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- 2021.01.17
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夜間勃起(NPT)ってなに?EDとの深い関係性とは
皆さん朝立ちの経験はありますよね?朝起きるとムクムクと下半身が盛りだつ”アレ”です。ああ、そういえば最近ご無沙汰かも…といった方…年齢や疲れのせいにしていませんか?もしかするとED(勃起不全)への黄色信号が点灯しているかもしれませんよ。朝立ちについてはコチラで詳しく解説しています。
朝立ちは夜間陰茎勃起の最終形態(moning election)と考えられています。では夜間はどうなっているのでしょうか?この記事では夜間の勃起現象、「夜間陰茎勃起現象(NPT)」について詳しく解説していきます。
夜間陰茎勃起現象とは
結論になりますが、人間は眠っている間も勃起します。とあるテストの結果、6時間から8時間の睡眠において睡眠時間の約4分の1の時間勃起しているという報告もありました。
レム睡眠中に起こりやすい勃起現象
まず、夜間勃起は睡眠中の出来事なので睡眠について復習していきましょう。睡眠とはレム睡眠(深い眠り)とノンレム睡眠(浅い眠り)という二種類の睡眠を交互に組み合わせたものです。ノンレム睡眠からスタートしてレム睡眠→またノンレム睡眠に戻るといった周期をグルグルとまわるのが正常な周期システムといわれています。
夜間勃起はレム睡眠時に集中する現象として知れ渡っています。レム睡眠は眠りが浅く、目がギョロついたり夢を見ているような状態ですが、具体的な夜間勃起理由は残念ながら現在でも解明されていません。
夜間陰茎勃起現象の周期と時間
夜間陰茎勃起現象が正常な場合は1夜で3回~7回といった周期で繰り返します。年齢が思春期に近づくほど陰茎の集計変化は大きく、ご年配になれば変化は緩やかな傾向にあります。
しかし、加齢が原因でNPTに至らないといったケースはほとんど確認されず、3歳の幼児から70歳以上の高齢にわたるまで周期的なNPT現象を捉えられた研究データがあるくらいです。
持続時間は15分~30分前後で、一晩の勃起時間は平均1時間半~2時間前後にのぼり、睡眠のうち25%以上は勃起している状態が一般的です。思ったよりも勃起している時間は長く、「朝立ちは健康のバロメーター!」といった冗談も嘘ではないのです。
夜間勃起現象とEDの関係性について
夜間陰茎勃起現象ですが、自分では確認できないことですし「あっ、夜に勃っているんだ」くらいの出来事に捉える方もいるかもしれません。しかし、ED(勃起不全)と深く関わりのある現象の一つなのです。
夜間勃起現象の「減少」は危険信号のサインかもしれない
夜間勃起現象は男性の生理現象なので、通常の状態だと性的な視覚刺激や聴覚刺激が無くても睡眠中に起こります。しかし、器質性のEDを患っている方では反応が異なります。
過去に行われたテストによると平均持続時間や、陰茎の増加幅が健康状態に比べると器質性EDを患っている方は極めて減少傾向にあるという結果が出ています。
EDの原因には種類があるため「EDかどうか?」といった簡易的な判断の信憑性には欠けますが、夜間勃起現象は器質性のEDをジャッジする判断材料として現在も使用されている項目ということを理解しておくといいでしょう。
豆知識:器質性のEDってなに? EDの種類は主に4種類。器質性のED・機能性のED・薬剤性のED・混合性のEDに分類されています。器質性のEDは物理的な影響で勃起に障害が起こることを指します。
神経の裂傷や外傷など原因はさまざまです。加齢による動脈硬化によって引き起こされることも考えられます。初期治療として「バイアグラ・レビトラ・シアリス」などのED治療薬を用いることが大半です。(※飲み合わせがあるため専門医を受診する必要性があります)
まずは朝立ちを確認しましょう
夜間勃起を確認しようとしても「眠っている間の勃起だから気づかない!」といった声もきこえてきそうですが「朝立ち」は夜間勃起の最終サインとして機能します。
目が覚める時はモーニングエレクションが起こりやすい、つまり夜間勃起による朝立ちが確認しやすい状態ということです。「朝立ちがない」ことはEDに影響している可能性が少なからずあるかもしれないということを意味します。
勃起の持続時間はタイミングや眠りの深い浅いなどさまざまな要因で変化するため朝立ちがお目にかからないことももちろんあります。「長期間朝立ちを見ていない!」といった方は注意が必要です。
とくにEDかもしれない…と以前から疑っている方は専門医を受診し、診察や夜間勃起テストなど相応の治療を受けることが望ましいといえるでしょう。
夜間勃起現象のテスト(検証方法)とは
具体的にEDにおける夜間勃起現象のテストとはどのような種類があるのでしょうか?
1・陰茎硬度周径連続測定装置(リジスキャン)
夜間陰茎勃起現象のテストは当然ですが、寝ている間に行われないといけません。また、装置を装着する緊張状態・陰部といったデリケートな箇所の検査によっての心のダメージなどを考慮して3晩連続でテストが行われるため入院施設が必要です。(※当院ではリジスキャンによる診察は行っておりません。
陰茎の根部と先端部にリングを装着して、陰茎の周囲と硬度の変化を計測します。)そして、3晩連続で測定したうち最も評価が高かったデータを使用します。
労災災害や離婚調停などの後遺症認定を受けるためには専門医による評価が必要なためリジスキャンが活用されることも多々あります。
2・スタンプテスト
信憑性は高くありませんが簡易的に行える器質性EDのセルフチェックとして切手を使用したスタンプテストというものがあります。方法はいたって簡単です。
簡易スタンプテストのやり方 1・陰茎を巻けるサイズの連続して繋がっている切手を用意します
2・就寝前に陰茎につづりの切手を巻きつけて1周させます
3・スタート地点の切手を「ピッタリ」としたサイズで貼ります
4・注意点としてペニスに直接貼り付けるのではなく切手同士を貼り付けます
5・就寝し起きればテスト完了です
このテストを3日間連続で行います。切手が切れていたら器質性EDの可能性が低くなるというわけです。ただし、そもそもキチンと装着できているのか?寝返りなどで切れているのではないか?といった疑問点は残るもの。
本格的にEDの心配があるようでしたら迷わずに専門医に相談するように心がけるほうが無難といえるでしょう。
当院のED治療内容・検査内容はコチラです。