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- 2020.12.06
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童貞喪失で感染!?コンドームで防ぐ淋菌性尿道炎
地方の花街に出かけると、昭和の後半までもとは「遊郭」であったであろうと、ひと目で分かる建物が軒を並べて建っていました。その年、21歳になる佐藤明良。生まれてこのかた、たった一度も女性の肌に触れたことの無い正真正銘の「童貞」青年。そんな明良が、悪友イサムに連れられてとある花街を訪れます。
これからご紹介する物語は、明良が晴れて童貞を卒業したものの、「淋菌性尿道炎」という名のとんだ災難に見舞われるお話です。
童貞喪失で嗚呼!性病感染!
童貞少年は21歳大学生
大学2年の明良は、奇しくもその日、21歳の誕生日を迎えました。前年父母が離婚したことで、都内の大学を中途で退学し、現在は地方の国立大学に通っています。ちなみに、現在明良は美貌の母親と、これまた母親譲りの美人の妹結衣と3人、狭い借家に暮らしていました。
そんなつつましくも幸せな家庭に、突然押しかけてきたのが悪友イサムです。年の差こそあれ、明良とイサムは同じ学部の同級生。穏やかでおっとりした21歳の明良。彼の人柄に惹かれ、3つ年下のイサムは兄のように慕い、たびたび借家を訪れました。イサム18歳の初夏のことです。
やがてイサムは、頻繁に明良の家を訪れるようになっていきます。けれど、いつの頃からか目的は明良の母親と可愛い妹に会うために変わっていました。
美しい親子の容姿に、思わずイサムの股間が熱くなるのは仕方がありません。それに、いつも軒下に干してある母親と結衣の純白の下着が、いっそうイサムを煽ります。呆れた提案は花街での性交渉!
そんなイサムと結衣は、それからすぐに付き合い始めます。驚いたことに、結衣の処女をイサムが頂いたのは、交際を始めてひと月も経たない頃。心中穏やかでない兄の明良でしたが、妹と懇ろになったイサムに意を決して「呆れた提案」を申し出ます。その提案とは、遊び慣れているイサムにしか叶えられません。
明良はなんと、自分はまだ童貞だとイサムに告白します。だから、自分も女性と性交渉をしてみたいので、ぜひ花街に連れてってくれ、そう臆面も無く申し出たのです。いくら妹結衣とほぼ毎日セックスしているイサムとはいえ、3つも年上の明良の要望はかなり唐突でした。ただ、奥手な明良が不憫なのは事実です。
目的は風俗で童貞喪失
父母の不仲を間近に見たせいで、明良はそれまでほとんど女性に興味を持てなかったようです。一方悪友イサムといえば、結衣の他にも短大生の圭子やら保育士裕子というセックスフレンドもいます。親友の生い立ちを哀れに思ったイサム。そこである晩、明良を花街に連れ出します。大切な「童貞」を商売女で捨てさせるのは、正直気の毒で、ためらいがあります。しかし、いかんともしようがありません。
イサムは、安価で手っ取り早くセックスさせてくれる遊郭の通称「チョンの間」に明良を案内します。そこはかなり以前、イサムが一度だけ立ち寄ったことのある風俗街の古ぼけた売春宿です。
そこはまるで妖怪屋敷のように薄暗く、かび臭い香りが鼻をつきます。思わず足がすくみましたが、すべては親友明良の為です。21歳にもなって童貞ではより一層哀れです。童貞喪失は老婆との生ハメ!
現れた遊郭の老婆
かび臭い古びた遊郭の玄関に足を踏み入れると、これがまたどんぴしゃの歯の欠けた「やり手婆」がニタニタ二人を出迎えます。手を擦り合わせるやり手婆が二人にあてがったのは、一人が30代後半の熟女。もう一人はどう逆立ちし見ても50代、いや60代前半に見えます。童貞を捧げる記念すべき相手が、老婆ではあまりに明良が可哀想すぎます。
思わずイサムは自らババに手を伸ばしてあげようとした、その瞬間です。「ニマ-」と舌なめずりした熟女が、イサムの二の腕に突然しがみつきます。そして、「お先にねー」と片目で合図しながら、イサムを手前の座敷に連れ込んでしまいました。
後に残ったのは、明良と痩せさらばえた老婆の二人。これまた「ニター」と好色に笑う年老いた遊女は、まるっきり臆面も無く明良に耳打ちします。「じゃあ、兄ちゃん。あたいらも楽しもうかいの-」
老婆はひっひっひと笑い出します。そして、呆然と立ち尽くす明良の袖を、ぐいぐい容赦なく引き立てていきました。
避妊具無しで童貞喪失!
