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アモーレクリニック HOME性病に関する記事 | 性病検査は定期的に実施してます!?そんな宣伝信じてはいけません

2021.09.23
性病検査は定期的に実施してます!?そんな宣伝信じてはいけません

※これは架空の話で実在の人物・団体とは一切関係ありません。股間にすがりつくのは風俗嬢風俗店にしょっちゅう足を運んでいる男性なら、必ずと言っていいほど「コンパニオンは毎月定期的に性病検査を実施しているのでご安心を!」などというお店の「無責任な宣伝」を目にしたことはありませんか?しかも、哀しいことに、これまで性病に感染して一度でも「痛い思い」を経験したことがある男性でも、それが全くのデタラメであると気付きながら、ついつい信じてしまいます。

 

 

これからご紹介するエピソードも、「性病検査は万全」などというあり得ない作り話をひたすら信じ続け、夜の町を闊歩していた中年男のお話です。彼の名は沢中昇。団体職員の中間管理職として働く彼は45歳。恋愛結婚で一緒になった妻景子はひとつ年下の44歳。二人の子供が成長した現在でも、夫婦は親しみを込めて共に「ノブちゃん」「ケイちゃん」と呼び合うほどラブラブの仲。

 

 

そんな昇でしたが、実は大の風俗好き。隣町にある繁華街に夜な夜な繰り出しては、危ない「性サービス」を満喫していました。けれど、妻子持ちゆえ、性病だけには細心の注意を払っていました。そんな中、昇はついつい例の「安全安心」のうたい文句を信じ込み、うっかり「トリコモナス」に感染してしまいます。結局彼は、トリコモナスを妻景子にも夫婦内感染させてしまったことで、ひと騒動が起きます。性病感染と風俗店の内部事情にまつわるあるハプニングを、これからみなさんにご紹介します。

 

 

性病検査を定期的に行う意味とは

性病検査はコンパニオンの自前

風俗嬢にチップを渡す男性客ご存知かもしれませんが、よほど良心的で経営が順調なお店で無い限り、コンパニオンが行っている「性病検査」の費用一切は自前です。さらに、一応検査を終えて、性病に感染していないことが分かっても、診断書を書いてもらうにはまた別途に料金がかさみます。そんな費用を、こんな不景気極まりない時代に肩代わりしてくれるお店など、一体どれだけあるのでしょう。

 

 

あるお店で働く女性の申し出に寄ると、マネージャーに対して「検査の結果は問題なし」とだけ告げれば、双方に暗黙の了解がなされ、証明書の提示や検査先の病院名など一切聞かれることなどないとか。そうでもしなければ、安い給与で働く女性を獲得することなどできません。お店側も、コンパニオンの苦しい懐事情はもちろん知っており、深い詮索など端からしません。それでも「性病検査は万全」、そんなキャッチフレーズを風俗店は毎日掲げて、「ネギをしょったカモ」を待ち構えているわけです。

 

 

まさしくそのカモが、団体職員の係長沢中昇です。自宅には愛する妻景子とふたりの子供が、彼の帰宅を待ち侘びていました。ところが、下半身から湧き上がる耐えがたい欲望は、愛妻家のモラルをはるかに凌いでしまいます。同僚と連れだっては、隣町にある花街へと頻繁に繰り出し、濃厚なサービスを満喫するのが何より大好き。そんな昇が、新規に開拓したお店こそファッションヘルス「スッキリ」でした。

 

 

毎月必ず検査はしても性病に感染

ケバケバしいネオンに彩られたお店の看板には、これ見よがしに「コンパニオンは全員定期的に性病検査を受けています」、の証明書がバーンと掲げられています。すでに一次会でほろ酔い気分の昇たち一行は、看板の内容など全くのデタラメであることなどもとより承知。それでも、噂では交渉次第で「本番行為」が可能と評判が漏れ伝わるこの「スッキリ」を訪れたわけです。

 

 

お店のメニューでは、原則として「手こき」と「ゴムフェラ」が基本。コンドームを装着しないで「生フェラ」を強要したり、ましてや「本番行為」を無理強いすることなどできません。ところが、蛇の道はへび。すべてはコンパニオンとの交渉次第です。気に入った女の子が接待してくれるなら、ゴムフェラなどで満足できるはずがありません。従って、昇はいつも通りざっくばらんに、傍らに侍る20代前半とおぼしきコンパニオンに交渉してみました。

 

 

「性病検査って毎月してるの?」

 

 

そんな無粋な質問にも、ヘルス嬢は嫌な顔ひとつせず、「もちろんよー、だから生でも安心よ!」と明るく回答。しからばと、「生フェラ」ではなく「生本番」の料金を、昇はストレートに耳元で囁きました。暗がりの中、コンパニオンが差し出した指1本の意味を了解した彼は、財布からピン札を取り出すと、彼女の胸元にグニュッとねじ込みます。

 

 

