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- 2021.10.01
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NS?NDって何?でもそれは超危険なセックスです!!
なかなか聞き慣れない単語かもしれませんが、NS・NDという言葉を耳にしたことはありませんか。NSとは「ノースキン」、つまりスキン(コンドーム)を使わずナマで性行為に及ぶこと。さらにNDは「中出し」、いわゆるナマで女性の膣にペニスを挿入し、そのまま膣奥に精液を吐き出すことを意味しています。このふたつの隠語は、女性が性風俗のお店に入店する際、経営者から本人に確認される業界用語にもなっているそうです。つまり、お店で働く際、NS・NDでお客とセックスできるか、マネージャが女性本人に確認するわけです。
けれど、いくらお金が欲しいからと言って、「生ハメ」「中出し」のまま、見ず知らずの男性客といきなりセックスなどしたら、どんな事態が待ち受けているかは、火を見るよりも明らか。ところが、それでも多くの素人女性はNS・NDの条件を受け入れ、風俗嬢として働かざるを得ません。
新型コロナ禍で、やむなく風俗店で働き始めた素人娘と、「ナマ入れ」「中出し」のまま性行為に及んだが為、「梅毒」に感染してしまったうかつな中年男性のお話をこれからご紹介します。
風俗嬢はNS・ND可能な素人娘
入店の条件はNS・NDがOK
由樹江は保険会社に勤める24歳のOLです。母一人子一人の母子家庭で育った彼女は短大卒業後、体を壊し床に伏せっている母親の為、コロナ禍の中、新たな顧客を探し求めて毎日営業活動に追われていました。けれど、経済的に逼迫した社会状況では、中々新しい契約を結ぶことなどできません。このままでは母親の治療費も賄うことができない、そう思い悩んだ由樹江は、手っ取り早く現金収入が得られる手段として、風俗店の求人に応募しました。
彼女が申し込んだお店は「デリバリーヘルス」。派遣型の風俗店で、余程のことが無い限り、知り合いとも顔を合わせることはありません。勢い込んで面接に出かけた由樹江は、そこで思いも寄らぬ現実に直面しました。腰が低くくて、どこにでもいそうお店の経営者は、由樹江の全身を上から下まで値踏みするように見定めます。そして一言こう告げます。
「NS・NDはできるかな?うちのお客は、ナマでしたがるんだよね。それが無理なら他の店にあたってみてよ。」
いきなり申し渡された入店の条件が「ナマ入れ」「中出し」。それがOKでない限りは、入店不可。そんな厳しい条件に、由樹江はただただ唖然とします。その場は「よく考えてから返事をさせて下さい」とだけ言い残して、彼女は面接を終えました。
けれど、結局由樹江は、初めて面接に赴いたそのデリヘル店に入店します。新型コロナ禍の真っ只中で、どの風俗店も客足はぱったり途絶えており、NS・NDをOKにしなければ、いずれのお店も経営を維持していくことなどできません。まして、由樹江は全くの素人娘。男性客を悶絶させるようなテクニックを持ち合わせているはずも無く、せめてアピールできることと言えば、ナマ入れ・中出し可能な素人娘として宣伝するしか無かったのです。
生ハメ・中出し素人娘との性行為
由樹江がデリバリーヘルスで働き始めて、ひと月後のことです。コンドームも使うことを許されず、しかも生中出しのセックスを何人もの男性と繰り返してはいましたが、彼女はそれなりに受け取った給料に満足していました。もちろん妊娠を怖れ、毎回避妊薬ピルを飲むことは忘れません。しかし、それ以上に怖いのが「性病感染」です。すでに彼女は、その予防策として、性病治療の専門クリニックで、何度か血液検査や尿検査のチェックを受けています。