それから丁度1時間が過ぎました。シャワーも浴びられず、イサムの首筋から熟女の安っぽい香水がプンプン漂っています。
熟女のサービスはそれなりに満足いく内容でした。イサムは指先に残った熟女の秘めやかな臭いを鼻腔で楽しみながら、玄関に腰掛け明良を待ちます。15分ほど過ぎてから、髪をぼさぼさに乱し、呆然とした明良が姿を現します。強引な老婆の見送りはなく、明良一人でなんとか小部屋から這い出てきたようです。ただ、その顔に充実感はほぼ感じられず、心配したイサムがどんな具合だったかこっそり耳打ちします。俯いたままの明良は、玄関の暖簾をくぐり抜けたところでぼそっと呟きます。
「コンドーム付けないで、ナマでやられちゃった!」
落胆したその声は、童貞を捨てた充足感というよりも、完全に後悔と自虐に充ち満ちたつぶやきです。二人は大通りに続く暗い路地を、とぼとぼ歩き続けました。念のためにイサムがあらかじめ手渡しておいた避妊具は、封さえ破られていません。ババが無理矢理明良を犯したのは間違いないようです。それが師走の初めの寒い晩の出来事です。
淋菌感染!専門医で性病治療
トイレの呻きは感染症の兆候
明良の下半身に異変が生じたのは、チョンの間に出かけて7日ほど経ってからのことです。いつも通りイサムは、美人の妹結衣と楽しくラブホでデート。全身汗まみれになって1ラウンドを終えた頃、結衣はふいに、最近兄明良が夜毎トイレで呻いていることを口にします。
そんな結衣をさらに怯えさせたのは、明良のブリーフに赤く汚れた分泌物の染みが広がっていたことです。たまたま入浴時、洗濯槽に自分のショーツ放り込もうとした時、兄明良のパンツが異様に汚れているのを偶然結衣は目にしました。すでにこの時、明良には感染症の兆候が現れていたのです。
体調悪化は感染症が原因
ブリーフが黄色く汚れているのは、膿が滲んでいる証拠です。もしかしたら兄は今、何かひどい下半身の感染症で苦しんでいるのではないか、そんな直感を腕枕を差し伸べているイサムにこぼしました。
ホテルでスッキリしたイサムと結衣。彼女を自宅に送りがてら、イサムは明良を訪ねます。そう言えば、この1週間はお互いバイトで忙しく、あの晩以来明良とは会っていません。扉を開けて、いったん玄関から大声で呼びかけたものの、何の返事もありません。
それならばと、イサムはすぐさま靴を脱ぎ、障子を開けて一歩足を踏み入れます。すると、炬燵の中では赤ら顔した親友が、何やら苦しげに横たわっています。明良が、相当体調を悪化させているのは間違いありません。専門医による感染症治療
明良の異変を察知したイサム。無理矢理明良を炬燵から引っぱり出し、直ちに病院を目がけ車を走らせます。向かった先は隣町にある泌尿器専門クリニック。本来、完全予約制の病院ですが、急患扱いで明良を受け入れてくれたのです。
実はそのクリニック、性感染症治療ではかなり有名で、実績と信頼は近隣に轟いていました。やがてクリニックに到着。清潔な待合室に通された後、すぐに明良は専門医である主治医の診察を受けます。
ちなみに、今回明良が受けた某クリニックにおける大まかな性病治療の流れは次の通り。
- 専門医によるカウンセリング。感染症の原因と罹患の状況を正確に把握します。
- 経験豊富で、泌尿器治療のプロフェッショナルである専門医が検査と治療結果を分析。
- 検査結果をもとにした主治医による治療内容の説明。
- 点滴と服薬を行い抗生剤による治療開始。
- アフターケアとフォローアップ。
童貞喪失で淋菌性尿道炎!
明良の場合、クリニックを訪ねた時点でペニスから膿と血尿が大量に滲み出ており、感染症はかなり進行していました。そこで何より痛みと症状を和らげるため、点滴と服薬による抗生剤治療がすぐさま始められたのです。
検査の結果、明良は「淋菌性尿道炎」に感染していました。風俗嬢と避妊具を使用せずセックスしたのが原因です。性感染症の中でも、割と簡単に感染する性病の一種です。
オシッコをする度、尿道に灼熱感を感じ、先端から膿がわいて、ブリーフを汚すのがこの感染症の主な特徴の一つ。よりによって童貞喪失で性病感染するとは、実に不運なお話です。コンドームは性病回避の必需品!
生ハメは「性病感染」危険大!
明良が感染した「淋菌性尿道炎」は、その後2週間抗生剤を服用したおかげで、ほぼ完治します。再検査の当日、主治医からオシッコの中の病原菌が完全に消滅していることを告げられ、明良はほっと肩をなで下ろしました。そんな明良にも、たったひとつだけ合点が行かないことが残っています。
確かにあの晩、同行した悪友イサムも同じ時刻、同じ屋根の下で別の女性と全裸で生ハメしたはずです。なのにイサムは幸運にも性病に感染せずに済んでます。それはイサムの相手が単に性病に感染していなかったのが理由です。
明良にとってはなんとも不運な巡り合わせですが、それはあくまで単なる偶然に過ぎません。避妊具を使わずにセックスしたこと自体が、あまりに無謀すぎる行為。花街で春をひさぐ女性達と、コンドームを装着しないで「生ハメ」するなど、危険極まりないことなのです。
コンドームは性交の必需品
性病が寛解した明良も、ようやくほっとひと安心。けれど、性病の張本人であるイサムはそんなことなぞ全く知りません。今でもイサムはいたって健康で、感染症の心配などまるでどこ吹く風。しかも性病に感染していないことを良いことに、懲りないイサムは今夜も妹結衣と「生ハメデート」。
片や実の兄明良はといえば、ほんの少しの油断から性病に感染し、ペニスの先端は灼熱感と大量の膿でだだ漏れです。さらに、イサムと出かけたあの晩は、生まれて初めて女性と交わり、一生の思い出となったはずの童貞喪失の日。
記念すべきその当日に、まさかコンドームを使わなかったことで、あんなに苦痛に充ち満ちた性病をもらってくるなんて。自分はなんという運の無い間抜けもの!?明良がそう感じたかどうは、今でも定かではありません。ただ彼が、花街で学んだほろ苦い「生ハメの教訓」を、今更ながらつくづく噛みしめていたのだけは確かです。遠い日の明良に限らず、感染症を回避してくれるコンドームは、セックスの「必需品」と言えるでしょう。