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- 2024.04.16
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梅毒の菌|梅毒トレポネ−マの症状と予防法について
梅毒という菌は「梅毒トレポネーマ」と呼ばれています。
細菌の一種で、主に性行為が主な感染経路です。梅毒は体内でしか生息できず、体外に出ると死滅してしまうため、感染経路は性行為と限定されています。梅毒という菌の特徴や症状、予防法について詳しく解説しますので、本記事を最後までご覧ください。
梅毒の菌とは?病原体の梅毒トレポネ−マについて
梅毒の菌は「梅毒トレポネーマ」です。
梅毒トレポネーマの特徴や性質について詳しく解説します。梅毒は細菌の一種で、体内でのみ生息できる非常に弱い菌です。しかし、体内で増殖するとさまざまな症状を引き起こし、死亡のリスクを持つ恐ろしい菌なので、感染予防はとても大切です。
細菌の一種で性行為が主な感染経路
梅毒は細菌の一種で、梅毒トレポネーマという病原体に感染することで発症します。
梅毒の主な感染経路は性行為だと言われています。セックス・オーラルセックス・アナルセックスで粘膜と粘膜の接触することで感染し、キスでも感染の可能性があることが報告されているので、注意しましょう。
梅毒は体内でしか生存できない
梅毒は体内でしか生存できない弱い細菌です。
そのため飛沫感染や空気感染はありえません。銭湯の風呂椅子やトイレの便座から感染することもないため、それらのリスクを考慮する必要はないと考えられています。性行為で感染しますが、無症状の期間もあるため、感染に自覚しにくい性病だとも知られています。
細菌のため抗生物質の治療が効果的
梅毒の病原体は細菌です。
なので、細菌に対して効果的な抗生物質(抗菌薬)で治療されます。ペニシリンなどの抗生物質を服用することで、体内の細菌を死滅させます。そして、治療期間は早期発見・早期治療であるほど、治療期間が短くなる傾向にあるので、早急な受診が大切です。
梅毒という菌の怖さ|4期に渡って症状を引き起こす
梅毒という菌は、症状を4期に渡って引き起こします。
梅毒は症状が現れても、一定期間で症状が消えます。なので、自然治癒したと勘違いしやすいですが、体内の梅毒の菌は残ったままで、その後も症状は進行するので、注意しましょう。梅毒の1〜4期までの症状について詳しく解説します。
1期|唇に出来物が現れる
梅毒に感染すると、初期症状で唇に出来物が現れます。
その出来物はニキビや帯状疱疹、口唇ヘルペスとよく似ており、数週間で自然に消滅することがわかっている。そのため、唇の出来物が自然治癒したと勘違いしやすい。実際に、1期の症状の段階では、梅毒の感染に気づかずに放置してしまう方も多いです。
2期|赤い発疹が現れる
唇の出来物が消え、数か月を目安に赤い発疹が現れます。
梅毒の特徴的な症状で、症状は数か月も続くことがある。多くの方が2期の症状で皮膚科などを受診するようです。梅毒の菌は抗生物質で比較的簡単に治せます。手のひらや足の裏などの身体の一部に赤い発疹が現れたら、梅毒感染を疑いましょう。
3期|全身の炎症が進行する
梅毒の赤い発疹を放置すると、全身の炎症が進行します。
しかも、3期の症状は「感染から2〜3年」と長い期間を経て症状が現れるので、無症状の期間が非常に長いとわかります。全身の炎症が進行すると、ゴム種という腫瘍が身体の一部に出来るのも、梅毒菌が引き起こす特徴的な症状です。
4期|脳や心臓に病変が起こる
末期梅毒は、血管や神経に深刻な損傷を与えます。
実際に、梅毒の菌を10年以上も放置すると、脳や心臓に病変が起こります。現代では、梅毒を数年〜数十年も放置するケースは稀ですが、リスクは知っておきましょう。ほかにも末期梅毒は、認知症や失明につながることも報告されています。
梅毒の菌から身体を守る予防法とは
梅毒の菌から身体を守るためには、どのような予防法が効果的か。
梅毒の感染の予防法は、コンドームの着用や不特定多数との性行為を避けることです。ほかにも、セックス以外にキスでの感染もあり得るので、注意しましょう。これらの予防法を行うことで、梅毒の感染率を下げることが可能になります。
コンドームの着用は感染率を下げる
梅毒対策として効果的なのは、コンドームの着用です。
梅毒の菌は粘膜と粘膜の接触によって感染します。梅毒トレポネーマの感染リスクを大幅に下げることができます。しかし、コンドームの着用で100%防げるわけではありませんので、定期的な性病検査やクリニックの受診は大切です。
不特定多数との性行為は感染リスクを高める
不特定多数との性行為は、梅毒の菌を含む多くの性病の感染リスクを高めます。
もちろん、特定の方との性行為にリスクがないわけではありません。しかし、性病の感染は性的パートナーのカズが多いほど、リスクが高まる傾向にあります。性病検査やコンドームの着用などは性病感染リスクを下げる効果的な方法です。
キスでも感染する可能性はあります
梅毒の菌は、キスでも感染する可能性があります。
口内の組織も粘膜です。そのため、キスによって梅毒の菌が侵入するリスクはあります。ほかにも、オーラルセックスではコンドームを着用しない傾向にあるので、感染リスクが高いと言えるでしょう。完璧に防ぐことは難しいので、日々の症状のチェックが非常に大切です。
まとめ
梅毒の菌は梅毒トレポネーマと呼ばれており、性行為で感染する。
1〜4期に渡って、段階的に症状を引き起こし、後遺症や死亡のリスクを持っています。梅毒の菌から身体を守るには、コンドームの着用や不特定多数との性行為を控えることです。それらに気を付けて、日常生活を送ることで、梅毒の不安がない日々が送れることでしょう。
当院では、梅毒を含む数十種類の性病検査を行っています。
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本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています。