新着情報
news & topics
アモーレクリニック HOME | 性病に関する記事 | こんな症状が出たら性病の疑いアリ!性病に感染したときによく見られる初期症状をチェック
- 2025.03.30
-
こんな症状が出たら性病の疑いアリ!性病に感染したときによく見られる初期症状をチェック
どんな病気も、いきなり激しい症状が出て、人間の身体に悪影響を及ばすことは、多くはありません。
それは性病に感染した場合も、同じことが言えます。
ほとんどの場合、激しい症状が出る前に「初期症状」と呼ばれる症状が出て、そのまま放置しておくと徐々に悪化し、激しい症状を引き起こすことがほとんどです。
つまり性病の初期症状についての知識を持っておけば、それらしき症状が出たときに早めに専門クリニックで検査・治療を受け、早めに対処することが可能になります。
性病は早めに治療しないと、痛みなどでツラい思いをするだけではありません。
性病の症状が進行することで、将来的に不妊などの原因となったり、命を失う危険があったりと、人生に大きな影響を与える可能性もあります。
この記事では、性病の際によく見られる初期症状と、性病別にどのような初期症状が出るのかについてご紹介しますので、もし思い当たる症状があったら、すぐに専門クリニックの検査を受けてみてください。
性病に感染した際によく見られる初期症状は?
性病に感染した際には、ほとんどの場合でなにかしらの初期症状が起きます。
多くの場合、性病は性器を中心に感染するため、性器に症状が出るケースがほとんどです。
むしろ性器に症状が出るケースが多いため、性病に感染した可能性が頭をよぎっても、恥ずかしくて専門クリニックに検査を受けに行けない、なんてパターンも考えられます。
しかし性病は放置しておいて完治することはないため、症状をチェックした結果、性病の可能性が頭に浮かんだら、すぐにでも検査を受け、治療するべきでしょう。
代表的な初期症状をご紹介しますので、チェックしてみてください。
尿道から膿や分泌液が出る
性病に感染した際に多く見られる初期症状が、尿道から膿や分泌液が出ることです。
膿の場合は白っぽかったり、若干黄色味を帯びていたりと色がおかしい場合や、ドロドロ、ネバネバした液体である場合が多く、明らかに「なにか変なものが尿道から出ている」と気付きやすいため、異常を感じやすくなります。
ただし膿のなかでも、透明でサラサラしたタイプの粘液状のものが出ている場合などは、あまり大きな異常とは思えずにそのまま放置して、性病が悪化してしまうパターンも多くなります。
透明な粘液であっても、パンツについたものが乾燥してカピカピした状態になる場合などは、なにかしらの異常が起きている、と考えたほうが良いでしょう。
また尿道から膿が出ている場合は、性器周辺で普段とは少し違ったニオイがする場合もあるため、そこで違和感に気付く方も多いようです。
排尿時に尿道に痛みや違和感がある
男性の場合、多くの細菌は尿道口から尿道内に入り、そこで繁殖して性病を引き起こすケースが多くなります。
そのため、尿道内に炎症が起き、排尿時に痛みや違和感が出るケースが多いのです。
しかしこの痛みや違和感も、性病の種類や感染した人によって、大きな差があります。
排尿のたびに、尿道内に焼けつくような激痛を感じる、なんて場合はツラくてすぐに専門クリニックで診察してもらう方も多いでしょうが、ちょっと沁みる感じがする、軽くムズムズした痒みがある、なんて場合には、つい放置してしまいがちです。
軽い痛みでも長引いて、なかなか良くならない場合は、性病を疑うのもアリでしょう。
性器が腫れたりイボやできものができたりする
性病に感染した場合、性器自体が腫れたり、陰茎や亀頭にイボやできものができたりするのも、初期症状のひとつです。
性器そのものが大きく腫れあがる、なんてケースは多くはありませんが、尿道口が赤く腫れるなどの場合は、性病の可能性を考えたほうが良いでしょう。
性器の腫れではなく、太ももの付け根のリンパ節が腫れた場合は、性病の初期症状を疑うべきです。
また性器にイボやできものができた場合、それらのイボやできもの自体が痛む場合と、痛さやかゆさなどがまったくない場合があります。