それからおよそ30分後、お店の名前通り、下半身をスッキリさせた係長一行は、タクシーに乗り込み家路をたどりました。ちょうどその頃、ヘルス店のトイレで陰部を洗浄している例のコンパニオンは、昇をふと思い出し、ひそかに呟きます。

 

 

「毎月検査しているなんて、そんなの嘘に決まってるでしょ!!しかも、検査したって、その直ぐ後に、こんな風に生でしたら、たちまち性病に感染しちゃうのも分からないの?」

 

 

宣伝を信じてうっかり性病感染

宣伝を信じてうっかり夫婦内感染

ペニスに違和感を感じ男性は苦しむさて、昇の男性器に軽い異変が生じたのは、ファッションヘルス「スッキリ」で生本番を楽しんでから、ちょうど10日ほど過ぎた頃のことです。オシッコをする際に軽い排尿痛を感じた彼は、ブリーフの内側にも黄色い膿とおぼしき分泌物が、少量付着していることに気付きます。これまで、すでにクラミジア淋菌性尿道炎の「灼熱感」を味わった経験を持つ彼には、初めのうち性病に感染しているなどと考えも及びません。昇は、ペニスが軽い炎症でも起こしているのだろうと高をくくっていたようです。

 

 

ところが、夫以上に、妻は深刻なトラブルに見舞われていました。この数日、景子は泡状の黄緑色したオリモノと、膣口周辺の猛烈なかゆみに苦しめられていたのです。しかも、クロッチに付着した汚れた分泌物は強烈な悪臭を放ち、脱いだショーツに鼻を近づけただけで顔を背けたくなるほどの臭さ。洗濯機の前で、怪訝な顔を浮かべている妻の姿を、昇はたまたま見かけ、その理由を尋ねます。事情を聞いた夫は、妻の手を引きながらすぐに寝室に向かうと、内鍵をかけてカーテンを引きました。

 

 

下半身丸裸になった景子の股間に顔を寄せた夫は、赤く腫れあがっている景子の外陰部に驚きを隠せません。ところが、それ以上に昇がびっくりしたのは、その悪臭です。思わず顔を背ける夫の姿に、両手で顔を覆っていた景子も愕然とします。実の所、景子の女性器は「トリコモナス膣炎」を発症していたのです。しかも、その原因を作ったのは、ファッションヘルスで生ハメをした自分自身であることを、昇はその時直感しました。

 

 

感染した性病は夫婦そろって治療

専門医の助言を聞く男性患者妻景子のヴァギナの異変を目の当たりにして、昇はすぐに性病治療専門病院に駆け込みました。完全予約制ながら、その日の内に診察は行われ、カウンセリングと共にいくつかの検査が行われます。その結果、昇は予想通り「トリコモナス」に感染していることが判明します。感染した原因は、ファッションヘルスで生ハメしたことに間違いありません。しかも、その翌日、安全日だという景子ともコンドームを装着せず、しかも「中出し」に及んでいたのです。

 

 

落ち込む昇を見て、担当医は穏やかな表情で、今後の対応について次の通りアドバイスを始めます。

 

 

今後の対応とトリコモナス治療

 

  1. 今後の対応
    昇の感染した経緯や、その翌日の夫婦生活の内容(生ハメ・中出し)と女性器の症状から、奥様はトリコモナス膣炎を発症していることは間違いない。事情を正直に話して、すぐに専門病院か婦人科で性病治療を行うべき。
  2. トリコモナス治療
    いったん治療して寛解しても、夫婦いずれかが感染しているならば、トリコモナスは再感染してしまう。夫婦同時に治療し、二人とも完全に治るまでは、性行為は絶対に慎む。夫婦共に10日間程度、薬剤を内服して治療を行う。

 

 

担当医が処方してくれた内服薬を携え、昇は重い足取りで家路をたどります。下半身の炎症や排尿痛に悩まされている妻に何と言えば良いのか、彼は途方に暮れました。けれど、全ては自分でまいた種。覚悟を決め、昇は正座して、頭を擦り付けながら、すべて正直に打ち明けました。

 

 

その結果はみなさんの予想通り。リビング中に放り投げられた食器や家財道具で、彼の周りは阿鼻叫喚の有り様です。昇はしたたか顔を殴られたせいで、目の下には今でもあざが残るほど。当然のように、愛妻景子とふたりの子供は、その日の内に荷物をまとめ実家に戻ってしまいました。その後彼女が、かかりつけの婦人科で、自らトリコモナス治療を行っていることを、後日義母が電話で教えてくれます。

 

 

さて、みなさんも彼のように風俗遊びをこよなく愛するなら、お店のうたい文句に安心してはいけません。毎月定期的に検査をしているなんて、誰が証明してくれるのでしょう?しかも、きちんと検査を行っても、その直後に性病に感染してしまったら、元も子もないのです。くれぐれも風俗遊びにはご注意下さい。そして、もしも体に異変が生じたら、迷わず性病治療の専門病院を訪ねて下さいね。

 

 

 

 

性病治療について、さらに詳細が知りたい方はこちらへ
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