されないケースを持続感染といいます。
持続感染は、生まれつきや幼少期にB型肝炎ウイルスに感染した場合に起こりやすいです。
もしあなたがB型肝炎に感染したことに気づかずパートナーとセックスした場合には、パートナーが感染する可能性があります
さらにそのパートナーが感染に気付かず妊娠した場合には、出産時に赤ちゃんがB型肝炎に感染し、B型肝炎ウイルスに持続感染することも考えられます。
B型肝炎ウイルスの持続感染では、無症状か、だるい、食欲がないなどの軽い症状しか現れません。
感染に気付かずにそのまま経過すると、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんと進行し、死に至ることもあります。

B型肝炎はワクチンが開発されている

B型肝炎はワクチンが開発されています。
ですから、ワクチンを接種することでB型肝炎に感染するリスクを減少することができます。
2016年10月から、赤ちゃんの定期予防接種のスケジュールにB型肝炎も組み込まれるようになりました。
しかしこれ以前に生まれている私たち成人は子供の頃にB型肝炎の予防接種を受けていないため感染予防のためにはこれからワクチンの接種を受けることが必要です。
B型肝炎のワクチンは4~6ヶ月以内に3回打たなければ十分に抗体が出来ないので、ワクチン接種を受ける時には注意してください。
また、年齢を重ねるほど抗体が出来にくいとされているので、接種を考えている方は早めに受けることをおすすめします。

C型肝炎とはどんな病気?

 

C型肝炎は、C型肝炎ウイルスに感染することで発症する感染症です。
B型肝炎同様、一過性感染になる人と持続感染になる人がいます。
C型肝炎ウイルスに感染した場合の症状は、B型肝炎ウイルスに感染した場合の症状とほとんど変わりません。
しかしB型肝炎ウイルスとは違い、成人になってから初めて感染した場合でも60~70%が持続感染となるのが特徴です。
持続感染しやすい分、B型肝炎と比べると慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんと進行しやすくなっています。

 

C型肝炎ウイルスのワクチンは未開発

また、C型肝炎の厄介な点はワクチンが2019年5月現在で未だ開発中ということです。
ワクチンによる予防が期待できないため、「感染する機会を減らす」ということが大切になります。

 

B型肝炎、C型肝炎にならないためにはどうすれればいい?

 

B型肝炎やC型肝炎にならないためには他の性病と同様の予防が大切です。
具体的には次のようなことです。
・不特定多数の相手とセックスしない
・セックスの際にはコンドームを使用する
コンドームは避妊のためと考えられることが多いですが、実は性病の予防にも効果があります。
しかし、予防を100%保証するものではありません。
また、セックスの最初から最後まで使用することが大切で、オーラルセックスやアナルセックスであってもコンドームを使用しな

B型肝炎、C型肝炎に感染しているかは血液の検査によってわかる

 

B型肝炎、C型肝炎に感染しているかどうかは、血液を調べることでわかります。
これらのウイルスのことを「抗原(こうげん)」、これらのウイルスと戦うために作られる免疫物質を「抗体」と呼びますが、今現在感染しているかどうかを調べる場合には、B型肝炎の場合はB型肝炎の抗原を、C型肝炎の場合は抗体を検査します。
B型肝炎では一過性の感染で終わる人も多いため、抗体のみならず病原体を直接検出する抗原の検査が欠かせません。
一方、C型肝炎は持続感染となることが多いため、抗体を持っていればC型肝炎に持続感染している可能性が高いと言えます。
検査を受ける際にはウイルスが体内で十分増殖し、抗体が産生されてから検査をしなければ正確な結果は得られません。
具体的には最後にセックスをしてから2~3ヶ月程度経過してから検査を受けることが大切です。
不特定多数の人とセックスを楽しむ人、複数人のパートナーがいる人は半年~1年に1回程度、定期的に検査を受けることをおすすめします。

 

性病の検査は栄セントラルメンズクリニックへ

 

栄セントラルメンズクリニックでは、B型肝炎、C型肝炎の検査にも対応しています。
これらの病気は症状がはっきりと表れない分、知らぬ間に進行しやすい病気です。
1度進行してしまうと、肝臓を元の状態に戻すことはできないため、早期発見、早期治療が重要となります。
通院に抵抗がある方は、まずはメールや電話、ラインでの問い合わせからでも大丈夫です。
取り返しのつかないことになる前に、ぜひ1度栄セントラルメンズクリニックにご相談ください。

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