性器にイボやできものができても、痛みなどがなければつい放置してしまいがちなのが実際のところ。
放置しているうちにイボやできものが消えてしまう場合もあり、そんなときは「治った」と思い込んでしまって、わざわざ専門クリニックでチェックしてもらおう、と考える方はまずいないでしょう。
それが性病の悪化につながることがあるので、性器になにかしらのイボやできものができた場合は、痛みの有無などはともかくとして専門クリニックで診察してもらうべきです。
喉の痛みや腫れなど
性病による喉の痛みや腫れは、喉の粘膜に性病が感染したケースに起こる、と考えられがちです。
たしかに喉の粘膜に性病が感染すると、これらの喉の痛みや腫れが起こるものですが、喉ではなく性器周辺へ性病が感染した場合でも、喉の痛みや腫れといった初期症状が起こるケースがあります。
多くの性病は、性器に感染した場合に喉の痛みや腫れを引き起こす可能性は低いのですが、喉の痛みや腫れ、違和感といった症状が風邪薬を飲んでも改善されず、想像以上に長引く場合は、性病を疑うのも判断としては間違っていません。
全身に現れる斑点や円形のアザ
これら、全身に斑点や円形のアザが現れる場合も、性病の種類によって見られる初期症状です。
これらの斑点や円形のアザは、痛みやかゆみといった症状を伴わないケースが多く、さらに数日、長くても数週間程度で消えてしまうケースが多いため、これが「性病の初期症状である」と想像もできない方も多いでしょう。
ただしこれらの斑点や円形のアザが消え去ったとしても、残念ながらその原因が性病への感染出会った場合は、自然治癒したわけではありません。
そのまま体内で、静かに性病は進行していきますので、原因不明の斑点や円形のアザが身体に現れた場合は、専門クリニックで性病の検査を受けてください。
女性が性病に感染した場合に見られる初期症状
男性と女性では身体の作り自体が異なるため、性病の初期症状としても女性特有の症状が現れます。
当然ながら、性行為の相手が性病に感染していた場合、自分が感染する可能性も出てきますので、女性特有の性病の初期症状についても知っておくべきでしょう。
もしも性行為の際に「怪しい」と感じたら、コンドームを着用するなど、自分の身体を守るための予防策を講じるようにしてください。
おりものに異常が見られる
女性が性病に感染している場合、おりものに異常が出るケースが多く見られます。
おりものとは、子宮や腟から分泌される、粘度の高い液体のことです。
子宮や腟からの老廃物や、古い細胞などが混ざり合ったものがおりものであるため、女性の体調や健康状態によって量や色、ニオイが変わることもあります。
そのため、単純に「おりものが出ている」のが、性病に感染している証拠とはなりませんので、その点は注意しましょう。
それでは、性病によって生じる「おりものの異常」とは、具体的にどういったものなのでしょうか。
たとえば泡立っていたり、黄色っぽさや黄緑色っぽさがある膿のようなおりものだったり、思わず鼻をつまみたくなるようなひどいニオイだったり、といった場合は、性病の感染による初期症状によるものの可能性が高いです。
「お風呂に入ったのに、アソコから変なニオイがする」なんてシチュエーションに出会ったら、そっとコンドームを着用して外さないようにすることをオススメします。
下腹部の痛みや性交痛
性病に感染している女性の場合、下腹部に鈍い痛みがあったり、性交の際に痛みを感じたり、といった症状が出るケースがあります。
女性の場合は、腟内で性病の原因となる細菌やウイルスが繁殖し、腟内や子宮内で炎症を起こしている可能性があるため、性交によって痛みを感じてしまうのです。
また性交中に限らず、日頃から下腹部の重さや痛みを感じている女性は、性病によって腟や子宮がダメージを受けているためであるかもしれません。
こういった点は、普段から生活を共にしている場合ならばともかく、ナンパなどで一夜の関係を持つ場合には、非常にわかりにくい部分です。
もしなにもしていないのに下腹部の痛みを訴える、性交中に妙に痛がる、などといった反応が見られる場合は、相手の女性の性病感染を疑ったほうが良いでしょう。
病気別に見る性病の初期症状
性病の初期症状には、さまざまなものがあります。
