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- 2019.08.30
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性病検査はセルフの時代に?!キットはどれくらい信用できる?
性病の検査に興味を持った時に選択肢としてあるのは
・性病検査キット
・保健所での検査
・病院やクリニックでの検査だいたいこの3つの選択肢が思い浮かびますよね。
なかでも殆どの人にとって検査キットという選択肢は自分で性感染症の検査が受けられるという点からついつい選択しがちだと思います。
今回は、最近流行りの性病検査キットについてメリットやデメリットをまとめてみました。
↑↑ 栄セントラルメンズクリニック 性病・性感染症のページ ↑↑
性病検査キットは安心・安全?どんなもの?
そもそも性病の検査キットが売られていることを知らない人もいると思いますので簡単に説明すると…
「性病検査キットというものは自身で性器や喉の分泌液、尿を採取して専門機関に郵送で送り検査をしてもらえる便利なセットです。中には血液を採取する器具も入っているため、自宅で簡単に血液検査を行うこともできます。」
…こういうと「それ、すごくいいじゃん!」という声が聞こえてきそうですが、性病検査キットにもやはりデメリットは存在します。
性病の検査キットは薬局で売られていない
女性がこっそりと一駅先の薬局で妊娠検査薬を買ってくる‥というのはこのご時世では少なくなっているかもしれませんが、ドラッグストアや薬局では自宅で妊娠を検査するための検査薬が手軽に購入できます。(妊活のオープン化もあって最近は堂々と購入できるようになってきましたね!)
しかし、性病検査の検査キットは薬局やドラッグストアでは販売されていません。
店舗での販売がされていない理由は実に簡単で「法律で許可されていない」からなんですね。
現在はネット通販からしか販売されていないので、急いで検査をしたい人にとっては、残念ながら届くまでの間にモヤモヤと不安がつきまとうかもしれません。
検査キットの正確性は高いが信頼性には欠ける
巷では、「性病検査キットは怪しい」という噂があるようですが、国による認可を受けた検査キットであれば「検査の正確性は確か」と言えます。
ですが、これは「認可を受けた検査キットで・適切な時期に・きちんと分泌液を採取」をした場合のおはなし。
使う道具が国の認可を得ていなければ信頼できるとは言えませんし、潜伏期間などを考慮しなければ確実性にも欠け、使い方が違っていては正確なデータが取れません。
性病は一歩間違えれば重篤な病気を招いてしまう点からも、高くても信頼できるメーカーから買い付けるべきですし、きちんとした時期の見極めや正しい使い方をしなければいけません。
検査キットは自分でサンプルを採取する必要がある
人に恥ずかしいところを見られたり触られずに済むのは検査キットの魅力ですが、そのぶん自分で体液や血液、尿のサンプルを採取する必要があります。
「なんだ、簡単そうじゃん!」と思う人も多いですが、そう一筋縄でいかない場合もあるんです。
というのも、「専用器具を使って自分の指に針を刺して血液を採取したり、綿棒のようなものを尿管に入れて体液を取ってください」と言われると一気にハードルが上がってしまいませんか?
慣れている人や抵抗がない人であれば簡単かもしれませんが、上の一文を見てひるみ上がってしまうような人であれば、性病のセルフ検査には勇気がいるかもしれませんね。
性病検査キットを購入する場合はネット通販がほとんどなので、購入前に使用者の口コミや取り扱い説明書をしっかりチェックし、自分でもできそうか確かめておかなければいけません。
性病の検査は保健所と病院どちらで受けるべきか?
性病検査キットを使うのに不安や抵抗がある人にとって性病の検査ができる場所と言えば、ほかには「保健所」か「病院やクリニック」という選択肢があります。
特定の場所に出向く必要がありますが、専門知識を持った人に検査をしてもらえるという点では共通していますが、「一体どちらに行くのが良いのだろう?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
保健所での検査は匿名かつ無料だが実施日に合わせる必要がある
「性病の検査は保健所でできる」ということを知っている人は多いかと思いますが、実際どのように行われているかを知っている人は多くはありませんよね。
地際には、地域によってばらつきがあるものの、名古屋市内の場合でいえば「中区のHIV検査は火曜日の午後2時~午後2時45分の先着20名まで」というように日程や時間、さらには検査できる人数が決められています。
夜間の場合はさらに実施日や検査項目が少なくなったり、地域によっては待ち時間が長くなるということも。
病院と違って無料で検査を受けることができるのが嬉しい反面、人によっては「行きたくても日程が合わない」ということもあり、性病の発見が遅れてしまうことにもなりかねません。
保健所で検査は出来ても不安や悩み、症状は取り除けない
性病かそうでないかはさておき、既に症状が出ている人にとっては保健所の検査を受けることができても、痛みや痒み、患部の違和感や不安要素を治してもらうことは出来ません。
性病検査の結果で陽性が出た場合は再度 確認検査となり、後日保健所に出向かなくてはいけないことや、患部に何かしらの症状がある場合は専門の医療機関への受診を勧められるということは頭に入れておきましょう。
病院での検査はいつでもOK!症状次第ではお薬を処方してもらえる
一方で病院の場合は泌尿器科をはじめとした性病科、女性の場合は婦人科で性病検査を受けることができます。
診察時間内であればいつでも駆け込むことができ、症状がある場合は検査結果を待たずにお薬を処方してもらうことも可能です。ちなみに、当クリニックは
「24時間いつでもメールやLINEでのご相談ができるのがいい」
「自分のスケジュールに合わせて予約を入れてもらえる」
「プライバシーが配慮された空間で専門のドクターに診てもらえる」…などなど、患者様に嬉しいお声を頂いております。
確かに、不安や悩みは誰か(できれば専門家)に相談したいですし、病院やクリニックにかかる場合はできるだけ人には会いたくないですよね。
「病院やクリニックは待ち時間が面倒だし恥ずかしい」という人も、ご自身に合った病院やクリニック選びをされてみてはいかがでしょうか?
性病検査に適切な時期やタイミングは?
関係をもったパートナーが性病かもしれないと思った時や、性病感染の疑いが考えられる行為をした場合は真っ先に性病検査を受けたくなりますよね。
ですが、性病の種類によっては検査のタイミングを待ってから受けたほうがいい場合もあります。
クラミジアや淋病、トリコモナスなどは性行為後2~3日後が理想
クラミジアや淋病、トリコモナスの場合は不安のある性行為後の2~3日後になってから検査を受けるのが理想です。
ただし、何かしらの症状がある場合、不安な時はモヤモヤせずにすぐに専門医に相談するのがおすすめです。
梅毒の検査は不安のある行為から4週間以降に受けるように
梅毒の検査がしたい場合は感染が疑われる行為から約4週間以降からの検査が適しています。
また、早すぎる場合は結果が正確ではないものの、梅毒の場合は他の性病との合併症を起こしている場合が多いため、知らぬ間の性感染症の早期発見に繋がります。
HIVの場合は3か月ほど経過しなければ正しい結果は分からない
HIVの検査は潜伏期間を考えると、不安のある行為から大体3か月ほどの期間が経過しなければ正確な結果は分かりません。
ただ、他の感染症との合併症の恐れもあることを考えると早めにドクターに相談するのも手です。
無症状でも不安があるならすぐにでも受診しよう
最近の性病はあまり自覚症状がでない場合もあるため、知らず知らずのうちに病気の進行がすすむ場合があります。
また、症状が出た時にはかなり悪化した状態も考えられるので、無症状の場合でもすぐに専門のクリニックや病院を受診することが大切です。