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- 2021.08.17
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トリコモナスはセックス未経験の処女にも感染?少女に巣食ったSTD
※これは架空の話で実在の人物・団体とは一切関係ありません。「トリコモナス膣炎」という性感染症を、あなたはご存じでしょうか?男性であれば、尿道からの膿や軽い排尿痛。ところが、女性の場合はより深刻で、あわ状で悪臭の強いオリモノが増えたり、女性器の外陰部や腟の痛み、強いかゆみが発生したりします。何より、その感染方法が一様ではないのが頭を悩ませます。
通常、大半のSTDは、性行為によって感染します。したがって、感染予防のためにコンドームを装着することがかなり有効です。ところが、トリコモナスなど一部の性感染症は、セックスしなくても感染してしまいます。例えば、浴槽や汚れた使用済みの下着、便座やプールでも感染します。もちろん感染患者とセックスすればうつされるのはもちろんですが、セックスしなくても感染してしまうことにこの性病の深刻さが隠されています。
さて、これからご紹介するお話は、まだ高校1年生の16歳東谷あやねが主人公。女子高に通っている清純な乙女である彼女は、ふと身に着けている下着から、魚臭に似た悪臭が漂っていることに気付きます。その悪臭こそ「トリコモナス」に感染している紛れもない兆候でした。けれど、彩音はまだ正真正銘のバージンです。処女でありながら、たちの悪いSTDに感染してしまった美少女の、あまりに不運な出来事をこれからご紹介いたします。
下着の悪臭はSTD感染の兆候
鼻をつく下着の悪臭とオリモノ
その年の春、地元私立の名門女子高に入学したあやねは、加入しているブラスバンドの練習を終えて、先刻自宅に戻ってきたばかり。季節は初夏、うっすら汗ばんだ彼女は、浴室に入るとシャワーを浴びるため下着姿に。思春期特有の甘酸っぱい体臭が、脱衣所中に満ち満ちています。ところが、あやねはその体臭よりも、下半身から「モワッ」と漂ってくる悪臭に顔をしかめました。
最近、脱衣所で下着姿になった時や、トイレでパンティを下ろすたびに、必ず鼻を付く何とも言えないこの悪臭に、さすがの彼女も辟易しています。「一体何がこんなに嫌なにおいを漂わせているのだろう?」、そんな疑問に頭を悩ませながらも、あやねは脱いだショーツのクロッチに、いつの頃からか黄緑色のオリモノがたっぷり付着していることに気が付きます。「生理が近くないのに妙だな」、そう感じたあやねですが、その汚れた少し泡立ったオリモノに、そっと鼻を近づけてみました。
女性器の悪臭は性病感染の兆候
その途端、彼女は思わずそのあまりの悪臭に顔を背けます。今まで嗅いだことがないような、強烈な魚臭くさい悪臭が、突如鼻腔に飛び込んできたからです。あやねはその一瞬で、最近自分の下半身から漂っていた悪臭の正体を突き止めました。まるで魚が腐ったような異臭は、彼女自身の女性器から分泌したオリモノが原因だったのです。ということは、悪臭のもとは自分の女性器、つまり、未だ男性器を受け入れたことのない処女膣内部から発していることに、あやねは愕然としました。けれど、この悪臭こそ、彼女が性病に感染していることを示す明らかな兆候だったのです。
羞恥の診察とやむを得ぬ性病治療
清楚な乙女が恥じらう性病検査
未だボーイフレンドもおらず、キスさえ経験したことのないバージンのあやねは、自分の膣から漂う異臭について、正直に母親智子に打ち明けます。けれど、さすがに母親です。洗濯ものに混じった悪臭を、すでに感じ取っていた智子は、烈火のごとく怒り狂い、娘であるあやねをきつく問い質しました。もちろん母親は、娘が見知らぬ男友達とセックスした挙句、性病に感染させられたと考えたからです。
ところが、当の本人は、大粒の涙を浮かべて言い張ります。自分が、未だボーイフレンドのひとりさえいない正真正銘の「生娘」であることを。涙ぐむ娘の姿に、母親もようやく我に返り、何はともあれ、父親には内緒で、性病治療の専門病院に向かうことを決意しました。年頃の娘を、婦人科ではなくあえて性病治療の泌尿器科に連れて行ったのは、なお一抹の不安があったからです。その不安とは、娘を信じながらも、もしや男性からより悪性度の高い梅毒やエイズに感染させられたと疑っていたからでした。
母親ともにカウンセリングルームに通されたあやねは、担当医からこれまでの症状について詳しく問診を受けます。そして、そのまま診察室に通されると、尿検査を終えた彼女は、下半身だけ下着を外すように命じられます。いよいよ清楚な乙女である彼女にとって、これ以上ない羞恥の瞬間です。母親以外の女性には、ほとんど見せたことのない女性器を晒さなければなりません。涙を浮かべながら、両股を診察台に高々と掲げて待つ彼女の前に現れたのは、男性の担当医ではなく、笑顔を浮かべる白衣の女性看護師でした。それは、未だ清純なバージンである少女を思いやっての取り計らいでした。看護師は、長い専用の綿棒を、あやねの処女の膣口にそっと差し挿れ、入り口付近からごく少量の体液を採取しました。怖れていた性病検査は、こうして終わったのです。
やむを得ぬ性病治療は専門病院で
検査結果は、間もなく判明しました。あやねの膣から漂っていた悪臭は、性病感染源の一種「トリコモナス原虫」が原因であると断定されます。膣から採取した分泌液の中に、原虫が生息していることが顕微鏡検査からも判明したのです。オリモノから発している魚の腐ったような悪臭は、「トリコモナス膣炎」という名称のSTDが原因で発生していたのです。
ところが、診察結果をあやねとともに聞いていた母親智子には、それでも納得がいきません。キスの経験さえなく、もちろんたった一度もセックスしていない処女が、忌まわしい性病に感染したことを、どうしても納得できないからです。そんな母親に向かって、ドクターは、次の通り詳しく説明を始めました。
【トリコモナス膣炎の感染原因と治療法】
- 感染原因
トリコモナス膣炎の原因は、トリコモナス原虫の感染によるもの。もちろん異性との性行為によって感染する確率は高いが、セックス以外でもたやすく感染する性病の一種。原虫が付着した下着やタオルを使ったり、浴槽や便座に女性器が接触するだけで、トリコモナスに感染するケースも見られる。すなわち、トリコモナス膣炎は処女でも感染してしまう性病である。 - 治療法
トリコモナスに感染しても、しばらくは潜伏期間が続くので、なかなか症状が出にくいのも特徴の一つ。けれど、この性病は自然治癒することはなく、放置しておくと激しいかゆみや排尿痛が発症するので、治療はやむを得ない。やがて、そのままセックスすると耐えられないほどの性交痛も発生する。トリコモナス膣炎の治療には10日間程度の「内服薬」が基本。炎症が激しい場合には「膣座薬」の併用も。
ドクターの説明を耳にして、ようやく納得した母親は、娘あやねがいっそう不憫でなりません。あやねがトリコモナスに感染した場所は、通っているスイミングスクールのプールなのか、それとも時折家族で出かけていた温泉なのか、全く不明です。けれど、生娘にもかかわらず、娘の膣内部はトリコモナス原虫に侵され、辛い膣炎を発症していたのです。人知れず悪臭を放つオリモノに、白い木綿のショーツを汚していた娘が哀れで、智子はそっと涙ぐみます。その後、処方された内服薬を飲み終えたあやねは、下着からすっかり悪臭が消えていることに気付きました。オリモノも少なくなり、黄緑色の分泌物はクロッチに付着していません。
さて、あなたの身の回りで、下着やオリモノから耐えがたい悪臭を放っている女性はいませんか?もしも、そんな女性がいたなら、勇気を出して、専門医の診察を受けるようお伝えください。ひょっとすると、セックスを経験していなくても、彼女はトリコモナスに感染しているかもしれません。ぜひ一度、性病治療の専門病院を訪ねてみるようアドバイスしてあげましょう。
- 感染原因