そもそも性病自体、さまざまな種類がありますので、病気によってどのような初期症状が起こるのかも違うものです。
そのため、初期症状からある程度、どのような性病に感染しているのかの可能性を絞れる、と言えるでしょう。
この項目では、性病の種類によってどのような初期症状が出るのかをご紹介します。
心当たりのある症状が見つかったら、性病への感染の可能性を考えて専門クリニックでの検査・治療を受けましょう。
クラミジア
クラミジアは、非常に感染力が高く、日本だけでなく世界中で感染者が激増している性病です。
また人によってはほとんど症状が出ないケースも見られ、そのため感染者が感染していることに気付かず、他人に感染を広めてしまう、というケースも多いのが厄介な部分と言えます。
クラミジアの初期症状としては「尿道の痒みや不快感」「尿道からの分泌物」「排尿時の痛み」といったものが挙げられます。
しかし先ほどもご紹介したとおり、これらの症状は非常に軽かったり、人によってはまったく出なかったり、といったケースも見られるため、初期症状だけでクラミジアに感染していることに気付くのはなかなか難しいのが実際のところです。
淋病
淋病は性病としては非常にメジャーな存在ですが、男性と違って女性に感染した場合、ほとんど症状が出ないか、出ても軽い症状で済んでしまうケースが多いのが特徴です。
そのため女性は淋病に感染してもその事実に気付かず、そのまま男性と無防備に性行為をして感染を広げてしまう可能性があります。
男性が淋病に感染した場合は、初期症状としては「尿道からの白っぽい膿の排出」「排尿時の尿道の痛み」「尿道口が赤く腫れる」といったものが代表的です。
初期症状の段階からかなり症状がひどく、排尿時に激痛が走ったり、尿道から膿がパンツを濡らすほど流れ出たり、といったケースも見られます。
ある意味、男性にとって激しい症状が出る場合は、非常に感染がわかりやすい性病、と言えるでしょう。
ただし男性の場合も、淋病の症状がまったく出ないケースもあるため、油断は禁物です。
性器ヘルペス
性器ヘルペスは、非常に感染力の高いウイルスです。
小さな水膨れを大量に発生させ、その水膨れがつぶれるとそこに触れた相手に感染するほどです。
また一度感染してしまうと、そのまま一生体内にウイルスが残り続けてしまうのも、性器ヘルペスの特徴です。
性器ヘルペスの特徴としては「性器に小さな水膨れができる」「太ももの付け根のリンパ節が腫れる」「倦怠感や発熱・頭痛が起こる」などの初期症状が見られます。
とくに大人になってから初感染した場合は、これらの症状が非常に重く、治るまで数週間かかるケースも。
水膨れなどが発生するため、感染に気付きやすいのがある意味メリットと言えますが、一度感染するとそのまま一生付き合っていかなければならない病気であることを考えると、できればあまり感染したくない性病、と言えるでしょう。
梅毒
梅毒は、一時期感染者が激減した性病ですが、2021年頃から再び感染者が急増している点で問題視されています。
また一度感染すると、第1期から第4期まで分けて症状が出る点、第1期から第4期に至るまで非常に長い年月を必要とする点、などが梅毒の特徴です。
このうち、初期症状と呼ばれるのは「第1期」の症状となります。
具体的には「感染箇所(性器なら性器)へのしこりや炎症の発生」「リンパ節の腫れ」などの症状です。
これらの症状は、出てから1ヶ月程度で消えることが多く、この時点で専門クリニックで検査・治療を受ける方は多くありません。
このあと、数か月すると全身に「バラ疹」と呼ばれる斑点状のアザができるため、その時点で異常を察して専門クリニックに駆け込むパターンがほとんどとなります。
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)
HIVは、感染するとAIDS(後天性免疫不全症候群)を発症させることで知られるウイルスです。
ただし現在ではHIVに感染してもAIDSの発症を抑える治療法なども確立されており、HIVに感染=AIDS発症、とは一概に言えなくなってきています。
HIVに感染すると、初期症状として「発熱」「喉の痛み」「全身の倦怠感」「筋肉痛・関節痛」「リンパ節の腫れ」などの症状が起こります。
風邪の諸症状と酷似しているため、これらの症状が出たからと言ってHIVへの感染を疑える人間は、ほとんどいないでしょう。
これらの症状は、発症してから数週間で消えてしまうのが特徴です。
そしてその後は数年から数十年単位、HIVは体内に潜伏し続けるため、血液検査などを受けないと感染に気付けない危険は存在する、と言えます。
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス6型、11型といったウイルスに感染することで引き起こされる性病です。
初期症状としては「亀頭の先端や包皮の内側、陰嚢、尿道、肛門などにイボができる」という点があります。
そもそも尖圭コンジローマとは、性器周辺のやわらかい粘膜周辺に先が尖ったイボや、鶏のトサカのような形をしたイボができる性病ですので、初期症状が出た時点でほぼ発症が確定している病気です。
そういった意味では発症が非常にわかりやすい性病、と言えますね。
マイコプラズマ・ウレアプラズマ
マイコプラズマ・ウレアプラズマは、クラミジアや淋病などと同じく高い感染率をほこり、10年以上前からメジャーな存在となってきた性病です。
よく病気で「マイコプラズマ肺炎」というものが聞かれますが、性病のマイコプラズマと肺炎を引き起こすマイコプラズマは別なので、注意しましょう。
マイコプラズマ・ウレアプラズマに感染すると起こる初期症状は「尿道からの分泌物」「排尿時の違和感」など、クラミジアの初期症状とよく似ています。
症状自体が出ない、軽いケースも多く、マイコプラズマ・ウレアプラズマも初期症状だけで感染に気付くのは難しい性病と言えるでしょう。
性病の感染から初期症状が出るまでの潜伏期間
性病に感染してから初期症状が出るまでには、潜伏期間が存在します。
そのため各性病の潜伏期間をちゃんと把握していれば、どの相手との性行為が性病に感染する原因となったのか、ある程度予測が可能です。
同じ過ちを犯さないように、原因と考えられる相手との性交渉は、そのあとは避けるようにするなどの対策を取りましょう。
具体的な性病の潜伏期間は、次のようになります。
- クラミジア 1週間から3週間程度
- 淋病 2日間から7日間程度
- 性器ヘルペス 2日間から10日間程度
- 梅毒 3週間から6週間程度
- HIV 2週間から4週間程度
- 尖圭コンジローマ 3週間から8か月程度
- マイコプラズマ・ウレアプラズマ 1週間から5週間程度
感染してから早めに初期症状が出る性病もあれば、意外と潜伏期間が長い性病もあります。
潜伏期間が長くなれば長くなるほど、性行為と性病感染が結びつきにくくなるため、感染の原因がわかりにくくなり、性病感染の可能性も頭に浮かばなくなる点が難しい点です。
もし怪しい症状が出ている場合は、たとえその症状が消えたとしても念のため専門クリニックで性病の検査を受けておくと、より安心して日常を過ごせるようになるでしょう。
まとめ
性病に感染した際の初期症状は、どの性病に感染したかによって違ってきます。
また潜伏期間も性病の種類によって異なり、性病によっては感染からかなり時間が経過してから初期症状が出るケースもあるため、感染のタイミングなどがわかりにくい点に注意が必要です。
さらに問題なのが、初期症状は軽い場合やまったく症状が出ない場合、さらには風邪などの症状と似ていて、性病の初期症状だと気付きにくいケースがある点。
おそらく初期症状だけで「性病に感染した」と判断するのは、尖圭コンジローマや性器ヘルペスといった「見た目でわかりやすい性病」以外に感染した場合は難しい、と言えるでしょう。
そこで大切になってくるのが、専門クリニックでの定期的な性病検査になります。
とくに複数の相手と性行為をする方の場合は、どこでどんな性病に感染しているかわかりませんので、定期的に性病検査を受けて自分が性病に感染していないかをチェックするのが非常に大事、と言えるでしょう。
HIVや梅毒など、一度初期症状が出るとなかなか感染に気付くのが難しい性病も存在するため、自分の健康のためにも定期的な性病検査は大切。
ぜひ「アモーレクリニック」のような専門クリニックで、定期的な性病検査を受けるようにしてください。