さて、そんなある日のことです。お店のホームページで、中年会社員木場康平は由樹江に一目惚れします。早速デリヘル店に電話を入れて予約は完了。時間通りにラブホテルで落ち合った康平は、シャワーを浴びる間も惜しんで、彼女とNS「ナマ入れ」のセックスを始めました。風俗で遊んだキャリアは、それなりに長い彼にとっても、デリ嬢と生ハメ・中出しをすることなど極めて希です。そんな康平が、何故あえて由樹江を呼び出し、危険な性行為に及ぼうとしたのか、それには理由があったようです。
実の所、お店のホームページに掲載された由樹江の紹介文には、「入店2日目。風俗未経験の素人娘」と、彼女がさもほぼ未経験娘であることを最大限アピールしていました。ところが、すでにひと月以上もこのデリヘル店で働いてきた上、両手で数えられないほどの男性客に生中出しを許していた由樹江です。そのデタラメな宣伝を信じるなんて、康平はあまりにもうかつだったと言えるでしょう。彼女も彼女で、十数人もの男性客から濃厚な精液を、生膣内に吐き出されたことなど、全くおくびにも出しません。ウブな素人娘をまんまと演じきり、結局その晩も、無防備な康平に90分5万円のNS・NDを楽しませたのです。
梅毒感染は超危険な性行為の結末
超危険な性行為の報いは梅毒感染
康平がペニスや肛門、そして唇に固いしこりができていることに気付いたのは、由樹江と生ハメ・中出しを楽しんでから、およそ3週間後のことでした。痛みもかゆみも特別感じはしませんが、亀頭の先にできた妙なしこりが気になって仕方がありません。しかも、そのしこりは唇の端と肛門の近くにもできており、これが一体何が原因で現れたものか、康平はひとり悩みました。
ところが、ペニスやアヌスにできていたしこりは、いつの間にか消えてしまいます。もちろん唇の端に醜く盛り上がっていたしこりも全く同様です。「ヤレヤレ心配のしすぎだったか」、そうほっと胸をなで下ろしたのもつかのま、それからおよそ3ヶ月が過ぎた頃のことでした。突如手のひらや足の裏にまで、赤い発疹がびっしり現れます。その湿疹とともに頭痛や微熱といった症状に加え、のどの痛みや筋肉痛に康平は悩まされ始めました。いくら軟膏を塗っても湿疹は良くなりません。喉の痛みも微熱さえも症状はさらに悪化するばかり。もしや、この症状は何かの性病にでも感染したのか?そう不安に感じた康平は、とうとう苦痛に耐えきれず専門病院に駆け込みました。
NS・NDの結末が辛い性病治療
性病治療のプロフェッショナルである担当医は、カウンセリングの中で、康平がデリ嬢と生ハメの挙げ句、中出ししたことに注目しました。すぐに康平は、血液検査や尿検査に回されます。ほどなくその結果は判明し、即刻彼に言い渡されます。その内容は以下の通り。
【検査結果と病名】
- 病名の診断
病名は「梅毒」。ステージは2期。 - 治療法
体に現れた症状から判断すると、既に梅毒はステージ2に進行している。このまま放置しておくと、骨や内臓にまで様々な病変が出現する。もし鼻に梅毒の症状が現れ、それを放置すると「鼻欠け」といった悲惨な状態も予想される。抗生剤を8週間程度しっかり服用し、治療に専念する必要がある。 - 生活上の留意点
梅毒は以前、長く「不治の病」とされてきたが、医学の進歩した現代では、発見が遅れなければ死に至ることは無くなっており、今後完治することも望める。しかし、命に関わる恐ろしい性感染症であることに変わりは無い。完治するまでは、決して避妊具無しで性行為をしてはならない。
康平は梅毒であることが判明し、かなりショックを受けます。ドクターに処方された抗生剤は、これからふた月にわたって飲み続けなければならないのです。背中を丸めとぼとぼ歩き始めた康平は、どうして自分が梅毒に感染したのかあらためて振り返りました。思い当たるのは、あのデリヘル店で、自ら素人娘であると宣伝していた由樹江とのNS・NDしかありません。コンドームも装着せず、デリ嬢と生ハメ・中出しした報いが、よもや梅毒感染につながろうとは。中年男康平は、おのれのうかつ過ぎる性行為を、あらためて悔やみ続けたということです。
- 病名の診断