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アモーレクリニック HOME性病に関する記事 | 「神待ち掲示板」はSTDの温床?救った娘は「梅毒キャリア」!

2021.11.02
「神待ち掲示板」はSTDの温床?救った娘は「梅毒キャリア」!

※これは架空の話で実在の人物・団体とは一切関係ありません。彼女にとって今月はピンチあなたはこれまで、「神待ち掲示板」と言う言葉を耳にしたことはありませんか?いわゆる衣食住にも事欠く困り果てた若い女性が、自らのSOSを書き込むSNS上の掲示板です。実際、ネット上で「神待ち」とか「神降臨」とかいうキーワードで検索すれば、いくらでも数え切れないほどの妖しい掲示板や交流サイトにたどり着けます。

 

 

また、それ以上に驚かされるのが書き込んである内容です。「泊めてくれるなら何でもします!」とか「どんな命令にも従います!」とかいった、「一体それって本当?」としか思えないような、過激な誘い文句のオンパレード。確かに一部には眉唾の表現や、「美人局(つつもたせ)まがいの疑わしい書き込みも相当数混じっているのは否めません。ところが、それでもある一定割合の女性は、紛れもなく「切羽詰まって」助けを求めているのは事実です。

 

 

これからご紹介するエピソードは、そんな困り果てた一人の女性の物語。19歳フリーターの彼女の名前は森口絵里。家出中の彼女には泊まる場所も無く、財布の残金も残りわずか。その日暮らしで、着の身着のまま過ごすしか方法はありません。やがて、お金に困った絵里は「神待ち掲示板」に救いを求めます。そして、その彼女を救ったのが、41歳独身の林田芳明です。彼は「何でもする」という絵里を、アパートにレスキューしたあと、約束通りその晩彼女とベッドを共にします。

 

 

ところが、「好事魔多し」のことわざ通り、芳明は絵里からよりにもよって「梅毒」に感染させられてしまったのです。神待ち掲示板にすがるひとりの小娘と、下心丸出しのままそこにアクセスする中年男性の、性病感染にまつわる哀しいお話をこれからみなさんにご紹介致します。

 

 

「神待ち掲示板」と彼女の条件

神待ち掲示板で小娘をレスキュー

今夜の眠る場所に彼女は困る

いつも通り、芳明は日課にしていた掲示板のチェックを始めたところ、独りの小娘が画像と共に「今すぐ助けて下さい!」という書き込みをアップしたのを目に留めます。肩までかかった長い髪に、つぶらな瞳、横顔全体をぼやかしてはあるものの、娘は可愛い子ちゃんに間違いありません。すぐに転送メールを送った彼は、「絵里」というハンドルネームを持つ彼女の反応を待ちました。

 

 

すると、数分も経たない内に素早いレスポンス。「条件はお会いしてからでいいですか?基本、今夜泊めて頂けるだけで構いません」という簡単なメッセージが、彼女から返信されてきました。ここからは、直のやりとりが始まります。最寄りの駅で待ち合わせを約束して、芳明はすぐに車で迎えに向かいました。梅雨寒の深夜10時過ぎ、小さなポシェットひとつを抱えたまま、見た目よりもずっと幼く清楚な絵里が、人待ち顔でぼんやり改札口近くに佇んでいました。

 

 

「何でもします」が彼女の条件

少しだけ緊張しているのか、それともTシャツ一枚でいたせいで寒いのかは分かりませんが、小柄で華奢な彼女は小さく震えていました。6月の雨の夜は、二十歳前の彼女にも少し寒さを感じさせていたようです。事前に、絵里からはお腹が空いているというメールをもらっていたこともあり、芳明は迎えに来る途中マックに立ち寄り、温かい飲み物とハンバーガーをすでに購入しておきました。

 

 

よほど彼女は空腹だったのでしょう。バーガーとコーヒーを手渡した途端、絵里は無言のままあっという間に両方とも平らげてしまいました。見かねた芳明は、自分の分も彼女に分け与えると、またも遠慮無くパクついてしまうほどです。人心地着いたのか、それともヒーターの心地良さに安心したのか、絵里は小さなバッグを胸に抱いたまま、静かに寝息を立て始めます。その横顔を見ながら、今更ながら芳明は、この小娘の不運な身の上に思いを寄せました。

 

 

アパートに着いたのは、それから約20分後。いつのまにか寝入っていた絵里の肩を、静かに揺らして目を覚まさせます。ウイークデーの深夜、周囲の住人はすでにあらかた眠っているようです。静かに階段を昇り、二人は芳明の部屋のドアを開けました。雑然とはしているものの、割と小綺麗に片付けてある部屋の様子に、絵里は少しホッとひと安心したのでしょう。二人掛けのソファーに腰を下ろし、のんびりくつろぎ始めましたが、芳明はその前にまず彼女にシャワーを浴びるよう命じました。理由は簡単です。何日も体を洗っていなかったのか、絵里の体はどこか汗臭く、饐えたニオイが漂っていたからです。

