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- 2021.08.05
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モテキでも性病だけは油断大敵!?得難い教訓は「六股」の関係から
※これは架空の話で実在の人物・団体とは一切関係ありません。あなたは、「モテ期」という言葉をご存じでしょうか?「モテキ」とは、生涯に何度か経験できるかもしれない「女性にもてる時期」のこと。そんな幸運な男性は、数こそ少ないかもしれませんが、事実この世にはいるようです。当然ながらそんなモテキの男性なら、大抵の女性がほぼ100%「入れ食い」です。これからご紹介する峰岸雅彦も、ある時期そんな星の下に生まれたラッキーボーイ。
27歳会社員の雅彦は、とびきりの美男子ではありませんが、人当たりの良さと、巧みな話術を駆使して、なんと同時期に6人もの女性と関係を結んでいました。もちろん、全員の女性と週1ペースで肉体関係を持ちながら。まさしく「日替わり定食」さながらの乱れた女性関係を続けつつも、彼にしてみれば一応「婚活」に取り組んでいるつもりです。ただ、「六股」と言うと、非常に聞こえはよくありません。けれど、体の相性はもちろん、趣味嗜好や将来設計など、自分の伴侶として最適なパートナーを選ぶには、六股もまた彼にとって必要だったのでしょう。
ところが、そんな都合の良い話は、いつまでも続くはずがありません。ある時雅彦は、肉体関係を続けていた6人の一人から「クラミジア」を感染させられてしまいます。さらに運悪く、彼の発症が遅れたために、同じ性病を他の5人の女性にも全員感染させてしまいました。「モテ期」に油断したあるプレイボーイ。彼の性病治療にまつわる感慨深いお話を、これからみなさんにご紹介します。
モテ期に発症した性病クラミジア
突然発症したクラミジアの不快感
その朝、トイレに立った雅彦は、尿道に感じるむず痒いような不快感に、内心ぎょっとします。さらに、オシッコを終えても、筒先からこぼれ落ちるような残尿感がなかなか消えません。しかも、亀頭の先には、粘り気の少ないネバネバした膿のような粘液までにじみ出ています。この症状はもしや?そう考えた雅彦は、慌ててインターネットで不快な症状を検索しました。
その結果、まさしくドンピシャな性病がヒットしてしまいます。病名は「クラミジア性尿道炎」。まだ、発熱こそしておりませんが、このまま症状が悪化すれば、遠からず今以上に苦しむのは目に見えています。けれど、それよりも彼を悩ませた問題が、他にあったのです。もし、自分がクラミジアに感染しているとしたら、交際している相手の女性全員に、ほぼ100%の確率で同じ性病を感染させているはず。しかも、その相手が1人ではなく、6人だったからさあ大変です。雅彦は、膿がにじみ出るペニスを握り締めたまま、暗澹たる思いに包まれました。
モテ期なのに誰が性病感染源?
実は雅彦自身、後になって6人もの女性と、日替わり定食の如く肉体関係を持つなどとは、当初全く予想していませんでした。初めに付き合ったのはOLの朋美ですが、あれよあれよという間に、数えて6人ものガールフレンドとの深い関係が始まってしまったのです。予期せぬこの事態こそ、雅彦にとっては「モテ期」そのものの到来でした。もともと彼は、男女関係にさほどモラルなど持ち合わせておりません。「来るもの拒まず」の安易なポリシーに従い、これ幸いと雅彦は、「婚活」と称した週1ペースの「体のお付き合い」を、大いに楽しみ始めたのです。
何より、6人全員とセックスを試したのは、体の相性が将来の夫婦生活にとって、最も大切と考えたからです。膣の締まり具合や性感帯、オルガスムスの感じ方など、彼は微に入り細に入り観察を続けます。ひとりの男性が、6人もの女性と日替わりでセックスを楽しむなど、なんと羨ましい限りですが、雅彦はほぼひと月に渡ってこの乱れた肉体関係を繰り返します。もともと精力抜群の雅彦ならではの所業と言えるでしょう。
けれど、そんな蜜月は、そう長く続くはずがありません。6人の美女と日替わりでセックスを楽しんでいたある日、雅彦のペニスに突如異変が現れます。それは、最初に付き合い始めた朋美と、ラブホでセックスを堪能した翌朝のことです。ところで、後になって雅彦は、ふと性病に感染した原因を、彼なりに自問自答します。雅彦は、この数か月風俗に出かけてもいなければ、6人以外の女性と一切性行為をしていません。そうなると自分に性病を感染させたのは、6人の中の誰かに間違いなく、雅彦は疑心暗鬼に憑りつかれます。それというのも、6人が全員、雅彦を心から愛し、彼以外の男性とセックスに興ずるはずなど無いと思い込んでいるためでした。雅彦はひとり頭を抱えてしまいました。
けれど、結局それは、単なる自意識過剰に過ぎません。朋美を含む6人全員には、雅彦以外に定期的にセックスを楽しめる「セフレ」がいたのです。週1の性行為とはいえ、事を終えても雅彦は、まったくいつも通りクールなまま。「明日も会おう」とは決して口にしない雅彦に、いつからかガールフレンド全員の心が離れていきました。「この恋には深入りしてはいけない」、彼女たちの防衛本能が、自然と働いたのかもしれません。6人それぞれが、雅彦以外の男性と、新たな「婚活」を開始していたのです。
性病治療と哀しいモテ期の終わり
クラミジア治療は専門病院で
ネット検索で、自分が性病に感染していることを自覚した雅彦は、翌日意を決して、泌尿器治療の専門病院を訪れます。予約した時間に病院に出向いた彼を、経験豊富な担当医が笑顔で迎えてくれました。まず、カウンセリングルームで具体的な症状やこれまでの生活状況について、いくつかドクターが質問を始めます。次いで、診察室で尿検査や分泌物の採取など、必要な検査が行われました。
検査結果は間もなく判明し、雅彦は再び担当医の待つ診察室に招き入れられます。ドクターは検査結果を雅彦に示しながら、次のように病名並びに治療法について説明を始めました。
【病名と治療法】
- 病名
尿検査の結果と亀頭で採取した分泌物から、性病の一種「クラミジア」に感染しているのは間違いない。このまま放置しておくと、副睾丸が腫れや痛みも発症し、発熱することも予想される。 - 治療方法
クラミジアが自然治癒するケースは極めて希であり、覚悟を決めて真剣に治療すべき。「抗菌薬」を服用し、症状が治まるまでは、異性との性的な接触は極力避ける。 - 生活上の諸注意
男性に比べると、女性はクラミジアの症状が出にくい。しかし、放置しておくと「子宮頸管炎」「子宮内膜症」などを発症し、不妊につながる恐れも。従って、性的接触をした相手の女性も、確実に検査と治療が必要である。また、治療後もクラミジアが感知するまでは、パートナーとの性行為は厳に慎む。片方が治っても、相手が完治しなければ再び「ピンポン感染」する恐れがある。
雅彦が予期していた通り、排尿痛や尿道の膿は、まさしくクラミジアの症状そのものでした。担当医の説明に耳を傾けながら、彼は内心大いに焦ります。クラミジアに感染していることも知らずに、雅彦はこの1週間の間に、休息日を除いたほぼ毎日、6人全員の恋人と何らかの性行為に耽っていたのです。もちろん毎回挿入行為に及んだ子もいれば、車の中でオーラルセックスで済ませた相手もいます。いずれにしても、ほぼ6人全員に、この厄介な性病を感染させたのは間違いありません。
モテ期の終わりと性病感染の教訓
婚活と称して、のうのうと「六股」をかけていた雅彦は、間もなく全員の女性から一斉に「三行半(みくだりはん)」を突き付けられました。それもそのはずです。相手の女性がクラミジア治療を行わない限り、彼はその相手ともう二度とセックスする気にはなれません。それとは正反対に、何も知らない恋人たちは、当然のように1週間ぶりの「爛れた性行為」に期待しています。そんな彼女たちに向かって、無碍にセックスを断ることのほうが、あまりに不自然です。雅彦は仕方がなく、自分がクラミジアに感染していることを、ありのまま正直に告白するしか方法が無かったのです。
その後、自分以外の女性から雅彦がクラミジアを感染したことと、自分もその性病に感染させられたかもしれない、そのふたつの事実を知った6人の女性は烈火のごとく怒り狂います。そして、嘆き悲しむ彼女たち全員が、雅彦のもとをさっさと去っていきました。それもこれもすべて彼の「六股」が原因です。唯一の救いは、雅彦が同時期に6人の娘と、日替わりセックスに興じていた事実が、彼女らにバレなかったことでしょうか。もしも、真実が露見していたら、ただでは済まなかったはずです。
ところで、今回苦しめられたクラミジアは、いったい誰が雅彦に感染させたのでしょう?その答えからはやや反れますが、後日判明したことによれば、6人の女性全員に、それぞれ別に深い仲のパートナーがいたようです。雅彦は、ずっと6人の女性を、一人独占していたつもりでいました。ところが、それぞれの女性は、途中から雅彦以外に別の恋人をキープしていたのです。こんな乱れた男女関係を続けていたのでは、彼を含めた全員がクラミジアに感染しないほうが、むしろおかしいくらいだったと言えるでしょう。雅彦も、得難い「教訓」を、深く胸にかみしめたに違いありません。
自由恋愛、そして「フリーセックス」が声高らかに叫ばれたのは、もう何十年も昔のことです。特定のパートナーと恋愛を温め、肉体関係を限定することなど、今の時代では「夢のまた夢」なのかもしれません。みなさんも肉体関係のある恋人がいるのなら、油断せずに時々専門病院で「性病チェック」を受けてみるのも良い方法のひとつでしょう。ただし、二股・三股といったあまりに乱れた女性関係だけは、性病予防の観点からも、厳に慎むべきかと一言ご忠告する次第です。
- 病名