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- 2019.09.17
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亀頭のブツブツはフォアダイスまたは尖圭コンジローマ
突然できた亀頭周辺のブツブツ。
もしかしたらそれは『フォアダイス』または『尖圭コンジローマ』でかもしれません。
なぜ2つの症名を挙げたかというと、初期段階ではどちらか見分けがつきにくく症状が悪化しないとハッキリしないからです。
なので次ではフォアダイスと尖圭コンジローマの違いや治療方法についてまとめてみましたので、自身がどちらの症状に当てはまっているか確認する際に参考にしてみてください。
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亀頭のブツブツはフォアダイスまたは尖圭コンジローマ
亀頭のブツブツの正体は『フォアダイス』または『尖圭コンジローマ』である可能性が高いです。
『フォアダイス』は無害で生理現象で発生することに対し、『尖圭コンジローマ』は性行為などによる感染者との性器の接触が感染元となっているため、医療機関での治療が必要になってきます。
以下ではこの2つの症状について詳しく解説していきます。
生理現象で発生し無害な『フォアダイス』
フォアダイスはペニス全体に発生するイボ上の脂肪のかたまりが複数発生している症状の事を指します。
発症する割合としては男性の約65%が自然に発症する生理現象と言われており、ニキビのようなもので無害なのも特徴です。
またフォアダイスの事を医療用語では『真珠様陰茎小丘疹(しんじゅよういんけいしょうきゅうしん)』とも呼ばれています。
性行為が元で感染する『尖圭コンジローマ』
尖圭コンジローマは、感染することで性器、肛門の周辺にイボが発生し、重症化するとカリフラワー状に肥大化する症状の事を指します。
フォアダイスは無害なのに対し、尖圭コンジローマは性感染症であり、他人に移す2次感染の懸念点や重症化した際に日常生活への支障をきたすため、気づいた段階での治療が必要になります。
全体を通すと女性よりも男性が発症する割合が多いと言われており、年代別には20~40代の患者が多くを占める性感染症です。
亀頭のブツブツが発生する原因
フォアダイスの場合
フォアダイスによって亀頭にブツブツが発生する原因は、皮膚の内側に皮脂が溜まったものによるものと考えられています。
人間の皮膚の内部には皮脂を分泌する『皮脂腺』という組織があるのですが、通常は皮脂腺から分泌された皮脂で髪の毛や肌を保護する役割を持っています。
しかし、毛穴の存在しない唇周辺や陰部にも存在することもあり、それを『独立脂線』と呼びます。
毛穴の存在しない部位に存在する独立脂線は分泌される皮脂を排出することのできない状態が続くことで、知らないうちに皮脂が溜まっていった結果、フォアダイスとなります。
尖圭コンジローマの場合
尖圭コンジローマはヒトパピローマウィルス(HPV)に感染することで発症する、ウィルス性の性感染症です。
なので性感染症が元で亀頭のブツブツが発生します。
感染元は尖圭コンジローマの感染者との性行為によるものがほとんどで、基本的に性器の接触で皮膚や粘膜の小さな傷からウィルスが侵入し感染する事が多いです。
感染すると約3週間~8カ月の潜伏期間を経て、尖圭コンジローマの症状が出てきます。
また再発率も高く、治療する際は完全に完治するまで通院をやめないことが大切になってきます。
フォアダイスと尖圭コンジローマの違い
フォアダイスは無害なので治療を受けるかどうかは各自の判断
見かけが悪いといったデメリットはあるものの先ほども述べた通り、単にフォアダイスは独立脂線に溜まった皮脂が肥大化したものなので無害です。
生活習慣が乱れたり、ストレスを受けたりするとニキビが発生したりするように、フォアダイスも自然と発生する生理現象なので除去をする判断は各自の判断に任されます。
尖圭コンジローマタイプ別の治療費と治療方法
亀頭にブツブツが現れる原因として考えられる2つのケースをお伝えしましたが、次では除去する際の治療費と治療方法について解説していきます。
フォアダイスの治療費と治療方法
フォアダイスを除去する治療費は大体2万円~5万円で治療を実施してくれる医療機関が多いみたいです。
先ほどもお伝えした通り、フォアダイスは病気ではないので身体に与える悪影響もない事から除去する方は仮性包茎などの包茎手術のついでに受ける方が多いそうです。
治療方法に関しては、レーザー除去に加えて電気メスを用いて除去するのが一般的です。
ここまで治療費や方法について解説しましたが、1つ注意しておかなければならない点があります。
それは、フォアダイスの治療は保険の適用外であるので全額自己負担であるということです。
ですが、それを踏まえても、コンプレックスを解消できるなら人によっては高い金額ではないかもしれません。
尖圭コンジローマの治療費と治療方法
尖圭コンジローマの治療費は症状の程度や治療方法によって金額が変わります。
目安ですが、尖圭コンジローマの治療は保険の適用内なので3割負担ということもあり、数千円~数万円の範囲で収まると考えていいでしょう。
また尖圭コンジローマの治療方法はぬり薬によって行う薬物療法に加えて、外科的に除去する治療法の2通りあります。
345以下の表が外科的な治療法の一覧です。
尖圭コンジローマの外科的治療の種類
名称 :凍結除去治療 治療法:イボを液体窒素で凍らせて除去する治療法。
名称:炭酸ガスレーザー 治療法:蒸散治療 イボ周辺に麻酔を施し、レーザー光線を当てて除去する治療法。
名称:電気焼灼 治療法:イボ周辺に麻酔を施し、電気メスで焼いて除去する治療法。
名称:外科的切除 治療法:イボ周辺に麻酔を施し、専用の器具で除去する治療法。症状によってぬり薬での治療が困難な際に外科的手術が行われる事が多いです。
手術時間は一般的な手術と比べると短く、よほど症状が悪化していない場合に限り治療完了後、即日で帰宅することも可能です。
しかし、尖圭コンジローマは再発率が高く、どちらの治療法を行ったとしても完治するまで長期間(約3カ月間)の通院を要することは頭に入れておきましょう。
無害なフォアダイス、有害な尖圭コンジローマ
これらの事から『フォアダイスは無害』で『尖圭コンジローマは有害』といったことが分かったと思いますが、後者に関しては性感染症の一種であり、他人に移してしまう可能性があるので治療は必須ですが、フォアダイスに関しては自身が気にならなければ治療の必要性はないです。
ですが、フォアダイスだとしても性行為時にパートナーに不快感を与える可能性があるのでその辺の加味をして最終的な判断を検討するといいと思います。