 

 

着替えとバスタオルを渡すと、絵里はにっこり微笑んで浴室に消えました。それから15分後、体の隅々を洗い清め、ボディソープと爽やかなシャンプーの匂いに包まれた愛くるしい彼女が、芳明の目の前に現れました。バスタオルを巻いた19歳の可愛い乙女は、さっきまでとまるで別人です。「何でもします」という条件通り、それから芳明と絵里はすぐベッドに潜り込み、明け方までほとんど一睡もせず、夢中で互いのからだを貪り合いました。ちなみに彼は翌日、事前に代休を取得しており、心置きなく時間を過ごすことができたのです。

 

 

神待ち娘から想定外の梅毒感染

 神待ち娘は見た目を裏切る感染者

下腹部痛に苦しむ彼女

その後、結局絵里は芳明のアパートに丸二日、逗留していきました。彼女が約束した通り、翌晩も二人はベッドで存分にセックスを堪能します。その翌朝、再び駅まで彼女を送り届けた芳明は、別れ際、茶封筒に入れた数枚の紙幣を助手席に座った絵里にそっと手渡します。それは、彼女が泊めてもらっただけで、食事以外一切金銭的な要求をしてこなかったことへの、彼なりのせめてもの心づかいです。絵里は押し黙ったまま封筒を受け取ると、人目も憚らず、ハンドルを握ったまま横を向く芳明に、不意に抱きつき軽い口づけを交わしてきました。そして、彼女はドアを開け、後ろを振り向くことも無く、改札口に消えていったのです。

 

 

それから3週間後のことです。芳明は、ある朝トイレに立って、ペニスの亀頭と陰茎の間に、固いしこりができていることに気が付きます。それだけではなく、唇の端にも同様のしこりが、潰瘍になって現れていました。ところが、これといった痒みも痛みもありません。見た目が悪いし、軟膏を塗りつけて様子を見ていた所、ペニスのしこりも、唇の爛れもいつの間にか消え失せていました。芳明は、男性器と唇にできた潰瘍を、単なるかぶれ程度に考えていたのです。けれど、それは予想外の性病に感染していた、紛れもない初期症状。彼は、「梅毒」に感染していたのです。

 

 

梅毒の治療と身に沁む辛い教訓

担当医は患者に寄り添う

ペニスと唇にできたしこりが、梅毒に感染した結果現れる「初期硬結」であることを知ったのは、芳明が性病治療専門病院を受診した後のことです。しこりと爛れが、自然に消えて3ヶ月立ったある日、ふいに彼は、今まで感じたことも無いような倦怠感に襲われます。体温を測ってみると微熱とともに、頭痛が芳明を悩ませ始めました。のども腫れ、体の節々に痛みを感じ始めます。市販の風邪薬を飲んでも、症状は一向に緩和しません。

 

 

ようやく彼は、その症状が単なる風邪では無いことに直感で気付きます。というのも、その時になって、今まで散々風俗嬢を相手に性行為を楽しんできた経験が役立ったのです。クラミジア淋菌性尿道炎など、芳明はこれまで数種類の性感染症を経験しています。何らかの性病に感染し、その細菌或いはウィルスが体の中で暴れていることを、彼は経験から自覚しました。そう言えば三月前のしこりや爛れも、性病に感染した症状のひとつであったかもしれない、そう考えた芳明は、取るものも取りあえず性病治療では定評があるその専門病院を訪ねました。

 

 

予約した時間、病院に訪れた彼を、経験豊富な専門医が対応してくれます。カウンセリングルームに通された芳明は、発症までに至る詳しい経過をドクターに包み隠さず伝えました。ただ、思い当たる原因はただひとつ。神待ち掲示板で知り合った絵里との生本番しかありません。2晩共に過ごし、何度生ハメしたのか、自分でも覚えていないほど、激しくセックスに耽ったことだけは脳裏に残っています。

 

 

すぐに血液検査や組織検査等が行われ、その結果は間もなく判明します。芳明が感染していたのは、よりにもよって「梅毒」でした。しかも、病気は既に進行し、「第Ⅱ期」の症状を現していたのです。唖然とする彼に向かって、ドクターは今後の治療法や、生活上の注意点を詳しく説明してくれました。治療薬が開発され、梅毒はもはや「不治の病」ではありません。けれど、放っておくと、死に至る危険な病であることに、今も変わりはないのです。ドクターは早速薬剤を芳明に処方し、その日から治療は開始されました。

 

 

 

ご紹介した通り、素性も分からぬ少女と、避妊具も装着せず性行為に及ぶのはやはり限りなく危険です。「神待ち掲示板」などを見ても、男性のあなたの支援を待っている「切羽詰まった」女性は、数限りなくいるのは事実。けれど、そうした交流サイトはSTDの温床とも言えるかもしれません。あなたが「お相手」した女性が、もしも「梅毒キャリア」であったら、せっかく救ってあげたことも全ては水の泡。くれぐれもご用心下さい。

 

 

 

 

 

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